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「病室で念仏を唱えないでください」のあらすじ・キャスト・動画配信は?

TBS金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」はParaviで視聴できます!

TBS金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」を見逃した方には、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」をおすすめします。もちろん、「病室で念仏を唱えないでください」以外のドラマやアニメ、バラエティー番組などもたっぷり楽しめます。

「病室で念仏を唱えないでください」各回の放送終了後からParaviで配信予定!

(注)月額1,017円(税込)がかかりますのでご留意ください。

TBS金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」

放送 2020年1月17日夜スタート
   毎週金曜日 午後10時~[TBS]

伊藤英明が12年ぶりにTBS連続ドラマ主演!
僧侶でありながら救命救急医という異色の主人公を演じる!
中谷美紀、ムロツヨシ、松本穂香ら豪華演技派俳優陣が集結!
同い年でもある伊藤・中谷・ムロの3人のドラマ共演は初!
「生きること」を問う医療ヒューマン・ドラマに挑む!

ビッグコミック増刊号で現在も連載中の「病室で念仏を唱えないでください」(小学館ビッグコミックス・既刊5巻)を原作とした本作は、僧侶でありながら救命救急医でもある異色の主人公・松本照円(まつもと・しょうえん)の奮闘を通して、「生きることとは、そして死ぬとは何か」を問う一話完結形式の医療ヒューマンドラマだ。

松本は、幼少期に目の前でおぼれている幼馴染を救えなかったことから仏門に入り、さらに大切な人の死を前にして命を救いたいという思いから医者を志した。病院では救命救急医として医療に従事しながら、霊安室での枕経や、終末期の患者の心のケアといった僧侶としての仕事も兼任しているため、法衣のまま救急センターに運びこまれた患者の処置にあたることもあり、時に患者に「自分が亡くなってしまったのでは?」と勘違いさせるなど騒動を起こしてしまうことも。また、何かにつけて念仏を唱えたり説法をしたりすることで、患者だけではなく同僚からも煙たがられてしまうが、本人は医師としても、僧侶としても明るく真面目に取り組んでいる。その一方で、美人に気をとられるなどの煩悩たっぷりな一面もあり、周囲の仲間からあきれられることもある。

このドラマでは、救命救急センター内での他の医師とのチームプレーはもちろんのこと、患者を救うため専門分野を持つ医師と手を組む必要があり、その専門医たちとの激しいやりとりも描かれる。中には心臓外科など、救急を「面倒なことを押し付ける厄介な存在」と捉えている部門もあり、そこに所属する医師と松本との“救急医VS専門医”の対決は、これまでの医療ドラマではあまり描かれなかった新たな視点となっている。「医師」として命をどう救うのか、「僧」として死をどう看取るのか。さらに、患者の家族までをも支えようとする松本が、悩みを抱えながらも医師として、僧として、人として成長していく姿を通じ、「生きる」とは、「死ぬ」とは何なのかを、もう一度考えるきっかけを与えるドラマになっている。

主人公・松本照円を演じるのは、2007年4月クールの『孤独の賭け〜愛しき人よ〜』以来、12年ぶりとなるTBSドラマ主演を果たす伊藤英明。「海猿」シリーズや映画「悪の教典」などで強烈な印象を残しながら、さらなる活躍が期待される中で、待望のドラマ主演となる。僧侶役は初めてであり、見た目も含めてどのように松本照円という役を作っていくのかに注目いただきたい。

その松本と同じ救命救急センターの医師で、松本とは意見が異なる部分がありつつも、お互いの実力を認め協力しあう女医・三宅涼子(みやけ・りょうこ)に、中谷美紀が扮する。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍し、同じ金曜ドラマの『あなたには帰る家がある』(2018年4月クール)での主演も記憶に新しい中谷が、医者として有能な上に美人なのに、少し抜けたおちゃめな部分もある役で、シリアスとコメディの2つの顔を表現する。

