「100分de名著」の見逃し動画は、U-NEXTで配信中です!
NHK教養番組「100分de名著」を見逃した方には、動画配信サービス「U-NEXT(ユーネクスト)」をおすすめします。新規の登録から31日間は無料体験できるうえに、新規登録時にもらえるU-NEXTポイントを使って「まるごと見放題パック」に入れば、実質的に無料でNHKの人気番組が見放題となります。また、NHK番組以外にもドラマやアニメ、映画、バラエティー、ドキュメンタリー番組、音楽ライブ、スポーツがたっぷり楽しめます。U-NEXTはスマホ・タブレット・パソコン等のデバイスで楽しめます!
U-NEXTの31日間無料トライアルで「まるごと見放題パック」に入れば、
NHKオンデマンド作品が全て見放題の無料体験ができます!
難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解く番組
「100分de名著」の過去400本以上の番組がU-NEXTで配信中です!
↓ ↓ ↓
.
また、U-NEXTの31日間無料トライアルでは、270,000本以上の
見放題作品を全て無料で視聴できます!
無料体験期間中に解約しても、料金はかかりません!
U-NEXTの新規登録はコチラからどうぞ!
↓ ↓ ↓
ただし、31日間の無料体験期間を経過すると有料となりますのでご留意ください。解約手続きは、簡単にできます。
「100分de名著」ってどんな番組?
放送 毎週月曜日 午後10時25分~10時50分[Eテレ]
一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていきます。
プレゼン上手なゲストによるわかりやすい解説に加え、アニメーション、紙芝居、コントなどなど、あの手この手の演出を駆使して、奥深い“名著”の世界に迫ります。案内役は、タレントの伊集院光さんと、安部みちこアナウンサー。偉大な先人の教えから、困難な時代を生き延びるためのヒントを探っていきます!
NHKテキスト
この番組のテキストはNHK出版より、毎月、前月の25日に発行される予定です。
三島由紀夫『金閣寺』 2021年5月 (100分de名著) [ 平野 啓一郎 ]
三島由紀夫『金閣寺』 2021年5月 (100分 de 名著) [ 平野 啓一郎 ]
若き学僧は、破滅を夢見て金閣に火をつけたーー。実際に起きた事件に材を取り、三島が自身の戦中体験を重ねあわせて書き上げた『金閣寺』は、まぎれもなく日本近代文学の最高峰。なぜ金閣でなければならないのか。美を破壊する行為が意味するものとは。作家・平野啓一郎が、三島ならではの文学表現を味わいながら、大胆かつ精緻に作品の深層へと迫る。
「100分de名著」の再放送・見逃し動画配信は?
再放送
毎週水曜日 午前5時30分~5時55分、午後0時~0時25分[Eテレ]
見逃し動画配信
1.放送から1週間以内なら「NHKプラス」で視聴!
「NHKプラス」は、NHKの地上波放送の番組をインターネットで視聴できる無料の動画配信サービスです。放送中の番組を視聴できる「常時同時配信」と、放送後の番組を視聴できる「見逃し番組配信」があります。ただし、見逃し番組配信は放送日から1週間となります。
2.放送日の翌日から「NHKオンデマンド」や「U-NEXT」でも視聴できます!
「100分de名著」の見逃し動画は、NHKオンデマンドやユーネクストで放送日の翌日から配信されています。
NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。
そこで、私が利用しているのがユーネクストです。このユーネクストは、いろんな放送局の番組や映画などの動画を配信しているんです。NHKとも提携しているので、毎月付与されるU-NEXTポイント1,200円(初回の31日間無料体験では600円。ただし、このページのリンクから登録すれば1,000円)を使ってNHKオンデマンドの「まるごと見放題パック」を購入することができるんです。
まずは、31日間無料トライアルの申込みでお試しください!
無料体験期間中に解約しても、料金はかかりません!
↓↓↓↓↓
31日間の無料体験期間を経過すると有料となりますのでご留意ください。解約手続きは、簡単にできます。
なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。
(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2021年4月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
100分de名著 「金閣寺」三島由紀夫
放送 2021年5月3日(月)から毎週月曜日 午後10時25分〜[Eテレ]
三島由紀夫の「金閣寺」を新たな角度で読み解く!
