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草彅剛主演 NHKドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」のネタバレ・感想・再放送・見逃し配信は?

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ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」

放送 2023年12月16日・23日(土) 午後10時〜[NHK総合/BSP4K]
手話つき放送 2024年2月4日・11日(日) 午後3時45分〜[Eテレ]

「手話通訳士」草彅剛が事件を追う!
感動の社会派ミステリーをドラマ化!

近年、手話やろう者の世界について、テーマとして取り上げたドラマが放送されたり、海外でも高い評価を得る映画が公開されたりするなど、社会的な関心が高まっています。2025年には世界規模で行われる聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が日本で初めて開催されることが決まっており、「ろう者・ろう文化」についての理解がより広く求められていると言えます。そんな今日的な題材に向き合ったドラマの制作が決定しました。

原作は、丸山正樹さんによる小説『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』。口コミで静かな話題を集め、“読書の甲子園”と言われる全国高校ビブリオバトルでグランドチャンプ本にもなりました。読者の熱い要望によりシリーズ化され、10年以上にも渡って根強い支持を得る作品群の中からドラマ化されるのは、人気に火をつけた1作目。仕事や家族を失い人生に迷う男性が自分の唯一の技能である手話を活かして「手話通訳士」になり新たな人生のスタートを切る物語が、殺人事件をめぐるミステリーとともに繰り広げられます。

主演を務めるのは草彅剛さん。本作の主人公・荒井尚人はろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子ども、コーダ(Children of Deaf Adultsの略)であり、自身の生き方や他者との関わり方について悩み、現在と過去の事件を追う中で自身が果たして何者なのか周囲の人から問われ自分自身にも問いかけることになる人物です。ドラマの中では手話を使って演じるシーンもあり、手話で会話する草彅さんに注目です。またドラマ化に際してオーディションを行い、20名近い「ろう者・難聴者」のほぼすべての役を実際にろう・難聴の俳優が演じるのが本作ならではの試み。原作ファンの方は、様々な思いを抱く登場人物たちを誰が演じることになるのか、これからの発表を楽しみにお待ちください。

演出は『岸辺露伴』シリーズなどを手掛ける渡辺一貴。制作統括の伊藤学プロデューサーを中心に3年前からじっくり取材を重ね、構想を温めてきた作品でもあります。従来のドラマや映画を超えたリアリティで『ろう者』や『コーダ』が抱える悩みや葛藤を繊細に描きます。もちろんこの作品の特徴でもあるミステリー要素も存分に堪能できる、たくさんの方に見ていただきたいドラマです。

  • 原作 丸山正樹『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』
  • 脚本 高橋美幸
  • 音楽 原摩利彦
  • 手話・ろう者監修 木村晴美
  • コーダ考証・手話指導 米内山陽子
  • 手話指導 江副悟史
  • ろう者俳優コーディネート 廣川麻子
  • 出演 草彅剛、橋本愛、松本若菜、前田亜季、和田正人、中島歩、宮田早苗、根岸季衣、浅野和之、遠藤憲一 / 柊子、小川光彦、河合依子、那須英彰、大方斐紗子、榎本トオル、佐沢静枝、南雲麻衣、今藤洋子、小日向星一、鈴木卓爾、森岡龍、川瀬陽太、田代英忠、八百谷梨江、五十嵐由美子、忍足亜希子、森田明、山岸信治、數見陽子、磯村アメリ、吉岡睦雄、川上友里、生田拓馬、福澤重文、青柳尊哉、竹口龍茶、河合祐三子、雫境、長井恵里、伊原侑蔵、外波山文明、江副悟史、石黒洋平、増田朋弥、江端英久、遠藤隆太、西川風花、富士たくや、あべかつのり、西野優希、山崎直樹、花坂椎南、内山昂輝、長谷川翔平、吉田帆乃華、笹本旭、樋川永都、大貫慧佑、栗田実唯、田代康生、髙田航平、江副凌大、髙取青依良 ほか
  • 演出 渡辺一貴
  • 制作統括 伊藤学(KADOKAWA)、坂部康二(NHKエンタープライズ)、勝田夏子(NHK)

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関係者のコメント

主人公役・草彅剛

今回、ろう者の方たちとご一緒させていただき、毎日、楽しい現場を共有しています。手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になる皆さんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!

