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NHK「理想的本箱 君だけのブックガイド」の再放送・見逃し動画配信は?

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「理想的本箱 君だけのブックガイド」ってどんな番組?

放 送 毎週土曜日 午後9時〜[Eテレ]

あなたと本の幸福な出会いを仲介する プライベート・ライブラリー

静かな森の中にある、プライベート・ライブラリー「理想的本箱」。 あなたの漠然とした不安や悩み、好奇心に答えてくれる一冊を、この世に存在する数えきれない本の中から見つけてくれる、小さな図書館です。 これから長い人生を生きていくあなたに素敵なヒントを与えてくれる本を、あなたの心に寄り添って一緒に見つけてゆきます。 さて…… いまあなたの知りたいことは、何ですか?

「理想的本箱」主宰 吉岡里帆(俳優)
「理想的本箱」司書 太田緑ロランス(俳優)
「理想的本箱」選書家 幅允孝(ブックディレクター)

吉岡里帆さんのコメント

同じ本についてそれぞれの解釈を共有しながらじっくり話せるのが本当に楽しくて、この番組を通じて本の読み方が変わりました。難しいと思っていた本が急に身近なものになったり、本に出会ったことで人生観がほんの少し変わったり。読んだことでものの見方が全然変わるのが本の力だと思っています。それを4月から毎週紹介できるのが、この上ない喜びです。

太田緑ロランスさんのコメント

幅さんの選書は予想もしない方向からの変化球や直球など、毎回唸らされるラインナップで、ワクワクしながらページを繰っています。初回から3年がたち、チームワークもどんどんよくなっていると感じています。収録は毎回私自身得ることが多く、本当に有意義な時間で、この読書体験を皆さんと毎週シェアできることをとても幸せに感じています。

幅允孝さんのコメント

今は人と本の距離が離れている時代だと感じています。だからこそ『こんな本があるんだ』『こういう捉え方があるんだ』と視聴者の方に思ってもらえるような選書や解釈を定期的にご紹介したいし、そんな番組になればうれしいです。

[ご参考]幅允孝さんのプロフィール

有限会社BACH代表。ブックディレクター 人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、動物園、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。最近の仕事として札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン、サンパウロ、ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。安藤忠雄氏の建築による「こども本の森 中之島」ではクリエイティブ・ディレクションを担当。近年は本をリソースにした企画・編集の仕事も多く手掛ける。早稲田大学文化構想学部非常勤講師。神奈川県教育委員会顧問。

「理想的本箱」の公式サイト

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「理想的本箱 君だけのブックガイド」の見逃し動画配信は?

「理想的本箱 君だけのブックガイド」の見逃し動画は、NHKオンデマンドユーネクストで、放送日の翌日から配信される予定です。ただし、配信期間は約2週間となりますのでご留意下さい。

あなたと本の幸福な出会いを仲介する番組
「理想的本箱 君だけのブックガイド」は放送日の翌日からU-NEXTで配信予定です!
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NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。

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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。

NHKの見逃し番組を見る方法

(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2024年9月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

「理想的本箱」の放送予定

「理想的本箱」のこれまでの放送内容

※放送日の新しい順に掲載。
※各テーマの選書は、Amazonで購入することができます。

理想的本箱「EDITION愛」

放送 2024年9月28日(土)午後9時〜[Eテレ]

これまでに紹介した本から「愛」というテーマで再構成するスペシャル版。角田光代著「くまちゃん」、夏目漱石著「それから」、RYOJI+砂川秀樹編「カミングアウト・レターズ」を“映像の帯”と未公開分も含むトークで新たな目線から紹介する。さらに「愛」をテーマに、幅允孝が新たな2冊を選書する。

理想的本箱「EDITION青春」

放送 2024年9月21日(土)午後9時〜[Eテレ]

これまでに紹介した本から「青春」というテーマで再構成するスペシャル版。村田沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」、笹井宏之「えーえんとくちから」、小澤征爾「ボクの音楽武者修行」を“映像の帯”と未公開分も含むトークで新たな目線から紹介する。さらに「青春」をテーマに、幅允孝が新たな2冊を選書する。

理想的本箱「勉強したくない時に読む本」

放送 2024年9月7日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の本の中から幅允孝選書で紹介する。テーマは「勉強したくない時に読む本」。1冊目は、勉強を通じて自由になりたい人に捧げる、その原理と実践を伝える哲学書。2冊目は、大江健三郎が「なぜ子供は学校に行かねばならないのか」を考え記した書。3冊目は、机の前で学ぶことだけが勉強ではなく身近な自然からも人は多くを感じるられると教えてくれるエッセイ。