そして、松本と度々衝突する心臓血管外科医・濱田達哉(はまだ・たつや)をムロツヨシが務める。多数の作品に出演し、それらで演じたコミカルな役のイメージが強いムロが、昨年10月クール放送の金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』でのラブロマンスへの出演が話題になったのに続き、本作ではメディアからも注目される超のつくエリート医師を演じ、またしても新たな面を見せる。

その濱田の下で働く新人心臓血管外科医・児嶋眞白(こじま・ましろ)を松本穂香が担う。昨年7月クールの日曜劇場『この世界の片隅に』の主役をオーディションで射止め、その後は来年公開の「みをつくし料理帖」などの映画への主演が続く松本が、プレッシャーに弱く濱田に役立たず扱いされながらもひたむきに医療に向き合う新人心臓血管外科医をフレッシュに演じる。

なお、伊藤(1975年8月生まれ)、中谷(1976年1月生まれ)、ムロ(1976年1月生まれ)の3人は同級生であり、この3人のドラマでの共演は初めてとなる。

さらに、主人公・松本に何かと反発するサトリ世代の研修医・田中玲一(たなか・れいいち)役に片寄涼太、松本ら医師のサポートをする病棟クラーク・小山内みゆき(おさない・みゆき)役に唐田えりか、松本の幼馴染の妹・宮寺あや(みやでら・あや)役に土村芳、松本と医療面での協力関係、個人的な友情を育んでいく整形外科医・藍田一平(あいだ・いっぺい)役に堀内健、病院の清掃員として働く謎の多いおばちゃん役に宮崎美子、あやの父・宮寺憲次(みやでら・けんじ)役に泉谷しげる、松本の上司である救命救急センターのセンター長・玉井潤一郎(たまい・じゅんいちろう)役に萩原聖人、松本を陰ながら支える理事長・澁沢和歌子(しぶさわ・わかこ)役に余貴美子が出演。物語に彩りを添える。

「生と死」という重いテーマを扱いながら、僧侶であり医師でもあるという珍しい主人公の設定から巻き起こる騒動や、個々の登場人物の性格や、やりとりで発生するコミカルな要素も楽しめる金曜ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』は見逃せませんよ!

  • 原作 こやす珠世『病室で念仏を唱えないでください』(小学館「ビッグコミック」連載中)
  • 脚本 吉澤智子
  • 音楽 井筒昭雄
  • 主題歌 三浦大知「I’m Here」(SONIC GROOVE)
  • 編成 渡瀬暁彦
  • 演出 平野俊一、岡本伸吾、泉 正英
  • プロデューサー 峠田 浩
  • 製作著作 TBS

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原作 こやす珠世「病室で念仏を唱えないでください」

(小学館「ビッグコミック増刊号」連載中・既刊5巻)

2012年よりビッグコミック増刊号にて連載中の救命救急医療漫画。医者にして僧侶、「僧医」である主人公・松本照円と救命センターの仲間たちが、患者の命と心を救うために悩み、葛藤、成長する日々を描く。最新刊⑥集は、12月26日頃発売。

原作者 こやす珠世さんのコメント

「僧侶が医者なんて奇をてらっている」連載当初はこんなこともよく言われましたが、実は僧医は結構いるんです。その僧医である主人公・松本がその道を何故選ぶことになったのか、因縁である松本の身近な人達との関わり、対立するライバル医師とはどうやり合うのか、自身の描きたかった部分をドラマでは取り上げていただきました。

今回の映像化にあたり、松本を演じる俳優さんには低い声での読誦と坊主頭で、とお願いしました。その我儘を受け入れてくれた伊藤英明さんが松本をどう見せてくれるのか、また同僚や他科の医師とどう絡んでいくのか大いに楽しみです!!

