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大河ドラマ「黄金の日日」のあらすじ・再放送・見逃し動画配信は?

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2021年4月4日よりBSプレミアムにて毎週日曜日 午前6時45分〜放送!

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大河ドラマ「黄金の日日」

初回放送 1978年1月8日〜12月24日[NHK総合]
アンコール放送 2021年4月4日スタート・全51回
毎週日曜日 午前6時45分〜[BSプレミアム]

安土桃山時代、堺の豪商・今井宋久の船で下働きをする助左(のちの呂宋助左衛門)。琉球へ向かう途中に難破してルソン島に漂着。海外との交易に目覚め、帰国後、貿易商として豪商への道を突き進みます。商人の町・堺とルソンを舞台に、信長、秀吉など権力者との攻防を通して、貿易に命をかけた自由人・助左衛門の剛胆な生涯が描かれた作品です。

  • 原作 城山三郎 「黄金の日日」
  • 脚本 市川森一、長坂秀佳
  • 音楽 池辺晋一郎
  • 出演 市川染五郎(松本白鸚)、栗原小巻、緒形拳、高橋幸治、児玉清、夏目雅子、竹下景子、丹波哲郎、鶴田浩二 ほか

ペリー荻野さんのコメント

「黄金の日日」は、経済小説で知られる作家城山三郎と「傷だらけの天使」など社会の片隅に生きる人々を描く脚本家市川森一が組み、堺の商人を主人公に初めて経済という視点で描いた画期的大河ドラマだった。

出演者も斬新だった。歌舞伎界のプリンス市川染五郎、熱烈ファン“コマキスト”がいた栗原小巻、千利休を演じた鶴田浩二など、ビッグネームとともに、石川五右衛門の根津甚八はじめ、李礼仙、唐十郎などあまりテレビで見たことのなかったアングラ劇団系俳優たちが日陰に生きる人間を泥臭く演じた。特に五右衛門の釜ゆでシーンは強烈だった。五右衛門は、拷問されても仲間を守るため、堺など足を踏み入れたこともないと断言。縛られたまま自ら煮えたぎる巨釜へ向かうと、その耳に堺で助左衛門が打ち鳴らす鐘の音が聞こえたような…キッとカメラをにらみ、長いセリフを一気に語りつくす根津甚八の熱演は何度見てもすごい。

利休切腹、秀吉の最期、歴史の渦の中、助左衛門はそれでも希望を捨てず、大海原へと漕ぎ出す。誰も見たことのなかった歴史の裏と人間ドラマが、心にずしんと残る名作だ。

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大河ドラマ「黄金の日日」の見どころ

[1]商人が主人公!原作、脚本も独自方式

『黄金の日日』は、第16作目にして初めて商人が主人公となった大河ドラマです。助左衛門という商人を通じて、経済の視点、庶民の側から時代を描くという新しい試みに挑んだ作品です。

助左衛門は実在の人物ですが、生没年も未詳、史実に残る記述もわずかです。だからこそ史実の谷間を縦横無尽に駆け回り、助左衛門が関わる武将や商人、女性たちなどの人間ドラマを描き、彼が象徴する経済という視点から新しい歴史ドラマを作り上げることを目的としたのです。

それだけでなく制作方法もユニークでした。小説家の城山三郎さんが原作者ですが、最初に原作となる小説が存在していたのではなく、NHKスタッフ、城山さん、脚本の市川森一さんの三者が合議で大まかな物語の流れを作りあげ、それを基本路線として城山さんは小説、市川さんが脚本を書き進めていきました。

ちなみに大河ドラマ『真田丸』の脚本家・三谷幸喜さんは大河ファンとしてもよく知られていますが、その三谷さんが特にお気に入りを何作か挙げるときに必ず登場するのが、この『黄金の日日』です。「当時、高校2年生でしたが、その1年はまさに呂宋助左衛門とともに過ごした1年でした」と語るほど、ハマった作品だったそうです。天下をとった英雄の側からではなく、真田信繁(幸村)の視点で戦国時代を描く『真田丸』。その根底に『黄金の日日』とどこか共通するものがあるように感じます。

[2]人気の太閤記コンビが復活

キャストで興味をひかれるのが、織田信長役の高橋幸治さんと秀吉役の緒形拳さんです。あの大河ドラマ『太閤記』コンビの復活と話題になりましたが、残念ながら2人が絡むシーンはありませんでした。また、あの快活で人なつこい秀吉とはがらりと趣が変わり、堺の商人を糾弾する“悪”の秀吉を緒形さんがみごとに熱演しました。

[3]主役・助左衛門を演じた市川染五郎!父子共演も実現!