手塚瑠美役・橋本愛

とても大事な役割を私に委ねていただいたことに、感謝しかありません。原作小説を読んだとき、これまでの無知を心から恥じると同時に、今知れてよかった、と思いました。けれど全てを知った気になってはいけない、とも思っています。瑠美や荒井さんや、登場人物たち一人一人の歴史、人生を、多くの人に知ってほしいです。そして、私たちが今生きる社会を見つめ直すきっかけになれたらと思います。

原作/丸山正樹

この度、最高のスタッフ&キャストにより『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』が映像化されることが決まり、大変嬉(うれ)しく思っています。脚本を拝読し、素晴らしい作品になることを確信しています。主演の草彅剛さんはもちろんのこと、信頼するろう者及びコーダの方に手話監修・指導をお願いすることができ、さらに「ろう者役はろう者俳優で」という当事者たちの長年の夢を実現できたこと、関係者の皆さんに心より感謝いたします。

演出/渡辺一貴

昨年春、ろう者劇団の所属メンバー、映画や演劇への参加経験者から、演技経験はないがお芝居に興味のある方まで、老若男女多くのろう者の方にお集まりいただき、このドラマのためのオーディションを行いました。驚きました。その表情の豊かさ、あたたかさ。表現の多彩さ、細やかさ。手話の「手」だけではなく、顔や全身を使った感情表現に圧倒されました。何よりも皆さんが「演じる」ことを心の底から楽しんでいる。こんなに楽しく、そして刺激的なオーディションは初めてでした。この思いをぜひ皆さんにもお届けしたい。いえ、お届けしなければいけない、と思っています。

制作統括/伊藤学プロデューサー

生き方や境遇が違うわたし達は、一体どれだけ分かりあえるだろう。聴者同士でもコミュニケーションが難しい世の中で、聴者とろう者の隔たりはどれほどだろう。その狭間で生まれ、もがく男の目線を通して、たくさんの気づきをお届けしたい。そんな思いを持って、草彅剛さんをはじめ、多くの素晴らしいろう者俳優の皆さん、心強いスタッフと共に、日々楽しく撮影を行なっています。このドラマを見て下さった方達の世界を見る目が、より豊かになればと願っています。

脚本/高橋美幸

「自分とは何者か?」普遍的なテーマに辿(たど)り着くために原作者が見つけた「ろう者」と「聴者」の狭間(はざま)にいる「コーダ」の主人公。その視点で、事件や事件に関わってしまった人々の想いを紐解(ひもと)く中、見失っていた「自分」、すれ違っていた「家族」の絆が、炙(あぶ)り絵の様に浮かび上がるドラマを目指しました。

音楽/原摩利彦

台本を一読して、頭で考えるのではなく、自然と自分の体から音楽が出てくるのを待った方がよいと思いました。尚人のことを考えたり、別のことに没頭したりしながら、この物語が自分の中に沁(し)み込んでいくのを待ちました。ある日、ピアノの鍵盤に手を置いてみると何かを思い出したように指先から旋律の断片が出てきました。これを頼りに音楽を構築しています。尚人の呼吸とともに存在しているような音楽が書けたと思っています。

キービジュアルデザイン/石井勇一

ビジュアルは、写真家の濱田祐史さんを起用し実験的な多重露光撮影を現場でトライいたしました。偶発的に重ねた色彩溢れる光の形状は“家族”を意味するハンドサインの断片で構成されており、本作の作品性に合わせたあらゆる世界における見えるもの・見えないものや無常感などを視覚的に体現したものになります。

手話・ろう者監修/木村晴美

デフ・ヴォイスは、コーダが主役の物語ですが、オーディションで選ばれたろうの俳優さん達の演技も見逃せません!草彅さん演じる尚人さんと絡むシーン等で、名もなきろう俳優さん達が存在感を示しています。名もなき俳優と書きましたが、ろうコミュニティの中では有名な俳優さん達です。渡辺監督がオーディションで楽しそうにしていたのが印象的でした。どんなふうに展開されるのか、手話の入ったカメラアングルはどうなっているのか、ぜひ、最後までお楽しみください。