主な登場人物・キャスト

松本 照円(照之) 伊藤英明

松本 照之(幼少期) 吉田日向

あおば台救命救急センターの救急医で、病院付きの僧侶(チャプレン=臨床宗教師/医療機関などで心のケアをする宗教者)。
僧侶としての名は照円で、本名が照之。幼馴染の哉を自分のせいで亡くしたと考え、トラウマから仏門に入り、たくさんの命を救うため医師となった。病室で念仏を唱えると「縁起でもない」と嫌がられ、時に漆黒の僧衣を纏ったまま救急医療にあたるため、患者を死期が近いのかと勘違いさせ怯えさせることもあるが、本人はいたって大真面目に僧侶として、医師として命を救うことに邁進している。
一方で、僧侶でありながら大食いで酒飲み、エッチな袋とじも集めてしまうため「なまぐさ坊主」「破戒僧」「坊さんコスプレ」と揶揄されることも。

濱田 達哉 ムロツヨシ

名門大学を卒業した後、アメリカで臨床研修経験もあるエリート心臓血管外科医。
メディアでも取り上げられる有名心臓外科医として医学会で一目を置かれる存在で、心臓外科の中でも特に難しいとされる小児心臓血管外科手術まで手掛ける。心臓血管外科をあおば台病院の看板にし経営拡大を考える理事長に請われて、大学病院からの出向として鳴り物入りでやってきた。「美しいオペ」で患者を治療し退院させることを信条としており、命を救うためであれば一見無茶にも見える処置をもいとわない松本とことあるごとに衝突する。

児嶋 眞白 松本穂香

濱田の下で働く新人心臓外科医。専門医となってまだ日は浅い。
能力は高いがプレッシャーに弱く、濱田の前立(第一助手)をしていた際にミスをして役立たず扱いをされ、干され気味となる。だがそれは左ききにもかかわらず右手で補佐をしていたためで腕自体は悪くない。そんな中で松本と出会い、治療実績ばかりあげようとする濱田の考え、医師の中でもエリートである心臓外科医たちの救急医療への見下した態度に疑問を抱き、目の前の命を助ける救命救急に携わりたいと思い始めるが・・・。

田中 玲一 片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)

後期研修医。代々続く医者の家系で千葉にある大病院の御曹司。幼い頃から医療の現場を見知っているため医療には限界があると考えており、救えない命に対して慣れに近い諦めの気持ちを持っている。医療への熱意はあるが、救急での研修は様々な医療方法の経験を積む場として割り切っている。
サトリ世代の若者らしく体育会系のノリや上下関係を嫌い、指導にあたる松本に対しても熱心に指導してくれなくていいと平気で言い放つ。松本とは考え方や行動が真逆で何かとぶつかり反発するが・・・。

小山内 みゆき 唐田えりか

病棟クラーク。明るく美人なため、病棟内の人気者でモテる。これまでもモテてきたため、自分を異性として意識することなく接する女っ気のない僧侶である松本が気になり、何かと松本に親切に融通をきかせる。
病棟クラークのため、チャプレンとして働く松本と接することが多い。

吉田 太郎 谷 恭輔

松本の同僚の若手救命救急医。患者にも優しく生真面目な仕事ぶりだが自信のなさが弱気につながり他科へ患者引き渡しを頼んでも断られがち。僧侶の松本よりよっぽど真っ当に生きている。松本の突飛な行動に振り回されぼやくこともあるが、「何が何でも命を救う」という気概には尊敬と憧れを抱いている。

長見 沙穂 うらじぬの

有能で経験豊富な救急看護師。毒舌で厳しいが情は深い。「ドクターは変人ばかり」と言ってはばからない。元患者の男と付き合っているが、看護師あるあるなしっかり者すぎてダメ男を製造してしまう世話焼きタイプで上手くいっていない。院内の情報に精通しておりドクター達のキャラクターを把握し上手く操っている。

堀口 瑠衣 土路生優里

新米救急看護師。愛想はいいが、上司の頼みでも断ってしまうサトリ世代。

宮寺 あや 土村 芳

松本の幼馴染である哉の妹。あやも松本と幼い頃から仲が良く、今は兄妹のような間柄。二人の間にはいつも亡くなった哉の存在がある。

瀬川 修二 安井順平

濱田の後輩で濱田について大学病院からあおば台病院に出向してきた。人前では愛想のいい濱田が唯一黒い本音や愚痴、不平不満をぶつけられる相手。といっても決してその立場は対等ではなく「たしかに」「ですよね」「わかります」の相槌と濱田を褒め、称賛する言葉以外は求められていない濱田の太鼓持ち。

