見逃したテレビを見る方法
目撃!にっぽん

NHK「目撃!にっぽん」の再放送・見逃した動画を見る方法は?

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「目撃!にっぽん」ってどんな番組?

放送 毎週日曜日 午前6時10分~[NHK総合]

地域の課題や奮闘する人々を密着取材したドキュメンタリー

「目撃!にっぽん」は、日本全国、さまざまな現場で起きている出来事や、そこで生きる人たちに迫るドキュメンタリー番組です。ヒューマン・ドキュメンタリーから社会派ドキュメントまで社会の断面を鋭く切り取ります。

自分とは関係ないと思っていた、 知らない現場、知らない思い。 そこで懸命に生きる人の姿を通じて、 “遠い問題” が身近に感じられるようになったり、 “知らない人” を想う心が少し豊かになる…。 「目撃!にっぽん」は、そんな番組を目指しています。

【テーマ曲】ウォン ウィン ツァン「夜明けのまなざし」

再放送

「目撃!にっぽん」は、毎週決まった再放送枠があるわけではありませんが、不定期に再放送されています。詳しくは、同番組ホームページでご確認ください。

放送終了

「目撃!にっぽん」は2022年3月で終了しました。

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見逃した番組「目撃!にっぽん」を視聴する方法

1.放送から1週間以内なら「NHKプラス」で視聴!

NHKプラス」は、NHKの地上波放送の番組をインターネットで視聴できる無料の動画配信サービスです。放送中の番組を視聴できる「常時同時配信」と、放送後の番組を視聴できる「見逃し番組配信」があります。ただし、見逃し番組配信は放送日から1週間となります。

2.放送日の翌日から「NHKオンデマンド」や「U-NEXT」でも視聴できます!

見逃した番組「目撃!にっぽん」は、NHKオンデマンドユーネクストの動画配信サービスで「見逃し番組」として配信されます。これなら、いつでも見たい時に見ることができます。ただし、一部配信されない作品もありますのでご注意ください。

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NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。

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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。

NHKの見逃し番組を見る方法

(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2022年3月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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U-NEXTで動画配信中の作品

103作品 2022年4月3日現在

「私が炊き出しに並ぶ理由」※最終回

放送 2022年3月27日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

きれいなコート、片手にはスマホ。一見生活に困窮しているようには見えない若者や女性も列に並ぶ。東京・池袋の公園で行われている「炊き出し」。コロナ禍が長引く中、並ぶ人の数はリーマンショック後を上回り、過去最多となった。仕事と家を同時に失い、はい上がるきっかけを探す人。将来への不安から食費を切り詰める人。現場からは“底”が抜けかけた日本の現状がかいま見える。集まる人たちの人生を見つめた。語り 萩原聖人

「運命を変えた3本指〜ミャンマー難民サッカー選手の9か月〜」

放送 2022年2月27日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

去年のサッカーワールドカップ予選で3本指を立て、軍への抗議の意思を示した元ミャンマー代表のピエ・リアン・アウン選手。日本で難民認定され横浜のフットサルチームに所属し、日本語と自らの技術の壁にぶち当たりながら暮らす日々。母国へ早く戻りたいと思いながらも、ミャンマー情勢は軍と市民との間で緊張状態は続き長期化へ。ミャンマーのことを日本の人々に伝えたいと葛藤しながら取り組むアウン選手の9か月を見つめる。

「0円 からあげ巡礼」

放送 2022年2月20日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

主人公は、半年間“他人にから揚げを配る旅”をしている三浦祥敬さん(30)。唐揚げを配ること以外は何も決まっていない、そんな不可解な旅に同行してみると、そこにはコロナ禍でさまざまな悩みを抱える人たちとの出会いが。唐揚げを通してたやすくコミュニケーションをとっていく祥敬さんだが彼自身にも生き方への悩みがあった。迷いながらもから揚げを通じて人と出会い、から揚げとともに歩み続ける祥敬さんの1か月の旅の記録

「声をあげて、そして」

放送 2022年2月13日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

2017年に実名と顔を公表し、性被害を訴えた異例の会見。この5年、カメラが記録してきたのが、声を上げ続ける中で葛藤する伊藤詩織さん、そして少しずつ変わり始めた日本社会の姿だった。性暴力を語ることがタブーとされてきた中、多くの被害者らが声を上げ始めたフラワーデモ、支援窓口や教育現場の模索。一方、無くならない性暴力やSNS上のひぼう中傷。なぜ声を上げ続けてきたのか。社会に問い続けた5年を見つめる。

「“町医者”スタイルで〜被災地の信用金庫〜」

放送 2022年2月6日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

舞台は、温泉が有名な佐賀県武雄市。その玄関口、人口約7000人の北方町にある信用金庫で、地域の復興のためにもがく職員が今回の主人公。3年前、去年と二度にわたる水害に見舞われ、さらにコロナの影響も重なり、経営者は追い詰められていた。半年間の業務ストップを強いられた中小企業、デフレで値上げに踏み切れない飲食店、拍車をかけるガソリンの高騰…、地域をどう立て直すのか、被災地の信用金庫、100日の記録。

「わたしの芝浜 ~女性落語家 林家つる子の挑戦~」

放送 2022年1月30日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

古典落語を女性の目線で改作?そんな大胆な試みをしているのが女性落語家・林家つる子さんだ。脇役ばかりで心情を描かれることも少なかった女性の登場人物を丁寧に表現し、現代の女性でも共感できる落語を目指している。今回挑んだのは歴代の名人たちが語り継いできた大ネタ「芝浜」。既婚の先輩落語家や若い女性など、さまざまな立場の女性に助言を求めながら、新しい落語を生み出そうとする。そして高座では思いがけない展開が。

「俺たちの成人花火」

放送 2021年12月26日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

世界最大級の四尺玉花火で有名な新潟の「片貝まつり」。出産や結婚など人生の節目に人々が願いを込めた「奉納花火」が夜空を彩る。だがコロナの影響で二年連続中止に。「あきらめ切れない」と動き出したのが町の成人。同級生で協力して打ち上げることで町の大人の仲間入りを果たすからだ。そんな彼らの思いに応え、町は11月に「成人花火」の打ち上げを決定。しかし異例尽くしの開催は模索の繰り返し。若者たち3か月の奮闘記録。

「ひとつ湯の中で〜大阪 “住み込み銭湯”の若者たち〜」

放送 2021年12月19日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

大阪の下町にある銭湯が一風変わったお手伝いの募集をしている。月10回の掃除を行えば風呂に入り放題、格安の住み込みアパートも用意。ただし金銭的な報酬はなく、アパートは築数十年でトイレは共同―。いまここに、若者からの応募が相次いでいる。コロナ禍で苦境に直面した人。アルバイトで生計を立てながら夢を追う人。「裸のつきあい」で友情を育みながら、肩寄せ合いしなやかにいまを生き抜こうとする若者たちの姿を描く。

「“空白の10年” 被爆者の闘い」

放送 2021年12月12日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

原爆投下からおよそ10年。GHQによってプレスコードがしかれ、被爆の実態を世に知らせることが難しく、医療や経済的な支援も乏しかったこの時代を、被爆者は「空白の10年」と呼んだ。差別や偏見、原爆症に苦しんだ被爆者たちは、どのように生き抜いたのか。空白の10年に書かれた手記や、見つかった資料からは、検閲などによって、どう発言が封じられたのかも明らかになった。人間の尊厳のために闘った被爆者の姿をたどる。

