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日曜劇場「半沢直樹」新シリーズのあらすじ・動画配信は?

日曜劇場「半沢直樹」<前シリーズ・新シリーズ>はParaviで視聴できます!

日曜劇場「半沢直樹」の前シリーズ・新シリーズの動画を視聴したい方には、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」をおすすめします。もちろん、それ以外の映画、ドラマ、アニメ、バラエティー番組などもたっぷり楽しめます。

過去に放送された日曜劇場も多数配信中です!

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日曜劇場「半沢直樹」<前作>の特別総集編が2週連続で放送

2020年7月19日から放送がスタートする予定の日曜劇場「半沢直樹」。この放送に先駆けて、7月5日(日)・7月12日(日)の2週連続で、前作の特別総集編が地上波初放送される予定です。

放送 2020年7月5日(日)・7月12日(日)午後9時〜9時54分[TBS]

日曜劇場「半沢直樹」<前作・2013年>

直木賞作家、池井戸潤の話題作がついに民放地上波初登場!

原作は、「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞、「鉄の骨」で第31回吉川英治文学新人賞、「下町ロケット」で第145回直木賞を受賞した池井戸潤の人気小説「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」。

バブル期に大手銀行に入行した半沢。しかしその銀行員生活は波乱に満ちていた!

バブル期、都市銀行の数は全部で13行。銀行に入ったら一生安泰と言われていた時代で、銀行員はエリートの代名詞でもあった。そんな日本経済が熱狂していた時代に入行したのが、いわゆる「バブル入行組」。この物語は、そんなバブル期に東京中央銀行に入行したバンカー・半沢直樹が、銀行の内外に現れる「敵」と戦い、組織と格闘していく様子を中心に描いていきます。

堺雅人と上戸彩が10年ぶりに共演!

主演を務めるのは、前年10月放送のTBS金曜ドラマ『大奥~誕生[有功・家光篇]』での好演も記憶に新しい堺雅人。間違ったことがあれば、たとえ上司であろうと態度を曲げない融資課長・半沢直樹(はんざわ・なおき)役を演じます。敵を追い詰めていく攻撃的な顔と、部下や家族に見せる優しい顔を併せ持つ半沢の魅力的なキャラクターを堺がどのように演じるのか、注目が集まります。

また、そんな弁が立つ半沢を唯一言い負かせる存在であり、明るく爽やかに支える妻、半沢花(はんざわ・はな)役を上戸彩、東京中央銀行で歴代最年少のスピード出世で常務に上り詰めた切れ者、大和田常務(おおわだじょうむ)役を香川照之が演じます。
他に、常に広い心を持って半沢を見守る東京中央銀行頭取、中野渡(なかのわたり)役に北大路欣也、半沢の同期でよき相談相手、渡真利忍(とまり・しのぶ)役に及川光博が、さらに中島裕翔(Hey!Say!JUMP)、壇蜜も出演が決定、多彩なキャストでお送りします!

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原作本 著・池井戸潤

オレたちバブル入行組 (文春文庫)


オレたちバブル入行組 (文春文庫) [ 池井戸 潤 ]

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。

オレたち花のバブル組 (文春文庫)


オレたち花のバブル組 (文春文庫) [ 池井戸 潤 ]

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。

主な登場人物・キャスト

半沢直樹 堺雅人

東京中央銀行本部 営業第二部次長。
大阪西支店での浅野支店長の策謀で起こった5億円の融資事故の責任を被せられそうになったものの見事挽回し、東京中央銀行内でも精鋭中の精鋭と言われるエリート集団・営業第二部の次長というポストを得る。その腕を見込まれて、運用で失敗した伊勢島ホテルの損失の穴埋めおよび経営再建を頭取から命じられる。また、金融庁検査で伊勢島ホテルに問題ありと分類されてしまうと、銀行そのものの存続にも関わることになるため、その対応にも追われることになる。
かつてネジ工場を経営していた父親は大和田に見捨てられ銀行に殺されたようなものなのに、あえて大和田のいる産業中央銀行(東京中央銀行の前身)に就職したのは、父親の無念を晴らすためか?大和田から旧産業中央銀行出身者の派閥に誘われるも断り、銀行員としての正義を貫くべく、大和田と対峙していくことに。

半沢花 上戸彩

半沢の妻。思ったことをすぐに口にするタイプで、弁の立つ半沢が唯一かなわない相手。フラワーアレンジメントの仕事をしていたが、結婚を期に辞めて専業主婦となっている。東京でも社宅住まいで、付き合い上こちらの奥さま会にも閉口しつつ参加し、少しでも半沢の力になろうと努力している。半沢から父親の死の真相を聞かされ、東京に来てから時々思い悩むように難しい顔をする半沢のことを心配している。

渡真利忍 及川光博

渡真利忍/東京中央銀行 融資部 半沢直樹と同期(及川光博) 東京中央銀行東京本部融資部。慶応大学経済学部卒業で半沢の同期であり親友。
入行時からの「海外とも取引のあるプロジェクトファイナンスを手がけたい」という希望はまだ胸の中にあり、一時は外資系金融機関に転職も考えていた。同期の半沢が同じ東京本部に異動してきたことでさらに距離が縮まり、幅広い人脈を駆使して伊勢島ホテルの運用失敗による巨額損失についての情報を集める。同期とのつながりは強く、他行に就職した学生時代の同期や、出向した近藤ともこまめに連絡を取り合っている。

黒崎駿一 片岡愛之助

金融庁検査局主任検査官。
出向していた大阪国税局から金融庁に戻ってきたエリート。元々の出向も、強引な検査方法に批判が集まったため、ほとぼりを冷ます間だけのものだと言われていた。西大阪スチールの脱税調査で半沢に先を越されたことを根に持っており、東京中央銀行を対象とした金融庁検査で、再び合間見えることになった半沢に対し、笑顔の裏で並々ならぬ対抗心を見せる。

