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100分de名著

カミュ「ペスト」から学ぶ!新型コロナウイルスと闘う心構えとは?

新型コロナウイルスと闘う今こそカミュの代表作「ペスト」から、
人類がどう生きるべきかを学び直すべきときです!

2018年6月に放送された「100分de名著」ではアルベール・カミュの作品「ペスト」が4回シリーズで取り上げられ、名著「ペスト」でカミュが伝えたかったことを100分で解説してくれます。

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なぜ、今「ペスト」が注目されているのか?

アルベート・カミュの『ペスト』は、新型コロナウィルスが世界中で猛威をふるっている現在において、さまざまな示唆に富んだ作品です。カミュという偉大なる作家が、ペストという伝染病をモチーフに、それに翻弄される民衆の心理や変化、人間性というものにいたるまでを予言した作品とも言えるからです。

カミュはこの小説を次のような言葉で締めくくっています。『おそらくはいつか、人間に不幸と教訓をもたらすために、ペストが再びその鼠どもを呼びさまし、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向ける日が来るであろうことを』

アナタはこの小説「ペスト」から何を学びますか?どんな教訓を引き出しますか?

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「100分de名著」で放送された内容

第二次大戦の只中、「異邦人」「シーシュポスの神話」等の作品で「不条理」の哲学を打ち出し戦後の思想界に巨大な影響を与え続けた作家アルベール・カミュ (1913- 1960)。彼が自らのレジスタンス活動で培った思想を通して、戦争や全体主義、大災害といった極限状況に、人間はどう向き合い、どう生きていくべきかを問うた代表作が「ペスト」である。

舞台は、突如ペストの猛威にさらされた北アフリカの港湾都市オラン市。猖獗を極めるペストの蔓延で、次々と罪なき人々が命を失っていく。その一方でオラン市は感染拡大阻止のため外界から完全に遮断。医師リウーは、友人のタルーらとともにこの極限状況に立ち向かっていくが、あらゆる試みは挫折しペストの災禍は拡大の一途をたどる。後手に回り続ける行政の対応、厳しい状況から目をそらし現実逃避を続ける人々、増え続ける死者……。圧倒的な絶望状況の中、それでも人間の尊厳をかけて連帯し、それぞれの決意をもって闘い続ける人々。いったい彼らを支えたものとは何だったのか?

「ペスト」はナチスドイツ占領下のヨーロッパで実際に起こった出来事の隠喩だといわれる。過酷な占領下で、横行した裏切りや密告、同胞同士の相互不信、刹那的な享楽への現実逃避、愛するものたちとの離別等々。カミュ自身がレジスタンス活動の中で目撃した赤裸々な人間模様がこの作品には反映している。それだけではない。「罪なき人々の死」「災害や病気などの避けがたい苦難」「この世にはびこる悪」……私たちの人生は「不条理」としかいいようのない出来事に満ち溢れている。「ペスト」は、私たちの人生そのものの隠喩でもあるのだ。

番組では、カミュが描き出そうした、人間にとって不可避な「不条理」に光を当て、「ペスト」という作品を通して、人間は「不条理」とどう向き合い、生きていけばよいのかを読み解いていく。

  • 講師 中条省平(学習院大学教授)
  • 朗読 川口覚(俳優)
  • 語り 小口貴子
  • テキスト

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第1回 不条理の哲学

放送 2018年6月4日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ

「ペスト」は、カミュ自身が体験したナチスドイツ占領下のヨーロッパでの出来事の暗喩でもあった。ペスト蔓延という事態の中で繰り広げられる出来事は当時の状況と瓜二つである。それは現代社会にも通じているといってよい。後手に回り続ける行政の対応、人々の相互不信、愛する人との過酷な別離…精神も肉体も牢獄に閉じ込められたような状況の中で、それに照らし出されるように浮かび上がってくる人間の尊厳。極限状況の中で、「誠実さ」「自分の職務を果たすこと」といった言葉を唯一の支えとして敢然と災厄に立ち向かっていく人々が現れる。第一回は、やがて多くの人々や行政をも突き動かしていく医師リウーやその友人タルーたちの姿を通して、極限状況下における人間の尊厳とは何かを考えていく。