藍田 一平 堀内 健

整形外科医。インテリ気取りで不遜な態度をとる鼻持ちならない医師だが、医療に関しては誠実で優秀。自ら手術した患者のために病院に泊まるなど患者思いの一面もあるが、松本とは救急からの患者の受け入れを巡り、アイドルのDVDなどを渡すことを条件に取引するなど、なかなか掴めない性格。
減らず口で松本とは罵りあうが、病院内で各セクションと対立する救急を陰ながら支えるなど、救急医療の理解者でもある。絶賛婚活中で合コンに励むが全くモテない。

おばちゃん 宮崎美子

あおば台病院の清掃員。松本の隠していたエロ本を見つけたことで松本と仲良くなった。院内をくまなく掃除しているため院内のことは大抵把握している。チャプレンでありながら煩悩だらけの松本を呆れつつも息子のように見ている。
「ここにいる人にとって清掃員なんて壁紙みたいなもの」と様々な医師、患者、その家族の素の姿を見てきており、綺麗事ではない病院の現実をよく理解している。息子が一人いる。

澁沢 和歌子 余 貴美子

あおば台病院の理事長。古くからの友人である僧侶・円明の寺にいた松本をあおば台病院にチャプレン兼救急医として特別に雇った。自身も仏の教えの知識があり、院内で軋轢を生み、救急の現場で苦悩する松本にさりげなく示唆を与えるよき理解者。その一方で、理事長としてシビアな判断も下すこともあり、掴みどころのなさを持つ。
心臓外科の濱田を招聘し病院の経営拡大を狙っている。大学病院や行政、政治家とのパイプも強い。

宮寺 憲次 泉谷しげる

哉とあやの父親。松本と一緒に遊んでいた哉が事故で亡くなった時も決して松本を責めず、むしろそれ以来亡くなった息子がわりのように松本を気にかけ、愛情を注いできた穏やかで優しい人物柄。子どもの頃から家では甘えられない松本にとって、器が大きく甘やかしてくれる親戚の伯父さんのような存在で、本当の父よりも父のように慕っている。妻の早苗も亡くしている。

玉井 潤一郎 萩原聖人

救命救急センター長。
元々内科志望だったが、人手不足の救急にひっぱられそのまま逃げられず、転科を言い出せないまま気づけばセンター長になっていた。気弱で優柔不断な性格で、普段から弁当を決めるのにすら迷う自分が、常に判断を求められる救急に来てしまったことを後悔している。
とにかく「穏便に」を願っており、松本が「僧医」であることには否定的ではあるが、それは救命救急に集中してほしいと願うため。ただでさえ院内で煙たがられている救命救急センターの立場を守ろうと、松本に普通の振る舞いを望み小言を言う。とはいえ、救急医としての経験は豊かで技術も人並みにある。
気弱な分、患者、患者の家族、遺族など弱い人、悟れない人の迷う気持ちがわかる。

三宅 涼子 中谷美紀

松本の同僚で、腕のいい仕事の出来る男前な救命救急医。サバサバとした性格で、松本のことを「念仏君」呼ばわりすることもあるが、一方で繊細な一面も併せ持つ。容姿端麗で三宅に憧れる者も少なくないが、少し抜けた可愛らしいところがある。
過酷な救命救急の世界で生きて来たこともありシビアでドライな現実主義者。直情的で患者と医師を超え踏み込んだ関係になりがちな松本と相容れない部分も多く衝突するが、お互いの実力は認め合っており信頼関係は深い。

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(注)本ページの情報は2020年3月時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。

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「病室で念仏を唱えないでください」の各放送回のあらすじは?