コーダ考証・手話指導/米内山陽子

ろう者の役は、ろう者の俳優に演じて欲しい──。私たちの長年の悲願が叶いました。丸山さんの素晴らしい原作と、高橋さんの繊細な脚本、渡辺監督の温かなまなざしのもと、老若男女、さまざまなろう者がこの作品に集い、魅力的なお芝居をしています。カメラの前で繰り広げられる彼らの演技に心が震えました。それを受け止める草彅さんをはじめとする聴者キャストの懐の大きなお芝居に胸があつくなりました。手話監修の木村さんの的確さ、バディのように共に手話指導に挑んだ江副さんの頼もしさ、現場に手話通訳に入ったはせさん、小松さん、井本さんの仕事ぶりに助けられました。私たちはそれぞれ違う人間で、それは当然尊重されるべきことです。けれど同じ部分が間違いなくある。悲しむこと、喜ぶこと、心を寄せること。この作品をきっかけに、世界がもっと色を増していきますように。

手話指導/江副悟史

手話界で大きな話題になった「デフ・ヴォイス」がドラマ化され、さらに手話指導としてオファーが来たときはとても驚き、ともに嬉しくなりました。またろう者役を当事者に演じてほしいということは、喜びとともに不安も大きかったです。ろう俳優のほとんどが舞台経験者が多く、映画やドラマで演じたことが少なかったからです。プロデューサーを始め、渡辺監督、スタッフの方々にお願いして、ろう俳優対象に「模擬撮影現場」というのを丸1日開催し、リアルな撮影現場を体験してもらいました。また私の方から撮影現場での行動、心構えなども色々と話した上で撮影に入りました。そのおかげでろう俳優もやりやすい環境で撮影に臨めたかなと思います。

ろう俳優の手話も十人十色で、個性的な手話表現も多く、手話指導としても、とても楽しかったです。それぞれ手話の「色」を尊重し、尚人役の草彅さんも、ろう俳優の役柄に合わせて手話表現を変えていかないといけないので、自然な会話に見えるように調整しながら指導してきました。当初は大変だったと思いますが、撮影現場でろう俳優と絡んでいくうちに慣れてきて、きちんと使いこなせるようになりました。手話指導するときは、自分の指導方法を形にはめて教えるのではなく、草彅さんの覚えやすいやり方で、色々と試行錯誤しながらやってきました。草彅さんに「ダンスの振り付けみたいだな」と言っていただいたのをきっかけに、手話の文法が壊れてしまわないよう、文脈に合わせて丁寧に指導しました。そこから草彅さんも覚えやすくなってそのまま最後まで走ってくれました。

出演者のほかに裏方のスタッフさんとも私の方から積極的に交流して、ロケバスの運転手さんまで凄く仲良くなって(笑)ご飯も行ったり、通訳なしで2人で色んな会話をしたり、とても楽しい現場でした。「デフ・ヴォイス」をぜひ多くの方々に見てもらいたいと思います。

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あらすじ

仕事と結婚に失敗した荒井尚人。家族や恋人に心を開けないでいるのだが、生活のため唯一の技能を活かして就職活動をはじめる。その技能とは“手話”。彼は耳が聞こえない両親をもつコーダ(Children of Deaf Adults)だったのだ。そして彼は手話通訳士として働くことに。

やがて仕事にも慣れ、新たな生活を送りはじめた尚人のもとに届いた依頼は法廷でのろう者の通訳。この仕事をきっかけに、尚人は自身が関わった過去のある事件と対峙することに。現在と過去、二つの事件の謎が複雑に絡みはじめる…

原作本『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』

※Amazonより

『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(著者)丸山正樹

NHKドラマ化、韓国映画化決定!