「はたけの家で芽生えたものは〜重度障害者のシェアハウス〜」

放送 2021年12月5日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

福岡市内に全国的にもめずらしい重度の障害者同士が暮らすシェアハウスがある。名前は「はたけのいえ」。たとえ介助を担う家族が先に亡くなったとしても、障害者が末永く地域の人に囲まれて安心して暮らしていける場をと2年前にスタートした。お世話をしに来る人や茶飲み話をしに来る人。さまざまな人が出入りする小さな“畑”には、どんな新しい関係が芽生えようとしているのか。一軒のシェアハウスをめぐる物語。

「21歳 父の海を継ぐ ~気仙沼 突きん棒漁師~」

放送 2021年11月28日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

銛(もり)1本で100キロ超の大メカジキを仕留める「突きん棒漁」宮城県気仙沼市で生まれ育った紺野岬さん21歳。中学卒業後すぐに父親の背中を追い漁師になった。10年前の東日本大震災で家と船を失った後、家族を必死に守り突きん棒漁を再開した父親に憧れたからだ。しかし今、厳しい現実が。温暖化などの影響で、近くの海で獲れる魚が減少。さらに65歳の父親の腰の持病が急に悪化した。独り立ちをめざす葛藤の日々を描く。

「悲劇のゼロ戦 痕跡を探して〜終戦の日に散った若者たち〜」

放送 2021年11月21日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

今年、千葉県で戦闘機の機銃が発掘された。それは終戦を伝える玉音放送の数時間前、本土防衛のために出撃して撃墜されたゼロ戦の残骸だった。まもなく戦争が終わると知らず命を落とした若者たち。誰がどこに墜落したのか、記録はなく、遺骨も見つかっていない。そこで、千葉県の住民たちが、当時の目撃証言を探し、墜落の痕跡を求めて調査を続けている。76年前、無念の死をとげた若者たちの埋もれてきた命の証しを掘り起こす。

「遺(のこ)された声〜横井庄一の“戦争”〜」

放送 2021年11月14日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

戦後27年間グアム島の密林に潜伏していた元日本兵・横井庄一。1972年に帰還後、横井はサバイバル生活については多くを語るも戦争の実態についてはほとんど口を閉ざし82歳で生涯を終えた。今回、帰還の翌年に収録された1500分の肉声テープが発見された。そこに刻まれた知られざる“横井の戦争”「グアムの戦後のことは日本政府に訴えなあかん。戦後の後始末をつけるために」。遺(のこ)された声が今問いかけることとは

「妹が生まれてこなかったかもしれない世界 ~出生前診断と向き合って~」

放送 2021年11月7日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

今、出生前診断のひとつ、妊婦の血液でお腹の赤ちゃんの障害を調べるNIPTが手軽さを背景に広がっている。そして、検査で障害の可能性が分かり、確定した人の9割が中絶をしているという。ダウン症の妹のいるディレクターが自分の妹や両親、そして実際に出生前診断を受けた人たちを取材し、その過程を記録したセルフドキュメンタリー。出生前診断とは何なのか、命を選ぶということはどういうことなのか、その意味を考えていく。

「あかりの消えない教室〜じっちゃんの夜間中学〜」

放送 2021年10月24日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

高知市で20年以上活動を続ける朝倉夜間中学校は、授業などの運営費は市が拠出し、勉強を教えるのは民間という全国でも珍しい「公設民営」の夜間中学。入学の条件は「学びたい気持ちがあること」だけ。ここで学ぶ人たちの事情はさまざまだが、最近増えているのは、経済的困窮や家庭の事情、障害などのため学ぶ機会を失ってきた人たちだ。学ぶことをあきらめない大切さを見つめた。語りは映画「学校」で教師を演じた西田敏行さん。

「約束の家」

放送 2021年10月17日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

岩手県釜石市に住む鈴木堅一さんは東日本大震災で妻・長男夫婦・孫を津波に奪われた。そのとき、供養のため共に暮らした家を再建することを誓った。「家を建てたら死んでいい」そう口にするほど心の支えにしてきた。6月、約束の家を建て始まった新たな暮らし。その先にあったのは、震災後距離を置き見守ってきた次男一家との交流だった。それぞれに触れられない痛みを抱えつつ、互いを思いやり生きていく震災10年、被災地の今。

「終わらないMINAMATA」

公害の原点ともいわれる「水俣病」。2021年9月、水俣病を題材としたハリウッド映画「MINAMAT―ミナマタ―」が公開され再び注目が集まっている。主人公の写真家ユージン・スミスを演じたジョニー・デップが「水俣病の問題はいまだ続いている。それが衝撃的だ」と語るように、公式確認から65年たった今でも問題は解決していない。水俣病に苦しみながらも闘い続け、懸命に生きようとする人々の「今」を見つめる。

「いま僕にできること “白血病ユーチューバー”の挑戦」

自らを「白血病ユーチューバー」と名乗る23歳の竹内蔵之介さん。「にゅーいん」という名で、抗がん剤の副作用や闘病生活に役立つアドバイスなどの動画を、ユーモアを交えながらこれまで100本以上投稿している。5歳のときに白血病を発症して以来、3度の移植を行うなど、常に死のリスクと向き合ってきた竹内さん。なぜ動画投稿にこだわり続けるのか、彼を突き動かすのは何か。竹内さんの思いに迫る。

新型コロナ重症者病棟 終わりなき闘い

放送 2021年9月12日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

新型コロナウイルスの“第5波”。重症患者の治療にあたる集中治療室に密着取材、東京オリンピック・パラリンピックの最中、医療現場で何が起きていたのかに迫る。若い世代での重症化、広がるデルタ株の脅威、満床状態になる集中治療室、そして、1年半以上続く闘いによってスタッフの疲弊はピークに・・・。医療現場のスタッフたちの格闘の日々。終わりなきウイルスとの闘いを追う。

「東京宿屋ものがたり~オリンピックに見たものは~」

未曽有のコロナ禍で開かれた東京オリンピック。当初大きな期待を寄せていたのが、東京で宿を営む人たちだ。「夢」が「幻」となる中、オリンピックに彼らが見たものとは…。 許諾が得られなかったため、一部映像を編集して配信します。

「ずっと父が嫌いだった〜戦後76年 語り始めた戦争の傷痕〜」

放送 2021年8月22日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

ずっと父が嫌いだった…。30年以上前に亡くなった父は、体は丈夫なのに日常生活も他人の手を借りなければならない抜け殻のような状態だった。二十歳で従軍、中国大陸で死線をくぐり抜けた父。戦地で撮られた写真には精かんな顔つきの父が写っていた。一体、何が父を変えたのか。戦場で何を経験したのか。この夏、家族は父の足跡をたどる旅に出た。戦後76年。父が背負わされた戦争の傷痕と向き合う家族の姿を見つめた。

「“原爆は人間がつくった” 〜模型が次世代に伝えるメッセージ〜」

放送 2021年8月1日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

76年前の原爆投下の惨状を語り継ごうと、広島の被爆者が自ら製作した原爆の模型がある。広島の「リトルボーイ」と長崎の「ファットマン」。多くの命を奪った2つの原爆を実物大にこだわり再現。「原爆は人間がつくった」と伝え続けた被爆者が、模型に託した思いとは。さらに模型が廃棄の危機に直面すると、引き取りたいという申し出が全国から寄せられた。被爆者の思いを未来へつなげるのか。原爆模型からの問いかけ。

「執念の法改正〜悪徳商法VS71歳〜」

放送 2021年7月25日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

消費者を守るため政治家や官僚に働きかけ、規制強化につなげてきた堺次夫さん(71)。弁護士でも政治家でもない一民間人がなぜ?ジャパンライフ・なぜ被害は食い止められなかったのか…政治・行政への憤り。原点にあるのは自ら命を絶った17歳。マルチ商法や訪問販売などの消費者問題・悲劇の歴史。「AIで為替を予測」「必ず儲(もう)かる」…甘い言葉でコロナ禍の若者ねらう新たな手口も。法改正にこめられた深い思いとは!?