第2回 神なき世界で生きる

放送 2018年6月11日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ

ペスト蔓延の中で、市民たちは未来への希望も過去への追憶も奪われ「現在」という時間の中に閉じ込められていく。ペスト予防や患者治癒の試みがことごとく挫折する中、現実逃避を始める市民に対して神父パヌルーは「ペストは神の審判のしるし」と訴え人々に回心を迫る。その一方で、保健隊を結成しあらん限りに力をふりしぼってペストとの絶望的な闘いを続ける医師リウーやその友人タルー、役人グラン、脱出を断念し彼らと連帯する新聞記者ランベール。彼らを支えたのは、決して大げさなものではなく、ささやかな仕事への愛であり、人と人とをつなぐ連帯の感情であり、自分の職務を果たすことへの義務感だった。第二回は、人々を絶望な状況に立ち向かわせる「希望の源」は何なのかに迫っていく。

第3回 それぞれの闘い

放送 2018年6月18日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ

予審判事オトン氏の幼子に対して試される「血清」。しかし、それは病状を改善させるどころか苦悶の中での死をもたらした。罪なき子どもの死に直面した神父パヌルーの心は大きく動揺。神を信じないという医師リウーは彼に対し「罪なき子どもが死ぬような世界を自分は愛せない。私はそれと闘い続ける」と宣言。それを受け、パヌルーは異端すれすれの思想を人々の前で表明、リウーたちと信条を超えて助け合うことを確認する。一方、リウーの友人タルーは、若き日の挫折から抱き続けた罪悪感を告白し、「神によらずして聖者たりうるか」を自らに課すという信条を吐露する。第三回は、それぞれの闘いを通して、人は「神」という存在なしに倫理を貫き人間の尊厳を守り続けることができるのか…というカミュの根源的な問いについて考える。

第4回 われ反抗す、ゆえにわれら在り

放送 2018年6月25日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ

発生から9ヶ月、あれほど猛威をふるったペストは沈静化し始め、不安と楽観の間を揺れ動く市民たち。そんな中、医師リウーを支えてきたタルーがついに発病した。彼は「今こそすべてはよいのだ」という言葉を遺し静かに死を受け容れる。追い討ちをかけるように、遠隔地で結核の治療を続けていた妻が死んだという知らせがリウーのもとに届く。最後までリウーを打ちのめし続ける「不条理」。それでもなおリウーは後世のためにこれら全ての記録を自ら記し残していこうと決意する。第四回は、思想家の内田樹さんを交えて、彼の思想の根幹にあるキーワード「反抗」の深い意味を明らかにし、人間は、私たちを打ちのめし続ける「不条理」とどう向き合えばよいのかを探っていく。

 

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[参考]米タイム誌が選んだ「伝染病を題材にした映画」ベスト10

「トゥモロー・ワールド」(06/アルフォンソ・キュアロン監督)

<ストーリー>
西暦2027年、人類にはすでに18年間子供が誕生していなかった。このままでは、この地球を引き継ぐべき人間はいずれ消滅してしまう・・・。エネルギー省官僚のセオは、人類の未来はおろか自分の将来でさえ興味のない、絶望を生きる男。ある日彼は、ジュリアン率いる地下組織FISHに拉致される。目的は“通行証”。彼らは極秘裏に“ある少女”をヒューマン・プロジェクトに引き渡す為、セオを利用する必要があったのだ。しかし、この少女こそが人類の未来を変える存在だということを、セオは想像もしていなかった…。

「12モンキーズ」(95/テリー・ギリアム監督)

<ストーリー>
いつも同じ夢だったー空港を駆け抜ける男。膝から崩れ落ちる男。とり乱す女。それを見つめる少年・・・。21世紀初頭、全世界に蔓延したウイルスによって、人類は絶滅の危機に瀕していた。生き残った人々は地上を追われ、地下での生活を余儀なくされた。2035年、科学者グループは原因を探るために調査を重ね、その謎に“12モンキーズ”が関わっていることをつきとめる。囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)は、特赦を条件に“12モンキーズ”の調査を命じられ、ウイルスが蔓延しはじめた1996年に送りこまれるのだが・・。ウイルス発生の鍵を握る“12モンキーズ”とは一体何か?知られざる化学兵器か?秘密の軍隊か?それとも・・・?そして、人類の行く末は・・・。

「28日後…」(02/ダニー・ボイル監督)

<ストーリー>
たった1滴の血液で感染し、人間の精神を数秒で破壊する新種のウィルスが発生した。感染者の血管は純粋な激しい怒りで溢れ、人間の声を聞いただけで相手を殺そうと襲いかかる……。28日後、ジムは病院の集中治療室で昏睡状態から目覚める。世界から何もかも消滅してしまったような静寂の中、ジムは生き残った4人の非感染者たちと共に1台のタクシーで旅立つ。未来を救えるわずかな可能性を信じて。しかし、死のウィルスより恐ろしい存在に彼らはまだ気づいていなかった……。