三島由紀夫「金閣寺」は、1950年7月に実際に起こった「金閣寺放火事件」を素材にして創作された、戦後文学の最高傑作とも称される作品です。戯曲化や映画化も果たし、今も、国内外で数多くの作家や研究者、クリエイターたちが言及し続けるなど、現代の私たちに「人間とは何か」「美とは何か」を問い続けています。番組では、戦後日本文学の代表者ともいえる三島由紀夫(1925-1970)の生涯にも触れながら、代表作「金閣寺」に三島がこめたものを紐解いていきます。
舞台は戦前から終戦直後の京都府。成生岬にある貧しい僧侶の家で生まれた溝口は、幼い頃から吃音に悩まされる感受性の強い少年。父親から「金閣寺ほど美しいものは地上にはない」と聞かされ続け、美しい景色をみては金閣寺への憧憬をつのららせて、いつしか自らの劣等感を忘れさせてくれる存在に。やがて金閣寺の徒弟となり得度した溝口は、戦争の中で金閣寺とともに滅んでいくことを夢みるようになりました。しかし敗戦が、溝口と金閣寺の関係を決定的に変えてしまいました。戦時中は「滅びゆくもの」として自分と同じ側にあったと思われた金閣寺は、自分からかけはなれた「呪わしい永遠」と化したのです。師である住職との関係、友人たちからの影響、女性との遍歴の中で深い挫折感を味わった溝口は、ついに金閣寺を憎むようになり、「金閣寺を焼かなければならぬ」と決意するに至ります。果たして、金閣寺放火に至った彼の心境の裏には何があったのでしょうか?
小説家の平野啓一郎さんによれば、この小説には「心象の金閣」と「現実の金閣」に引き裂かれながらもその一致を求め続けた主人公の苦悩を通して、現実と理想、虚無と妄信、認識と行為などに引き裂かれて生きざるを得ない私たち人間が直面する問題が刻まれているといいます。それだけではありません。三島が苦渋をもって見つめざるを得なかった日本の戦後社会の矛盾や退廃が「金閣寺」という存在に照らし出されるようにみえてきます。この作品は、私たちにとって「戦後」とは何だったのかを深く見つめるための大きなヒントを与えてくれます。更には、なぜ三島が自決という最期を選んだのかという謎にも迫れるというのです。
番組では小説家・平野啓一郎さんを講師に迎えて「金閣寺」を現代の視点から読み解き、私たち人間が逃れようのない「劣等感」や「美への憧れ」といった宿命や、「戦後社会」が私たちにとって何だったのかといった普遍的な問題について考えます。
【指南役】平野啓一郎(小説家)
【朗読】山田裕貴(俳優)
【語り】小口貴子
第1回「美と劣等感のはざまで」 2021年5月3日放送
幼い頃から吃音で言語表現に困難をもつ主人公・溝口は、父親から「金閣寺ほど美しいものは地上にはない」といわれて育つ。美しい風景を眺めては「心象の金閣」の美を膨らませ続けた溝口だったが、父の死の直前、本物の金閣寺を見せられて激しく幻滅する。やがて父の遺言通り、金閣寺の徒弟となり得度した溝口は、現実の金閣と対話を続ける中で、戦火によって「滅びゆくもの」として深い一体感を感じ、悲劇的な美しさを共有するのだった。第1回では、三島由紀夫の人となり、「金閣寺」の執筆背景などにも言及しながら、三島由紀夫が描こうとした、人間がもたざるを得ないコンプレックスという宿命と、美への憧れとの葛藤に迫っていく。
第2回「引き裂かれた魂」 2021年5月10日放送
溝口は、戦時中は「滅びゆくもの」として自分と同じ側にあった金閣寺が自分からかけはなれた「呪わしい永遠」と化したことに気づき愕然とする。その後、足に障害のある柏木という男と友人になる溝口。自らの障害を利用して女性たちの関心を集めては関係をもつという悪魔的な柏木に影響を受ける。「認識」によるニヒリズムこそが人間を解放すると説く柏木に共感を抱く溝口だったが、女性と関係をもとうとするたびに金閣が眼前に現れ、その行為を阻まれ深い挫折感を味わうのだった。第2回は、柏木のニヒリズムと、金閣が保証してくれる絶対的な美との間で引き裂かれる溝口を通して、人間は虚無感を超えて生きていくことができるのかを問う。
第3回「悪はいかに可能か」 2021年5月17日放送
