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目次
「目撃！にっぽん」ってどんな番組？
放送 毎週日曜日 午前6時10分～［NHK総合］
地域の課題や奮闘する人々を密着取材したドキュメンタリー
「目撃！にっぽん」は、日本全国、さまざまな現場で起きている出来事や、そこで生きる人たちに迫るドキュメンタリー番組です。ヒューマン・ドキュメンタリーから社会派ドキュメントまで社会の断面を鋭く切り取ります。
自分とは関係ないと思っていた、 知らない現場、知らない思い。 そこで懸命に生きる人の姿を通じて、 “遠い問題” が身近に感じられるようになったり、 “知らない人” を想う心が少し豊かになる…。 「目撃！にっぽん」は、そんな番組を目指しています。
【テーマ曲】ウォン ウィン ツァン「夜明けのまなざし」
再放送
「目撃！にっぽん」は、毎週決まった再放送枠があるわけではありませんが、不定期に再放送されています。詳しくは、同番組ホームページでご確認ください。
見逃した番組「目撃！にっぽん」を視聴する方法
1.放送から1週間以内なら「NHKプラス」で視聴！
「NHKプラス」は、NHKの地上波放送の番組をインターネットで視聴できる無料の動画配信サービスです。放送中の番組を視聴できる「常時同時配信」と、放送後の番組を視聴できる「見逃し番組配信」があります。ただし、見逃し番組配信は放送日から1週間となります。
2.放送日の翌日から「NHKオンデマンド」や「U-NEXT」でも視聴できます！
見逃した番組「目撃！にっぽん」は、NHKオンデマンドやユーネクストの動画配信サービスで「見逃し番組」として配信されます。これなら、いつでも見たい時に見ることができます。ただし、一部配信されない作品もありますのでご注意ください。
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NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。
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（注）なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2022年1月時点のものです。 最新の配信状況はＵ-ＮＥＸＴサイトにてご確認ください。
目撃！にっぽん「それでも、生きていく～見過ごされてきた 山あいの水俣病～」
放送 2019年6月2日（日）午前6時10分～［NHK総合］
放送前の予告
水俣病公式確認から56年たった2012年、水俣から離れた鹿児島の山間で新たに「患者」が見つかりました。それまで40年以上もの間、謎の病に苦しんできた女性の人生を見つめます。
水俣病公式確認から半世紀以上が過ぎた2012年、新たに「患者」が見つかりました。水俣の海から離れた山間の鹿児島県伊佐市で、検診により15名に水俣病特有の症状が見られることが判明したのです。病名や原因が分からず40年以上しびれや痛み、周囲の冷たい目や偏見にさらされてきた村上文枝さん（89歳）は、ようやく自らが水俣病と知ったのもつかの間、新たな苦しみを背負うことになりました。一人病と格闘を続けてきた女性の人生を見つめます。
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番組プロデューサーのコメント
この番組は、医師が「奇病」と診断した原因不明の謎の病に半世紀以上苦しみ、しかしそのことを誰にも明かさず、ひとり懸命に生きてきた女性の半生を見つめたドキュメンタリーです。今から7年前、ようやくその正体が、「水俣病」だと分かりました。なぜ、病が見過ごされてきたのか。なぜ彼女が、苦しみを秘め続けたのか。そして、水俣病であることが分かったことで、新たに背負うことになった十字架とは…。翻弄されてきた人生の先に、生きることの尊さを感じる番組です。
取材したのは、東北地方出身で3年目の若い女性ディレクター。祖父母が漁師町で暮らしており、東日本大震災や原発事故の影響を目の当たりにしてきました。その後、大学時代に石牟礼道子さんの「苦海浄土」を読んで大きな感銘を受けたのですが、描かれている水俣の人たちの姿の中に、幼い頃から親しんできた漁師町の空気や、それが失われた哀しみを見出し、他人事に思えなかったからだそうです。鹿児島局に着任し、ここにも水俣病に翻弄されてきた人がいることを知り、取材を始めました。
多くの人が話は聞かせてくれるものの、実際に撮影となると様々なハードルが立ちはだかりました。水俣病に対してあった差別、補償を巡って起きてきた分断、知られたくないと言う家族からの反対…。過去から積み重なってきた歴史が、取材を受けることをためらわせているようでした。水俣病は今も “現在進行形” のものとしてあることを、何度も突きつけられる取材だったそうです。
長年、自分の病が何なのか分からず、苦しみをひとり抱えて生きてきた文枝さんが、番組の中盤、自分が水俣病と分かった時にどう思ったか、語るシーンがあります。その答えに驚くとともに、彼女の孤独の深さと、それに負けずに生きてきた強さの一端に触れた気がしました。ぜひみなさんにも見ていただきたいと思います。