近藤直弼 滝藤賢一

東京中央銀行からタミヤ電機に出向中。
出向先では「ここが新しい自分の居場所」と前を向いていこうとするものの、古株の経理担当や社長、そして融資依頼先の京橋支店からも役立たずの扱いをされ、また不安に押しつぶされそうになる。しかしともに竹刀を交わす半沢から励まされ、再び銀行員としての誇りを取り戻そうと奮闘する。

内藤寛 吉田鋼太郎

東京中央銀行本店第2営業部部長。
半沢の能力、人柄を強く買っており、絶対的な信頼を寄せる。上からの命令に対し反発する半沢をなだめつつも、常に半沢の味方をし、守ろうとする正義感あふれる人物。

岸川慎吾 森田順平

東京中央銀行取締役。大和田派の筆頭で、常に大和田常務に付き従っている。半沢に対しても、大和田派に加担するようにと誘いをかけてくるが…

高木 三浦浩一

東京第一銀行出身で、中野渡派を自認している。取締役会では大和田、岸川、旧産業中央銀行出身者を下に見ている節がある。

小野寺順治 牧田哲也

東京中央銀行本部 営業第二部。新しい次長である半沢の仕事のやり方を尊敬している。半沢からの信頼も厚く、ともに伊勢島ホテルを担当する。

坂本新之助 岡山天音

東京中央銀行本部 営業第二部。
素直な性格で、半沢からも目をかけられている。

羽根夏子 倍賞美津子

伊勢島ホテル専務。長年、一族経営である伊勢島ホテルに勤め、現社長より自分のほうが伊勢島ホテルのことをわかっていると、他者の意見に耳を傾けようとしない女帝的存在。気が強く独裁的だが、ホテルマンとしてはかなり優秀。
東京中央銀行から200億円の融資を受けた直後に、運用失敗による120億円の損失が判明するが、新担当の半沢に対し、銀行の都合でものを言うなと切り捨てる。資産運用自体、湯浅社長の指示だと言い、社長の責任論をあおっているが…

半沢慎之助 笑福亭鶴瓶

半沢直樹の父親。金沢で小さなネジ工場を経営。どんな仕事でも人と人の繋がりが何よりも大切だと、半沢に常々言い聞かせていた。当時、担当だった大和田に融資を断られ、まわりへの支払いが立ち行かなくなり、自ら命を絶ってしまった。

半沢美千子 りりィ

半沢の母親。半沢が跡を継がずに就職してしまった今も、地元・金沢で工場を守っている。今も息子が敵である銀行に就職した真意を読めずにとまどっている。

中野渡謙 北大路欣也

東京中央銀行頭取。旧東京第一銀行出身。温厚な性格で、何よりも「人」を大切にしている。合併後も何かと対立する東京第一銀行出身者と産業中央銀行出身者の派閥意識をまとめあげようとしている。
半沢の仕事ぶりにも目をかけ、今回、伊勢島ホテルの再建に向けた担当に抜擢する。

大和田 暁 香川照之

旧産業中央銀行出身で、東京中央銀行最年少常務に抜擢された出世頭。
派閥意識が強く、現頭取である中野渡が東京第一銀行(旧T)出身のため、旧産業中央銀行(旧S)出身者が出世できていないと感じている。大阪西支店で、見事に5億円を回収した同じく旧S出身の半沢に、自分の派につかないかと誘いをかけるものの、すげなく断られてしまう。しかし金融庁検査を前にして、大口融資先である伊勢島ホテルが検査対象となり、担当の半沢のバンカー銀行員としての姿勢をあざ笑うかのような態度を取ったところから、全面対決となる。

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各話のあらすじ・名場面・名言

第1話 2013年7月7日放送

東京中央銀行大阪西支店・融資課長の半沢直樹(堺雅人)は、バブル経済末期に銀行に入行したいわゆる「バブル入行組」。それから20年ほど経過した現在、行内では業務の中心的役割を担う世代になっていた。東京本店融資部に勤務する渡真利忍(及川光博)は、半沢と同期入行組であり、入行以来の親しい仲。頻繁に助言をし、半沢をフォローし続ける。一方家庭では、妻の花(上戸彩)が、文句を言いながらも明るく実直な性格で夫を支える。
そんな半沢に、ある日突然支店長の浅野(石丸幹二)から強引な指示が下り、西大阪スチールから5億円の融資契約を取り付けることになった。しかも、新規の融資先にも関わらず条件は「無担保」。
この融資によって営業目標を達成した大阪西支店は、名誉ある最優良店舗賞を初受賞すことになった。しかし、一見優良企業に見えた西大阪スチールは陰で莫大な負債を抱えており、それを隠すために行っていた粉飾決算が発覚。融資からたった3か月後、西大阪スチールはあっけなく倒産した。この結果、東京中央銀行は融資額5億円全額を騙し取られることになってしまった。
出世に執念を燃やす浅野支店長は、その全責任を半沢一人に負わせようと画策。東京中央銀行で異例のスピード出世を果たし、常務にまで上り詰めた大和田(香川照之)にまで根回しをする。東京中央銀行は、バブル期の膨大な不良債権に苦しんだ都市銀行が合併して出来上がった「メガバンク」。行内には、合併後も「旧・産業中央銀行」出身者、「旧・東京第一銀行出身者」の派閥に分かれ、熾烈な権力争いを繰り返していた。大和田常務は「旧・産業中央銀行」出身、浅野支店長も同行出身である。そんな中にあって「旧・東京第一銀行出身者」の中野渡頭取(北大路欣也)は、行内融和を唱え、派閥対立を鎮めるために苦心していた。
融資失敗の責任に関して、東京本店に呼ばれ聞き取り調査に出席した半沢は、全責任を自らに負わせようとする上司たちに真っ向から反発し、取られた5億円を取り戻すと宣言する。
何故ならそれが、半沢がバンカーとして生き残るための、唯一の道だったからだ─。

