グルメ番組「食彩の王国」
放送 毎週土曜日 午前9時30分~[テレビ朝日]
「スローフード」という言葉が昨今言われています。
「自然食」がブームとなり、「産直」が人気を呼び、職人手作りの「特選の味」が求められる…。“食”に関する現代社会の志向、ムーブメントを、「食材」という切り口から見たらどうなのか?「鯛」「松茸」「里芋」「小豆」といった、日本人に馴染みの深い食材に私達は何を発見するのか?
答えは…「時間」。
ひとつの食材に秘められた人類と食に関わる文化の歴史。あるいは、ひとつの食材が生み出されるための手間とヒマ。そして、食べる側が、ひとつの食材を手に入れる(つまりは出会う)ための喜びの総体。この番組では、そうした「食材」の中に流れる時間を語り映像化してくれます。
食材に流れる時間をひもとく!!
これが「食彩の王国」のテーマです。
そして、ナビゲーターは、薬師丸ひろ子さんです。
食彩の王国 第927回『シルクサーモン』
放送 2022年4月30日(土)午前9時30分~[テレビ朝日]
今、人気の新ブランド“シルクサーモン”
海なし県・群馬で去年生まれた新ブランド「シルクサーモン」が今回の主役です。東京・南青山のフレンチ「ラ・ロシェル」の川島孝シェフは群馬県出身。淡水で育つサーモンを、様々な料理に仕上げて評判を呼んでいます。昨年できたばかりの「シルクサーモン」を、ことのほか楽しみにしてきました。
ラ・ロシェル南青山
住所 東京都港区南青山3-14-23
公式サイト ラ・ロシェル南青山
群馬で大人気・シルクサーモン
伊勢崎の回転寿司店「いちもん」では、入荷したてのシルクサーモンの握りが大好評。「海の魚に負けない旨味がある」というのが店長の○○さん。客にも「初めて食べた脂の乗りが新感覚!」と喜ばれています。みなかみにある和のリゾート“仙寿庵”でも「シルクサーモン」をしゃぶしゃぶで堪能できます。客にも「川の魚と思えないような脂のコク」と、大人気です。
いちもん伊勢崎本店
住所 群馬県伊勢崎市連取町3280-2
公式サイト いちもん伊勢崎本店
別邸 仙寿滝
住所 群馬県利根郡みなかみ町谷川614
公式サイト 別邸 仙寿滝
日本名水百選の湧水で育つ・シルクサーモン
群馬県で三代続くあづま養魚場。その三代目、池田駿介さんがシルクサーモンの生みの親。「マグロの刺身を超えたい!」と二代目の父・克彦さんたちが育てあげた「ギンヒカリ」も、海外から輸入される安いサーモンで人気が低下。そこで、さらに大きく健康にもいい脂が乗ったサーモンを育てれば、きっと需要も回復するはずと一念発起!シルクサーモン開発秘話に迫ります。母・真弓さんの「シルクサーモン」の中落ちと地元野菜を合わせた“つみれ汁”など、手軽にできる家庭料理も楽しみです。
あづま養魚場
住所 群馬県吾妻郡東吾妻町箱島1002
公式サイト あづま養魚場
困難を乗り越え・三代目池田さんの情熱物語
池田駿介さんが家業を継いだのは11年前。父を超えるサーモンを育てたいと、先ずエサの改良から始めました。世界遺産の富岡製糸場もある群馬県。「養蚕だ!」と閃き、“蚕”に注目して、サナギの粉、シルクパウダーなどを試し、桑の葉にたどり着きました。桑の葉パウダーに混ぜるのは、ココナッツオイル。そうして、良質な植物性の脂肪酸を持つ「シルクサーモン」を5年の歳月をかけて作り上げたのです。大きいものは全長80cm、重さ8キロにもなります。そして昨年10月、特許庁に商標登録されました。
シルクサーモンとは
シルクサーモンとは油の乗りやすい虹鱒の個体に特別な餌を添加したあづま養魚場独自のブランド魚のことを指します。群馬県には近年世界遺産に登録された富岡製糸場があり、昔から絹の産業と供に生活してきました。良質な絹を作る蚕には桑の葉が絶対に必要であり、この桑の葉にはカルシウムや鉄分が豊富に含まれていて、糖尿病の予防にも良いとされています。シルクサーモンの餌には、この桑の葉のパウダー、ココナッツオイルなど身体にとって良いものがふんだんに使われています。加えて、虹鱒は元々タンパク質が豊富で、EPAやDHAなども多く持っている魚です。まさに『究極の健康魚』と言えるでしょう。
もちろん味のほうも絶品です。良質な油が作り出す上品な味わいと舌触り、それはまさにシルクのような滑らかさです。植物性の油を使っているので、魚が苦手な方でも美味しく召し上がれます。まさに、群馬の産業絹と海なし県群馬県だからこそ作れた匠の魚です。
あづま養魚場のシルクサーモンはどこで買えるの?
あづま養魚場では、養殖・釣り堀・お食事処・宴会施設・鮮魚販売を行っています。
詳しい内容は、公式サイトにてご確認ください。
あづま養魚場
住所 群馬県吾妻郡東吾妻町箱島1002
公式サイト あづま養魚場