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目次
プレミアムドラマ「白い濁流」
放送 2021年8月22日(日)スタート・全8回
毎週日曜日 午後10時〜[BSプレミアム]
研究を守るため、男は濁った流れに身を任せた…
親友との競争、愛した女性からの告発
多くを失いながら、男が最後に手にしたものとは…!?
論文不正や研究費の流用…いま日本の大学や研究機関で様々な事件が発生しています。学者は論文数や獲得した研究費によって評価され、若い研究者は不安定な身分のまま格安の労働力として消費されている現状。安心して研究に打ち込めない環境がモラルハザードを生み出しているのでは、との指摘もあります。
このドラマは薬学を志す研究者・好並一樹(伊藤淳史)と幼なじみの河原智子(佐々木希)、そして一樹の親友で研究者仲間の柏木航(桐山漣)の三人を軸に、彼らの夢と挫折を描く社会派エンターテインメントです。
同じ大学の数少ないポストを競うライバルでありながら夢を語り合っていた一樹と柏木は、一樹の画期的な発見をきっかけに特許を巡る企業間競争に巻き込まれ、やがて不正に手を染めざるを得ない状況まで追い詰められていきます。それを新聞記者となった智子に知られてしまった時、三人の関係は…?
論文盗用、データねつ造、許認可をめぐる贈収賄…。
日本の科学が直面する諸問題を背景に、三人の人間模様をサスペンスフルに描きます。
主演・伊藤淳史さんのコメント
ただ世の中のためになる研究をしたかった純粋な主人公は、新しい機能性物質を偶然発見したことから、学界や企業を舞台とした大きな濁流にのみ込まれていきます。その誠実さは回を重ねるごとにどう変化していくのか。社会の現実の壁に主人公は何を選択するのか。すごく面白いストーリーであると同時にもし自分だったらと深く考えさせられました。佐々木さん桐山さんを始めとする素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと共に最高のドラマとなるよう頑張って参ります。是非ご期待ください。
- 原作 小薮浩二郎「白い濁流」
- 脚本 池田奈津子
- 音楽 信澤宣明
- 出演 伊藤淳史、佐々木希、桐山漣、藤野涼子、矢島健一、萩原みのり、とよた真帆、キムラ緑子、西村まさ彦 ほか
- 制作統括 海辺潔(NHK)、関口静夫(FCC)
- プロデューサー 郷田悠(FCC)
- 演出 水田成英、宮本理江子
原作本「白い濁流」
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食品業界の深い闇に鋭く切り込んだ問題小説!
薬学を志す、好並一樹は名門大学教授の研究室で卓越した才能を発揮していた。研究開発で協力する製薬会社が製造した保存料でさつま揚げに異常が発生するが、新しい添加物を開発し製薬会社の信頼を手に入れる。その後も開発や特許をめぐる企業間競争に巻き込まれ、ふせいに手を染める状況に追い詰められていく。一樹が発明した甘味料を添加したハムを分析した結果、発がん性が強く疑われている。使用を直ちに禁止するべきか隠蔽するか。一樹は添加物で白く濁った濁流の中でもがき苦しむ夢に悩まされるようになる。
NHK BSプレミアムドラマ化決定!8月22日放送開始。毎週日曜よる10時放送(49分・8回放送)出演:伊藤淳史・佐々木希・桐山漣ほか。脚本:池田奈津子。
主な登場人物・キャスト
好並一樹 伊藤淳史
大学薬学部に任期付きで採用される博士研究員。奨学金を返済しながら生活のため家庭教師などのバイトを続けているが、ある物質を発見したことで大きく道を変えていく。
河原智子 佐々木希
一樹の幼なじみで、一樹を兄のように慕っている。地元新聞社へ就職し、やがて北野堂製薬の不正を追いかけるようになっていく。
柏木航 桐山漣
一樹の親友の博士研究員。実家は老舗の和菓子屋。指導教授に目をかけられ、大手製薬会社と共同研究を続けていたが、一樹の発見によって立場が逆転してしまう。
北野葉子 藤野涼子
北野堂製薬の社長の娘。心臓病の治療のため高校を留年し、大学受験のため一樹が家庭教師をしている。
山本英明 矢島健一
一樹の研究室の指導教授。政治力を駆使して製薬会社から多くの寄付金を獲得する一方、黒い噂が絶えない。
羽佐間直美 萩原みのり
シングルマザー。仕事で留守中に一人娘の雪乃が金月製菓の「ゆめいろクッキー」を食べてアナフィラキシーショックで重篤な障がいを負う。
北野芳子 とよた真帆
葉子の母。娘が一樹に好意を寄せていることを知り、あれこれ世話を焼こうとする。
好並君枝 キムラ緑子
一樹の母で、岡山で夫と喫茶店を営む。自分たちとは全く違う研究の道へ進んだ一樹は自慢の種。
北野隆二 西村まさ彦
中堅製薬会社・北野堂製薬の二代目社長。営業育ちのため研究者だった創業者にコンプレックスを抱くが、独自色を出したいと、一樹の発見にいち早く目をつける。
プレミアムドラマ「白い濁流」の再放送・見逃し動画配信は?