「“日本の台所”生き残りをかけて 〜豊洲市場 マグロ仲卸の闘い〜」

放送 2021年7月18日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

毛ガニ、アワビ、マグロ…あらゆる魚介類が集う東京・豊洲市場。コロナ禍で飲食業界が危機に陥るなか、奮闘を続ける人がいる。飲食店にマグロを卸す「仲卸」の3代目だ。多額の赤字を出しながらも、従業員の雇用を守るべく取引先の開拓に奔走…。裏にあるのは脈々と受け継がれてきた「日本の食文化」を絶やしてはならないという気概だ。しかし緊急事態宣言が繰り返され、ある決断を迫られる…。生き残りのため残された手段とは?

「二つの青空を見上げて〜浪江町のラッパー 故郷を歌う〜」

放送 2021年7月11日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

福島県いわき市のラッパー、RYUJI。浪江町出身。原発事故で追われた故郷と、妻子と暮らすいわきの間で揺れる思いを歌ったラップ「二つの空」を去年リリースし、同じように避難生活を送る同世代の心をつかんでいる。そのRYUJIが、いま、新曲に取り組んでいる。茨城県で避難生活を送る父に贈るラップだ。故郷を思いふさぎ込む父にどんな言葉をかけるのか。父と子、違う空で生きる2人をつなぐ、曲づくりの日々を追った。

「沖縄から不発弾をなくしたい 〜不発弾処理のレジェンドの挑戦〜」

放送 2021年7月4日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

まだ70年かかるとされる沖縄の不発弾処理。その探査を40年以上続け、数千発を見つけてきた“レジェンド”技術者がいる。戦後76年、沖縄では不発弾処理は今でも“日常”となっている。地中から不発弾を見つけ出すAI探査機の開発という新たな挑戦。後継者を育てるための格闘。次の世代に技術だけでなく“沖縄の心”も伝えたい。知られざる1人の技術者の挑戦を追う。

「球磨川と生きる〜球磨村神瀬 豪雨1年の記録〜」

放送 2021年6月27日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

九州各地で甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨。熊本県球磨村神瀬では1/3の家屋が全壊、300人余りが避難生活を余儀なくされた。それでも被災直後から住民組織を立ち上げ8割が集落に戻ることを希望した。しかし自治体は大規模な治水対策を検討、復興のめどはなかなか立たない。さらに今年の梅雨入りで水害の恐怖がよみがえる。あれから一年、現地再建希望者は2割となった。豪雨が相次ぐ今、人はどこに住むべきなのか。

「爆走オヤジ、笑顔を届けて」

放送 2021年6月20日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

「好きなDJ全国ランキング」で、毎年上位に入る「ダンプおやじBOY」こと、小林尚樹さん。本業はトラック運転手だが、長野県のコミュニティFM局のDJも務め、ユーモラスな毒舌トークが人気を集めている。小林さんはこの春、不登校やコロナ禍で、生きづらさを抱える子供たちを笑顔にしようと、フリースクールでのラジオドラマ制作に挑戦し始めた。その思いの背景には、自分の子供たちとのつらい別れがあった。

「“最後の電話”から生きなおす」

放送 2021年6月13日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

白浜町の断崖・三段壁。観光名所である一方、身を投げる人もいる。近くに設置されているのが「いのちの電話」だ。生きづらさを抱える人が鳴らすとNPOの代表・藤藪庸一さんが駆けつけ、彼らを保護。似た境遇の人たちが集まる共同生活の場を提供し社会復帰を助ける。コロナ禍、SOSは増え続け、藤藪さんの負担も大きくなっている。体調を崩しながらも支援を続ける藤藪さんと、人とつながり生きなおそうとする人々を追う。

「“家族”の記録〜写真家・植本一子 心を刻む〜」

放送 2021年6月6日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

写真家で作家の植本一子さん。3年前に夫だったラッパーのECDさん(本名・石田義則)を亡くし、女手一つで2人の娘を育ててきた。日常の出来事や思いを包み隠さず日記形式でつづった本は若者を中心に共感を呼び話題となっている。植本さん一家に新たなパートナーを加えた4人の生活に密着。時にぶつかりながらも支え合う日々を見つめた。コロナ禍で家族の存在意義が増すいま、植本さんの“家族”の記録から見えてきたものとは

「これで つぶやけます〜“言葉のナイフ”に娘を奪われて〜」

放送 2021年5月30日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

「娘はどんな願いを託して命を絶ったのだろうか?」そう問い続ける母親がいる。娘は、名古屋を中心にアイドル活動をしていた。SNSに書かれた心ない言葉を苦に亡くなった。母親に遺されたのは、娘が使っていたSNSと「これでつぶやけます」というメッセージ。SNSを立ち上げた母親には、生きづらさを抱える少女達の悩みの声が寄せられている。その一つ一つに返す言葉を探しながら、娘と向き合い続ける母親の日々をみつめる。

「我が子との別れ〜日本で母になったベトナム人〜」

放送 2021年5月23日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

空港で撮影された母子の別れ。そこに記録されているのは、あるベトナム人女性が生後2か月の子どもと別れる瞬間だ。日本で働く外国人が増えた今、こうした別れは相次いでいる。この国にとって労働者の彼らが出産することは想定外。外国人が家族と暮らすことは歓迎されないからだ。それでも21歳で子どもを授かったあるカップルは、別れが来ると分かっていながら日本で出産することを決めた。その葛藤の道のりを見つめる。

「コロナ禍 “譲るカード”から広がる命の対話」

放送 2021年5月9日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

人工呼吸器などが不足した場合、ほかの人に使ってほしいと「譲る」ことを決めた男性がいる。全身のがんと闘う大阪の医師・石蔵文信さん(65)。救える可能性のある命を救いたいと、意思を記した「譲るカード」を作った。あくまで自分のために作ったカードだったが、その存在を知り、終末期医療のあり方や自分らしい生き方について話し合いを始めた親子や家族がいた。1枚のカードから広がる命の対話を見つめる。

「限界集落のシェアハウス〜“山奥ニート”の不思議な日々〜」

放送 2021年5月2日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

和歌山の山奥、元の住民は5人の限界集落に、十数人の若者が暮らすシェアハウスがある。家賃や水道代はタダ、生活費は月2万円。何よりも、あり余る時間がある。最低限の仕事をし、あとは動画を楽しみ、マンガを描き、ギターを爪弾く。都会での生活に傷つき、逃げるようにやってきた若者たち。競争や生産性と無縁のこの地に居場所を見つけ、いつしか地区の人たちに頼られる存在に。若者たちとお年寄りの不思議なふれあいの物語。

「地方で暮らすLGBTsのわたし〜」

放送 2021年4月25日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

女や男という性別の感覚がなく、恋愛感情ももたない、1人の性的マイノリティ。東京の会社に就職するが、女性としての振る舞いを求められ、逃げるように島根県の小さな集落にやってきた。人口減少が進む集落では貴重な若者として歓迎されるものの、「結婚しない」という告白が波紋を広げていく。「性別ではなく“個”で見てほしい」。旧来の男女観が根強く残る地方で、“あるがままの自分”として生きようとする姿に密着した。