助左衛門を演じたのは市川染五郎(九代目松本幸四郎)さんです。大河ドラマ第1作『花の生涯』の主役は尾上松緑さん、第4作『義経』を尾上菊之助さんと、大河と歌舞伎俳優とは縁が深いことがわかります。しかし、染五郎さんにとって1年間舞台を休むのは、「3歳で初舞台を踏んで以来、初めて」のことだったそうです。しばし悩んだそうですが、そんな時、地方在住の中学生から「舞台を観に行くことはできないのでテレビに出てください」というファンレターが届きました。それがきっかけで心が決まったと当時のインタビューで答えています。

ドラマでは父子共演も実現した。ルソンから帰国の途についた助左衛門の船が嵐に遭い難波、漂流していた彼を助けたのが海賊船の船長・高砂甚兵衛。実は助左衛門の生き別れた父親だが、その甚兵衛を演じたのが染五郎の父で八代目松本幸四郎だったのです

ロケ裏話

[1]大河ドラマ史上初の海外ロケ

戦国時代、貿易商として巨万の富を築いた呂宋助左衛門。彼が海外との貿易に目覚めた地が漂着したルソン島です。その最初の出会い、さらに10年後、商人となって再訪する場面など、ドラマで重要な位置を占めるのがルソン島でのエピソードです。

そこで敢行されたのが大河ドラマ史上初のフィリピン・ロケでした。フィリピンは5月から9月までが雨期ということで、乾期となる10月初旬にフィリピンのマニラに入り、その翌朝ロケ地へ出発しようとした一行を襲ったのが突然の激しい雷雨でした。しかし、それは日本風にいえば“梅雨明けの雷”でした。まさにロケ隊を待ちかねたかのような雨期あけ、大河初の海外ロケはさい先の良いスタートを切りました。オープニング映像は、このフィリピン・ロケで撮影した美しい夕焼けの映像でした。

当時のロケ・スタッフだった岡本由紀子デスクはその模様を「太陽の沈んだ辺りの濃いオレンジ色と周囲に広がる薄いオレンジ。影になった雲のグレーの濃淡。思わぬ遠い雲に反射する陽光。海は次第次第に濃さを増して、それら全体を包む大空が闇を誘う……」と表現しています。

[2]純朴な村人に助左の時代を彷彿

ロケはルソン島北部のサン・エステバン海岸で行われました。ロケ現場の中心となったのが人口1,000人に満たない小さな村。ところが、撮影が始まると同時にどこから沸いてきたのかと思うほどの大群衆が押し寄せてきたそうです。ロケ隊一行は、その光景にとまどいを覚えながらもまた、親愛の情を体全体で表現してくれる村人たちの純朴さに感動を覚えたそうです。それはそのまま16世紀に助左衛門たちが訪れた時の、とまどいや感動に通じるものだったことを実感できるものになったそうです。助左衛門役の市川染五郎さんも「何より印象深かったのが、決して豊かとはいえない日々の生活を、実に陽気に暮らしている村の人々の屈託ない表情だった」として、「おそらく助左衛門もそんな人たちとの交流を通して裸の自分をさらけ出すことがすべてだと感じたのではないか」。役柄をつかむうえでこの2週間のフィリピン・ロケがとても勉強になったと話しています。

ちなみに連日35度を超える猛暑と戦ったロケは撮影日数14日、出演者、スタッフともに平均睡眠時間5時間、水やジュースなどの消費量約3,000本だったそうです。

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戦国の争乱期、南蛮貿易で栄える堺は、今井宗久や千利休らによって自治が守られていた。その財に目をつけた織田信長は堺衆と緊密な関係に。今井家の小僧助左衛門は信長に憧れ貿易業を志す。しかし信長の死後、豊臣秀吉の圧政で堺は血に塗れる。自らの自も危機に瀕した助左衛門は、全てを捨てルソンへー。財力を以て為政者と対峙し、海外に雄飛していった男の気概と夢を描く歴史長編。

著者 城山三郎

1927-2007。名古屋生れ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。一橋大学を卒業後、愛知学芸大に奉職し、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』で文学界新人賞を、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受賞し、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞を受賞した『落日燃ゆ』の他、2002(平成14)年、経済小説の分野を確立した業績で朝日賞を受賞

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大河ドラマ「黄金の日日」の見逃し動画配信は?

大河ドラマ「黄金の日日」の再放送については、2021年4月4日よりBSプレミアムにて毎週日曜日 午前6時45分〜放送されています[アンコール放送]。

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大河ドラマ「黄金の日日」各話のあらすじ

第1話「信長軍包囲」

永禄11年(1568)、堺の町は織田信長(高橋幸治)に2万貫の矢銭(軍用金)を要求されるが、堺の自治組織・会合(えごう)衆がこれを拒んだため、6万の軍勢に町を包囲される。堺の豪商・今井宗久(丹波哲郎)と千宗易(鶴田浩二)は名物の茶壺を献上して、町を救おうと画策する。そして、宗久に同行して壺を届けるため、五右衛門(根津甚八)、善住坊(川谷拓三)、助左(後の納屋助左衛門)(市川染五郎)が選ばれる。

