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目次
「クローズアップ現代+」ってどんな番組?
「クローズアップ現代+」は、現代の社会問題から注目のトレンド、人物等の情報ドキュメンタリーと解説者の生のトークを絡めた情報番組です。一般的なニュース番組では掴めなかった問題の本質を解説者の方々が深く分け入って浮き彫りにしてくれる番組です。
イギリスのEU離脱や、トランプ大統領の誕生に世界が揺れた2016年、世界最大の英語辞典が選んだ「今年の単語」は「ポスト・トゥルース」でした。客観的事実より、虚偽であっても感情に訴える情報のほうが影響力を持つ。スマホひとつで誰もが発信者になれる一方、フェイクニュースが飛び交い、情報の真偽を見極めることが日に日に難しくなっていく。私たちはそんな時代を生きています。今こそ、「クロ現+」が追求してきたジャーナリズムの真価が問われていると思います。
2017年、「クロ現+」は武田真一キャスターを新たに迎えました。長年ニュースを担ってきた蓄積を土台に、ますます多様で複雑になる現代のテーマに斬り込んでいきます。政治、経済、社会、国際、文化、科学、スポーツ、芸能…取り上げる題材に聖域はありません。その拠り所になるのは地道な取材に基づくファクト。
番組がめざすのは、不確実な情報の海を進む現代人のための羅針盤。30分というテレビ番組としてはけして長くない時間の中で、可能な限り問題意識を突き詰め、フェアに提示していきたいと思っています。それが様々な議論のきっかけとなり、社会の矛盾や不正義を見つめ直すことにつながれば…そんな思いで「クロ現+」は25年目の航海に漕ぎ出します。
2021年4月よりキャスターは井上裕貴アナウンサーと保里小百合アナウンサーに変わりました。
放送 毎週火曜日~木曜日 午後10時~午後10時30分[NHK総合]
キャスター 井上裕貴、保里小百合
ナレーター 古谷徹、浅野真澄
「クローズアップ現代+」の再放送・見逃し動画を見る方法
「クローズアップ現代+」の再放送予定はありません。ただし、1週間で一番反響の大きかった番組だけ、毎週土曜日午前1時40分~(金曜日の深夜)に再放送されます。
でも、放送時間に制約されずに好きな時に見たいという方には、動画配信サービスがオススメです。
1.放送から1週間以内なら「NHKプラス」で視聴!
「NHKプラス」は、NHKの地上波放送の番組をインターネットで視聴できる無料の動画配信サービスです。放送中の番組を視聴できる「常時同時配信」と、放送後の番組を視聴できる「見逃し番組配信」があります。ただし、見逃し番組配信は放送日から1週間となります。
2.放送日の翌日から約2週間は「NHKオンデマンド」や「U-NEXT」でも視聴できます!
見逃した「クローズアップ現代+」の動画は、NHKオンデマンドやユーネクストで配信されています。これなら、いつでも見たい時に見ることができます。ただし、全ての放送回の動画が配信されるわけではありません。なお、配信期間は放送日の翌日から約2週間となります。
NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。
そこで、私が利用しているのがユーネクストです。このユーネクストは、いろんな放送局の番組や映画などの動画を配信しているんです。NHKとも提携しているので、毎月付与されるU-NEXTポイント1,200円(初回の31日間無料体験では600円。ただし、このページのリンクから登録すれば1,000円)を使ってNHKオンデマンドの「まるごと見放題パック」を購入することができるんです。
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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。
(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2021年4月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
クローズアップ現代+「“同居孤独死” 親と子の間に何が起きているのか」
放送 2021年4月13日(火)午後10時~午後10時30分[NHK総合]
放送前の予告
今、同居している親の死に気づかず子どもが放置するケースが各地で相次いでいます。一つ一つを詳しく調べたところ、仕事を持ち外からは「普通」の生活をしていると思われていた子どもが放置するケースが少なくないことが分かってきました。私たちは遺体を放置した人々を独自に取材。「早く気づくべきだった」「親に申し訳ない」。一つ屋根の下でも、生活は別々。互いに干渉しないようにして暮らしている親子。同居する親子にいま何が起きているのでしょうか?
補足
同居している家族が亡くなっていることに気づかない…というだけではなく、気づいた後も死骸を放置していたとして逮捕されたケースが昨年1年間に28件も起きていたという。その中には、死後半年間も放置していたというケースもあった。息子は50代でコロナ禍でドラッグストアの店長をしていたため仕事に忙殺されていたことが容易に想像できる。さらに、仕事のストレスからか、一人キャンプをしたり寄り道して帰るなど、自宅に居る時間も減少し、親と顔を合わさない日が続いていったという。亡くなってから2ヶ月後に気づいた時には、逮捕されることを恐れ放置する以外にどうすることもできなくなっていた。自殺まで考えるほど追い詰められていたという。
人間関係が希薄化し、社会からも孤立してしまう家庭の最悪のケースがこの「同居孤独死」なのかもしれないと思った。
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同居孤独死とは?
自宅で死亡し、同居の家族らがいるにもかかわらず家族に気づかれず放置されるケースを一般に「同居孤独死」といいます。「同居孤独死」には法律上の定義はありませんが、大阪府監察医事務所では「同居人がいながら4日以上見つからなかった遺体」を同居孤独死と定義しているそうです。
家族が亡くなったにもかかわらず同居人が気づかない理由としては、同居人が認知症や寝たきり、あるいは入院しているというケースが目立っているようですが、中には家庭内別居などで家族間のコミュニケーションが失われているというケースもあるようです。また、夫婦間だけではなく親子関係に問題があり普段からほとんどコミュニケーションが取れていない状況での孤独死というケースも散見されます。
家族と一緒に暮らしているのに、孤独死してしまう・・・なんて悲しい現実なんでしょう。対策がしっかり取られていれば、多くの命が救えたはずです。原因のひとつとしてあげられたように、認知症や寝たきりの家族との同居は、介護する家族の負担が大きく、家にこもりがちになります。介護サービスや福祉の手があれば外とのつながりが生まれ、体調の異変等にもすぐに気づかれるかもしれませんが、そうでなければ「家族まるごと」地域から孤立しやすい状況に陥ってしまうことになりかねません。