「リーゼント刑事 最後の戦い〜サイバー犯罪との攻防〜」

放送 2021年4月18日(日)午前6時10分〜[NHK総合]

数々の凶悪犯罪を解決してきた徳島県警の秋山博康(60)。その風貌からリーゼント刑事とも呼ばれる。秋山が退職を前に任されたのは、サイバー犯罪対策室。巧妙化するネット犯罪に対応するために新たに作られた部署だ。捜査員は民間企業でシステムエンジニアなどをしていたものが多く、ITには詳しいが現場には疎い。新手の犯罪捜査に戸惑いながらも、刑事として大切なことを若き捜査員たちに伝えようと闘う日々を追う。

「苦手なことは、可能性だ〜“教えない授業” 半年間の記録〜」

「好き」を極めると「苦手」への意識が変わる!?舞台は、2年前から大胆な学校改革に取り組む私立中学校。特徴のひとつが、毎週水曜日に国語や数学など個別の授業を一切行わない「教えない授業」の日を設けることだ。1年生から3年生まで全校生徒が参加し、自分の好きなことを自由に探求する。苦手が勉強を面白いと思うようになったという生徒や、引っ込み思案な性格を変えようと奮闘する生徒。十人十色の成長を見つめる。

「リボーン会議で生き残れ」

新型コロナの影響で、売り上げが一時前年の3割にまで落ち込んだ大阪のお好み焼チェーン。創業以来の危機にどう立ち向かうのか。打ち出したのが、現場の社員1人1人が改革案を考え議論する「リボーン会議」。トップダウンからの脱却で、新たな活路を見出そうとした。立ちはだかる感染拡大の長期化。200人の従業員の雇用は守れるのか?会社の存続は?苦境に立つ飲食業の闘いの日々を追う。

「京都“おせっかいバンカー”物語」

歴史と伝統の町・京都に業界の常識を打ち破る信用金庫がある。営業マンが客を訪ねてもカネの話はしない。業績が低迷する中小企業、起業する若者…「おせっかい」と称して1人1人にじっくりと向き合い、支店総出で課題解決に全力を注ぐ。地域の企業が元気にならないと、自分たちの利益は生まれないと、目先の利益は捨てることにしたのだ。“縮小する”地方で生き残るために独自の道を貫く、異色のバンカーたちを追う。

「“ふるさとの音色”灯し続けて~群馬交響楽団 奮闘記~」

地方オーケストラの草分け「群馬交響楽団」は創立75周年にコロナ禍に見舞われ、演奏活動は中止に。存在意義に悩み、経済的にも苦境に立たされる中、楽団員たちは、設立以来のモットー「音楽で希望の灯を」を合言葉に、あの手この手で地域のファンに演奏を届け始める。夏の復活コンサートもつかの間、この冬再び感染が拡大し、緊迫した状況の中、楽団員たちはある特別なステージに向かう。「群響」コロナ禍1年の奮闘を追う。

「あなたの生きた町で~大槌町職員と遺族の10年~」

「あの時どんな気持ちでいたのか」。最後を知りたいという遺族の願いを受け、亡くなった職員の目撃情報や思い出をまとめるプロジェクトが大槌町で始まったのは2020年2月。協力したのは同僚を目の前で失った職員たちだった。同じ役場庁舎で津波に流されながらも一命を取り留めた人。高台で津波を目撃し、危険を仲間に伝えられなかったと悔やむ人。それぞれの葛藤を抱えながら「あの日」と向き合い続ける役場職員と遺族の記録。

「消えた窯元 10年の軌跡~福島県 浪江町~」

東京電力福島第一原発から10キロにある山間の小さな集落、浪江町大字大堀。原発事故から10年たった今でも放射線量が高く住民が暮らすことはできない。原発事故の前、ここは300年以上の歴史を持つ陶芸の里だった。23軒の窯元が東北を代表する伝統工芸品、大堀相馬焼を生業に暮らしていた。肩を寄せ合い伝統文化を守ってきた人々。彼らはどこに行ったのか。10年間の軌跡を追う。

「おもてなしの心、貫いて ~新型コロナと女将(おかみ)の1年~」

新潟県南魚沼市にある温泉旅館。女将(おかみ)で社長の発地満子さん(72)は、この1年、新型コロナウイルスと向き合う日々を送ってきた。経営悪化の中で迫られた従業員の解雇。大切にしてきたおもてなしと感染対策の両立。それでも旅館と従業員を守るために、「いまできること」を探して懸命に歩んできた。終わりの見えない闘いの中で見いだしたものとは何か。涙と笑顔あふれる、女将と旅館の1年間をみつめた。

「日本一静かで 笑顔あふれるカフェ」

東京・国立にオープンしたカフェ。人通りが多い駅前にあってにぎわっていても、店に入ってみると驚くほど静か。「いらっしゃいませ」の声もない。それは、聴覚に障害があるスタッフたちが手話で接客しているから。手話や筆談、時にはジェスチャーも交えて“会話”する。その笑顔あふれる接客に、常連さんも増えている。訪れる人が元気になれるカフェ、そのわけ、見てみませんか?

「それでも現場に立ち続ける ~コロナと闘う病院 10か月の記録~」

東京の下町で、新型コロナと闘う医療現場に迫った渾身のドキュメント。未知のウイルスに対し、手探りの治療を続けた第1波。連日の猛暑が続き、医療スタッフの疲弊も限界に達した第2波。そして年末、ついに第3波が押し寄せ、重症患者が急増。命の危険にさらされた患者を前に、医師たちは難しい判断を迫られた…。限界が近づく医療現場で、それでも現場に立ち続けた医師や看護師。10か月に及ぶ闘いの記録。

「日本一勝った男の“引き際”~現役最年長騎手 的場文男~」

現役最年長の騎手、的場文男・64歳。3年前に地方競馬の最多勝記録を17年ぶりに更新(7152勝)。今も手綱を握り勝ち星を重ねる。愛称は、拠点とする東京・大井競馬場にちなんで「大井の帝王」。しかし体力の衰えからか的場はいま引き際に揺れている。力の続く限り現役にこだわるのか、第二の人生のために華のあるうちに退くのか。不倒の記録を続けるキャリア50年のトップジョッキー。その引き際を見つめる。

「“幸せのかたち”を探して~高専ロボコン 5か月の記録~」

コロナ禍で異例の「誰かをハッピーにするロボット」が課題となった高専ロボコン。第1回から参加、優勝経験もある松江高専では、技術を競うだけではない難しいテーマに加え、感染対策で登校さえままならないなかで意見の食い違いが表面化。製作は混迷を深めていく。チームワークという日本のものづくりの強みが揺らぐ環境で高専生たちは「幸せ」をどう考え、ロボットという「かたち」にしていくのか。葛藤と苦闘の5か月を記録。

「“空師”~吉野の山に生かされて~」

日本屈指の林業の地、奈良吉野で一目置かれる空師・中平武さん43歳。そびえ立つ木に登り伐採する職人だ。技術を極めることで廃れゆく林業を活性化したいと空師を志した中平さん、この秋挑んだのは空師の技を用いなければ切ることのできない山奥の樹齢200年を越える巨大なとちの木。共に伐採に立ち向かったのは背中を追い続けてきた父。予想もしない試練の連続。空師の誇りをかけた挑戦の結末は。知られざる大和の空師の物語。

