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美の壺

美の壺「おでん」の再放送・見どころは?

BSプレミアム「美の壺」

美の壺」は、暮らしの中に隠れたさまざまな[美しいもの]を紹介する新感覚の美術番組です。普段使いの器から家具、着物、料理、建築に至るまで、衣食住、人の暮らしを彩ってきた美のアイテムを取り上げていきます。

古今東西の美しいものの魅力を、洒落たジャズとともに、贅沢かつ知的に伝えます。日本人ならではの暮らしの知恵やこだわりは、見る者を豊かな気持ちにしてくれるはずです。

番組ではそれぞれのアイテムの選び方・鑑賞法を、いくつかの「ツボ」に絞ってわかりやすく解説してくれます。目指すは実際に使える「美術の鑑賞マニュアル」なんだとか・・・。この番組で紹介したツボを覚えていただけば、骨董店や美術館でも、ひとかどの「通」として振る舞うことができるかも・・・。 って言うのは、ちょっと言い過ぎかもしれませんが・・・。でも、美しいものを見ているだけでも、心が洗われるような感じがするのは私だけでしょうか!?

出演者     草刈正雄
ナレーション  木村多江
題字      紫舟

「美の壺」の再放送は?

「美の壺」は、BSプレミアム毎週金曜日午後7時30分~放送します。また、再放送は毎週金曜日午前6時~です。さらに、過去に反響の大きかった番組のアンコール放送「美の壺・選」は、Eテレ毎週日曜日午後11時~放送しています。

音楽

NHK 美の壺 ブルーノート・コレクション


NHK 美の壺 ブルーノート・コレクション [ (オムニバス) ]

伝統工芸の美を伝えるNHKの番組『美の壺』。本作ではオープニング・ナンバーの「モーニン」から、番組内で使われたスタンダード曲を収録。

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美の壺<File429>「おでん」

初回放送 2017年11月17日(金)午後7時30分~[BSプレミアム]

放送 2018年11月2日(金)午後7時30分~8時[BSプレミアム]

放送前の予告

日本人の“ソウルフード”おでんの歴史は、室町時代の豆腐田楽から始まったそうです。それが宮中にまで伝わり丁寧語の「お」が付いて「おでん」になったって知ってました!?それが江戸時代になると豆腐がコンニャクに変わって味噌を付けたものに・・・。ちなみに、名古屋では、今でも「味噌おでん」がありますよね。そして、関西から醤油が伝って今のような「おでん」になったそうです。江戸時代のファストフードにピッタリの食べ物ですね。

▽大正時代から継ぎ足しで受け継がれてきた、老舗店のつゆ。
▽浅田次郎が愛してやまない、関東の定番おでんだね「ちくわぶ」の魅力とは?
▽開高健が絶賛した大阪の一品とは?
▽たいの頭に鶏のスープ…森繁久彌が名付けた“関西煮(かんさいだき)”は、つゆもおでんだねも独創的!
▽京都と東京、極上のおでん空間で体も心もあたたまる!

【出演】草刈正雄
【語り】木村多江

放送後のポイント解説

1つ目の壺 時の流れを染み込ませ

関西では「おでん」と言わずに「関東煮(かんとだき)」と言われるのですが、関東大震災の時には復興支援で関西から関東煮が逆流入したんだそうです。

そのお店の自慢のつゆは「宝だし」と言われていて、継ぎ足し継ぎ足ししながら受け継がれてきました。そのだしに、卵、大根、練り物・・・と煮えにくいネタから順番に入れていきます。大根は40分煮込んだら一度取り出して冷ましながらだしを染み込ませるんです。このお店の〆は、ご飯の上にお豆腐をのせるんです!

2つ目の壺 あの人が愛した個性派たち

作家・浅田次郎が愛してやまないおでんだねは「ちくわぶ」です。このちくわぶは東京が発祥なんです。赤羽には、ちくわぶを85年も作り続けているお店があります。ちくわぶは、だしに染まる最高の食材です。

開高健が通い詰めたおでんのお店が大阪にあります。このお店の名物はクジラです。部位によって、皮、スジ、舌などがあるのですが、なかでも舌(さえずり)は例えようのない美味しさなんだそうです。

俳優・森繁久彌が愛したお店も大阪にあります。森繁さんは「これは関東煮とちゃう!関西煮や!」と言ったそうです。鯛の頭を鍋の底に入れてだしをとり、鳥のスープと白味噌を加えるのが特徴です。そして、森繁さんが愛したおでんだねは、鱧(はも)とロールキャベツなんだそうです。

3つ目の壺 目でも味わう至福のひととき

京都・麩屋町にあるお店は、伝統にモダンさをプラス。おでんだねに合わせてお皿にもこだわっています。

東京・湯島にあるお店は、ひょうたん型のおでん鍋が特徴です。大きな器でぐつぐつ煮込んで、煮込み過ぎないように小さい器でほどよく温めるという具合に使い分けられています。

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