[名場面]

ご存知「倍返し」の名台詞は第1話から炸裂していました。半沢直樹が「恨みはしません。ただ、この借りは、倍にして返します。やられたらやり返す。倍返しだ!それが私の流儀なんでね」と、言い放つシーン。

[名言]

「ええか直樹。どんな仕事をしようとも大切なのは人と人との繋がりや。ロボットみたいな仕事だけはしたらあかん」

第2話 2013年7月14日放送

半沢(堺雅人)の勤める東京中央銀行は、西大阪スチールへの融資で5億円の不良債権を抱え込むことになり、半沢は自身の命運を賭けて融資金の回収に動く。そんな中、残された資料から同社の倒産が「計画倒産」であった疑いが浮上。
半沢は西大阪スチール倒産の影響で連鎖倒産を余儀なくされた竹下金属の社長、竹下清彦(赤井英和)に協力を仰ぎ、苦労の末、ついに東田社長(宇梶剛士)が海外に所有している時価5千万円の別荘の存在を突き止める。
しかしこの物件の存在には国税局もほぼ同時に気が付いており、資産差し押さえを巡って半沢と国税局査察部統括官の黒崎(片岡愛之助)との間で激しい攻防が繰り広げられる。
東田が隠す資産の行方は?そして姿を消した東田と未樹(壇蜜)に先に辿り着くのは半沢か、それとも国税局の黒崎か!?

第3話 2013年7月28日放送

西大阪スチールへの融資で焦げ付いた5億円もの金額を、全額回収すべく奔走する半沢(堺雅人)だが、東田(宇梶剛士)が海外に所有する5千万円の別荘は差し押さえ寸前で国税局の黒崎(片岡愛之助)に横取りされる結果となってしまった。
そんな半沢を次に待ち受けていたのは、裁量臨店(さいりょうりんてん)と呼ばれる本部からの内部検査。しかしその検査は、融資事故の全責任を半沢に押し付けようとする浅野支店長(石丸幹二)が意図的に仕組んだもので、
浅野の息のかかった人事部の小木曽(緋田康人)を中心としたメンバーで構成されていた。
一方、半沢と共に東田の居場所を探し続ける竹下(赤井英和)は、東田が隠れ家に使っていたマンションの所有者・小村武彦(逢坂じゅん)を探し当てるが、小村は東田について一切口を開こうとしない。
そんな中、半沢を支える妻の花(上戸彩)は、大阪へとやってきた浅野支店長の妻・利恵(中島ひろ子)を歓迎する食事会に参加したことをきっかけに、利恵と懇意になる。半沢は、妻の花にまで会社のことで気を使わせてしまっていることを詫びる。
裁量臨店は半沢たち融資課に不利な情報ばかりが噴出し、融資課一同は苦しい立場に追い込まれる。そして5億円の融資事故の情報をマスコミにリークすることと引き換えに東田の潜伏先を突き止めた半沢は、東田、未樹と一緒にいる男の姿に衝撃を受けるのだった。

[名言]

「これは金で買えんものを融資してもらった礼や。半沢はん、あんたはバカで、一流のバンカーやった。」

第4話 2013年8月4日放送

融資事故の情報をマスコミにリークすることと引き換えに、ついに東田(宇梶剛士)の潜伏先を突き止めた半沢(堺雅人)。しかし、その場所に張り込んだ竹下(赤井英和)が送ってきた写真に、東田と一緒に写っていたのは何と浅野支店長(石丸幹二)だった。
調べると、東田と浅野支店長にはお互いを結び付ける過去があることが判明。そこで半沢は、浅野が東田から何らかの見返りを得ていないか、その証拠を探し始めることに。
そんな中、花(上戸彩)は突然、アルバイトがしたいと言い出す。以前していたフラワーデザイナーの仕事ではないし、何のために働くのか真意を図りかねた半沢は花に尋ねるが、花は答えようとしない。
その後、部下と策を練って浅野の金の流れを掴むことに成功した半沢は、鍵を握る東田の愛人・未樹(壇蜜)に接触。東田の隠し資産について聞き出そうとするが、未樹はなかなか口を割らない。しかし未樹が、「ネイルサロン」を開くのを目標にしていることが分かった半沢は、花に言われた“ふとした一言”をきっかけに、未樹に銀行から正式な融資を受けるよう提案し、その手助けをすると話す。未樹は戸惑いながらも半沢の提案を受け入れようとする。未樹を東田から引き離して隠し口座の情報を聞き出そうとした半沢だが、またしても国税の黒崎(片岡愛之助)が半沢の前に立ちはだかる。

第5話 2013年8月11日放送

国税局に寝返った未樹(壇蜜)は黒崎(片岡愛之助)と取引をし、東田が自らに貢いだ店の開店資金の摘発を見逃してもらう代わりに、捜査への協力を約束する。東田の潜伏先に捜査が入ると、未樹は東田から渡された印鑑や通帳を持ってベランダから逃走。その後向かったのは、東田から指示された場所ではなく、近くで待機していた黒崎のもとであった。一部始終を近くで見ていた竹下(赤井英和)は、「万事休すだ」と半沢(堺雅人)に伝える。
その直前半沢は、支店内の部下も同席する会議で浅野(石丸幹二)から実質的な出向の内示を言い渡されたばかりだった。出向が決定的になるなかで、それでも半沢は最後の抵抗を試みる。
浅野との決着の行方は、そして最後に半沢がとった行動は…?