第2話「岐路」

堺の豪商・今井宗久(丹波哲郎)は、飛脚番の五右衛門(根津甚八)、鍛冶師の善住坊(川谷拓三)、納屋番の助左(市川染五郎)を引き連れて、織田軍の包囲を突破し、摂津・芥川(あくたがわ)城を目指す。宗久たち一行は、途中、今井の奉公人だった、しま(竹下景子)の家に身を潜め、翌日、無事に織田信長(高橋幸治)と会う。名器の壺(つぼ)を献上する作戦は成功し、信長は堺が中立の立場でいることを条件に包囲を解く。

第3話「羅針盤」

助左(市川染五郎)は信長(高橋幸治)へ献上品を運んだ功績で、望みどおり今井の交易船・琉球丸で働く。信長は将軍・足利義昭(松橋登)を京へ残して、突然、引き揚げる。それは、堺の会合(えごう)衆が一枚岩でないため、阿波の三好と手を組む、と読んだ信長の罠(わな)だった。果たして、三好軍は堺で軍備を整えて京の義昭を襲うが、織田の援軍に敗れる。全ては信長の思惑通りで、堺は信長の前に全面的に屈服するのだった。

第4話「北征前夜」

グローボという地球儀のうわさを聞いた助左(市川染五郎)はそれを見に、五右衛門(根津甚八)に頼んで、礼拝堂に忍び込む。フロイス(アロイジオ・カンガス)に見つかった助左は、信長(高橋幸治)に会いに都へ行くので、罰として美緒(栗原小巻)、モニカ(夏目雅子)と共についてくるよう命じられる。都へ向かう船の中で助左は、フロイスから世界の国々の話を聞き、まだ見ぬ世界へ思いをはせ、都でフロイスは信長に接見する。

第5話「総退却」

助左(市川染五郎)たちは、鉄砲五百丁を携えて、信長(高橋幸治)の陣を目指す。越前へ攻め入っていた信長だが、浅井が裏切り、退路を断たれてしまう。兼久(林隆三)は鉄砲を信長の敵の六角方に渡して、この場を切り抜けようと言うが、助左は反対し、五右衛門(根津甚八)、十郎(坂部文昭)とともに先へ進む。途中荷駄を捨てながらもなんとか進み、しんがりを引き受けた藤吉郎(緒形拳)に五十丁の鉄砲を渡すことに成功する。

第6話「信長狙撃」

助左(市川染五郎)たちは、しんがりで都へ逃げるが、その途上死ぬ間際の十郎(坂部文昭)から、給金をお仙(李礼仙)という女に渡してほしい、と頼まれる。助左がふらふらと水を飲んでいると、逃げてきた藤吉郎(緒形拳)と遭遇し、南蛮へ交易に出る夢の話で盛り上がる。藤吉郎と別れ、堺に帰り、お仙に銭を渡すと、お礼に呂宋の話を聞かせてもらい、帰りに美緒(栗原小巻)から、一緒に呂宋へ連れて行ってくれと頼まれる。

第7話「琉球丸難破」

善住坊が信長に銃口を向けた瞬間、助左が駆け寄り、善住坊を止めます。今井宗久は信長を狙ったのが兼久の差し金とわかると、五右衛門に善住坊の殺害を命じました。まもなく、琉球丸が琉球へ出航します。助左は、樽の中に善住坊を隠して逃がそうと考えていましたが、やがて、船は嵐に遭遇して難破してしまいます。

第8話「呂宋島(るそんとう)漂着」

見知らぬ日差しの強い浜辺に漂着した助左(市川染五郎)は、善住坊(川谷拓三)とともに原住民たちに囲まれる。閉じ込められた洞窟で、捕虜の少女マリキット(プリンセス・アキノ)と出会う。堺では、美緒(栗原小巻)が琉球へ渡る船に乗せてもらうため、モニカ(夏目雅子)の紹介で、小西弥九郎(小野寺昭)に自分の身の上を説明する。その小西から、琉球丸が遭難したと聞き、呆然とする美緒。助左と善住坊はマリキットと逃げる。

第9話「交易事始」

助左(市川染五郎)と善住坊(川谷拓三)は、マリキット(プリンセス・アキノ)を助けたにも関わらず捕らわれる。トンド族の王ラカンドーラ(ビック・バルガス)は日本に恨みがあったのだ。五右衛門(根津甚八)とハギビス(ロベルト・アレバロ)も流れ着き、手負いのハギビスを助けようと、助左は市で手製の魚取りの道具と薬の物々交換を始める。一方堺では、宗久(丹波哲郎)が美緒(栗原小巻)に、助左たちの供養を命じていた。

第10話「南海の館」

宗久(丹波哲郎)の命令で、善住坊(川谷拓三)を殺そうとした五右衛門(根津甚八)は、ラカンドーラ(ビック・バルガス)に捕らえられるが、助左(市川染五郎)が助ける。助左たちはさめから少年を助け、ラカンドーラに仲間として認められる。善住坊とノーラ(セリー・デ・カステロ)の婚礼の日、ポルトガル船が沖に停泊しているのを五右衛門が見つけ、乗せてもらおうと沖に出ようとするところをラカンドーラに止められ…。