「シングルマザーに夢を~肝っ玉ママ奮闘記~」

福井市の繁華街に、シングルマザーの働く場として作られた、珍しいバーがある。経営者のママ自身、1人で子育てしてきた経験の持ち主。かつての自分のように苦しむ女性たちを、数多く受け入れ、支えてきた。しかし、コロナ禍で店は2か月休業、収入ゼロの苦境に。それでも、新たな職場を作りシングルマザーを救おうと奮闘する姿を記録。

「試練の翼~ANA・社員たちの苦闘~」

大手航空会社・ANAが突如苦境に立たされた。新型コロナの感染拡大によって旅客需要が激減。国際線を中心に、多くの便が運休・減便を強いられている。運航計画の責任者は一便でも多く復便させようとするが、無理をすればさらに赤字が膨らみかねず、難しい判断を迫られる。こうした中、社員たちは、ツアーの企画や貨物の営業など、それぞれの持ち場で懸命の取り組みを続けている。現場での奮闘の日々を追った。

「ママの夢はみんなの夢だから」

東京五輪を目指すママさんアスリート、寺田明日香さん。ステイホーム期間の家庭内を記録。互いの思いを正面からぶつけあう赤裸々な姿が。誰もが家族に会いたくなる物語。 許諾が得られなかったため、一部映像を編集して配信します。

「どんな子も断らない~“障害児の学童保育”の記録~」

発達障害などの子ども20人が通う佐賀県の放課後等デイサービス「ガラパゴス」。モットーは「断らない」。全国で同様の施設が1万4000か所あるが、障害の程度を理由に受け入れを拒否されるケースもあるという。代表の小柳由加里さんも2人の発達障害の子どもを育てる母。生きづらさを抱えた子どもたちでも「いきいき暮らせるように理解してあげたい」と全力で向き合う。時間がかかっても一歩ずつ歩み続ける子どもたちを追う。

「原爆の図とわたし~命をみつめた ひと夏~」

埼玉県東松山市にある『原爆の図 丸木美術館』。展示されているのは、広島・長崎の被爆者の証言などをもとに原爆の惨状を描いた『原爆の図』。画家の丸木夫妻が、72年前から描き続けた、全15部からなる作品である。夏、『原爆の図』と出会ったのは、イジメや家庭不和など、今の社会に生きづらさを抱える大学生たちだった。学生たちは、絵に描かれている人々の“命”をみつめ、何を考えたのか。絵をめぐる夏の物語である。

「ふるさとは まだ遠く~“中国残留孤児”が生きた75年~」

80歳を超える女性がカメラの前で涙を浮かべ、つぶやいた―「お母さん、どこにいるの?」。東京・板橋区にある介護施設「一笑苑」には、第二次世界大戦末期の混乱で肉親と離別し、旧満州などに取り残された「中国残留孤児」の人たちなど約50人が通う。戦後75年がたって人生の終盤にさしかかった人たちは今、筆舌に尽くしがたい苦難を乗り越えてきたみずからの“歴史”と向き合おうとしている。その半年間を記録した。

「ウイルスと闘う、ということ ~宮崎・口蹄(てい)疫から10年の舞台劇~」

2020年夏、宮崎で上演された「ドキュメンタリーシアター・29万の雫2020」。10年前に宮崎県で家畜伝染病の「口蹄疫」が爆発的に広がり29万頭あまりの牛や豚が犠牲となった災禍を題材にした舞台劇だ。被害をうけた畜産農家や殺処分を担った獣医師など当事者の証言をもとに作られた物語を地元の役者が舞台で表現。コロナ禍に世界が揺れる中、かつてウイルスと闘った人々の記憶を伝えようと葛藤した演劇人たちの記録。

「震災10年の“言葉”を刻む ~小説家・古川日出男 福島踏破~」

福島県郡山市出身の小説家・古川日出男さん、54歳。震災と原発事故から10回目となるこの夏、初めてのルポ作品を執筆するため、取材の旅に出た。それは、福島県の「中通り」を走る国道4号線を北上、宮城県境まで歩いた後、沿岸部を貫く国道6号線を南下、およそ280kmを自らの足で踏破するというもの。出会うのは、震災後を必死に生きる人々。小説家はどんな「言葉」を引き出し、心に刻むのか。19日間の旅に密着した。

「コロナと青春とボクら~水泳部 高3の夏~」

新型コロナウイルスの拡大による史上初のインターハイ中止。全国有数の水泳強豪校、日大豊山高校に3か月間カメラを入れた。インターハイに高校生活最大の目標を掲げてきた高校生。大会中止当初から自暴自棄になる者、競技続行や進学の不安に揺れる者も。そうしたなか、学校側が前を向いてほしいと急遽設けた8月の代替大会も新型ウイルス拡大により開催の危機に直面する。一度目標を見失った高校生がこの夏見つけたものとは。

「ベトサダ漂流記~ホームレス支援施設で~」

全国に先駆けて、新型コロナウイルスの脅威にさらされた札幌。その片隅にある「ベトサダ」という名前の自立支援施設で異変が起きていた。入居者の多くはホームレスだったが、ここ数か月で、サラリーマンや派遣社員が目立つようになってきていた。仕事や家族を失い、自暴自棄になって事件を起こしてしまう人もいる。生きる希望を失わせ、人の心までむしばんでいくコロナ。負けずに、社会復帰を目指す人たちを記録した。

「コロナと新宿ゴールデン街」

“密”が魅力だった夜の街、新宿ゴールデン街。3坪の小さな飲み屋街は、肩を寄せ合い誰でも分け隔てなく語り合える解放区として、長年愛されてきた。ところが、新型コロナによって事態は一変。“密”になれない。それでもこの街に生きる個性的な人々は、“らしい”やり方で、街の灯りを消さないために、心を寄せ合い、支えあう。大都会、新宿の“3密”飲み屋街、5か月間の記録。

「コロナの街を走って~フードデリバリー・配達員たちの夏~」

7月、新型コロナの感染者数が過去最多を更新し続ける東京。人々が外出を自粛すればするほど、せわしなく街を行き交うのが、フードデリバリーを担う配達員たち。いつ仕事が来るのか、どれくらい稼げるのかはやってみないとわからない。家族を養うため休まず働く父親、再び舞台に立つ日を夢みて働く若手芸人。しかし、コロナの影響で生活が激変するなか、葛藤を抱える。コロナ禍の配達員の1か月をノーナレーションで綴(つづ)る。

「筆を折った“幻”の女性作家 沈黙の人生をたどる旅」

昭和初期、沖縄初の女性作家として注目を浴びながら、わずか1作品を発表しただけで筆を折った小説家がいた。久志芙沙子。沖縄の現実をありのままにつづり、同郷の人から激しいバッシングを浴び絶筆。いま、彼女をモデルとした小説が話題となり、再び脚光を浴びている。家族にも過去を語らなかった芙沙子。祖母はなぜ筆を折ったのか。孫が祖母の人生をたどる旅に出た。芙沙子のまっすぐな生き方は私たちに何を問いかけているのか。

「絶対あきらめない 元ニート派遣会社 コロナとの闘い」

新型コロナウイルスで相次ぐ派遣切り。派遣した社員を「絶対にクビにしない」と奮闘する熱血社長がいる。実は、社員の多くが元ニート。長い間、家にひきこもり、働く自信を失っていた若者たちを「もう一度社会に送り出したい」と社長自ら寄り添い、励まし続けてきた。やっと見つけた彼らの居場所を守るためには負けられないとあがく社長。しかし経営は次第に悪化し、追い詰められていく。そんな時、思いがけない出来事が起きた…。