[名言]

「甘えたこと言ってんじゃねえぞ。家族がいるのはお前だけだとでも思ってんのか。自分の保身のために、これまでどれだけの人間を陥れてきたか、よく考えろ。俺はお前を許さない。自分のしたことを、一生悔やんで生きろ。」

第6話 2013年8月25日放送

半沢(堺雅人)が東京中央銀行本部、営業第二部次長に栄転し、既に1年が経とうとしていた。
ある日、部長の内藤(吉田鋼太郎)に呼び出された半沢は、突如大きな仕事を背負わされることになる。
それは老舗ホテルである伊勢島ホテルの経営再建と、近く金融庁が東京中央銀行に対して行う「金融庁検査」への対応だった。
伊勢島ホテルは長く業績が低迷し、東京中央銀行が200億円の融資をしたばかりであったが、その直後、資金の運用失敗で120億もの損失が出ることが明るみになったばかりであった。
大阪で回収不能と思われた5億の不良債権を回収した半沢だが、120億となると次元が違う。「自分には無理だ」と言う半沢に対して、この案件は頭取(北大路欣也)命令であると内藤は告げる。
早速再建のために奔走する半沢だが、今回の巨大案件には伊勢島ホテルの羽根専務(倍賞美津子)はじめ様々な立場の人間の様々な思惑が錯綜しており、早期に事態の収拾を図ることは不可能のように思われた。

第7話 2013年9月1日放送

金融庁検査への対応と伊勢島ホテルの経営再建という、2つの大きな課題を突きつけられた半沢(堺雅人)。
金融庁検査を先頭で率いるのは、何と大阪西支店へ国税局査察部統括官として査察に入り、半沢と凌ぎを削った黒崎(片岡愛之助)であった。
黒崎は国税局から金融庁に戻り、東京中央銀行に対する検査の主任検査官として任命されたのである。
半沢は、伊勢島ホテルが200億円の融資を得るために、資金運用による損失の事実を隠ぺいする工作を行ったことを突き止め、その黒幕を探し始める。同時に伊勢島ホテルを救い、東京中央銀行が金融庁検査で巨額の引当金を積むことを避けるために、伊勢島ホテルの聖域とも言われる領域に手を付けることを湯浅社長(駿河太郎)に進言する。
しかしそのためには、湯浅社長と対立する羽根専務(倍賞美津子)の圧力をかわし、羽根を新社長に据えようと画策するある人物と闘う必要があった─。

第8話 2013年9月8日放送

金融庁検査を乗り切るため、伊勢島ホテル社長の湯浅(駿河太郎)に、先代社長であり自身の父でもある会長の更迭と資産の売却をさせた半沢(堺雅人)。これで伊勢島ホテルが出した120億円にも及ぶ運用損失の穴埋めが実現し、不良融資先として分類されるのを回避出来たかに思えた。しかし金融庁検査の最中に、再建の柱ともなるITシステムを構築中の外注先、「ナルセン」が破綻するとの情報が黒崎(片岡愛之助)からもたらされた。
ナルセンが破綻すると、これまで費やしてきた110億円以上もの投資が損失となってしまい、伊勢島ホテルは再び窮地に追い込まれる。事態を重く見た銀行幹部は、半沢を伊勢島ホテルの担当から外す方向で話を進めようとする。食い下がる上司の内藤(吉田鋼太郎)に対し、大和田常務(香川照之)は本番の金融庁検査の前に模擬検査を行うことを提案。大和田の息のかかった融資部の福山啓次郎(山田純大)を半沢の後任候補とし、模擬検査で一騎打ちをすることになった。
一方、出向先であるタミヤ電機の不正を追い続ける近藤(滝藤賢一)は、会社から他の会社へ不正に貸し付けられた3千万円の資金の行方を追ううちに、信じられない事実を目にすることになった─。

第9話 2013年9月15日放送

近藤(滝藤賢一)が知ることになったタミヤ電機を舞台にした迂回融資事件。タミヤ電機を隠れ蓑にし、3千万円もの融資を受けていたのは、何と大和田常務(香川照之)の妻・棚橋貴子(相築あきこ)が経営する会社だった。
半沢(堺雅人)は大和田に突きつける証拠として、田宮社長(前川泰之)の証言を取るよう近藤に依頼をする。
一方の金融庁検査では二日後に迫った最終聞き取り調査を前に、半沢は驚きの秘策を用意し、湯浅社長(駿河太郎)の説得を試みることに。
しかしその内容は、100年以上続く歴史ある伊勢島ホテルにとっては、あまりに大きな決断であった。
そんな中、近藤はついに田宮社長の証言を取ることに成功。半沢たちが大和田常務を追い詰めるのに十分な証拠であったが、合流を待つ半沢と渡真利のところへ、近藤は一向に現れない。近藤の身に一体何が起こったのか─。

[名場面]

半沢直樹の同期・近藤がタミヤ電機の経理課長、野田に不正の経緯を問いただし、やり直すなら今だと諭す場面。「確かに、ノーに比べたらイエスと言う方が何倍も簡単だ。でもな、俺たちサラリーマンがイエスとしか言わなくなったら、仕事はただの作業になっちまう。作業だけなら、ロボットでも出来る。でも俺たちはロボットになっちゃダメなんだよ。俺は、同期の奴からそう教えられた。」という近藤の言葉には泣けました。

最終回 2013年9月22日放送

近藤(滝藤賢一)は、大和田常務(香川照之)から提案された取引に応じ、手に入れた田宮社長(前川泰之)の証言を表に出さないという決断をした。
その結果、半沢(堺雅人)が大和田を追い詰めるために取締役会に提出する予定であった資料は、不正の事実を決定的にする重要な証拠がない不完全なものとなってしまう。そんな中、渡真利(及川光博)は人事部の後輩からの極秘情報によって、近藤が銀行に戻って来るとの情報を掴む。
何が起きたかを察した半沢は、なかなか行方が分からない近藤の携帯電話にメッセージを吹き込む形で、いつもの剣道場でずっと待ち続けると伝える。
大和田常務の不正を明らかにする取締役会が開かれようとしていた矢先、今度は内藤(吉田鋼太郎)から、金融庁から頭取宛に「金融庁検査における半沢次長の検査受け入れ態度に問題あり」との書面が送られてきたことを聞かされる。取締役会では、半沢が訴える不正問題と同時に、半沢の処分案も議題に上がることが分かった。
半沢にとって不利な状況が積み重なる中、ついに運命の取締役会が開かれる──。