第1回 2020年1月17日放送

あおば台病院救命救急センターのホットラインが鳴った。乗用車による交通事故の救急患者が運び込まれることになり、スタットコールが病院内に響き渡る。

救命救急センターの医師・三宅涼子(中谷美紀)、研修医・田中玲一(片寄涼太)、整形外科医・藍田一平(堀内健)たちが処置に追われる中、僧衣にスニーカーの男が全速力で走りこんで来た。この男こそ、救命救急センターに勤務する僧侶でありながら救命救急医の松本照円(伊藤英明)だ。何かにつけて念仏を唱えたり説法をしたりすることで、患者だけではなく同僚からも煙たがられてしまうが、本人は医師としても僧侶としても明るく真面目に取り組んでいる。

事故にあった患者の中には、妊婦やCPA(心肺機能停止)の者から軽度の者まで症状は様々。一刻を争う事態の中、松本は事故をおこした乗用車に乗っていた男女の1人、容子の処置にあたっていたところ、そこに、容子の息子・将太(大西利空)が駆け付ける。しばらくすると、容子と同じ車に乗っていた男性の妻が現れた。救命救急センター長・玉井潤一郎(萩原聖人)や病棟クラークの小山内みゆき(唐田えりか)に「浮気ですよね?」と話すその女性を見て、将太は思わず「男ができて、俺たちのこと、どうでもよくなったんだ!俺たちを捨てたバチが当たったんだ…死ねばいい」とヤケになってしまう。そんな将太に松本は説法を始めるが、気持ちは伝わらなかった。

一方、児島眞白(松本穂香)がいる心臓血管外科に濱田達哉(ムロツヨシ)がやってきた。理事長の澁沢和歌子(余貴美子)は、海外でも活躍した有能な心臓血管外科医・濱田を病院に迎えることができたことを喜んでいて、病院は大きな変化を迎えようとしていた。

容子の処置は終了したものの、意識は戻らずICUに入ったまま。しかし、翌日容子の容態が急変し、松本はためらわず「家族なんだから」と中学生の将太に決断を迫る…。

第2回 2020年1月24日放送

この日も、朝からあおば台病院の救命救急センターには、次々に急患が運び込まれていた。交通事故による大怪我で運ばれてきた患者・宮島隆弘(ナオト・インティライミ)は、意識が朦朧とした状態で、医師の三宅(中谷美紀)はじめ、研修医の田中(片寄涼太)や看護師の堀口(土路生優里)が処置にあたっていた。さらに処置室の奥では、自宅で倒れ運び込まれた女性患者の処置に、松本(伊藤英明)、吉田(谷恭輔)と看護師・長見(うらじぬの)たちが担当。その女性患者は、大動脈瘤が破裂していたため危険な状態で心外に応援を頼んだが、手術中ということで心臓血管外科医・濱田(ムロツヨシ)に無下に断られてしまう。松本は三宅の応援もあり、緊急手術を決め、腹部大動脈瘤破裂の重症ながら一命を取り留めることが出来た。しかし、センター長の玉井(萩原聖人)からは、そういう場合は他に回すようにと言われ、救命救急センターのスタッフは、オペの応援要請に答えてくれない濱田(ムロツヨシ)に不満を募らせていた。

ある日、出勤した松本の元に、川で中学生男子が溺水という ドクターカーの要請が入った。松本の過去を知る三宅は「私が行こうか?」と気に掛けるが、松本は「僕が行きます」と名乗り出る。現場でレスキュー隊員が少年・岡崎勉(渡邉蒼)を発見し、真冬でも構わず川の中に駆け込んでいく松本。 低体温・心肺停止で危険な状態の勉の心臓マッサージをしていると、勉と同じ制服を着た少年・丸山(田中奏生)が目が合ったとたん逃げていくのに気付く。病院内に運び込まれた勉は、ICUで母親の真理子(島袋寛子)が付き添う中、低体温療法を受けていた。松本は、真理子に勉が握っていたペンケースを渡す。それを確認した真理子は、亡き父親からプレゼントされたボールペンがなくなっていることに気づく。その後、病院内で逃げる丸山を見つけた松本は、彼を追いかけるが…。

一方、救命救急センターに、指定病院を17件も断られたという患者の受け入れ要請が入った。今にも破裂しそうな腹部大動脈瘤のその患者は、ホームレスだという。救命救急のスタッフは、手術中の濱田に応援を求めるが、患者がホームレスだと知ってまたもあっさりと断りを入れられてしまう。しかし、濱田の下で働く医師・児島(松本穂香)は、松本を手伝うか迷っていた・・・。

30年前に自らに降りかかった出来事と勉たちを重ね合わせる松本。
止まった時間を動かすことができるのか…?