第11話「珊瑚珠(さんごじゅ)無情」

呂宋(ルソン)から戻った助左(市川染五郎)と五右衛門(根津甚八)は、宗久(丹波哲郎)に善住坊(川谷拓三)の助命を願い出ようとするが、うまくいかない。さらに助左は、兼久(林隆三)と美緒(栗原小巻)が結婚したと聞き、ショックを受けるが、梢(名取裕子)の手引きで再開を果たす。助左は、ルソンとの交易を宗久に願い出るが、番頭らの反対にされる。失意の助左は町で、酔った南蛮人に絡まれたねね(十朱幸代)を助ける。

第12話「叡山焼打」

助けたねね(十朱幸代)が木下藤吉郎(緒形拳)の妻だと知って、驚く助左(市川染五郎)。ねねに付いて、近江へ行くことになった助左は善住坊(川谷拓三)に、比叡山で昔なじみの法林坊(佐山泰三)に会ってきてくれ、と頼まれる。助左がねねを送ったその日、比叡山では信長(高橋幸治)による焼き討ちがあり、襲われた助左は身を守るために、人を殺してしまう。一方堺では、五右衛門(根津甚八)がモニカ(夏目雅子)を…。

第13話「戦国哀史」

宗久(丹波哲郎)は、信玄が上洛する前に、伊勢長島の一向宗門徒を皆殺しにする、という信長(高橋幸治)の考えを聞く。善住坊(川谷拓三)を助左(市川染五郎)がかくまっている、と梢(名取裕子)から聞いた兼久(林隆三)は、助左と善住坊を捕らえる。美緒(栗原小巻)は二人を逃がそうとするが、宗久は二人に伊勢長島へ行って、しま(竹下景子)と娘の桔梗を助けるように命じる。助左と善住坊は伊勢長島へ向かうが、しまは…。

第14話「信玄上洛」

足利義昭(松橋登)の信長(高橋幸治)追討の呼びかけに応じて、武田信玄が上洛を始めた。助左(市川染五郎)は兼久(林隆三)から、今井が信長から任されている生野銀山への勤め代えを言い渡され、失意の中、旅立つ。モニカ(夏目雅子)に津田宗及(津川雅彦)との縁談が持ち上がり、五右衛門(根津甚八)は連れて逃げるよう迫られるが、宗久(丹波哲郎)から生野銀山に向かった美緒(栗原小巻)を連れ戻すよう命じられ、諦める。

第15話「九死一生」

信玄が家康(児玉清)を破り、信長(高橋幸治)に迫っていた。生野銀山には、美緒(栗原小巻)が、銀を受け取る一行に加わってやって来る。盗賊が今井の銀を盗む計画を聞いた助左(市川染五郎)は、美緒を見張ってきた五右衛門(根津甚八)と協力して、盗賊から銀と美緒を守る。堺へ戻る道中、美緒は助左に銀を持って逃げよう、と言うが助左は断る。宗久(丹波哲郎)は堺での今井家の立場を守るため、信長の元へ出航する。

第16話「将軍追放」

信長(高橋幸治)は、小谷城の浅井長政(伊藤高)を攻め、城内に木下藤吉郎(緒形拳)を送り込み、長政を降伏させようとする。藤吉郎は、助左(市川染五郎)を利用して、城内に入り込むことに成功。助左から、これが今井での最後の仕事、と聞いた藤吉郎は、助左に家来になるよう誘うが、助左はこれからは行商をやりたいから、と断る。宗久(丹波哲郎)は、助左に商人は向いていないと考え、藤吉郎の元へ遣わしたのだったが…。

第17話「乱世独歩」

藤吉郎(緒形拳)は出世して、長浜に城を築き、羽柴秀吉と名を改める。長浜を堺のような商業都市にしようという考えだった。一方、今井から独立した助左(市川染五郎)は都で商いをしようとするが、千宗易(鶴田浩二)から安い木綿を仕入れた商人に売り負け、宗易に直談判に行く。宗易は、信長(高橋幸治)と堺のいざこざを丸くおさめ、助左には、商売に必要な工夫を教える。それを聞いて、助左は「木綿の火縄」を思いつく。

第18話「新天地」

助左(市川染五郎)はお仙(李礼仙)と木綿の火縄を作り、長浜の秀吉(緒形拳)に売りに行く。火縄は今井が作ったものの方が出来が良かったが、秀吉は助左から買い、さらに琵琶湖の船荷運搬の仕事をしろと言う。京と長浜を往復していると、石田佐吉(近藤正臣)に京へ連れて行ってくれと頼まれる。建設中の南蛮寺を見にフロイス(アロイジオ・カンガス)の元へ行くと、たま(島田陽子)に、坂本まで連れて帰ってくれと頼まれ…。