「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」(56/ドン・シーゲル監督)

<ストーリー>
忍び寄る侵略者の恐怖ーー悪夢のSFサスペンス!/サンフランシスコの公衆衛生局員マシューは、同僚のエリザベスから恋人が一夜で別人のように変貌したという奇妙な相談を受ける。精神科医のギブナーは妄想だと一蹴するが、今度はマシューの親友ジャックが羊膜状の物質に包まれた謎の生命体を発見。徐々にジャックの顔を模していくその物体こそ、宇宙から飛来し、眠りについた人間の肉体を乗っ取る道の侵略生物だった。/SF小説の傑作『盗まれた街』を異才フィリップ・カウフマン監督が映画化。ドナルド・サザーランドをはじめとする個性は名優を配し、忍び寄る人類侵略の恐怖を異様な緊張感と共に描く。巨大なサヤから粘着物にまみれて生み落とされる複製ボディ、完成した複製と入れ替わるように萎んで崩壊する人体、無表情な侵略者の群れに追われる悪夢ーーこれを見たら、もう誰も眠れない。

「ザ・クレイジーズ」(/73/ジョージ・A・ロメロ監督)

<ストーリー>
アメリカの田舎町で、男が突然発狂する殺人事件が発生。そして町には防護服の軍隊が現れ、伝染病が発生したとの情報を流す。しかし、人々の発狂の本当の理由は墜落事故により流れ出た細菌兵器のせいであった。

<解説>
『ゾンビ』の原点!/ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督によるカルト・パニック・ホラー映画!/『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ』『死霊のえじき』などゾンビ映画の生みの親であり、ホラー映画界の巨匠であるジョージ・A・ロメロが1973年に撮影した伝説のパニック・ホラー。人間を発狂させる細菌兵器の事故による人々の混乱をセミ・ドキュメントタッチな設定と残酷描写を交えながらの狂人、軍人、生存者の手に汗握る三つ巴で描いた傑作

「アンドロメダ…」(71/ロバート・ワイズ監督)

<ストーリー>
アメリカ中西部の小さな町に人工衛星が墜落。機体に付着した未知のウイルスが原因で、住人は生まれたばかりの赤ん坊と、アル中の老人を除いて全滅。遺体の血液は全て粉末状に変化していた。細菌汚染の拡大を恐れた軍部は、科学者の中から各分野のスペシャリストを召集。ストーン博士をリーダーとする研究班を組織して、砂漠の地下施設へと送り込むが…。

<解説>
地上に蔓延する戦慄の宇宙病原体 静かに忍びよる、人類終焉の恐怖/「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンが発表した小説を基に、「ウエスト・サイド物語」の名監督ロバート・ワイズがメガホンを取った秀作SF

「アウトブレイク」(95/ウォルフガング・ペーターゼン監督)

<ストーリー>
アフリカ・モタバ川流域。正体不明のウイルスに感染し、皮膚が腫れ体中の穴という穴から出血して死んでいく無数の住民たち…。現地調査に赴いたアメリカ軍医学研究所のリーダー、サム・ダニエルズは軍に警戒態勢を進言するが却下されてしまう。しかしその後、同じ症状の患者がカリフォルニアに出現。爆発的な速度で蔓廷する殺人ウイルスは一気に全米をパニックに陥れた!軍の命令で研究から外され、独自に感染原因を調査していたサムは、やがて軍の極秘血清にたどり着く。なぜ新種のウイルスの血清が存在するのか?疑惑が深まる中、全米破滅へのカウントダウンとともに、恐るべき謀略が次第に明らかになっていく!「レインマン」のダスティン・ホフマン主演。「逃亡者」のアーノルド・コペルソンと「ザ・シークレット・サービス」のウォルフガング・ペーターゼンが共同プロデュースするパニック・アクション超大作!

「暗黒の恐怖」(50/エリア・カザン監督)

<ストーリー>
ポーカーの争いでブラッキー(J・パランス)に殺された男を検死した公衆衛生局のリード(R・ウィドマーク)は、被害者がペストに罹っていたことを発見。48時間以内に犯人を逮捕しないと恐ろしい伝染病が蔓延すると警察の捜査課長(P・ダグラス)に警告し、警察とともに犯人を追い詰める。

「第七の封印」(57/イングマール・ベルイマン監督)

「赤死病の仮面」(64/ロジャー・コーマン監督)

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