第3回 2020年1月31日放送

束の間の休息で救命救急センターのスタッフルームで雑談する松本(伊藤英明)や三宅(中谷美紀)のもとに、看護師の堀口(土路生優里)が駆け込んできた。交通事故で搬送されてきた患者・宮島(ナオト・インティライミ)が、いなくなったというのだ。みんなで手分けして探していると、中庭で倒れている宮島を三宅が発見した。ICUに戻り松本は「なぜ病院を抜け出したのか」聞こうとするが、虚ろな表情の宮島は謝るだけ。
その様子を心配する松本は、三宅に「宮島は“鬱”ではないか」と相談するが、松本の行動は救命医の使命の域を脱していると非難し、言い争いになってしまう。そして三宅は、松本の救命医の使命の一線を超える行動について中庭で思案していると、そこに20年来の付き合いの消防隊員隊長・藤森(宇梶剛士)と出会い、話を聞いてもらうのだった。

ある日、救命救急センターに男性患者が運ばれてくる。その場ですぐに開胸手術が必要と判断した松本は、心外に支援要請するが、駆け付けてきたのは児島(松本穂香)一人だった。執刀医の経験が浅い児島はひるむが、松本が手助けするからという言葉を信じ執刀を決意するが児島はひるんでしまう。一方で、執刀中だった濱田(ムロツヨシ)のもとに児島の手術の話が入り、松本に嫌味たっぷりの不満をぶつける。

そこに、自殺を図ったと思われる男性が運ばれてくる。それは、先日退院したはずの宮島だった。夜になり、救命救急センターに、ドクターカーの出動要請が入る。松本と三宅が駆け付けると、会社の倉庫で火災が発生し、数人のケガ人が出ていた。さらに、二次災害が起こり意識不明の消防隊員が運ばれてくるが…。

第4回 2020年2月7日放送

緊急オペを終えスタッフルームに戻ってきた松本(伊藤英明)はじめとする救命救急のスタッフたち。松本は、心臓血管外科医の児島(松本穂香)が駆け付けてくれたおかげで手術は成功したと感謝を伝える。だが、疲労困憊の吉田(谷恭輔)や研修医の田中(片寄涼太)から、「すべての患者を受け入れたい」という松本の考え方を反対される。それは、部長の玉井(萩原聖人)や三宅(中谷美紀)、ヘルプで参加した整形外科医の藍田(堀内健)も同意見だった。松本は「全ての命を漏らさず救済する千手観音のように…」と自らの意思を語るが、サトリ世代の田中には全く通じず、言い合いになってしまう。その夜、手術が成功しホッとしていた児島に、濱田(ムロツヨシ)から「今後は第一助手に入ってもらうから、救急に関わるのはやめるように」と宣告される。

同じ頃、救命救急センターに階段から転落した長沢功一(本並健治)という患者が運ばれてきた。術後の後遺症も考えられるので早急なオペが必要とされ、松本は手術の立ち合いも含め、脳外の医師と共に手術室へ向った。だが、知らせを聞き駆け付けた長沢の妻・奈穂(中島ひろ子)と娘・沙織(美山加恋)は、吉田と田中が、功一の予後に関して話しているのを聞いてしまい、手術中止を訴えてくるのだった。

ある日の夜、ジム帰りの松本は、小学生の男の子・品川凱斗(齋藤絢永)が一人で公園のブランコを漕いでいるのを見つける。近づいてみると、凱斗の手が腫れ、不自然な赤みや体に無数の傷があることに気が付く。「転んだ」としか言わない凱斗の症状を調べようとするが、その様子を見た主婦に、変質者と間違われ警察に通報されてしまう。その夜、あおば台病院に、小学校教諭・植木(松角洋平)に伴われ、女の子が運ばれてきた。その子は、以前公園で虐待を疑った少年・凱斗の姉・愛羅(石田凛音)だった。