第19話「安土築城」

助左(市川染五郎)が、坂本への山中で見つけた死体の脇に落ちていた五右衛門(根津甚八)の刀の行方を追っていくと、変わり果てた姿のモニカ(夏目雅子)を見つける。モニカと一緒にいた五右衛門を問い詰めると、堺へ帰そうとしたが、付いてくるから仕方がない、と言う。長浜へ戻った助左は、秀吉(緒形拳)から安土城下に建てる館の南蛮品の買い付けを任され、堺で秀吉に売る唐の瓦を手に入れると、佐吉(近藤正臣)と一緒に…。

第20話「聖母昇天」

助左(市川染五郎)が秀吉(緒形拳)に用意した青瓦を信長(高橋幸治)が気に入り、安土城の天守閣の瓦に決まる。安土で忙しくしている助左のところへ五右衛門(根津甚八)が現れ、助左は五右衛門を長浜に誘う。五右衛門は喜び、助左の代理で高槻の高山右近(鹿賀丈史)に青瓦を届け、復活祭でにぎわう教会の前で、物乞いに身をやつしたモニカ(夏目雅子)と会う。五右衛門は怖くなって逃げ出すが、逃げた先にモニカは現れ…。

第21話「善住坊処刑」

加賀から堺に戻ってきた善住坊(川谷拓三)だが、兼久(林隆三)に捕まる。美緒(栗原小巻)が助け、助左(市川染五郎)とともに逃げろと言う。助左と善住坊とお仙(李礼仙)が久しぶりに語り明かしていると、兼久が顔を出す。が、兼久は善住坊に、どこへでも消えろ、と言い残して去る。翌朝、助左と善住坊が長浜を目指して荷駄を運んでいると、役人たちに囲まれる。宗久(丹波哲郎)に密告されたのだ。捕まった善住坊は安土で…。

第22話「摂津動乱」

助左(市川染五郎)は高山右近(鹿賀丈史)から、青瓦の代金を五百石船で支払う、との取り引きを持ち掛けられ、尼崎へ船を見に行く。立派な船を気に入って高槻に戻ると、瓦を長浜へ持って帰ることになった、と騒いでいる。右近に話を聞くと、信長(高橋幸治)の気が変わった、とのこと。助左は信長に直談判に行くが捕らえられ、美緒(栗原小巻)にそれは仕方がないと諭される。すると荒木村重(北島和男)が信長に謀反を起こし…。

第23話「西国進撃」

助左(市川染五郎)は高山右近(鹿賀丈史)の五百石船をなんとか堺の小西行長(小野寺昭)へ届けた。信長(高橋幸治)は投降した右近を許し、再び高槻城を治めさせる。天正七年春、ついに安土城が完成し、信長は西国攻めを進め、天正八年には本願寺を焼き討ちする。安土城下で商いをしていた助左は右近に会い、信長が青瓦の使用を許してくれたというので、あらためて青瓦を納品し、助左はとうとう五百石船を手に入れる。

第24話「鳥取兵粮(ひょうろう)戦」

助左(市川染五郎)は秀吉(緒形拳)に、米を運ぶ仕事を頼まれる。鳥取城下の米を高値で買い占めて、若狭へ運ぶのだ。それは兵糧攻めを考える秀吉の作戦で、毛利から鳥取城へ援軍に来た吉川経家(浜畑賢吉)がその異常事態に気付く。経家が食料調達のため城下に出向くと、そこで助左に会い、経家は助左の米を、助左が買い占めた倍の額で買うと言うが、助左は買い手が決まっているから、と拒否する。すると経家は、抜刀して…。

第25話「飢餓地獄」

秀吉(緒形拳)に包囲された鳥取城では、助左(市川染五郎)が取り残され、城内での規律は保たれず、経家(浜畑賢吉)は兵糧が尽きるのを心配している。同じ頃安土では、梢(名取裕子)が徳川の間者とわかり捕らえられるが、兼久(林隆三)の子を身ごもっていることがわかる。鳥取城では兵糧が尽きても、雪が降って秀吉軍が退却するのを待つ経家は降伏しない。しかし、助左から秀吉の策略と、城内の窮状を聞き、降伏を決意して…。

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第26話「プェルト・デル・ハポン」

助左(市川染五郎)はついに「呂宋(るそん)丸」でルソン島アゴーの浜に着く。村はイスパニア兵に攻撃されていて、助左は10年前の恩に報いようと村人に加勢する。美緒(栗原小巻)と助左は、傷を負って帰ってきたラカンドーラ(ビック・バルガス)の手当てをし、マニラへ売られてきたしの(増子志津江)と出会う。助左たちは偽物の大砲でイスパニア兵を追い返し、助左は日本へ帰るが、美緒はルソンに残ることを決意する。

