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グルメ番組「食彩の王国」
放送 毎週土曜日 午前9時30分~[テレビ朝日]
「スローフード」という言葉が昨今言われています。
「自然食」がブームとなり、「産直」が人気を呼び、職人手作りの「特選の味」が求められる…。“食”に関する現代社会の志向、ムーブメントを、「食材」という切り口から見たらどうなのか?「鯛」「松茸」「里芋」「小豆」といった、日本人に馴染みの深い食材に私達は何を発見するのか?
答えは…「時間」。
ひとつの食材に秘められた人類と食に関わる文化の歴史。あるいは、ひとつの食材が生み出されるための手間とヒマ。そして、食べる側が、ひとつの食材を手に入れる(つまりは出会う)ための喜びの総体。この番組では、そうした「食材」の中に流れる時間を語り映像化してくれます。
食材に流れる時間をひもとく!!
これが「食彩の王国」のテーマです。
そして、ナビゲーターは、薬師丸ひろ子さんです。
食彩の王国 第774回『玉ねぎ』 ※淡路島
放送 2019年4月6日(土)午前9時30分~[テレビ朝日]
番組の見どころは?
淡路島の恵み「玉ねぎ」
舞台は兵庫県の南部、海に囲まれた淡路島。ミネラル豊富な土壌と潮風が吹くこの土地で、明治時代から盛んに栽培されているのが「玉ねぎ」です。その収穫量はなんと全国3位(兵庫県)。全国屈指の玉ねぎ王国なのです。地元の和食店を覗いてみると、甘くてみずみずしい、淡路島の玉ねぎの魅力を存分に生かした料理が並びます。今日は、主役としても脇役としても大活躍する食材、「玉ねぎ」の魅力に迫ります。
蜜があふれる!あまーい「蜜玉」
今、大阪の百貨店でも注目を集めているブランド玉ねぎが…その名も「蜜玉(みつたま)」です。蜜があふれ甘さが際立つ蜜玉は、辛味やえぐみが少なく、生で食べてもおいしいと評判。この蜜玉を育てているのが、淡路島の玉ねぎ農家・迫田瞬さん(35)です。実は迫田さん、もともとはラーメン店で働いていました。しかしある日、試しにスープに入れた淡路島の玉ねぎの美味しさに衝撃を受け、「日本一の玉ねぎを作りたい!」と一念発起!農業の世界に飛び込んだのでした。
農業経験ゼロ!奇跡の「蜜玉」誕生物語
淡路島の玉ねぎに魅了され、農業経験ゼロで玉ねぎ生産者に転身した迫田さん。しかし、何のツテもない淡路島で始めた農業は、そう簡単にはうまくはいきませんでした。成長しなかったり、病気になってしまったり…2年経っても3年経っても、売れるどころか、借金は膨らんでいくばかりでした。焦れば焦るほどうまくいかない…そんな迫田さんの姿を見て、手を差し伸べてくれた人たちがいました。周囲の協力もあり、島に渡って4年、ようやく理想の玉ねぎ「蜜玉」が誕生したのです。
気鋭のシェフが挑む!驚きの蜜玉レシピ
「蜜玉」の評判を聞き、迫田さんの畑にやってきたのは、山下春幸シェフ。和食の伝統を踏まえながらも枠にとらわれない「新和食」というジャンルを作り上げ、世界のベストシェフにも選ばれた、日本を代表する料理人の1人です。実は、2人には共通点が…共に神戸出身であり、若くして異業種に飛び込んだチャレンジャーだということ。そんな山下シェフが、迫田さんの蜜玉で料理を振舞うことに。鍵となるのは、迫田さんの畑の土!?気鋭のシェフが仕立てる驚きの一皿とは?!
「蜜玉」が美味しい理由は?
ふかふかの土に微生物肥料を入れることで、土の中の微生物を元気に活性化させます。そんな地力のある「良質の土」で美味しく育てているのです。
栄養たっぷりで吸収できる強い根のたまねぎにするため、苗を植える本田に天然植物由来100%の肥料を入れて育てています。さらに、甘味と旨味を引き出す強い葉を作るため、カルシウムたっぷりの天然魚粉を原料とした有機肥料も入れています。
天然成分100%の海藻エキスとエビやカニ、小魚を原料とした酵素を成長するまでの間に何度も丁寧に与えています。我が子のように育てた旨みが引き立つたまねぎです。
ビール酵母入りの液肥を成長過程の前半と後半に散布し、根と葉からぐんぐん栄養を吸収させ、さらに糖度をアップさせました。
消毒や除草剤を半分以下に減らし、有機肥料で育てることで地下水汚染も減少。未来への環境にも優しい栽培法を目指しています。
蜜玉を育てるメンバーや支えて下さる方々と新しいことができるようになりました。今年は通常より1ヶ月以上早く生育し、早い時期から蜜玉をお届けしています。
淡路島ブランド玉ねぎ「蜜玉」のお取り寄せ方法は?
淡路島ブランド玉ねぎ「蜜玉」は、うずのくに楽天市場支店でお取り寄せできます。
兵庫県南あわじ市のふるさと納税の返礼品にも!
淡路島ブランド玉ねぎ「蜜玉」は、兵庫県南あわじ市の「ふるさと納税」の返礼品にもなっています。