理想的本箱「別世界を知りたい時に読む本」

放送 2024年7月6日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き世代の漠然とした不安や好奇心に答える3冊の本を、世界の数えきれない本の中から幅允孝が選書、吉岡里帆主宰の「読書会」形式で紹介する。テーマは「別世界を知りたい時に読む本」。1冊目は、アーティストによるモロッコ旅日記。旅の経験を血肉化する体験を共有できる。2冊目は、何気ない身近な〈もの〉〈こと〉にも物語が潜むと伝える書。3冊目は、東北の村々を訪ねて聞いた民話と、その採訪の旅の記録。

理想的本箱「眠れない時に読む本」

放送 2024年6月1日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き世代の漠然とした不安や好奇心に答える3冊の本を、世界の数えきれない本の中から幅允孝が選書、吉岡里帆主宰の「読書会」形式で紹介する。テーマは「眠れない時に読む本」。1冊目は英国児童文学の傑作、“眠れない夜”がつないだ少年と少女の冒険。2冊目は“泣きたい夜”を癒やしてくれる甘いものをめぐる漫画。3冊目は恐竜の時代から未来まで十億年の時空を超え、めくるめく展開を見せる60年代のSF小説。

選書テーマ「眠れない時に読む本」

理想的本箱「ひとりぼっちの孤独を感じた時に読む本」

放送 2024年5月11日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き世代の漠然とした不安や好奇心に答える3冊の本を、世界の数えきれない本の中から幅允孝が選書、吉岡里帆主宰の「読書会」形式で紹介する。テーマは「ひとりぼっちで孤独な時に読む本」。1冊目は45年間自宅敷地を出ず「独楽」を極めた画家による画文集。2冊目は「孤独」に優しく包まれるようなアメリカの詩人による詩集。3冊目は孤独や寂しさと折り合いをつけようとする子どもたちの「純真」と「救い」を描いた漫画。

選書テーマ「ひとりぼっちで孤独な時に読む本」

『ひとりりたのしむ 熊谷守一画文集』(著者)熊谷守一

「人にはわからないことを、独りでみつけて遊ぶのが、わたしの楽しみです」 “仙人”と呼ばれ、古今の文化人が憧れた、並の尺度では測れない「自由な精神」に生きた熊谷守一。その精髄をここに凝縮。

『ここに素敵なものがある』(著者)リチャード・ブローティガン

『Sunny』(著者)松本大洋

理想的本箱「時間に追われている時に読む本」

放送 2024年4月13日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から幅允孝による選書で紹介する。テーマは「時間に追われている時に読む本」。1冊目は、短編小説を11年かけて読み込んだ宮沢章夫のエッセイ。2冊目は、頁数も言葉も最小限ながら、めくるにつれハッとする時間の旅を体験できる絵本。3冊目は、今日の出来事が百年先の何かと意図せず繋がるというような静かな〈縁〉を感じる短編集。

選書テーマ「時間に追われている時に読む本」

『時間のかかる読書』(著書)宮沢章夫

脱線、飛躍、妄想、のろのろ、ぐずぐず――横光利一の名作短編「機械」を11年かけて読んでみた。読書の楽しみはこんな端っこのところにある。本を愛する全ての人に捧げる伊藤整賞受賞作の名作。

『まばたき』(著書)穂村弘

穂村弘と酒井駒子、息をのむほど美しい絵本。

ちょうちょが飛ぶとき、鳩時計が12時を告げるとき、猫が動き出すとき、角砂糖が紅茶に溶けるとき、そして少女に呼びかけるとき。

『百年と一日』(著書)柴崎友香

朝日、読売、毎日、日経各紙で紹介。第1回「みんなのつぶやき文学賞」国内編第1位。「こんな小説、読んだことない」と話題の1冊が、1篇を増補し待望の文庫化!

遠くの見知らぬ誰かの生が、ふいに自分の生になる。
そのぞくりとするような瞬間――岸本佐知子(翻訳家)

学校、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港……さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。屋上にある部屋ばかり探して住む男、戦争が起こり逃げて来た女と迎えた女、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋……この星にあった、誰も知らない34の物語。

勇気が欲しい時に読む本

理想的本箱「勇気が欲しい時に読む本」

放送 2024年4月6日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から幅允孝による選書で紹介する。テーマは「勇気が欲しい時に読む本」。1冊目は、指揮者・小澤征爾が若き日の挑戦を著した自伝的エッセイ。2冊目は、それとは対照的に、怠け者なりに自身の流儀を貫き、誰にもこびず、自身の文学を追求した梅崎春生の随筆・小説。3冊目は、純真無垢なキャラクターの純粋さと毒に勇気をもらえる問答集。

選書テーマ「勇気が欲しい時に読む本」

『ボクの音楽武者修行』(著者)小澤征爾

1959年、神戸から貨物船に乗りヨーロッパへ向かう。そのとき著者は24歳……。
「世界のオザワ」の自伝的エッセイ。貴重写真多数収録。

「外国の音楽をやるためには、その音楽の生まれた土地、そこに住んでいる人間をじかに知りたい」という著者が、スクーターでヨーロッパ一人旅に向かったのは24歳の時だった……。ブザンソン国際指揮者コンクール入賞から、カラヤン、バーンスタインに認められてニューヨーク・フィル副指揮者に就任するまでを、ユーモアたっぷりに語った「世界のオザワ」の自伝的エッセイ。