溝口は住職とその愛人の芸妓を街頭で目撃し、彼女の写真を住職が読む新聞にそっとしのばせる。それは住職を試す行為でもあったが、住職の振る舞いは全く変わらず黙殺される。何をやっても手応えのない住職のありようは、三島がいらだちをおぼえ続けた戦後社会そのものだった。その後、、溝口は、生まれて初めて女性との行為によって快感に達するが全く虚無感は去らない。出口のない苦悩の中、朝鮮戦争勃発の知らせに世界の破滅を予感した溝口は、ついに金閣寺放火を決意するのだった。第3回は、「金閣寺」という作品に象徴的に描かれた戦後社会のありようを読み解き、三島が直面した戦後社会の矛盾や困難を浮き彫りにする。
第4回「永遠を滅ぼすもの」 2021年5月24日放送
金閣寺放火を決行に向けて突き進む溝口。彼の前に禅海という僧侶が現れ、溝口は初めて深く理解されたという経験をする。このことをきっかけに、ついに放火に踏み切る溝口だったが、一緒に滅びることを金閣寺に拒絶されてしまう。燃えさかる金閣寺を山上から見つめながら「生きよう」と決意するのだった。果たして、「永遠を滅ぼす」と語った溝口の境地とはいかなるものだったのか? 第4回は、溝口による金閣寺放火の真の動機やその行為の意味などを明らかにすることで、三島が戦後社会に対して何をなそうとしていたのかや、最終的に自決を選んだ理由などに迫っていき、私たちにとっての「戦後」の意味をもう一度深く考える。
見逃した「100分de名著」はユーネクストで視聴できます!
まずは、31日間無料トライアルの申込みでお試しください!
無料体験期間中に解約しても、料金はかかりません!
31日間の無料体験期間を経過すると有料となりますのでご留意ください。解約手続きは、簡単にできます。
過去に放送された関連番組
没後50年 今夜はトコトン“三島由紀夫”
放送 2021年1月30日(土)午後10時40分〜[BSプレミアム]
1970年11月に作家・三島由紀夫が自決してから50年がたちました。三島の作品は今も世代を超えて読み継がれ、この5年で25万部以上が売れたベストセラー作品も現れています。
今回番組では、作品を読みつくし、三島に精通する6人が集結。「私と三島」をテーマに、作品の魅力はもちろん、知られざるエピソードを語りつくします。また、美輪明宏さんなど三島を間近で見てきた人たちも三島の“素顔”を証言。その謎多き人生を掘り下げる120分です。
>> NHK「没後50年 今夜はトコトン“三島由紀夫”」の再放送・見逃し動画配信は?
ETV特集「転生する三島由紀夫」
放送 2020年11月28日(土)午後11時〜[Eテレ]
分断と閉塞の時代に風穴を開けよ!没後50年、三島由紀夫の作品や生き様を体感する証言ドキュメント。時代や国境、生死の境界を超越して疾走した三島の姿がよみがえる。
三島由紀夫・没後50年。世代を超えて語り継がれ、“転生”し続ける三島の強烈な引力に、ノーナレーションで迫る。舞台、行動、肉体、そして輪廻転生を描いた遺作「豊饒の海」。4つの視点から証言するのは、三島原作の舞台に出演した東出昌大、橋本愛、中村蒼ら俳優たちと、三島が行動を共にした民兵組織「楯の会」会員など総勢14人。分断と閉塞の時代に風穴を開ける三島由紀夫の、圧倒的熱量を体感する証言ドキュメント。
>> ETV特集「転生する三島由紀夫」の見どころ・再放送・動画配信は?
NHKスペシャル「三島由紀夫~50年目の素顔~」
放送 2020年11月21日(土)午後9時〜9時50分[NHK総合]
没後50年となる作家・三島由紀夫。「天才作家」という一面に加え、劣等感や嫉妬など「弱い人間」としての一面も。美輪明宏さんらへの証言から知られざる素顔に迫る。
没後50年となる作家・三島由紀夫。『命売ります』のヒットなど、今も世代を超えて注目を集めています。その生きざまからは、「天才作家」という一面に加え、劣等感や嫉妬など「弱い人間」としての一面も。同級生が語る幼い頃の姿、美輪明宏さんが語る素顔、ノーベル賞をめぐる知られざる確執、そして、晩年の東大全共闘との対話で語った一言など…三島を身近に見てきた人たちの証言から知られざる素顔に迫ります。
>> NHKスペシャル「三島由紀夫 50年目の素顔」の見どころ・再放送・動画配信は?