第5回 2020年2月14日放送

虐待によって救急に運び込まれ、亡くなってしまった少女。その少女を虐待していた義父に怒りを抑えられず殴ってしまった松本(伊藤英明)は、警察に逮捕された挙句あおば台病院から無期限の出勤停止処分となってしまった。そんな中、謹慎中の松本は、師匠・円明(団時朗)の昔からの友人、石川祐三(品川徹)が老衰で臨終が近いと知らせを受けたことを知り、直ぐに医療用具を持参し円明の弟子・唯円(葵揚)と共に石川家へと向かった。だが、死を覚悟した様子の石川家の家族たちを前に、医者として、僧侶として、何かできることはあるのかと松本は葛藤するのであった。

一方、濱田(ムロツヨシ)の反応を気にしていた心臓外科医の児嶋(松本穂香)が救命救急への配置換えを直訴し、転科してきた。しかし、謹慎中の松本は知る由もなく…。

ある夜、憲次(泉谷しげる)に誘われ一緒に飲みに行くと、もう息子・哉が川遊びで溺死したことは忘れ、医者として普通に頑張れと憲次から励まされる。その帰り偶然にもビルの工事現場で事故を目撃した松本は…。

第6回 2020年2月21日放送

幼馴染の父・憲次(泉谷しげる)から、手術では取り除く事が出来ない肺腺癌にかかっていることを告白された松本(伊藤英明)は、延命治療を拒む憲次に治療を受けるべきだと薦める。だが、医者として治療を薦める松本は、憲次は「お坊さんとしてなら?」と問われると、延命治療をせず親族に看取られ亡くなった石川の姿が脳裏をかすめ、医者として、僧侶として思い悩む。

あおば台救命救急センターのスタッフルームでは、転科してきた児嶋先生(松本穂香)を囲んで和やかな時間を過ごしていた。すると、いつものようにホットラインが鳴り、倒壊事故で意識不明の30代の男性と60代の男性二人を受け入れることに。さらに、新たにボウリング場でケガをしたという40代の男性も搬送されてきたが、救急車から運びだされた患者は、なんと整形外科医の藍田先生(堀内健)だった…!?

松本・児嶋・吉田(谷恭輔)・長見(うらじぬの)らが懸命に処置を続けていると、先にホットラインが入っていた倒壊事故により意識がない患者・和田洋平(吉沢悠)が搬送されてきた。アラーム音が響く危機的状況の中、洋平の処置に入った三宅(中谷美紀)は愕然とする…。

ある日、濱田(ムロツヨシ)は、理事長の澁沢(余貴美子)から、状態が悪くリスクは大きいが、病院の宣伝に使えると大物芸能人御代田(藤井隆)の手術を持ち掛けられる。 いよいよオペの日、オペの見学に行った児嶋は、患者のある異変に気が付く…。

第7回 2020年2月28日放送

あおば台救命救急センターにスーパーで転倒し意識不明の前田鮎子(戸田菜穂)が搬送されてきた。三宅(中谷美紀)は鮎子が持っていたメモを見つけるが、そこには「自分は末期の乳がんで心肺蘇生は望まない」ということが書かれていた。鮎子の意識が戻り、松本(伊藤英明)は、チャプレンとして彼女の心に寄り添う。そんな中、松本は突然鮎子をデートに誘う。

次いで、交通事故の患者が搬送されてきた。ケガをしたのは桑島悟という14歳の少年で、緊急手術しなければならない状態だった。松本は悟の心臓あたりに小さな古い手術痕を見つけ、早々に手術を始めようとしたとき、濱田(ムロツヨシ)と瀬川(安井順平)が突如オペ室に入ってきて、松本を突き飛ばすように少年の手術を開始。救急に協力しない濱田が手術を手伝ってくれた話は、救急で話題になっていたがその真意は…?さらに濱田は、謎の投資家・リチャード(近藤公園)や医療コンサルタントの長谷(淵上泰史)と、秘密裏に会っているようで…。