[名場面]

半沢直樹が取締役会で宿敵・大和田常務の不正を暴き、「土下座してください。やれーっ!大和田ーっ!」と迫るシーン。そして、大和田は拳を握りしめ、抵抗して震える体を押さえつけながら土下座をする。

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[ご参考]日曜劇場「半沢直樹」<新作・2020年>

放送 2020年7月19日(日)スタート
   毎週日曜日 午後9時〜[TBS]

2020年、TBS日曜劇場にあの「半沢直樹」が帰ってくる!
平成の30年間に放送されたドラマで最終回42.2%の視聴率を弾き出し、
堂々の1位に輝いた驚異のドラマが令和の時代に再び登場!
半沢直樹は新たなフィールドでも「倍返し」出来るのか!?

前作に続き、池井戸潤氏の「半沢直樹」シリーズが原作で、今回は『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』(ダイヤモンド社/講談社文庫)の映像化に挑みます!主演を務めるのは堺雅人。映画、ドラマ、CMなど様々な分野で活躍を続ける堺が、満を持して続編に臨みます。

あらすじ

「半沢直樹、東京セントラル証券への出向を命ずる──」

東京中央銀行のバンカー・半沢直樹が、銀行内で行われていた数々の不正を明らかにするも、まさかの子会社への出向を命じられるという衝撃の展開で最終回を終えた前作。今作では、東京セントラル証券で営業企画部長となった半沢に巻き起こる事件を描きます。

あるとき、東京セントラル証券に大型案件が舞い込む。それは、ある大手IT企業による敵対的買収で、株式取得に掛かる費用はなんと1500億円以上。東京セントラル証券にとって、かつてない規模の案件だった。そして、これが新たな銀行との戦いの始まりになるとは、この時の半沢は知る由もなかった──。

果たして半沢は、出向先でも次々に発生するトラブルを乗り越え、理不尽な要求を突き付ける相手に「倍返し」出来るのか!? 型破りのバンカー、半沢直樹の新たな伝説が、令和の歴史に刻まれる!!

  • 原作 池井戸潤
  • 脚本 丑尾健太郎 ほか
  • 演出 福澤克雄、田中健太、松木彩
  • プロデューサー 伊與田英徳、川嶋龍太郎、青山貴洋
  • 製作著作 TBS

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原作本[著者 池井戸潤]

ロスジェネの逆襲 (文春文庫) [ 池井戸潤 ]


ロスジェネの逆襲 (文春文庫) [ 池井戸 潤 ]

子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、IT企業買収の案件が転がり込んだ。巨額の収益が見込まれたが、親会社・東京中央銀行が卑劣な手段で横取り。社内での立場を失った半沢は、バブル世代に反発する若い部下・森山とともに「倍返し」を狙う。一発逆転はあるのか?大人気シリーズ第3弾!

半沢直樹3 ロスジェネの逆襲 (講談社文庫) [ 池井戸潤 ]


半沢直樹 3 ロスジェネの逆襲 (講談社文庫) [ 池井戸 潤 ]

経営難のホテルチェーンを見事立て直した半沢直樹。しかし、出る杭は完膚なきまでに打たれるかのごとく、すぐさま子会社・東京セントラル証券へ出向の辞令が。出向先へ転がり込んできた、有名IT企業による買収話。難易度の高い案件ながら、もし首尾よく買収に成功すれば巨額の収益が見込まる。その利益に目を付け案件を分捕りに来たのは、まさかの親会社・東京中央銀行だった……! 能力はあるも、どこか世間を倦み、上司への失望を隠せない若いロスジェネ世代とともに、半沢は卑劣な親会社のエリートたちに戦いを挑む。人事が怖くてサラリーマンが務まるか! 大人気シリーズ第三弾。2020年TBSドラマ「半沢直樹」続編の原作。

銀翼のイカロス [ 池井戸潤 ]


銀翼のイカロス [ 池井戸潤 ]

半沢直樹シリーズ第4弾! 「はっきり申し上げますが、御社にとっていまが─ラストチャンスです」
頭取命令で経営再建中の帝国航空を押しつけられた東京中央銀行の半沢直樹が、500億円の債権放棄を求める再生タスクフォースと激突。政治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い。果たして半沢に勝ち目はあるか?

半沢直樹4 銀翼のイカロス (講談社文庫) [ 池井戸潤 ]


半沢直樹 4 銀翼のイカロス (講談社文庫) [ 池井戸 潤 ]

IT企業間の大きな買収案件を落着させ、子会社・東京セントラル証券から東京中央銀行に復帰した半沢直樹。今度は、破綻寸前の錆びたナショナルフラッグ・帝国航空の立て直しを命じられる。その矢先、政府主導の再建機関から、500億円にもなる帝国航空の借金を帳消しにせよと持ち掛けられ、半沢がノーと言えば、お国からだけでなく、行内のあちこちからも睨まれ、憎まれ、脅され、四面楚歌に。そんな中、半沢はもっとも近寄ってはいけない行内のある問題に気づくが。シリーズ累計550万部突破、説明不要の「半沢直樹シリーズ」第四弾!