仕事と結婚に失敗した荒井尚人。いまの恋人にも半ば心を閉ざしているが、やがて唯一の技能を活かして手話通訳士になる。あるろう者の法廷通訳を引き受け、過去の事件に対峙することに。現在と過去、二つの事件の謎が交錯をはじめ……。マイノリティの静かな叫びが胸を打つ、感動の社会派ミステリー。シリーズ通して読み継がれるロングセラーです。

著者 丸山正樹

1961年、東京都に生まれる。早稲田大学卒業。シナリオライターとして活躍の後、松本清張賞に応募した『デフ・ヴォイス』で、作家デビュー。コーダ(ろう者の両親の家庭で育った聴者の子ども)である手話通訳士を主人公にしたミステリーで、話題となり、続編の『龍の耳を君に』『慟哭は聴こえない』『わたしのいないテーブルで』『デフ・ヴォイス』のスピンオフである「刑事何森」シリーズなどが次々と刊行される。他の作品に『ワンダフル・ライフ』、ヤングケアラーをテーマにした『キッズ・アー・オールライト』、特養老人ホームが舞台の『ウェルカム・ホーム』など、社会の様々な問題をテーマに書き続けている。

主な登場人物・キャスト

荒井尚人 草彅剛

ろう者の両親の間に生まれた聴こえる子供、コーダ(Children of Deaf Adults)であるが、ある事件をきっかけに、手話通訳することをためらうように。アルバイトを転々とする無為な日々を送っていたが、みゆき(松本若菜)たちとの生活を考え、手話通訳士を志す。

手塚瑠美 橋本愛

ろう者支援活動のNPO団体「フェロウシップ」の代表。法廷で手話通訳を行っていた尚人を見て、手話通訳士の専属契約を依頼する。

安斉みゆき 松本若菜

尚人が交際している女性。尚人の元同僚の警察職員で会計課につとめる。元夫・米原智之とはDVが原因で別れた離婚歴がある。

何森稔 遠藤憲一

昔気質で一匹狼の刑事。管内で発生した殺人事件を追う中で、17年前の事件との関係に気が付く。

松山千恵 前田亜季

荒井尚人の元妻

米原智之 和田正人

安斉みゆきの元夫。今も、みゆきへの未練があり、よりを戻したいと願っている。

半谷雅人 中島歩

手塚瑠美の婚約者

安斉園子 根岸季衣

安斉みゆきの母

手塚総一郎 浅野和之

手塚瑠美の父

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荒井尚人役 草彅剛さんのインタビューコメント

最初に台本を読まれたときの物語の印象は?

出演のオファーをいただいたときに手話を題材に扱った作品だと伺っていたので、もっとストレートなヒューマンドラマなのかと思っていたんです。でも台本を読んでみたら、謎解きの要素をベースに、コーダの葛藤やろう者・難聴者の思い、家族愛などさまざまなテーマがちりばめられていて「あっ、そうじゃないんだ」と意表をつかれました。その意外性がおもしろいし、従来のミステリーとは一味違った新しいドラマになるんじゃないかなと思いました。

コーダの役を演じる上で何か意識されたことは?

撮影に入る前に『コーダ あいのうた』という映画を見ました。ハリウッドの作品なんですけど、主人公が尚人と同じ境遇なので、その空気感を参考にできたらなと。ただ、僕は基本的にあまり深く考えすぎずに演じたいタイプなので、コーダだから何か特別に意識して役作りしたということはなく、尚人が子どものころから抱えてきた悲しみや葛藤はすべて台本に描かれていたので、監督との間でも「こういう役にしましょう」というような細かい打ち合わせもしませんでした。

今回は監督や共演者の皆さんに引っ張っていただいた部分が大きかったですね。監督の渡辺一貴さんは、手話の練習にも立ち会い一緒に手話指導の先生と細かく打ち合わせをしてくださったりして、すごく熱心で温かい方。手話を通して尚人のキャラクターがどんどん肉づけされていきましたし、監督自身が尚人なんじゃないかと感じました。僕は荒井尚人じゃなく渡辺尚人という気持ちで演じていました(笑)。

本作はろう者や難聴者の役を当事者の方が演じていることでも注目を集めています。当事者の方と共演されていかがでしたか?