「見えない傷と生きてゆく」

親からの虐待や育児放棄などを経験し、子供の頃十分な愛情を受けることができなかった若者たち。「自分は必要とされていないのでは」と周囲の視線におびえ、社会に出てからも過去のトラウマと闘っている。彼らを支える滋賀県のNPO法人が運営する「自立援助ホーム」で、若者たちは互いに支え合いながら過去と向き合っていた。“生きづらさ”を抱えながらも社会に出て独り立ちしようと奮闘する、若者たちの日々を見つめる。

「泣き寝入りはしない~密着“コロナ切り”との闘い~」

取材を始めたのは2020年4月。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、三重県の労働組合には解雇や雇い止めにあった人が殺到。相談数は700件を超えた。所持金わずか数百円となり3日間何も食べていない派遣社員。アパートの退去を迫られている日系人女性…。しかし彼らを支えようと計画した「派遣村」にはある壁が…。そして助けを求めに行った行政の窓口では…。命と生きる尊厳をどう守っていくのか。密着3か月の記録。

「パイゾンが見たニッポン~出雲 外国人労働者はいま~」

電子部品の需要が高まり、この5年間で外国人労働者が倍増した島根県出雲市。しかし今、仕事を失い、去る人が相次いでいる。水面下で進んでいた米中貿易摩擦による減産、そして新型コロナウイルスの感染拡大…。「外国人は雇用の調節弁なのか」。ブラジル人労働者を支えようと奔走する1人の日系人男性「パイゾン(ポルトガル語で大きなお父さん)」の目を通して、時代の波に翻弄され続ける外国人労働者たちの現実を見つめる。

「“届かぬメッセージ”を送り続けて」

「目が覚めるとお父さんのことばかり…。会いたい…」。2019年10月、全国各地で河川の氾濫を引き起こし100人を超える人が犠牲となった台風19号。行方不明となった夫へ、携帯電話でメッセージを送り続けた妻がいる。寂しさを埋めるように綴(つづ)った“届かぬメッセージ”は70通以上。伝えられなかった思いを最愛の人に語りかけ続けた。突然訪れた「区切りのない別れ」。苦しみを乗り越えようとした遺族の8か月。

「番地のなかった街で 在日コリアン2世“最後の語り”」

「韓国でもなし、日本でもなし、中間やな…」。かつて番地さえなかった京都の河川敷。バラックの町で生まれ育った、在日コリアン2世の人生を聞き取り、記録している日本人女性がいる。語られるのは、貧困や劣悪な環境をたくましく生き抜いた1世とはまた異なる葛藤。ルーツにこだわる親に翻弄された人生。子どもたちを日本社会に溶け込ませた努力。そして大切にしてきたあるもの。隣人たちの等身大の言葉に、耳を傾ける姿を追う。

「モミジと踏み出す小さな一歩」

地方競馬界で注目を集める競走馬・バジガクモミジ。ほかの馬より100kg以上も小柄なこの馬、レースではいつも最下位。しかし、必死に走る姿に心打たれ応援するファンが増えている。モミジを育てているのは、専門学校の生徒たち。将来、競馬場のきゅう務員や牧場スタッフとなる彼らの授業の一環として競走馬を育成しているのだ。2020年春、旅立ちの時を迎えた若者たちと足の遅い競走馬・モミジ。ともに歩む日々を見つめた。

「涼菜とチビブル~“闘牛女子”旅立ちの春~」

鹿児島から南西へ約500km、東シナ海に浮かぶ徳之島。高校3年生の涼菜(すずな)さんは、島伝統の闘牛に没頭する“闘牛女子”。自分の牛・チビブルと全島チャンピオンを目指す。涼菜さんにとってチビブルは、自分の可能性を大きく広げてくれたかけがえのない存在。しかし高校を卒業するこの春、もう一つの夢をかなえるために島を離れる。旅立ちが近づくにつれ、募る寂しさや不安…。決断の時を迎えた18歳の春を見つめた。

「和解の島 ~ハンセン病 対話の先に~」

物語の舞台は、かつてのハンセン病隔離施設がある沖縄・屋我地島。今、ここでハンセン病の元患者と島民たちの異例の対話が始まっている。きっかけは、施設の開園80周年の記念誌に住民側から見た差別の実態を記録に残し、和解の道を探ろうとしたことだ。島民たちが初めて明かす偏見や差別の数々。島民たちもまた島を一歩出れば他の地域住民から差別を受けていたという告白。不信を乗り越え“負の歴史”に向き合う人々を見つめる。

「おやじたちのゴング」

血と汗がこびりついたリング。この舞台に立ちたいと、40歳を過ぎてキックボクシングジムに通う男たちがいる。殴られ蹴られ、それでも立ち上がるおやじたちに密着! 2018年4月に放送した番組のアンコール。

「待ちわびた帰り~震災9年 身元不明者を捜して~」

東日本大震災による行方不明者は2529人。今も家族は、なきがらを捜し、帰りを待ち続けている。遺体の身元を捜査する宮城県警は、震災後9533人を特定してきた。しかし、いまだ身元が分からない遺体もある。それぞれにあった人生…。生きた証しである名前を取り戻してあげたいと、わずかな証拠を手がかりに奔走する。震災から9年、亡くなった人たちの声なき声に耳をすまし続ける、被災地のいまを見つめる。

「いちごファミリー 震災を乗り越えて」

東日本大震災で津波に襲われ、農地がほぼ全滅した東北一のいちご産地、宮城県亘理町。再起への見通しが立たない中、ある一家は大きな決断をした。父は地元に残り、息子は北海道に移住。それぞれの場所で、産地復活を目指していちご栽培を続けることにしたのだ。しかし新天地では苦難の連続。一方、故郷では父と母が苦境に…。未曽有の自然災害を必死に乗り越えようと生きてきた家族。9年間の記録。

「りなの看取(みと)り ~命と向き合う若者たち~」

末期がんの患者や、在宅死を望む高齢者の“自宅での最期の時間”に寄りそう若者たちがいる。東京・板橋区の診療所が6年前から育成している日本初のPAという人材。医療資格も経験もない20代から30代の若者たちが在宅医療の医師をサポートしながら、患者の思いに寄りそって、その人が希望する人生の最期をかなえようとしている。一筋縄ではいかない“いのちの現場”で、悩み、葛藤しながら、成長する若者たちの姿を見つめた。

「諫早の海に生きて~長崎・巨大干拓事業の68年~」

68年前に構想が始まった諫早湾干拓。1997年に潮受堤防で湾の3分の1が閉めきられた。堤防のすぐ外側にある諫早市小長井町の漁師たちは、干拓事業に翻弄されてきた。魚が取れなくなった海で今も懸命に漁を続ける人。生活するために、漁師をあきらめ、干拓工事の仕事を選んだ人。そして、干拓事業を受け入れる調印をしたことを悔やみ続けた漁協の元組合長。巨大公共事業にどう向き合ってきたのか、それぞれの思いを見つめる。

「ひとりではたどりつけない世界へ~分身ロボットと歩む日々~」

2018年から都内で開かれている、期間限定の実験カフェ。接客するのは「分身ロボット」。AIによって動くのではなく、遠隔操作の技術を使って、人が動かし人の声で話す。操縦するのは、重い障害や病のため、社会とのつながりを持てなかった人たち。カフェへの参加をきっかけに、それぞれが新たな挑戦を始めた。ゲーム開発、会社への就職、同じ境遇の人に伝える希望…。「分身ロボット」が開いた夢と人々の歩みを見つめる。