アナザーストーリーズ「三島由紀夫 最後の叫び」
放送 2019年10月8日(火)午後9時~[BSプレミアム]
1970年11月25日、ノーベル文学賞の候補にもなった作家・三島由紀夫が「楯の会」のメンバーとともに東京市ヶ谷自衛隊駐屯地に乱入。自衛隊に決起を呼びかけた末に割腹自殺を遂げました。世界的文豪に何が起きたのか?三島に日本刀で切りつけられた自衛官、バルコニーでの最後の演説を録音したラジオ局記者、当日、三島から檄文を託された週刊誌記者、三島と対峙した元全共闘学生らが明かす、あの日・あの時代の壮絶な記憶とは。
>> アナザーストーリーズ「三島由紀夫 最後の叫び」の再放送・動画配信は?
BS1スペシャル「三島由紀夫×川端康成 運命の物語」
放送 2019年6月23日(日)午後10時~[BS1]
三島由紀夫と川端康成。自衛隊駐屯地で割腹自殺した三島と、その二年後にガス自殺した川端は、師弟関係にありました。ところが今回見えてきたのは、2人の作家の知られざる運命の物語です。2人の間の複雑な関係、そして自死に至るまでの作家としての葛藤と秘密とは?今年がんと診断された演出家・宮本亜門さんが、日本を代表する2人の作家の生と死に迫ります。瀬戸内寂聴さん、岸惠子さんたち豪華証言者でたどります。
>> BS1スペシャル「三島由紀夫×川端康成 運命の物語」の再放送・見どころは?
関連書籍のご紹介
金閣寺 (新潮文庫) [ 三島 由紀夫 ]
「美は…美的なものはもう僕にとっては怨敵なんだ」。吃音と醜い外貌に悩む学僧・溝口にとって、金閣は世界を超脱した美そのものだった。ならばなぜ、彼は憧れを焼いたのか?現実の金閣放火事件に材を取り、31歳の三島が自らの内面全てを託した不朽の名作。血と炎のイメージで描く“現象の否定とイデアの肯定”-三島文学を貫く最大の原理がここにある。金閣を焼かなければならぬ。破滅に至る青年の「告白」。最も読まれている三島作品。国際的評価も高い。映画・舞台化多数。
三島由紀夫作品に隠された自決への道 (祥伝社新書) [ 柴田勝二 ]
三島由紀夫作品に隠された自決への道 (祥伝社新書) [ 柴田勝二 ]
1970年11月25日、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決を遂げた三島由紀夫。その理由を巡っては様々な解釈が試みられてきたが、どれも十分とはいえない。それは表現者としての三島と、実行者としての三島との関連を解き明かしていないからである。だが、その答えは、生涯にわたる三島の作品の中にあった。戦後日本への期待を裏切られ、次第に批判を強めていくなかで、三島はさらに、もはや“神”ではなくなった昭和天皇を否認し、代わって自身を“神”としようとするに至った。『潮騒』から『豊饒の海』まで、一連の作品を読み解くことを通して、三島の自決への軌跡をダイナミックに浮かび上がらせる。
「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫 新潮文庫) [ 橋本 治 ]
「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫 新潮文庫) [ 橋本 治 ]
“同性愛”を書いた作家ではなく、“同性愛”を書かなかった作家。恋ではなく、「恋の不可能」にしか欲望を機能させることが出来ない人ー。諸作品の驚嘆すべき精緻な読み込みから浮かび上がる、天才作家への新しい視点。「私の中で、三島由紀夫はとうの昔に終わっている」と語って憚らない著者が、「それなのになぜ、私は三島が気になるのか?」と自問を重ね綴る。小林秀雄賞受賞作。
告白 三島由紀夫未公開インタビュー (講談社文庫) [ 三島 由紀夫 ]
告白 三島由紀夫未公開インタビュー (講談社文庫) [ 三島 由紀夫 ]
自決九ヵ月前。最後の長編小説「豊饒の海」第三巻『暁の寺』脱稿日に語られ、公開されることのなかった貴重なインタビュー音源が発見された。文学観、芸術観、戦後観を語るその口調に、従来のイメージをくつがえすような素顔の三島が表れている貴重なインタビュー。大反響を呼んだ第一級の資料を全文公開!
三島由紀夫の生と死 [ 松本徹 ]