今回は、エキストラも含めて30人近いろう者や難聴者の方と共演させていただきました。オーディションで選ばれた方の中には演技経験のない方もいらっしゃいます。当事者の方や演技経験のない方とご一緒するのは初めての経験でしたが、現場に入ると皆さんの熱量に圧倒されてグイグイ引き込まれていきました。中でも、尚人が益岡さん(山岸信治)というろう者と食事をするシーンは強く心に残っています。益岡さんが若いころのつらい体験を手話で伝える場面なのですが、ろう者の方とお芝居をしているとタイトルどおり「デフ・ヴォイス」が聞こえる瞬間があるんです。特に山岸さんからは、すごくデフ・ヴォイスが伝わってくるので、それによって僕の心も高鳴り、尚人の感情がさらに引き出されたと思います。

言葉でなくても身ぶり手ぶりで気持ちは伝わるし、みんなで一緒の方向を向いてこの作品を作り上げようという思いでつながっていたので、撮影現場でコミュニケーションを取るのに困ったことはありませんでした。とにかく温かい現場で、みんな遊びに来ているように楽しそうにしていました。僕は手話を覚えるのに四苦八苦していたので、みんな楽しそうにしていてズルいなと羨ましくなるくらい(笑)。

草彅さんは手話初挑戦、しかも尚人は「きれいな手話」をするという設定なので苦労されたと思います。どれくらい練習されたんですか?

手話は本当に難しかったですね。撮影期間が2か月くらいだったんですけど、その間、3人の先生に指導していただき、かなりの時間をかけて練習しました。ちょうど「ブギウギ」と並行して撮っていたので、大阪に移動する新幹線の中でもやっていましたね。やっぱり、何度も反復練習しないと頭で覚えようとしても難しいんです。先生と向かい合って練習すると向きが逆になるので混乱してしまったりして、最初はひどい出来だったんですけど、現場で先生方や共演者の皆さんに助けていただき、なんとかちゃんとコーダに見えるレベルまで形にすることができたんじゃないかなと思います。本当に皆さんに感謝です!

最後に、前編後編の注目すべきポイントを教えてください。

ミステリーなのでネタバレになってしまうとおもしろくないのでどこまで言っていいのか悩みどころですが、ズバリ前編のキーパーソンは尚人の記憶に刻まれている少女です。物語の冒頭から出てくるこの女の子が果たして誰なのか⁉︎ 前編のラストシーンで衝撃的な事実が明らかになるので、ぜひご注目いただければと思います。

後編は、前編で次々に浮かび上がった疑問点が一気に一つの線につながっていきます。単純に誰が犯人だろうと予想しながらご覧いただくのも楽しいと思いますし、「よくよく見てみると確かに!」みたいなことが随所に出てきますので、前編を思い返しながらぜひ照らし合わせてみてください。

また、僕としては橋本愛さん演じる瑠美さんの美しいドレス姿が一番の見どころなんじゃないかなと思います。なんであんなに美しいんだろうと思うほどきれいだったんですよ! 瑠美さんとのシーンは、橋本さんと二人三脚で作り上げた大切なシーンなので、こちらも乞うご期待です。

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ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」の再放送・見逃し動画配信は?

ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」の再放送については、現在のところ未公表のため不明です。でも、安心してください。ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」の見逃し動画は「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で放送日の翌日から配信される予定です。

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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。

NHKの見逃し番組を見る方法

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ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」の各話のあらすじ

「補足」にはネタバレが含まれています。

前編「記憶の中の少女」

放送 2023年12月16日(土) 午後10時〜[NHK総合/BSP4K]

荒井尚人(草彅剛)は、コーダであることに複雑な感情を抱えながら生きていた。しかし、交際する安斉みゆき(松本若菜)との将来を考え、手話通訳士の道を選ぶ。そんな尚人のもとを刑事の何森稔(遠藤憲一)が訪れ、殺人事件について尋ねる。その事件は17年前に尚人が手話通訳を担当した、決して忘れることのできない事件と関係していた。再び法廷での手話通訳を決意した尚人は、手塚瑠美(橋本愛)からの仕事依頼をきっかけに、元警察職員としての正義感が蘇る。

[補足]

17年前、警察職員だった尚人は海馬学園理事長の殺害事件で容疑者でろう者の門奈哲郎の手話通訳を担当し、調書の内容に疑念を感じていたにもかかわらずその調書に捺印したことをずっと後悔していた。そして、その17年後の今、その事件の被害者だった理事長の息子まで殺害されてしまう。何森刑事は17年前の事件との関係を疑う。17年前、門奈哲郎には2人の娘がいた。その娘は尚人に「あなたは味方?それとも敵?」と手話で問いかけたのだ。しかし、17年ぶりに尚人と再会した門奈は娘は1人しかいないと言い張る。

一方、尚人の前に現れた手塚瑠美はNPO団体「フェロウシップ」の代表を務め、ろう者の支援活動を行い、17年前の事件の門奈哲郎に住居まで提供していた。これ程までに瑠美をろう者の支援活動にかりたてているものは、いったい何なのか?