第27話「信長死す」

「呂宋(るそん)丸」が堺へ戻る途中、岡山沖で嵐に遭っていると、難破しかけていた飛脚船と衝突する。明智光秀(内藤武敏)の家臣と名乗る飛脚から託されたのは、織田の敵方の小早川への密書だった。敵方への密書ということに疑念を抱いた助左(市川染五郎)が開封してみると、本能寺で信長親子を暗殺したという内容だった。助左は秀吉(緒形拳)方に届けさせ、それを聞いた秀吉は、すぐに毛利と講和を結び、姫路へ取って返し…。

第28話「安土炎上」

秀吉(緒形拳)は、本能寺の変の知らせを聞いて、姫路へ取って返す。助左(市川染五郎)は佐吉(近藤正臣)に、途中で待つように命じられ、秀吉を待ち受けて赤穂まで船に乗せて行く。船中で意見を求められた助左は、金銀兵糧は全て持って行く、と答え、秀吉はその策を取り入れる。堺へ戻った助左は宗久(丹波哲郎)に、ともに造った安土城を見に行こうと誘われ、盗賊たちに襲われたフロイス(アロイジオ・カンガス)を守るが…。

第29話「起死回生」

尾張の清洲城で開かれた、織田家の家督相続者を決める重臣会議で、世継ぎは秀吉(緒形拳)が推す三法師(田村宗正)に決まった。助左(市川染五郎)は秀吉に頼まれて、三法師の喜びそうな品々を堺から持って来る。秀吉は勝家(新田昌玄)から逃れる道中、助左に織田家の葬儀の仕切りを頼むが、助左は断って呂宋へ向かう。呂宋で美緒(栗原小巻)と再会した助左は、美緒を堺へ連れて帰る途中嵐に巻き込まれ、助左と美緒は…。

第30話「大坂築城」

堺へ戻った助左(市川染五郎)は美緒(栗原小巻)を見送り、今井館へ帰った美緒は梢と兼久(林隆三)の子を育てる決意をする。助左は安土で高山右近(鹿賀丈史)に会い、信長をしのぶ。大坂中心の街作りを目指す秀吉(緒形拳)は、小西行長(小野寺昭)、石田三成(近藤正臣)に大坂の海・陸を取りしきるように命じる。行長は助左を大坂に誘うが、助左は堺にとどまる。その頃大坂へ向かう街道では石川五右衛門(根津甚八)が…。

第31話「竜虎相撃つ」

助左(市川染五郎)は大坂で秀吉(緒形拳)に会い、ルソンのアゴーの部族に大砲を貸してくれと頼む。その後、水天宮で射的に興じていると、偶然しまと宗久の忘れ形見の桔梗(ききょう)(竹下景子)と再会する。助左は桔梗を今井の家に連れて行き、兼久(林隆三)に会わせるが、兼久は妹とは認めない。その兼久の依頼で、助左は小牧山に荷を運ぶ。そこでは今まさに、秀吉と家康(児玉清)の小牧長久手の決戦が始まろうとしていた。

第32話「納屋襲名」

小牧長久手で秀吉(緒形拳)と家康(児玉清)のにらみ合いは続き、奇襲をかけようと動いた三好秀次(桜木健一)に、家康は逆に夜襲をかけ、敗走する秀次を助左(市川染五郎)が助ける。秀吉は、おいの秀次を助けた褒美として、助左に千宗易(鶴田浩二)を紹介する。宗易は10年ぶりに会う助左を覚えていた。宗易は助左が売れずに困っていた品々をすべて買い取り、納屋と納屋の姓も譲る。ここに助左は、納屋助左衛門となった。

第33話「海賊船」

呂宋(るそん)丸はフィリピンからの帰路遭難し、沈没してしまう。漂流中海賊船に捕らえられた助左衛門(市川染五郎)は、南蛮の医術の心得があると言い、海賊船の船長の甚兵衛(松本幸四郎)の撃たれた弾丸の摘出手術をする。紀州の帰りに堺に立ち寄った秀吉(緒形拳)は、美緒(栗原小巻)に目を付け、石田三成(近藤正臣)に連れてくるよう命じる。助左衛門は甚兵衛の話を聞くうちに、二十五年前に海で死んだ父の面影を重ね…。

第34話「大洪水」

長崎で金を工面して、助左衛門(市川染五郎)は堺へ戻った。関白の位に就いた秀吉(緒形拳)は、堺の堀を埋めるため、石田三成(近藤正臣)を奉行に任じる。堺では、美緒(栗原小巻)を差し出せ、と秀吉に命じられた今井宗薫(林隆三)が、自分の名代に、とうそをつき、美緒を大坂へ行かせようとする。桔梗(竹下景子)は美緒に、自分は宗久の娘だと名乗り、助左衛門に船を買う金を貸してくれと頼む。美緒は、宗薫に別れを告げ…。

