グルメ番組「食彩の王国」
放送 毎週土曜日 午前9時30分~[テレビ朝日]
「スローフード」という言葉が昨今言われています。
「自然食」がブームとなり、「産直」が人気を呼び、職人手作りの「特選の味」が求められる…。“食”に関する現代社会の志向、ムーブメントを、「食材」という切り口から見たらどうなのか?「鯛」「松茸」「里芋」「小豆」といった、日本人に馴染みの深い食材に私達は何を発見するのか?
答えは…「時間」。
ひとつの食材に秘められた人類と食に関わる文化の歴史。あるいは、ひとつの食材が生み出されるための手間とヒマ。そして、食べる側が、ひとつの食材を手に入れる(つまりは出会う)ための喜びの総体。この番組では、そうした「食材」の中に流れる時間を語り映像化してくれます。
食材に流れる時間をひもとく!!
これが「食彩の王国」のテーマです。
そして、ナビゲーターは、薬師丸ひろ子さんです。
食彩の王国 第886回『黒あわび』
放送 2021年6月19日(土)午前9時30分~[テレビ朝日]
海の香り広がる「あわび」
いにしえより不老長寿の象徴とされてきたあわび。東京・練馬区にある専門店「あわび亭」には、あわびを使ったメニューが30種類以上もあります。出汁をたっぷりと吸った炊き込みご飯から、ちょっと変わったあわびのカクテルまで。あわびに魅了された店主・岩楯博さんの一押しは、千葉県産の黒あわび。大きく厚みのある身をしゃぶしゃぶで提供しています。全国有数のあわび産地である千葉県・南房総市。「魚拓荘 鈴木屋」では、肉厚な黒あわびの身を旬のフルーツなどとともに塩水に浮かべる初夏の料理・水貝や、うま味がぎゅっと凝縮された天ぷらなど地元ならではの料理を提供しています。今回は噛めば噛むほど海の香りとうま味が広がる「黒あわび」の魅力に迫ります!
魚拓荘 鈴木屋
住所 千葉県南房総市千倉町北朝夷2801
公式サイト 魚拓荘鈴木屋
千葉が誇るブランド品「房州黒あわび」
千葉・南房総市の木曽一男さんは、海士(あま)歴約35年のベテラン。獲っているのは、県のブランド品にも認定されている「房州黒あわび」です。南房総市の海岸は入り組んだ岩礁地帯。黒あわびは豊富にある海藻を食べ、味わいが増すのです。最大の特長はその大きさ。中には800gを超える大物も。資源保護のために12センチ以下のあわびは獲ることが禁じられているため、市場には新鮮で大きな身のあわびが並びます。番組では今回、一男さんと去年から海士となった息子・翔太さんのあわび漁に同行させていただきました!
伝統の黒あわび漁
木曽一男さんは高校卒業後、地元の南房総市で漁師になりました。イセエビなどの刺し網漁を行いながら、黒あわび漁が解禁される5月から9月は海に潜っていました。しかし経験が重要な素潜り漁で、生計を立てることも簡単ではありません。先輩海士に教えを請い、少しずつ獲る量を増やしていきました。そんな一男さんの背中を追い海士になった息子・翔太さん。まだまだ獲れない日もありますが、日々奮闘しています。気がかりなことは黒あわびの減少。「黒あわび漁を守りたい…」、その思いを胸に海に潜り続ける、木曽さん親子らの取り組みを追いました。
新作黒あわびフレンチ
東京・銀座で3年連続ミシュラン三ツ星を獲得するレストラン「ロオジエ」。エグゼクティブシェフを務めるオリヴィエ・シェニョンさんは、来日した際、鉄板焼き店で食べた日本のあわびの美味しさに感動。黒あわびにほれ込みこれまでの様ざまな黒あわび料理を作ってきました。今回、産地を見たいというシェニョンさんの希望で千葉・南房総市へ。現地で木曽さん親子から黒あわびを守るための取り組みを聞いたシェニョンさん。後日、黒あわびを丸ごと使った新作料理を作り、木曽さん親子に試食してもらうことにしました。果たしてどんな黒あわびフレンチが完成したのでしょうか…お楽しみに!
L’OSIER(ロオジエ)
住所 東京都中央区銀座7-5-5
公式サイト L’OSIER(ロオジエ)
黒あわび[千葉県南房総市産]の通販お取寄せ方法は?
黒あわびは、千葉県南房総市の「ふるさと納税」の返礼品になっています。だから、千葉県南房総市産の黒あわびは、ふるさと納税の返礼品として楽天市場でお取り寄せすることができます。