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主な登場人物・キャスト

半沢直樹 堺 雅人

東京セントラル証券 営業企画部長。「やられたらやり返す。倍返しだ!」をモットーとし、曲がったことを誰よりも嫌う。それ故に上司の反感を買ってしまうことが多いが、部下からの信頼は厚い。常に亡き父親・慎之助が作ったネジを形見のように携帯している。

半沢花 上戸 彩

直樹の妻で専業主婦。非常に夫思いでその言葉が直樹の心の救いや、仕事上の問題解決のヒントにもなっている。銀行での夫の立場が悪くならないよう、気の進まない社宅での奥様会にも気を使いながら参加している。

渡真利忍 及川光博

東京中央銀行の社員で半沢直樹とは同期入社。「人事が全て」と公言するほどの情報通。豊富な人脈と情報網で、大和田派に関する貴重な情報や、行内の動向を収集しており、同期の友人である半沢を常にサポートしている。

森山雅弘 賀来賢人

東京セントラル証券のプロパー社員。半沢の“新たな戦い”をサポートする。

浜村瞳 今田美桜

東京セントラル証券の新入社員。森山と同様、半沢の“新たな戦い”をサポートする。

諸田祥一 池田成志

半沢と同じく銀行からの出向組で、銀行へ戻るためにあれこれと画策する。

平山一正 土田英生

大手IT企業の買収に関わり、アジア進出を視野に事業拡大を目論む大手IT企業「電脳雑技集団」の社長。

平山美幸 南野陽子

大手IT企業「電脳雑技集団」の副社長。平山社長の妻。大阪市内の大きな商家出身で、高圧的かつヒステリックな性格。社員たちに滅私奉公を求める態度が抜けず、同社の社長で夫の平山一正と共に自社の“粉飾”を隠していく。

広重多加夫 山崎銀之丞

大手IT企業の敵対的買収の件で、買収される会社のアドバイザーとして関わる太洋証券営業部長。

郷田行成 戸次重幸

PC周辺機器販売大手フォックス社の社長。半沢に舞い込む大手IT企業の敵対的買収の案件。その買収劇の中、半沢が絶体絶命の状況に陥った際にホワイトナイトとして現れる。しかし、郷田には大きな裏があった・・・。

加納一成 井上芳雄

開発した検索サイトが大当たりし、今や日本でトップクラスのIT企業となったスパイラル社の創業メンバーの一人。

瀬名洋介 尾上松也

スパイラル社の創業者。次代を担うIT企業家として未来を切り開き、将来を嘱望されていたが、あることをきっかけに窮地に陥ってしまう・・・。

中野渡謙 北大路欣也

東京中央銀行頭取。旧東京第一銀行出身。「人」を大切にすることに重きを置いている。

大和田暁 香川照之

東京中央銀行取締役。旧産業中央銀行出身。最年少で常務取締役に抜擢された出世頭だったが、不正が明らかとなり取締役に降格した。派閥意識が強く、駆け引きに長けているが常に冷静で、これまで目にかけてきた部下であっても切り捨てる時は容赦がない。かつて半沢ネジへの融資の打ち切りを宣告し、直樹の父・慎之助が自殺するきっかけを作った張本人でもある。

三笠洋一郎 古田新太

東京中央銀行の中野渡頭取と敵対する同行の副頭取。中野渡頭取、大和田常務にも負けぬふてぶてしさで東京中央銀行を牛耳るべく半沢をピンチに追い込む。

伊佐山泰二 市川猿之助

三笠が目をかけている東京中央銀行証券営業部部長。大和田常務を失脚させた半沢に恨みを抱いており、それ以来彼を敵視している。三笠の忠実なる手下として、最前線で半沢と激しくぶつかり合う。

黒崎駿一 片岡愛之助

金融庁 検査局主任検査官。かつての金融庁検査で、当時の都市銀行だった大同銀行を破綻に追い込んだことで「やり過ぎ」と批判が起きたことから、ほとぼりが冷めるまで国税局に異動させられていた旧大蔵省銀行局出身の切れ者のエリート。傲慢かつヒステリックな性格で、オネエ言葉で話す。

白井亜希子 江口のりこ

アナウンサーから政治家に転身した国土交通大臣。大手航空会社・帝国航空の再建をめぐり“半沢潰し”の 急先鋒として鋭く斬り込んでいく。

乃原正太 筒井道隆

白井大臣が立ち上げた再生組織、帝国航空再生タスクフォースのリーダーとなるやり手弁護士。相手を小馬鹿にしたような高圧的な態度を取り、頭取である中野渡に対しても脅しをかけるような人物。

箕部啓治 柄本 明

白井大臣を支援する進政党の大物議員。大物政治家として半沢に容赦なく襲いかかる。

女将・智美 井川 遥

半沢や渡真利が情報交換をする行きつけの小料理屋の女将。半沢を敵視する東京中央銀行の社員たちも通うこの店を切り盛りする彼女は、東京中央銀行の個人株主であると同時に銀行の内部事情に詳しく、半沢たちを静かに見守るドラマオリジナルのキャラクター。

ナレーション 山根基世

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各話のあらすじ

第1話 2020年7月19日放送

東京中央銀行のバンカーとして活躍していた半沢直樹(堺雅人)。しかし、大和田常務(香川照之)の不正を暴き糾弾したことが原因となり、中野渡頭取(北大路欣也)から、子会社である東京セントラル証券へとまさかの出向を命じられてしまう。
こうして出向先の東京セントラル証券・営業企画部長となった半沢。扱う金融商品企画はどれも銀行時代とは比べものにならないほど小さなものだった…それに加えて、親会社の銀行からは不良案件を押し付けられる始末。さらに、銀行からの出向組に対するプロパー社員たちの不公平感は根強いものがあり、反骨心と確執が渦巻いていた。
一方、大和田は、敵対していたはずの中野渡頭取派に華麗に転身、保身のために組織を利用し新たな地位を築いていた。さらに、大和田の忠実な部下である証券営業部長・伊佐山泰二(市川猿之助)もまた、“半沢潰し”を目論んでいた。

そんなある日、東京セントラル証券に大型買収案件が舞い込む。プロパー社員・森山雅弘(賀来賢人)が担当する大手IT企業「電脳雑伎集団」が、瀬名洋介(尾上松也)率いるIT業界の雄「東京スパイラル」を買収したいと申し出て来たのだ。買収における株式取得にかかる費用はおよそ1500億円以上。東京セントラル証券にとって、かつてない規模の案件だった。
「銀行を見返せ!」と大規模買収に沸き立つセントラル証券だったが、突如電脳雑伎集団からアドバイザー契約を一方的に断ち切られてしまう—。そして、これが新たな銀行との戦いの始まりになるとは、この時の半沢は知る由もなかった——。
飛ばされた半沢は銀行に下剋上なるか!? 不屈のバンカー半沢の新たな戦いが今、始まる!