『怠惰の美徳』(著者)梅崎春生

なんとか入学した大学の講義はほとんど出席せず、卒業後に新聞社を志望するも全滅。やむなく勤めた役所では毎日ぼんやり過ごして給料を得る。一日に十二時間は眠りたい。できればずっと布団にもぐりこんでいたい……。戦後派を代表する作家が、自身がどれほど怠け者か、怠け者のままどうやって生きぬいてきたのかを綴る随筆と七つの短篇を収録する文庫オリジナル編集。真面目で変でおもしろい、ユーモア溢れる作品集。

『コジコジにきいてみた。』(著者)さくらももこ

「勉強しないとダメですか?」「カッコよくなりたい」「死んだらどうなるの?」
みんながモヤモヤする100の問いにコジコジが答えます。想像のはるか上をゆく回答の数々に驚き、笑い、ときに立ち止まってしまう。さくらももこさんが大切にしたコジコジのエッセンスを凝縮した1冊です。さくらももこさんと親交のあった哲学者・土屋賢二さんの解説つき。

宗教に悩んだ時に読む本

理想的本箱「宗教に悩んだ時に読む本」

放送 2023年7月31日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「宗教に悩んだ時に読む本」。1冊目は、宗教2世の子どもたちの思いを届けるコミック。2冊目は、「信じる」とはどういうことなのかを考察してゆく本。3冊目は、宗教や呪術をテーマに「信じたいものを信じてゆく人間の性」を描いた一大エンタメ小説。

選書テーマ「宗教に悩んだ時に読む本」

『神様のいる家で育ちました』(著者)菊池真理子

宗教2世。親が宗教を信仰している家の子供。宗教ありきで育てられ、世間とはずいぶん違う生活を送っています。参加してはいけない学校行事があったり。薬を使わせてもらえなかったり。人を好きになってはいけなかったり。休日は宗教活動のための日だったり。もちろんそこに幸せを見出す人たちもいるけれど、中には成長するにつれて苦しさを感じる子供達がいることを、知ってほしい。著者含む、7人の宗教2世たちが育ってきた家での出来事をマンガ化した作品が、加筆修正を加え、単行本化。

『宗教を信じるとはどういうことか』(著者)石川明人

科学の時代に神を信じることは出来るのだろうか?この世に悪があることを宗教はどう説明するのか?宗教は人を善良にしたり、世界を平和にするのか?
素朴な疑問を通して、宗教と人間のリアルに迫る。

『ガダラの豚』(著者)中島らも

【日本推理作家協会賞受賞作】アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアルコール中毒に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。

情報の海に溺れそうな時に読む本

理想的本箱「情報の海に溺れそうな時に読む本」

放送 2023年7月24日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

情報の海に溺れそうな時、こんな本はいかが?

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「情報の海に溺れそうな時に読む本」。1冊目は、冷戦下に著されたロングセラー、現代の情報環境を先取りするような海外小説。2冊目は、就職活動とSNSをめぐる現代日本の小説。3冊目は、冒険家が「静けさの贅沢」を語るエッセイ。

選書テーマ「情報の海に溺れそうな時に読む本」

『1984』(著者)ジョージ・オーウェル

ディストピア小説の最高傑作。圧倒的リーダビリティの新訳版!解説・内田樹

1984年、世界は〈オセアニア〉〈ユーラシア〉〈イースタシア〉という3つの国に分割統治されていた。オセアニアは、ビッグ・ブラザー率いる一党独裁制。市中に「ビッグ・ブラザーは見ている」と書かれたポスターが張られ、国民はテレスクリーンと呼ばれる装置で24時間監視されていた。党員のウィンストン・スミスは、この絶対的統治に疑念を抱き、体制の転覆をもくろむ〈ブラザー連合〉に興味を持ちはじめていた。一方、美しい党員ジュリアと親密になり、隠れ家でひそかに逢瀬を重ねるようになる。つかの間、自由と生きる喜びを噛みしめるふたり。しかし、そこには、冷酷で絶望的な罠がしかけられていたのだった――。
全体主義が支配する近未来社会の恐怖を描いた本作品が、1949年に発表されるや、当時の東西冷戦が進む世界情勢を反映し、西側諸国で爆発的な支持を得た。1998年「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」に、2002年には「史上最高の文学100」に選出され、その後も、思想・芸術など数多くの分野で多大な影響を与えつづけている。