第35話「陰謀」

助左衛門(市川染五郎)は秀吉(緒形拳)から、洪水から大坂の町を守った手柄による褒美の品をもらい堺へ戻ると、五右衛門(根津甚八)が美緒(栗原小巻)を連れて待っていた。美緒が秀吉に差し出されようとしていたと知った助左衛門は、呂宋(るそん)へ逃がそうと考える。秀吉に対する怒りから宗薫(林隆三)は代官所に火を付けるが、秀吉は家康(児玉清)の上洛を優先させ、一方、助左衛門は美緒を連れて呂宋へ出帆するが…。

第36話「伴天連(ばてれん)追放」

助左衛門(市川染五郎)の船は大坂で止められ、秀吉(緒形拳)が乗り込んでくる。秀吉は美緒(栗原小巻)を見つけるが、行長(小野寺昭)に利休の元へ連れて行くよう命じて帰って行く。助左衛門はそのまま呂宋(るそん)へ向かい、秀吉は三成(近藤正臣)に命じて、堺の堀を埋めてしまう。秀吉はそのまま九州征伐し、キリシタン禁令を発する。呂宋から帰ってきた助左衛門は長崎で海賊に捕らわれる。助左衛門は三成に助けを求め…。

第37話「反逆」

秀吉(緒形拳)のキリシタン禁令により、高山右近(鹿賀丈史)は流罪を受け入れる。助左衛門(市川染五郎)の船が堺へ着くと、五右衛門(根津甚八)が来て、堺の堀が秀吉に埋められた、と告げる。三成(近藤正臣)は助左衛門に、今後呂宋(るそん)との交易はマイニラと行うように、と命じる。アゴーの人々と交易を続けてきた助左衛門がそれを拒むと、朱印状は取り上げられて海賊船扱いとなってしまい、船に水夫が集まらず…。

第38話「大勝負」

助左衛門(市川染五郎)は、持ち帰った呂宋(るそん)のつぼを、利休(鶴田浩二)に五千貫の大金で買い取ってもらい、秀吉(緒形拳)に売りつけようとする。利休は最初は気乗りがしなかったが、助左衛門の心意気に応え、策に乗る。助左衛門は、三成(近藤正臣)が心配するのも聞かず、秀吉に相対する。諸大名たちは助左衛門の思い通りの値を付けることには渋るが、安国寺恵瓊(神山繁)が一万貫の値を付け、形勢が逆転し…。

第39話「偽国使」

秀吉(緒形拳)は宗義智(河原崎長一郎)と小西行長(小野寺昭)に、日本への従属を求める国書を持たせ、朝鮮に派遣した。途中、助左衛門(市川染五郎)の船が行く手を阻み、国書を破り捨てるよう迫る。助左衛門の、朝鮮との戦を避けるための策だった。五右衛門(根津甚八)に国使の扮装をさせ、京都で秀吉に謁見させることにするが、その前に堺奉行の三成(近藤正臣)が拝謁を申し出る。三成は五右衛門の扮装と国書を怪しむが…。

第40話「利休切腹」

助左衛門(市川染五郎)は利休(鶴田浩二)の元を訪れ、原マルチノ(吉田次昭)の堺見物を引き受ける。マルチノから、桔梗(竹下景子)が加津佐へ助左衛門を探しに来ていた、と聞き、助左衛門は桔梗を探して女房にすると決める。今まさに旅立つという時、利休がちっ居謹慎を命じられたと聞き、助左衛門は利休に会いに行く。秀吉(緒形拳)は利休に死罪を命じる理由を三成(近藤正臣)に語り、助左衛門は利休を逃がそうとするが…。

第41話「侵略者」

助左衛門(市川染五郎)の船が奇襲を受ける。秀吉(緒形拳)が長崎の豪商・原田喜右衛門(唐十郎)に襲わせたのだ。五右衛門(根津甚八)が桔梗(ききょう)(竹下景子)の迎えに行き、美緒(栗原小巻)は桔梗を助左衛門の嫁にするように言う。秀吉は喜右衛門を大坂に呼び出し、呂宋(るそん)への国書を託す。海外侵略にのめり込む秀吉を抑えるため、助左衛門は三成(近藤正臣)に、朝鮮に進軍しても勝たなければよいと進言し…。

第42話「先陣争い」

宗薫(林隆三)の子・小太郎(江藤潤)は、継母・美緒(栗原小巻)を奪った敵、と助左衛門(市川染五郎)につきまとうが、助左衛門が桔梗(ききょう)(竹下景子)を妻にするつもりだ、と聞いて驚く。その桔梗を宗薫が、秀吉(緒形拳)のおい・秀次(桜木健一)に、側室として差し出す。小西行長(小野寺昭)の一番隊を加藤清正(綿引洪)の二番隊より先に朝鮮国王に謁見させるため、助左衛門は清正隊の進路の妨害工作を画策し…。