第2話 2020年7月26日放送

東京中央銀行に大型買収案件を横取りされた半沢(堺雅人)は、部下の森山(賀来賢人)とともに銀行に逆襲を誓うが、依頼主である電脳雑伎集団・副社長の美幸(南野陽子)たちからは全く相手にされず追い返されてしまう。そこで、電脳の買収相手であるスパイラル社長の瀬名(尾上松也)に再度アプローチを試みるが…「銀行の子会社なんか信用できない」と拒絶され、八方塞がりに。

一方、半沢たちを裏切り銀行に戻った三木(角田晃広)だったが、希望していた営業ではなく、伊佐山(市川猿之助)や諸田(池田成志)から雑用ばかり言いつけられる不遇な毎日を過ごしていた。

瀬名は太洋証券の広重(山崎銀之丞)のアドバイスにより、新株発行でこの難局を乗り越えようとしていた。その新株の買取先・ホワイトナイト役に名乗りを上げたのは、なんと瀬名の憧れとも言うべきIT業界のカリスマ・フォックス社長の郷田(戸次重幸)であった。しかし、そこには巨大銀行の新たな罠がしかけられていて…。

第3話 2020年8月2日放送

電脳の買収相手であるスパイラルとのアドバイザー契約を正式に結び、親会社・東京中央銀行と全面戦争へと突入した半沢(堺雅人)。銀行の卑劣な買収計画からスパイラルを守ることには成功したが、依然ピンチであることに変わりはなかった。そこで半沢が次の手として瀬名(尾上松也)に提案したのは、なんと「逆買収」だった。

だが、そんなある日、突然、セントラル証券に証券取引等監視委員会が立ち入り検査にやってくる。半沢の目の前に現れたのは、黒崎駿一(片岡愛之助)だった。黒崎が一体なぜ? 黒崎のターゲットはいったい何なのか? さらに、タイミング良く検査のことがニュースで報じられ、半沢は裏で伊佐山(市川猿之助)だけでなく、三笠副頭取(古田新太)が糸を引いているのではないかと推測する。

一方、パソコンからゴミ箱の中まで徹底的に検査を進める黒崎は、ついにクラウド上の隠しファイルに迫ろうとしていた。もし、半沢たちが水面下で進めている逆買収の計画が見つかってしまうと、すべてが水の泡と化す。半沢から連絡を受けた瀬名は、すぐさま高坂(吉沢亮)に指示し、データを消去しようと試みるが…。
果たして半沢はこの危機を乗り切ることが出来るのか?

第4話 2020年8月9日放送

半沢(堺雅人)たちの作戦によって、フォックスの逆買収に成功したスパイラル。だが、このままでは面子がつぶれてしまう東京中央銀行は、三笠副頭取(古田新太)の後押しによって、スパイラル株を買収するために電脳への500億円もの追加融資を強引に進めようとしていた。

卑怯にも、強大な資金力にモノを言わせ強引に決着をつけようとする銀行に、もはや絶体絶命の半沢。そんな中、半沢は電脳の収益に不透明な部分があることに気づく。財務担当の玉置(今井明彦)に接触を図るが、彼は口封じのために電脳を追われてしまう。玉置はいったいどこに消えたのか?

予断を許さない状況が続く中、渡真利(及川光博)から、まもなく半沢の出向先が正式決定する、という知らせが入る。動揺する森山(賀来賢人)に「人事が怖くてサラリーマンが務まるか」と力強く語る半沢だが、このままでは万事休すとなることは確実だ。これ以上、打つ手はあるのか——。

ついに覚悟を決めた半沢は最後の望みをかけてある人物に会いに行く——。

銀行、電脳、半沢、最後に勝つのは一体誰か!?
すべての真相がまもなく明かされようとしていた。

第5話 2020年8月16日放送

IT企業・スパイラルの買収劇をめぐり、電脳雑伎集団の粉飾を突き止めた半沢直樹(堺雅人)は、東京中央銀行を救った立役者として本店への復帰を果たした。だが復帰早々、中野渡頭取(北大路欣也)から直々に破綻寸前の帝国航空の再建を任される。

帝国航空は日本の空輸を担い、まさに国を代表する大企業だが、近年の経営状態は決して芳しくない。しかし、労働組合やOBの力が強いため大胆な改革もままならず、もはや身動きが取れなくなっていた。

そんな矢先、新たに国土交通大臣に就任した白井亜希子(江口のりこ)が会見で帝国航空の大胆な改革を華々しく提案する。彼女によれば、弁護士の乃原正太(筒井道隆)をリーダーとした直属の再建チーム「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げ、帝国航空に債権を保有しているそれぞれの銀行に、一律7割の債権放棄を検討しているという。

もしこのプランが実現すれば、東京中央銀行はおよそ500億円もの債権を手放さなければならなくなってしまう。半沢は何としても帝国航空を自力再建させるため、帝国航空へと乗り込むが、そこには一筋縄ではいかない巨大な壁が待ち受けていた…。