『何者』(著者)朝井リョウ

想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。衝撃のラストが襲いかかる戦後最年少の直木賞受賞作。

『静寂とは』(著者)アーリング・カッゲ

騒音時代に生きる現代人へ―――
車の騒音、アナウンスの声、音楽など、私たちの日常はノイズで溢れている。
人々はスマートフォンを片手に、いつも何か(誰か)と繋がって、気になる事があれば何でも検索、あっという間に欲しい情報を手に入れる。

人、環境、情報、時間……
あらゆる物事が、めまぐるしく変化する時代。
現代人は無意識においてさえも、常に何か(騒音)を聞いている。

そんな日常において、人々の心と体は、知らず知らずのうちに、
ストレスを抱えてしまっているのではないだろうか。
そんな現代人に、今もっとも必要なもの。
それが、「静寂」なのかもしれない――

静寂とは何か。
静寂はどこにあるのか。
なぜ今、静寂が重要なのか。

この3つの問いの答えを見つけだすために、著者が語った33の試み。
「静寂」を感じ、向き合う事によって得られる心身の解放。
ストレス社会に生きる人たちに、今読んで欲しい一冊。

原書名:SILENCE IN THE AGE OF NOISE

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初めてお葬式に行った時に読む本

理想的本箱「初めてお葬式に行った時に読む本」

放送 2023年7月17日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

初めてのお葬式…そんなとき心に寄り添う本

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「初めてお葬式に行ったときに読む本」。1冊目は、通夜に集う人々を群像劇として書いた小説。2冊目は、知人の訃報に接した主人公の脈絡のない脳内の動きを垣間見せる小説。3冊目は「死を経てもあたたかく世界を照らす術がある」と教えてくれる絵本。

選書テーマ「初めてお葬式に行ったときに読む本」

『死んでいない者』(著者)滝口悠生

通夜のために集まった親族たちの一夜のふるまい、思い、記憶――傑作の誉れ高い第154回芥川賞受賞作。滝口悠生の代表作を文庫化!

『ハレルヤ』(著者)保坂和志

五月の晴れた日、谷中の墓地で出会った子猫には、母猫がいなかった。引き取り手は現れず、このままではカラスに襲われてしまう。うちで飼おうと病院に連れて行くと、特別な猫であることがわかった。この子は、神さまが連れてきてくれたに違いない――。
花ちゃんと名付けられた子猫が、元気に走り回るようになるまでを描いた「生きる歓び」。それから十八年八カ月後、花ちゃんとの別れが語られる「ハレルヤ」。
青春時代を振り返り川端康成文学を受賞した「こことよそ」と「十三夜のコインランドリー」も収録。大切な存在との出会いと別れ、生と死、喜びと悲しみが詰まった傑作短編集。

『おばあちゃんのはこぶね』(著者)M.B.ゴフスタイン

おもいでが わたしをあたためてくれる おひさまのように。

大人になっても、年を重ねても、ずっと、自分のために大切にしたい一冊。
ゴフスタイン「最期のことば」を収録し、追悼の意を込めて復刊します。

90歳になるおばあちゃんが、子供の頃にお父さんが作ってくれたノアの方舟と木の人形と、動物たちを大切にしています。おばあちゃんは今でもそれを作ったときのお父さんの声をはっきりおぼえていて、すっかり塗料のはげてしまった木の動物たちを宝物にしています。旧約聖書にテーマを借りて、年をとった人も、ずっと前は子供だったことを、ユーモラスに伝えています。このおばあちゃんも、そしてノア自身も心はいつだって若いときと同じなのです。方舟には大切な思い出がいっぱい詰まっていて、いつも心をあたためてくれるのです。

M.B.ゴフスタインは、様々な手法で絵本を作ってきました。この本のように、ほとんど線だけで描いたものや、パステルを使ったもの、そして自分で人形を作って撮影したものまで、いろいろあります。美術学校で教えていたので、一緒に仕事をしている学生たちの影響を受けて、手法を変えることもありました。「とことんまで描いて描いて、ついにはなんだか自然に簡単に描けてしまったような気がするまで描くこと。」生前、ゴフスタインはそう語っていましたが、彼女の絵本はどれもそういう感じを抱かせるのです。

自分の見た目が気になる時に読む本

理想的本箱「自分の見た目が気になる時に読む本」

放送 2023年7月10日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

見た目が気になる…悩みに答える一冊は

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「自分の見た目が気になる時に読む本」。1冊目は、自分と社会と衣服の関係を考える本。2冊目は、美容整形の沼にはまってゆく心の闇を切実に伝える小説。3冊目は、ダイエットにのめりこんでからやめるまでの実体験を正直に言葉にした漫画本。

選書テーマ「自分の見た目が気になる時に読む本」

『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ』(著者)蘆田裕史、藤嶋陽子、宮脇千絵

ファッションを論じるための基盤となる8つのキーワード、具体的な事例として導かれる現代的な15のトピック、さらに掘り下げたい読者のために指針を与えてくれる11分野別ブックガイド。現代文化を考えるうえで知っておきたい基本と、多様な視点・アプローチを学ぶことができる、新時代のファッションスタディーズの入門書登場!