「“被災地”の新聞記者 阪神・淡路大震災25年」

「ごめんなさいって、涙を流しながら…」。25年前、阪神・淡路大震災で被災者の姿を記録し続けた神戸新聞の記者たち。しかし今、社員の多くは震災後に入社した人たちとなり、報道する意味や記者の思いをどう受け継ぐのかが課題となっている。震災の年に生まれた記者は、遺族からかけられた言葉に苦悩。やっと書き上げた原稿は、震災を知るベテランから突き返され…。何のために伝えるのか、悩みながら前に進む記者の姿に密着。

「“えんがわ”のある町で 台風19号と外国人家族」

広さ400坪の古い民家「えんがわハウス」。地元の高齢者や外国人の子どもたちが自由に出入りし、世代や国籍の壁を越えた交流の場となっている。2015年の大水害の後、急激な人口流出と外国人の急増で町の姿が大きく変わる中、互いを知る場として作られた。2019年、その絆が試練に立たされる。日本各地に被害をもたらした台風19号。言葉が通じない外国人家族は無事避難できるのか。茨城県のある町の取り組みに密着した。

「“希望の大地”を再び~原発事故 ある農家の闘い~」

原発事故から間もなく9年、東京電力を相手に裁判で闘い続けている農家がいる。福島県・大玉村のコメ農家6代目、鈴木博之さん。求めているのは金銭的な補償ではなく、田んぼから放射性物質を取り除いてほしいということだけだ。この4年、福島産のコメから基準値を超える放射性物質は検出されておらず、今も“土の汚染”を訴える姿は冷ややかな目を向けられることもある。それでもなぜ闘い続けるのか。鈴木さんの日々を見つめた。

「元受刑者 “再生”への日々」

罪を犯して出所した人を社会人として“再生”する―。受刑者を積極的に雇用し、社会復帰に向けた支援や教育を行う企業が福岡にある。代表は長年にわたって保護司を務めた副島勲さん(78歳)。再犯者率が50%近くに上るなか、「彼らが真に更生しなければ、新たな被害者を生み出すことになる」という信念で7年前に起業し、元受刑者を雇い続けている。再生へ導こうとする模索の日々を、半年間にわたって記録した。

「ママさんジョッキー 戦いの日々」

子育てと競馬騎手を両立させている日本唯一のママさんジョッキー・宮下瞳さん。女性騎手のカリスマとして最多勝記録を更新してきた。そんな宮下さんの次なる目標は800勝。しかし、達成を目前に、突然、悲劇に襲われる。子育て中の女性に騎手は難しいという風評にもさらされ、逆風の中、「子どもたちに強いママの背中を見せたい」と道を切りひらいてきた。ママさんジョッキーの戦いの日々に密着する。

「原発7キロ “復興の町”」

東京電力福島第一原発がある大熊町。原発事故から8年半、今も町の大部分で放射線量が高く、立ち入りが制限されている。その町外れに2019年4月、新しい役場と50戸の住宅が作られ、約70人が移り住んできた。無人の町に囲まれ、周りにスーパーも病院もない“陸の孤島”。なぜここで暮らすことを選んだのか。そして、どんな思いを胸に生きていこうとしているのか。“復興のシンボル”とされる町の誕生から半年間を見つめた。

「花咲く日まで~再起をかける将棋“駒師”~」

将棋のタイトル戦などで使われる美しい駒。作るのは「駒師」と呼ばれる職人だ。その駒師の世界に、大企業での安定した仕事をなげうって飛び込んだ50代の男がいる。引きずるのは、出世レースから脱落するなど、自信を持つことができなかったこれまでの人生。一流の師匠に弟子入りし、自分を変えようとミリ単位の世界と向き合う。しかし直面するのは…。「このままでは終わりたくない」――。人生の再起をかけた挑戦を見つめた。

「激論の“トリエンナーレ”~作家と市民の75日~」

波紋を広げた「表現の不自由展・その後」の中止。「日本をおとしめる展示は撤去を」「公共の場だからこそ、さまざまな表現を可能にすべき」―激しい議論が巻き起こる中、アーティストたちは、誰でも自由に発言できる“対話の場”を開いた。交わらないように見えたそれぞれの主張。その中で、作家たちは厳しい批判を受け止め、作り手としてのあり方を自問自答した。作家と市民が本音でぶつかり合った75日を追った。

「“神の鳥”ライチョウ 天空の復活計画!」

“神の鳥”は復活するのか?2500m級の山々が連なる日本アルプスを舞台に、ライチョウ絶滅を防ごうと奮闘する72歳の鳥類学者がいる。取り組むのは、一度はライチョウが姿を消した場所での繁殖計画。年100日以上を山で過ごしながら前代未聞のプロジェクトに挑んでいる。かつて“神の領域”とされた山々に人が分け入るようになったことで数を減らしたライチョウ。人と自然の関わり方を問い続ける、一人の鳥類学者を追った。

「筆走れ 心のままに」

紙をもはみ出す力強い文字。踊るような筆づかい。心の内を表現したユニークな言葉。青森県八戸市で20年続く書道教室。障害も個性もさまざまな34人の会員が通う。ボランティアで指導するのは、ろう学校教諭の西里俊文さん。技術以上に大切にしてきたのは書きたい気持ちだ。会員それぞれと雑談を重ね、言葉を引き出し、気持ちを乗せて書けるようにサポート。誰にもまねできない味わい豊かな書が生まれる教室にカメラを据えた。

「ある証言集 その“影”に~長崎原爆 元看護婦たちの歳月~」

長崎に原爆が投下された直後、被爆者の救護にあたった看護婦たちの証言集『閃(せん)光の影で』(1980年)。しかし、証言を寄せたのは50名ほどだけ。長崎には、全国から500名近い日本赤十字社の看護婦たちが入り救護にあたっていたが、その多くが凄惨(せいさん)な記憶を語ることがなかった。なぜ彼女たちは口を閉ざしていたのか。戦後、何を背負って生きてきたのか。看護婦たちを一人一人訪ね、秘められた思いに迫る。

「この一札にかける~名門百人一首部の挑戦~」

毎年7月、滋賀県近江神宮で競技かるたの全国大会、通称“かるた甲子園”が開かれる。この大会で歴代最多12回の優勝を誇るのが静岡県立富士高校・百人一首部だ。しかし全国に名をはせた名門は10年以上優勝から遠ざかっている。再び日本一の栄光を…。かつて優勝を経験し黄金期を築いたOBと、現役高校生たちの挑戦が始まった。受け継がれるかるたへの思い。そしてひと夏の挑戦の過程で生徒たちが見つけたものとは…?