第6話 2020年8月23日放送

帝国航空を立て直し、何としても政府の要求する500億の債権放棄を拒否したい半沢(堺雅人)。自らの目で、現場で働く人々を見て何とか再建案を作り上げた半沢たち。
しかし、政府直属の再建検討チーム「帝国航空タスクフォース」のリーダー・乃原正太(筒井道隆)は、そんな半沢たちの努力をあざ笑うかのように、再建案を白紙に戻すと容赦なく告げる。その強引かつ高圧的な態度に半沢は反発し宣戦布告。両者は激しく衝突する。

一方、半沢の作成した再建案は帝国航空内でも暗礁に乗り上げていた。赤字路線の廃止、徹底的な経費削減、そして約1万人もの余剰人員の整理など、どれも大きな痛みを伴うことは必至であり、中でも整備士ら専門職は異業種への転職を断固拒否。彼らへの対応に日々追われる財務部長・山久登(石黒賢)はすっかり疲弊していた。

そんな中、乃原から政府に楯突く半沢の態度を聞いた国土交通大臣・白井亜希子(江口のりこ)は、なんと大臣自ら銀行に乗り込んでくる。この異例の事態に紀本(段田安則)も大和田(香川照之)も、そして中野渡頭取(北大路欣也)までもが、政府の驚異を実感するのだった。

そして、銀行には再びあの男の姿が。黒崎駿一(片岡愛之助)である。急遽始まったヒアリングで、帝国航空を巡るある重大な過失が発見されて・・・。

第7話 2020年8月30日放送

帝国航空の立て直しを進める半沢(堺雅人)。しかし、余剰人員の受け入れ先として東京セントラル証券の森山(賀来賢人)と共に計画を進めていたスカイホープ航空の新規路線の認可が突然、却下されてしまう。金融庁から業務改善命令が発出され、金融庁長官に頭を下げる中野渡頭取(北大路欣也)の姿が一斉に報道されたことにより、東京中央銀行に対する世間の風当たりは益々厳しいものとなっていた。

これらの出来事を裏で動かしていたのは、国土交通大臣の白井亜希子(江口のりこ)だった。本気を出した政府の容赦ない圧力に追いつめられていく半沢。だが、それにしてはタイミングが良すぎる。政府に行内の情報を流している裏切り者は、紀本(段田安則)なのかそれとも大和田(香川照之)なのか…。

そして、債権放棄への回答期限である「タスクフォース合同報告会」の日が刻々と迫る中、半沢は、最後の望みをかけて、開発投資銀行の谷川(西田尚美)の元を訪れる。果たして半沢は裏切り者を見つけ出し、倍返しへの糸口をつかむことが出来るのか!?

第8話 2020年9月13日放送

「タスクフォース合同報告会」で、開発投資銀行と共に債権放棄を断固拒否した半沢(堺雅人)は、花(上戸彩)から智美(井川遥)が元銀行員で、かつて中野渡頭取(北大路欣也)の部下だった過去を聞く。

一方、大和田(香川照之)は「銀行員生命をかける」とまで言った債権放棄の受け入れの提案に失敗した紀本常務(段田安則)をここぞとばかりに追い落としにかかるが、逆に先の合同報告会が原因で中野渡頭取に参考人招致の噂があると突きつけられてしまう。政界のドン・箕部幹事長(柄本明)がついに牙をむいたのだった。紀本は政府とつながり一体何を企んでいるのか?

そんな中、帝国航空の山久(石黒賢)からタスクフォースの再建草案を見せられた半沢は、赤字路線の羽田・伊勢志摩路線が撤退リストから外されていることに気づく。伊勢志摩は、ほかならぬ箕部の選挙地盤であり、建設に尽力した彼の功績を讃え、地元では「箕部空港」とも呼ばれていた。すべてのカギを握っているのは箕部だと確信した半沢は、あらゆる手段で手がかりを探す。 そんな中、黒崎(片岡愛之助)もまた箕部を追っていると知って…。こうして半沢は、東京中央銀行が抱えるとてつもない“闇”の扉を開くことになるのだった…。

第9話 2020年9月20日放送

半沢(堺雅人)は、合併前の旧東京第一銀行が箕部幹事長(柄本明)に貸し出した20億円もの融資の実態を探ろうとするが、亡くなった牧野元副頭取(山本亨)が不正な金を受け取っていた証拠を突きつけられ、手を引くことを余儀なくされる。

同じように箕部を追っていた金融庁の黒崎(片岡愛之助)にも箕部の魔の手が伸び、再び国税庁に異動させられてしまう。黒崎が最後に残した「伊勢志摩ステート」というヒントを手がかりに、半沢は伊勢志摩へと飛ぶ。空港で彼を待っていた人物とは…。伊勢志摩支店の同期の協力を仰ぎ、伊勢志摩ステートの15年前の財務資料を徹底的に調べる半沢。さらに、思わぬの人物の姿を目撃するのだった。半沢の疑惑は確信へと変わっていき…。半沢は伊勢志摩ステートに隠された秘密を暴き出し、倍返しすることはできるのか…!?

第10話・最終話 2020年9月27日放送

伊勢志摩ステートから箕部幹事長(柄本明)への金の流れが記された決定的証拠は、大和田(香川照之)と中野渡頭取(北大路欣也)によって箕部の手に渡ってしまった。怒りに燃えた半沢(堺雅人)は3人に対して1000倍返しを誓うも、帝国航空再建プロジェクトから外されてしまう。

頭取に裏切られ、バンカーとしての熱意を失いかけていた半沢だったが、森山(賀来賢人)と瀬名(尾上松也)に背中を押され、もう一度立ち上がることを決意する。そして渡真利(及川光博)と共に紀本常務(段田安則)の居場所を突き止めた半沢はある衝撃の事実に行き着くのだった・・・。

しかし、中野渡頭取が債権放棄を認める会見の日は目前に迫っていたーー。はたして半沢はタイムリミットまでに箕部の不正を暴く決定的証拠を見つけ出し、バンカーの誇りと正義、そして銀行の未来をかけた全身全霊の倍返しを叩きつけることが出来るのか!?

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