『アンソーシャル ディスタンス』(著者)金原ひとみ

コロナみたいな天下無双の人間になりたい――読めば返り血を浴びる作品集。パンデミックに閉塞する世の中で、生への希望だったバンドのライブ中止を知ったとき、二人は心中することを決めた。世界を拒絶した若い男女の旅を描く表題作を初め、臨界状態の魂が高アルコール飲料で暴発する「ストロングゼロ」など、あらゆる場所でいま追い詰められている人々の叫びが響き渡る。いずれも沸点越えの作品集。

『ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。』(著者)竹井夢子

インスタでダイエットをテーマにフォロワー12万人までいったインフルエンサー。
大学時代に始めたひとり出版社「ブルーモーメント」の代表が、ダイエットや承認要求に追い詰められ、自分を見失いかけて、再び自分を取り戻すまでを描くコミック+エッセイ。

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戦争が迫ってきた時に読む本

理想的本箱「戦争が迫ってきた時に読む本」

放送 2023年7月3日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

戦争が迫ってきたら… 世界中の本の中から選書

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「戦争が迫ってきた時に読む本」。1冊目は、従軍女性の過酷な体験を聞き書きしたノンフィクション。2冊目は、ユーモラスながら現代社会を確実に射抜く小説。3冊目は、広島の被爆者の遺品を撮影しその人の日常と生を静かに浮かび上がらせる写真集。

選書テーマ「戦争が迫ってきた時に読む本」

『戦争は女の顔をしていない』(著者)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――。500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著。(解説=澤地久枝)

『短くて恐ろしいフィルの時代』(著者)ジョージ・ソーンダーズ

脳が地面に転がるたびに熱狂的な演説で民衆を煽る独裁者フィル。
国民が6人しかいない小国をめぐる奇想天外かつ爆笑必至の物語。
ブッカー賞作家が生みだした大量虐殺にまつわるおとぎ話。

『ひろしま』(著者)石内都

井上ひさし氏、柳田邦男氏が高く評価。風化しない広島
花柄のワンピース、水玉のブラウス、テーラーメイドの背広、壊れたメガネ。写真家・石内都が被爆遺品を撮った。美しいから辛い、可憐だからむごい。石内の写真に広島の心模様が残っている。第50回「毎日芸術賞」受賞作。

友達と絶交した時に読む本

理想的本箱「友達と絶交した時に読む本」

放送 2023年6月26日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数えきれない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「友達と絶交した時に読む本」。1冊目は“世間”と“社会”の違いを説き新しい視点を示すエッセイ。2冊目は“絶交”のあとさきを描く近代文学の傑作。3冊目は“こわれてしまいそうな友情”を何とかつなぎとめようとする繊細な心情をなぞる漫画作品。

選書テーマ「友達と絶交した時に読む本」

『「空気」を読んでも従わない』(著者)鴻上尚史

「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。

『それから』(著者)夏目漱石

友人の平岡に譲ったかつての恋人、三千代への、長井代助の愛は深まる一方だった。そして平岡夫妻に亀裂が生じていることを知る。道徳的批判を超え個人主義的正義に行動する知識人を描いた前期三部作の第2作。

『おともだち』(著者)高野文子

「日本のおともだち」「アメリカのおともだち」の二部構成で全五作品を収録。どこかなつかしく、そして新しい少女の世界を鮮やかに描く作品集。新装版で登場。

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人にやさしくなりたい時に読む本

理想的本箱「人にやさしくなりたい時に読む本」

放送 2022年11月5日(土)午後9時〜[Eテレ]

やさしさをあなたに…小説や歌集を選書

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「人にやさしくなりたい時に読む本」。1冊目は繊細な心で差別をかぎ分ける、異国で大学生活を送る心優しきマイノリティたちが主役の小説。2冊目は「さわる」「ふれる」の違いを論理的に語る論考。3冊目は早世した歌人がつむぐみずみずしい短歌集。

選書テーマ「人にやさしくなりたい時に読む本」

『サード・キッチン』(著者)白尾悠

留学先のアメリカで孤独だった尚美を救ったのは、多様な生徒が自ら運営する食堂〈サード・キッチン〉だった……感涙必至の青春小説!