一方、度重なる暴言に耐えかねた瀬川は、濱田へ初めて反論し、2人は言い争いに。その現場に居合わせた松本は、つかみ合いになる二人を制止すると、濱田の胸元に手術痕があることに気づいてしまう…。

第8回 2020年3月6日放送

あおば台救命救急センターでは、松本(伊藤英明)や三宅(中谷美紀)が、ペースメーカーを入れた生活保護の患者が短期間に数人見つかったことに疑問を抱き、児嶋(松本穂香)にその出元の調査を依頼していた。すると、全ての患者があおば台病院の同じ医師によって手術されていることが発覚する。真意を確かめるため、松本は濱田(ムロツヨシ)の元へ向かう。一方、濱田は、医療コンサルタント・長谷(淵上泰史)から電話が入り、心臓外科学会の理事長・大貫(きたろう)の孫・川崎美咲が、重い心臓病で入院していると伝えられる。あおば台病院に転院させて手術がうまくいけば、医師会を後ろ盾にして小児ハートセンター設立までがスムーズになると言われていた。

憲次(泉谷しげる)は、がんの治療に向き合い、診察を受けていた。付き添う松本は、改めて最悪の状況を確認し「治験薬でもいいので可能性に賭けたい」と訴える。その頃、ひき逃げ事故にあった女性患者(白石糸)が搬送されてきた。搬送されて2日経っても家族からの問い合わせが入らないことや、彼女の荷物からシングルマザーなのではないかと考えられた。家に乳幼児が1人で残っているかもしれない危機的状況にもかかわらず、身元がわからないでいたが、児嶋があることに気づき…。

母親の川崎百合子(大西礼芳)、祖父の大貫に付き添われ美咲が転院してきた。濱田の次に優秀とされる心臓外科医・田沼(前田公輝)を前立ちにして手術が始まる。

第9回 2020年3月13日放送

濱田(ムロツヨシ)が担当した、心臓外科学会の理事長・大貫(きたろう)の3歳の孫・川崎美咲(中野翠咲)の容態が急変した。直ぐに松本(伊藤英明)が対応し、濱田も駆けつけ緊急オペが行われたが、オペの失敗が発覚し、投資家リチャード・ポー(近藤公園)から融資を断られてしまう。小児用ハートセンター設立をあきらめられない濱田は、「もう一度だけチャンスを与えて欲しい」と、難しい手術の公開オペを提案する。ところが、公開オペが始まってすぐに異変が起きる。美咲のオペ後から様子がおかしい濱田に松本は…。

一方、松本が父のように慕う、憲次(泉谷しげる)のがん治療が始まった。ステージ4の肺線がんである憲次の治療は厳しいが、憲次は松本の懇願により治験薬での治療を決意していた。投薬を開始し、経過は順調に思われたが…。

第10回・最終回 2020年3月20日放送

通り魔事件が発生し、松本(伊藤英明)・吉田(谷恭輔)・田中(片寄涼太)・児嶋(松本穂香)・長見(うらじぬの)ら救命救急センターの面々がドクターカーで現場に急行した。心臓部を刺されてショック状態の被害者・木村敦子(菅井玲)の傍では、娘の尚(谷花音)が必死に母に呼び掛けていた。すると、近くで刃物を持った犯人の男を見た松本は、思わず犯人に駆け寄り揉み合うことに。あおば台病院では、搬送された犯人と敦子の緊急手術が行われたが、敦子の娘・尚に松本は「なぜ、犯人を助けるのか」と強く責められてしまう…。

一方、松本が父のように慕う憲次(泉谷しげる)が、自宅で倒れ搬送されて来た。ガン治療に前向きに取り組んできた矢先のことだった。すでに、ガンが転移して治験薬が効かなくなっていると担当医から聞いた松本は、意を決して自ら憲次に話をする覚悟を決める。医師とは何か、救うとは何かについて思い悩む松本に、三宅(中谷美紀)や濱田(ムロツヨシ)は…。

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(注)本ページの情報は2020年3月時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。

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