後編「もうひとつの家族」

放送 2023年12月23日(土) 午後10時〜[NHK総合/BSP4K]

荒井尚人(草彅剛)は、海馬学園理事長殺人事件の重要参考人とされる門奈哲郎と対面。17年前に尚人が手話通訳を担当した門奈には、娘が2人いたはずだったが、娘は1人だと伝えられる。不審に思った尚人は真相を知るため事件を追いかけることに。手塚瑠美(橋本愛)は罪に問われることを覚悟の上で門奈を守ろうとしていた。過去の事件と現在の事件の関わりを確信した尚人は、刑事の何森稔(遠藤憲一)に門奈の居場所を告げ…

[補足]

尚人は事件の真相を調べ始める。そして、17年前の事件当時、第一発見者だった警備員の証言から、犯人は耳が聴こえる人物であり門奈哲郎とは食い違うことが分かる。また、門奈哲郎には姉・幸子と妹・輝子の二人の娘がいたが、輝子は養子に出されていたことも分かる。さらに、門奈哲郎の娘・幸子は理事長から長年にわたり虐待を受けていたということも。そして、尚人は手塚瑠美こそが門奈哲郎の下の娘・輝子であり17年前の事件の真犯人であると悟る。尚人には、自分と同じコーダである瑠美の気持ちが分かるような気がした。

手塚瑠美は半谷雅人との結婚式の席上で、出席者の前で全てを打ち明けた。17年前、姉・幸子が理事長から虐待を受けていたことを知り、家族を守るために理事長を刺殺したと…。そして、今度は手塚瑠美と幸子が兄弟であると知った理事長(17年前の理事長の息子)が全てを明るみにすると脅してきたため、姉・幸子が理事長を殺した…と。

このドラマを視聴した感想

家族のために様々な場面で通訳をするコーダは、幼少期にはたいへんストレスのかかるつらい仕事だということをこのドラマを通じて感じました。たいへん損な役回りで、子供にその責任を負わせるのは酷なことだと思います。そんな状況から反発して抜け出したのが尚人で、子どもながらにコーダとして家族を守るために必死に闘ってきたのが瑠美(=輝子)だったのだと思うと、切なくなります。でも、最後には尚人と瑠美は二人とも、コーダを持つ親の辛さも慮ることができるようになりました。

関連番組

ハートネットTV
ドラマ「デフ・ヴォイス」舞台裏に密着 ろう・難聴・聴が集った2か月

放送 2023年12月13日(水)午後8時~8時29分[Eテレ]

ドラマの放送を前に、「ハートネットTV」で撮影の舞台裏を紹介します。ろう者・難聴者の役を当事者が自ら演じ、キーパーソンを担うドラマを制作するにあたって、現場ではどのように進められていたのでしょうか。手話指導を担当した、ろう者の江副悟史さん(日本ろう者劇団代表)と、コーダの米内山陽子さん(脚本家・舞台手話通訳)の取り組みや、ドラマ撮影のメイキング、草彅 剛さんと橋本 愛さんのインタビューなどをお届けします。

デフ・ヴォイス もう1つの物語「ろう・難聴・聴 共演の舞台裏」

放送 2024年2月4日(日)午後2時45分〜[Eテレ]
再放送 2024年2月13日(火)午前1時〜[Eテレ]

去年放送され話題を集めたドラマ「デフ・ヴォイス」。最大の特徴は、ろう者・難聴者・コーダの役を当事者が自ら演じ、キーパーソンを担ったこと。およそ20人もの当事者と聴者が共に作り上げた画期的な作品だった。オーディションに始まり、日本語のセリフを手話へ翻訳する作業、手話での演技をどう深めるかなど、これまでにない取り組み、模索が行われていた。制作の舞台裏と、ドラマにこめられた出演関係者の思いを伝える。

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