『手の倫理』(著者)伊藤亜紗

人が人にさわる/ふれるとき、そこにはどんな交流が生まれるのか。介助、子育て、教育、性愛、看取りなど、さまざまな関わりの場面で、コミュニケーションは単なる情報伝達の領域を超えて相互的に豊かに深まる。ときに侵襲的、一方向的な「さわる」から、意志や衝動の確認、共鳴・信頼を生み出す沃野の通路となる「ふれる」へ。相手を知るために伸ばされる手は、表面から内部へと浸透しつつ、相手との境界、自分の体の輪郭を曖昧にし、新たな関係を呼び覚ます。目ではなく触覚が生み出す、人間同士の関係の創造的可能性を探る。

『えーえんとくちから』(著者)笹井宏之

風のように光のようにやさしく強く26年の生涯を駆け抜けた夭折の歌人・笹井宏之。そのベスト歌集が没後10年を機に待望の文庫化!短歌のジャンルを越えて再評価の声が高まり、話題のコミック『ダルちゃん』(はるな檸檬著・小学館)にも登場。

父親が嫌いになった時に読む本

理想的本箱「父親が嫌いになった時に読む本」

放送 2022年10月22日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「父親が嫌いになった時に読む本」。1冊目は父との関係を洗いざらし語る痛快なエッセイ。2冊目は父親に虐待された過去を超えてパートナーの息子と〈友達〉になろうとする実体験のコミック。3冊目は老いゆく父と無頼な息子の異様な関係を描く自伝的小説。

選書テーマ「父親が嫌いになった時に読む本」

今回、選ばれた3冊の本とは・・・

『生きるとか死ぬとか父親とか』(著者)ジェーン・スー

いずれ後悔しないために、私は父について書こうと決めた――
誰もが家族を思い出す、父と娘のリアルストーリー。

母を亡くして約二十年。私にとって七十代の父はただ一人の肉親だ。だが私は父のことを何も知らない。そこで私は、父について書こうと決めた。母との馴れ初め、戦時中の体験、事業の成功と失敗。人たらしの父に振り回されつつ、見えてきた父という人、呼び起される記憶。そして私は目を背けてきた事実に向き合うーー。誰もが家族を思い浮かべずにはいられない、愛憎混じる、父と娘の本当の物語。

『そして父にならない』(著者)カトーコーキ

父親にはならない。けど、愛してる

小さい頃から父親からの心理的虐待を受けて育ち、そのせいで他者との距離感が取れないまま成長した著者。果ては東北大震災でも被災をうけ、うつ病になってしまう。

「自分のような人間が、家族を持つべきではない」
その信条のもと、長い間恋人も作らず、1人山奥にこもって家づくりに励んできたが、ひょんなことからある女性と出会い、お付き合いすることに。その女性は「もっち」という5歳の男の子を育てるシングルマザー。実の父親から虐待を受けて育った男が、突然「父親」的な存在になってしまう。

しかし、初めて出会った日「もっち」をとても可愛く愛しく感じてしまい……。

父親のこと、自分のことを見つめ直しながら「もっち」と過ごす中で、著者が見つけた答えとはーーー。

『百』(著者)色川武大

「おやじ、死なないでくれ―、と私は念じた。彼のためでなく私のために。父親が死んだら、まちがいの集積であった私の過去がその色で決定してしまような気がする」百歳を前にして老耄のはじまった元軍人の父親と、無頼の日々を過してきた私との異様な親子関係を描いて、人生の凄味を感じさせる純文学遺作集。川端康成文学賞受賞の名作「百」ほか三編を収録する。

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母親が嫌いになった時に読む本

理想的本箱「母親が嫌いになった時に読む本」

放送 2022年10月15日(土)午後9時〜[Eテレ]

エッセイ、コミック…「母親が嫌いになった時に読む本」を選書

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「母親が嫌いになった時に読む本」。1冊目は同性カップルの子育てからステップファミリーの母子関係を見つめるエッセイ、2冊目は互いへの複雑な愛がからみあう娘・母・祖母三代のコミック、3冊目は新しく母になる人を温かく励ます書。

選書テーマ「母親が嫌いになった時に読む本」

『母ふたりで“かぞく”はじめました。』(著者)小野春

ホント、大変!継母と継母で息子、娘の3人を子育て。結婚できないふたりが“かぞく”を作り、結婚できない仲間たちと立ち上がるまで!「結婚の自由をすべての人に」訴訟、その原告でもあるLGBTカップルの20年。

『愛すべき娘たち』(著者)よしながふみ

「女」という不思議な存在のさまざまな愛のカタチを、静かに深く鮮やかに描いた珠玉の連作集。オトコには解らない、故に愛しい女達の人間模様5篇。

『ははがうまれる』(著者)宮地尚子

多くの人のトラウマと向き合ってきた精神科医が、自身の経験や専門知識も交え、子育てのこと、母親を取り巻く様々な問題について、やさしく語りかけるエッセイ集。赤ちゃんの泣き声にイライラしてしまう、ママ友付き合いで自分一人がはずれているように感じる…。日常の小さな悩みや違和感、言葉にならない気持ちを丁寧にすくい取り、そこから抜け出すヒントを提示してくれます。月刊誌「母の友」連載時に多くの共感を呼びました。

ひどい失恋をした時に読む本

理想的本箱「ひどい失恋をした時に読む本

放送 2022年10月8日(土)午後9時〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「ひどい失恋をした時に読む本」。タイプの異なる3つの小説を選ぶ。1冊目は、明治末期の一途すぎる男の片思い。2冊目は、風変わりな男にふりまわされる現代女性の仕事と恋愛。3冊目は、スケッチのような掌編として見つめる男の未練の心。