第43話「朱印船襲撃」

原田喜右衛門(唐十郎)が運んでいた、マイニラ総督が秀吉(緒形拳)に宛てた手紙の写しを五右衛門(根津甚八)が持ってきた。助左衛門(市川染五郎)は長崎へ行き、フロイス(アロイジオ・カンガス)に翻訳してもらい、マイニラ総督の真意を知る。助左衛門はルソンへの出兵をやめるよう、じか談判に赴くが、秀吉に捕らえられてしまう。それを三成(近藤正臣)が助け出し、三成は朝鮮へ向かい行長(小野寺昭)に和睦するよう促す。

第44話「呂宋(るそん)遠征計画」

マニラ総督ゴメス・マリーニャス(ミシェル・マサボ)は、原田喜右衛門(唐十郎)が持ってきた秀吉(緒形拳)の国書の返事に、使節を送る。使節のスペイン語がわからず、親書を破る秀吉。そのころ大坂では、淀君(藤村志保)が秀吉の子を産んでいた。秀吉のおいの関白・秀次(桜木健一)は追い詰められ、桔梗(ききょう)(竹下景子)を撃ってしまう。美緒(栗原小巻)は桔梗を、助左衛門(市川染五郎)のいる呂宋(るそん)へ…。

第45話「天変地異」

五右衛門(根津甚八)は桔梗(ききょう)(竹下景子)を妻にするよう、助左衛門(市川染五郎)の背中を押す。助左衛門は桔梗にサンパギータの花飾りを贈るが、それはこの国の求婚の風習だった。そのころ日本では、伏見を震源とする大地震が起こり、嵐に巻き込まれたスペイン船サン・フェリーペ号が土佐に漂着。秀吉(緒形拳)は積み荷を収奪し、修道士たちを虐殺する。ルソンに戻ったサン・フェリーペ号は、日本町へ報復を…。

第46話「五右衛門刑死」

助左衛門(市川染五郎)は秀吉(緒形拳)に復しゅうするため日本に戻り、堺で美緒(栗原小巻)に桔梗(ききょう)のことを報告する。五右衛門(根津甚八)はお仙(李礼仙)に、堺の堀に水を戻してやる、と約束する。助左衛門たちは海上で秀吉の船を待ち構えたが、いつまで待っても現れない。秀吉の発病で、出港が中止になったのだった。五右衛門は山へ戻ると助左衛門にうそをつき、手下たちと伏見城へ討ち入るが捕らえられ…。

第47話「助左衛門追放」

死ぬ前に一目会って和解しろ、と言う三成(近藤正臣)に請われ、助左衛門(市川染五郎)は秀吉(緒形拳)に会いに行くが、流刑を命じられてしまう。三成の計らいで、小太郎(江藤潤)が率いる今井の船に助左衛門の財産を積んでルソンへ渡ると、ルソンでは日本町が消滅していた。助左衛門が新しく堺のような日本町を作る決意を小太郎に語っていると、助左衛門の船が賊に襲われる。賊は、自分たちはフィリピン人だと名乗り…。

第48話「暗黒航路」

慶長3年(1598)、助左衛門(市川染五郎)は原田喜右衛門(唐十郎)を倒し、捕らえられたフィリピン人たちを救う。時を同じくして、大坂では秀吉(緒形拳)が亡くなり、助左衛門はゆるされるが、助左衛門を日本へ帰したくないツル(安奈淳)が、その赦免状を隠してしまう。石田三成(近藤正臣)の屋敷では、細川ガラシャ(たま)(島田陽子)から襲撃の密告を受けた小西行長(小野寺昭)が三成に登城しないよう忠告し…。

第49話「激流」

助左衛門(市川染五郎)がルソンから帰ってきた。堺の衆は歓迎するが、今井宗薫(林隆三)は小太郎(江藤潤)を強引に連れ帰る。堺の自治を守るために、堀の再建を目指す助左衛門は、奉行の三成(近藤正臣)に再三再建を願い出る。三成は、家康(児玉清)から堺を守ることを約束させ、堀に水を戻すことを認める。12年ぶりに堺で催された復活祭に訪れた細川ガラシャ(島田陽子)から、三成が狙われていると聞いた助左衛門は…。

第50話「関ヶ原」

徳川家康の陰謀で石田三成は窮地に追い込まれました。三成は細川ガラシャとの再会を心待ちにしていましたが、そこに来たのはガラシャの死を伝える一報でした。慶長5年、西軍の三成勢と東軍の家康勢が関ヶ原で対決しました。堺は敗走する西軍・島津軍を助けたため、家康の軍勢に町を包囲されてしまいます。

第51話「堺炎上(最終回)」

敗れた三成(近藤正臣)、行長(小野寺昭)、安国寺恵瓊(神山繁)は打ち首の刑に処せられる。助左衛門(市川染五郎)が美緒(栗原小巻)に、堺の今後の展望を語っていると、高山右近(鹿賀丈史)が家康(児玉清)の使者として迎えに来る。家康に、堺の港を閉じて江戸に移転するか、堺を焼き払うかどちらかを選べと言われ、助左衛門は堺の町ごとルソンへ移住し、新しい町を作ることにする。助左衛門は美緒と最後の別れを交わし…。

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