「キム・ジヨンと女性たち~韓国小説からの問いかけ~」

13万部を超える話題のベストセラー小説、『82年生まれ、キム・ジヨン』。家族、学校、職場、子育て…。ある女性が人生のさまざまなステージで体験する、“女性”であるがゆえの生きづらさを淡々と描いた作品だ。日本でも多くの人の共感を呼び、前に進もうとする女性たちの背中を押している。小説をきっかけに、身近な女性の思いに耳を傾け始めた男性もいる。一冊の小説が問いかけたものとは何か…。広がる波紋を訪ね歩いた。

「せかいに1つだけの石けん」

人気の果物を模した色鮮やかなせっけん。小田原市の工場でせっけんを作るのは、全員が障害のある人たちだ。障害や個性も異なれば仕事の理解度も人それぞれ。しかし得意なことを生かし新たな仕事に次々と挑戦。個々が成長するとともに、ビジネスとしても成功している。従業員と真剣に向き合う神原会長、「彼らは生きることに真剣で、働くことに貪欲でひたむき」と語る。せっけん作りが教えてくれることとは…。その日々を見つめる。

「“あの日”母はなぜ亡くなったのか~住民とダムの豪雨1年~」

2018年7月の西日本豪雨、愛媛県西予市野村町では川の氾濫で5人が犠牲になった。急激な増水をまねいたとされるのは、上流にある野村ダムからの緊急放流だ。放流は適切だったのか、被害の拡大を防ぐことはできなかったのか。みずからの手で検証しようと遺族や住民たちが立ち上がった。迷い、傷つき、そして時には涙を流しながら、“あの日”と向き合い続けた住民とダムの1年の記録。

「荒海にかけた青春~外国人技能実習生の日々~」

松葉ガニやカレイなどを狙う沖合底引き網漁。鳥取県の主要産業だが、不眠不休の過酷な労働のため担い手不足が進んでいる。いまその現場を支えているのは、インドネシア人技能実習生たちだ。6月、実習期間を終え、帰国することになった若者たち。しかし、ある若者は仕事中の事故で指を失い、船長になる夢を断念。またある若者は転覆事故で命を失った…。彼らが夢みた日本の現実とは? 技能実習に青春をささげた若者たちの記録。

「ニッポンで生きていく~東京・八王子 夜間学級の若者たち~」

子どもたちが下校したあと、夜の教室で開かれる夜間中学。いま、そこに通う人の7割は外国籍の人だ。どんな人が、どんな思いを抱いて学んでいるのか…。私たちは、東京・八王子の夜間学級に密着した。突然、親に呼び寄せられ、異国の地で暮らす孤独。故郷への仕送りも行い、クタクタになりながら働く日々。幼いころから離ればなれだった親との葛藤…。日本で生きていこうと、さまざまな事情を抱えながら、夢に向かう姿を見つめた。

「“ポンコツになつた母だけど”~タクシードライバー歌人の日々~」

運転席から見た、深夜の東京の情景を短歌でうたうタクシードライバー高山邦男さん。人々の営みに思いをはせ、紡ぎ出される歌には人々の弱さに寄り添う優しさにあふれている。その短歌に、少し変化が起きている。28年ぶりに始めた認知症の母親との同居。自分の顔を思い出せない母親との日々を、短歌にしてとどめている。つらい気持ちが募りながらも、一緒に過ごす中で、母親の笑顔は変わっていないことに気づかされていく。

「ざざむし~信州・伊那谷に生きる~」

信州・伊那谷。川底にすむ虫―「ざざむし」を食べる文化が守られてきた。「ひと冬で車が買える」と言われるほど盛んだった漁。しかし近年は、後継者不足に直面している。そんな中出会った、川を知り尽くした最高齢の川漁師。ざざむしを追う日々には、天竜川の恵みに生かされてきた伊那谷の人々の思いが息づいていた。ドローンや水中カメラなどの映像技術を駆使し、世界でも類を見ない文化を守り続けてきた人々の暮らしを見つめる。

「議会存続に揺れた村~高知・大川村 住民たちの2年間~」

人口およそ400、離島を除いて全国で最も人口の少ない高知県大川村。人口減少と高齢化で議員のなり手が不足し、村議会の存続が危ぶまれることが、2年前、明らかになった。そして迎えたこの春の村議選。新たな候補者が現れないと、議会が成立せず、予算や条例案の審議がストップし、さまざまな行政サービスが滞ってしまう事態に。この危機を前に、住民は何を問われ、どんな答えを出していったのか。小さな村の2年間を見つめた。

「猫島ワールド」

九州・島原湾に浮かぶ湯島は、300人の住民と200匹の猫が暮らし、「猫島」と呼ばれている。島の猫のほとんどは“半野良・半飼い”。猫は自由に人の家に出入りし、島民が誰とはなしに世話をする、独特の関係を築いてきた。漁に出るとき、いつも猫を連れて行く男性。夫を亡くし、猫に囲まれて過ごす1人暮らしの女性…。人と猫の間に“壁”がない「猫島ワールド」。その日々をノーナレーションでつづった。

「それでも、生きていく~見過ごされてきた 山あいの水俣病~」

水俣病公式確認から半世紀以上が過ぎた2012年、新たに「患者」が見つかった。水俣の海から離れた山間の鹿児島県伊佐市で検診により15名に水俣病特有の症状が見られることが判明したのだ。病名や原因が分からず40年以上しびれや痛み、周囲の冷たい目や偏見にさらされてきた村上文枝さん(89)は、ようやく自らが水俣病と知ったのもつかの間、新たな苦しみを背負うことに。一人病と格闘を続けてきた女性の人生を見つめる。

「心を変える 魔法のメーク」

2019年春、東京で開かれたアメリカで大人気のメークアップアーティスト西村宏堂(にしむら・こうどう)さんによるメークレッスン。生徒は女性としての自分に迷うトランスジェンダー、加齢と病気でメークをする喜びを失った50代女性といった、自分に自信を持てない人たち。自身もLGBTでつらい経験をした西村さんが、外見だけでなく心から変わりたいと願う生徒とレッスンで向き合う15日間の記録。

「風に舞う花びらのように~奈良 命の映像詩~」

風に舞う桜の花びら、ハスにのったカエル…。奈良を舞台に、小さな命の営みを見つめた映像詩が多くの人の心を揺さぶっている。撮影したのは、映像作家の保山耕一さん、55歳。テレビカメラマンとしてさまざまな番組の制作に携わっていたが、がんを患ったのをきっかけに仕事を失った。絶望の中で見えてきたのは、日常の風景に宿る美しさだった。「こんな自分だからこそ見えるもんがある」。命と向き合い、カメラを回す日々を追う。

「僕が舞う理由~被災地の子ども神楽団~」

西日本豪雨で被害にあった広島県三原市の子ども神楽団。存続が危ぶまれるなか、地元の人たちからの寄付で活動を再開。恩返しの公演に向けて、稽古に励む姿を追う。 2019年3月に放送した番組のアンコール。

「じじいたちの“遺言”~住民帰還を目指した6年の苦闘~」

この春、住民の帰還が始まる福島県大熊町。その立て役者になったのが元・町役場の職員たち、通称“じじい部隊”だ。メンバーは6人。平均年齢66歳のじじい部隊は、住民が戻る日のために6年間、町の手入れを行ってきた。線量の高いエリアにも分け入り、ダムや水路の手入れをしてきた。この春、避難指示が一部解除され、じじい部隊は解散を決めた。解散を引き換えに残そうとしたものとは何か? 解散までの日々を追った。

「この命とともに~ひかるちゃんと家族の日々~」

いま医療の進歩で人工呼吸器やたん吸引などが欠かせない「医療的ケア児」が増えている。その数は全国で1万8千人余り。10年前のおよそ2倍だ。24時間終わることのないケアに追い詰められる家族。思い描いていた生活ができず戸惑う母親。そんな家族を支えているのが我が子の成長。コミュニケーションをとろうとしなかった娘が手話ができるように…。決して平たんではない日々。それでも前へ進もうとする家族の日々を見つめる。

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