選書テーマ「ひどい失恋をした時に読む本」

『お目出たき人』(著者)武者小路実篤

自分は女に、餓えている。この餓えを自分は、ある美しい娘が十二分に癒してくれるものと、信じて疑わない。実はいまだに口をきいたことすらなく、この一年近くは姿を目にしてもいない、いや、だからこそますます理想の女に近づいてゆく、あの娘が……。あまりに熱烈で一方的な片恋。その当然すぎる破局までを、豊かな「失恋能力」の持ち主・武者小路実篤が、底ぬけの率直さで描く。

『くまちゃん』(著者)角田光代

風変わりなくまの絵柄の服に身を包む、芸術家気取りの英之。人生最大級の偶然に賭け、憧れのバンドマンに接近したゆりえ。舞台女優の夢を捨て、有望画家との結婚を狙う希麻子。ぱっとしない毎日が一変しそうな期待に、彼らはさっそく、身近な恋を整理しはじめるが……。ふる/ふられる、でつながる男女の輪に、学生以上・社会人未満の揺れる心を映した共感度抜群の「ふられ」小説。

『掌の小説』(著者)川端康成

唯一の肉親である祖父の火葬を扱った自伝的な「骨拾い」、町へ売られていく娘が母親の情けで恋人のバス運転手と一夜を過す「有難う」など、豊富な詩情と清新でデリケートな感覚、そしてあくまで非情な人生観によって独自な作風を打ち立てた著者の、その詩情のしたたりとも言うべき“掌編小説”122編を収録した。若い日から四十余年にわたって書き続けられた、川端文学の精華である。

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もっとお金が欲しいと思った時に読む本

理想的本箱「もっとお金が欲しいと思った時に読む本

放送 2022年10月1日(土)午後9時〜[Eテレ]

「もっとお金がほしい」10代の不安や悩みに答える一冊とは?

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。今回の選書テーマは「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」。1冊目は“お金に換えられないぜいたく”をつづった女性作家のエッセイ。2冊目は“買物”に付随する諸相をのぞき見られる絵本。3冊目は父親が娘に語るという形式で格差の根源をドラマチックに語る経済書。

選書テーマ「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」

贅沢貧乏(新潮文庫) Kindle版

著者の創作の舞台裏である愛猫とふたり(?)の珍妙なアパート暮しのようすを軽妙な筆致で、自由に綴る批評的自画像。見かけだけ贅沢で、実は、内容の寒々としている現代風の生活に、侮蔑をなげつけながら、奔放豪華な夢を描く連作長編「贅沢貧乏」。ほかに、著者の目にうつる文壇をその鋭い洞察力で捉え、パロディ化した「降誕祭パアティー」「文壇紳士たちと魔利」など全5編を収録。

買物絵本 (GOMI TARO WORK SHOP) 大型本

お金で買える便利さと不自由さ、暮らしと経済を見つめ直す、新しい考察絵本。「お菓子を買うと、虫歯を買うことになる・・・」といったように、買えるものが物だけではないということを、五味さん流に教えてくれます。巻末にはアンケートを収録。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

小説、映画から、ギリシャ神話まで、古今東西の知を総動員!もっともシンプルで、もっとも伝わる言葉で、「世界」と「経済」の本質を捉えた書!
・なぜ、こんなに「格差」があるのか
・自分のことすら「市場価格」で測ってしまう
・すべての富は「借金」から生まれる
・「金融」の仕組みのウラ側とは
・「終わりの予感」が経済を崩壊させる
これからの時代を生きていくために、もっとも大切な「知識・考え方・価値観」を一気に詰め込んだ、驚くべき一冊。

将来が見えない時に読む本

理想的本箱「将来が見えない時に読む本

放送 2021年12月23日(木)午後10時55分〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけるプライベート・ライブラリー。今回の選書テーマは「将来が見えない時に読む本」。1冊目は「あたしはあたし」として生きる潔さを語る人生の極意の書。2冊目は「手に取った仕事を自分の理想に近づけていった」シェフの自叙伝。3冊目は、ままならない日常を1mmでも前に進めようと明るく快活で強い言葉で励ます詩集。

選書テーマ「将来が見えない時に読む本」

『女の一生』(著者)伊藤比呂美

「月経とは?」「摂食障害について教えてください」「セックスが苦痛です」「むなしくてたまりません」「子どもがひきこもっています」「別れたい」「恋をしました」「一人で死ぬのが怖い」……。年を経ても尽きない女の悩み。いくつもの修羅を引き受け、ひたすら生き抜いてきた著者が、親身に本音で語りかける人生の極意とは。

『十皿の料理』(著者)斉須政雄

最高級フランス料理レストラン「コート・ドール」のシェフが語り下ろす、修業時代にたどり着いた、創造性と誠実さに満ちた十皿の定番料理。究極の味わいに潜む料理への深い思いが胸をうつ。

[目次]
第1章 十皿の料理(牛尾の赤ワイン煮/季節の野菜のエチュベ/仔羊のロースト/根セロリとリ・ド・ヴォーの煮込み/トリュフのかき卵/ソーモンのタルタルモンブラン/おこぜのポワレ/しそのスープ/えいとキャベツ/赤ピーマンのムース)/第2章 この十皿の料理は、僕の12年間のフランスの結実です

『永遠の詩』(著者)茨木のり子

弱ったこころを勇気づけ、希望に導いてくれた詩人、茨木のり子。そこにはいつも生きるための言葉があった。ヒューマニズム溢れる名詩から、亡夫を想う挽歌まで、鑑賞解説付きで収録。

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同性を好きになった時に読む本

理想的本箱「同性を好きになった時に読む本」

放送 2021年12月16日(木)午後10時55分〜[Eテレ]

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけるプライベート・ライブラリー。今回の選書テーマは「同性を好きになった時に読む本」。1冊目は“同性を好きになった家族を日常の積み重ねの中で受け入れてゆく”漫画。2冊目は“ひとりではなく連帯しよう”と励ますスピーチ。3冊目は“カミングアウトしようとしている人、された人、両方に読んでほしい”ノンフィクション。

【出演】吉岡里帆,太田緑ロランス,幅允孝,平埜生成,原日出子,佐藤隆太,把瑠都凱斗,小林喜日,【語り】大鷹明良

選書テーマ「同性を好きになった時に読む本」

『弟の夫』全4巻セット

ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。
弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。
マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。
幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる――。
「月刊アクション」にて連載中。

『わたしはオオカミ』

女子サッカー界の レジェンド
アビー・ワンバックから、あなたへ

名門女子大学バーナード・カレッジの卒業式での祝辞が
「胸躍るスピーチ」と大きな話題を呼んで誕生した
全米ベストセラー

発売たちまち、NYタイムズベストセラー第1位を獲得!

古いルールを捨て、悔いなき人生にする
とびきり「クール」で「しなやか」な8つの方法とは
すべての女性たちへ贈る一冊

『カミングアウト・レターズ』

ゲイ/レズビアンの子とその親、生徒と教師の往復書簡。家族への、身近な人への告白。初めてうちあける子どもの思い。母親の驚き、葛藤、そして受容。生徒と教師の真摯な対話。18歳から82歳まで、7組19通の手紙と2つのストーリーを編んだ。ゲイ/レズビアンの子をもつ親たちの座談も収録。

もう死にたいと思った時に読む本

理想的本箱「もう死にたいと思った時に読む本」

放送 2021年12月9日(木)午後10時55分〜[Eテレ]

悩み多き10代に出会ってほしい本をご紹介

悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけてくれるプライベート・ライブラリー「理想本箱」。今回の選書テーマは「もう死にたいと思った時に読む本」。1冊目は“悩みそのものを解体し頬をたたいてくれる”1960年代の人生相談の本。2冊目は“自分の価値は自分で作ることができる、と教えてくれる”小説。3冊目は“〈悲しみとは何か〉を考え抜いた”エッセイ集。

【出演】吉岡里帆,太田緑ロランス,幅允孝,高橋和也,小野花梨,岩男海史,荻沼栄音,大後寿々花,蔵下穂波,北香那,根岸季衣
【声】大鷹明良

選書テーマ「もう死にたいと思った時に読む本」

『人間滅亡的人生案内』(著者)深沢七郎

人間として生きるという言葉を信じません。ただわけもなく生きているのが人間ですー叶わぬ恋の悩みから、仕事に倦むサラリーマン、将来に怯える学生まで…。いまなお光る、世間に媚びない独自のユーモアと痛快なる毒で、人間の生きる道を描き出す、唯一にして永遠の人生指南の書、待望の文庫化!

『しろいろの街の、その骨の体温の』(著者)村田沙耶香

2013年に三島賞を受賞。14年に第一回フラウ文芸大賞受賞作の文庫化。クラスでは目立たない存在である小4の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するがーー野間文芸新人賞受賞、少女の「性」や「欲望」を描くことで評価の高い作家が描く、女の子が少女に変化する時間を切り取り丹念に描いた、静かな衝撃作。

『悲しみの秘義』(著者)若松英輔

人生には悲しみを通じてしか開かない扉がある。宮沢賢治、須賀敦子、神谷美恵子、リルケ、プラトンー名著に記された言葉をひとつひとつ掘り下げ、著者自らが味わってきた深い悲しみの意味を探し求めた26の美しい文章。大切なものを喪い暗闇の中にいる人に、静かに寄り添う書。文庫化に際し「死者の季節」増補。

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