プレミアムドラマ「白い濁流」の再放送は、翌週日曜日の午後4時15分〜放送される予定です。また、同ドラマの見逃し動画配信については、「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で放送日の翌日から配信される予定です。
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プレミアムドラマ「白い濁流」の各話のあらすじ
※ネタバレを含んでいます。
第1話「運命の依頼」 2021年8月22日放送
大学で研究を続ける好並一樹(伊藤淳史)は、バイトを掛け持ちする苦しい生活ながら、同僚の柏木(桐山漣)や幼なじみの智子(佐々木希)に「いつか人の役に立つ物質を見つけたい」と夢を語る純粋な青年だ。ある日、担当教授の山本(矢島健一)が懇意にする製薬会社社長の北野(西村まさ彦)から相談を持ち掛けられる。北野の会社が卸した調味料でアレルギーが多発していると言うのだ。その依頼がやがて一樹の運命を変えていく…。
<補足・ネタバレ>
- 金月製菓の「ゆめいろクッキー」でアレルギーが多発。一樹がその調査にあたることとなった。その結果、原料に使われていた北野堂製薬のセクトーム色素からアレルゲン物質を検出。原料の仕入先を変えたことが問題となり、工場長がその責任をとってクビにされそうになる。そのことを知った一樹は、他の原因も探ったところ、金月製菓のゆめいろクッキーの製造に「海老の幸クッキー」のラインを一時的に使っていたことが判明。そのことを北野社長に伝えた。
- 一樹の報告により工場長のクビは免れた。しかし、仕入先の変更は上層部の判断で工場長に落ち度はなかった。北野堂製薬には隠蔽や責任転嫁の体質があることを一樹は感じた。
- 北野社長は、製造ラインの変更がアレルギーの原因だと金月製菓を追及。金月製菓は「ゆめいろクッキー」の販売を中止する。その一方で、北野社長は自社のセクトーム色素をこっそりと販売先から回収しはじめた。
- しかし、北野堂製薬も金月製菓も事実を世間に隠したまま公表しなかった。地元新聞社へ就職した智子は、そのことを一樹に指摘。お店の棚から「ゆめいろクッキー」がなくなったとしても、家庭にはまだあるかもしれない、だからこのままだと犠牲者はまだ出るかもしれない…と。
- その二人の会話を聞いてしまった北野社長の息子がバイクで亡くなった。その息子は父親と仲違いしていたが、亡くなる前日に父の会社に入りたいと父にお願いしたという。北野社長は今回の調査のお礼だと言って一樹に大金を差し出す。一樹は断りきれずに受け取ってしまう。
- そして、ついに智子と一樹が恐れていたことが現実に起きてしまう。「ゆめいろクッキー」を食べた女の子がアナフィラキシーショックを起こしたのだ。
第2話「発見は誰のもの」 2021年8月29日放送
山本教授(矢島健一)から与えられた課題の合間を縫って自分の研究に打ち込む一樹(伊藤淳史)は、ある日二日酔いの症状を抑える画期的な物質を発見する。勇んで報告するが山本教授は興味を示さない。だが、北野(西村まさ彦)が援助を申し出るや山本は態度をひょう変、外資系の大手製薬会社 KPメディカルにその話を売り込む。そこは柏木(桐山漣)が共同研究を進める会社で、山本が一樹を研究チームから外そうと考えているのは明らかだった…。
<補足・ネタバレ>
- 一樹が発見した新たなペプチドは「TMペプチド」と名付けた。実は、一樹が幼い頃に智子を励ますために考え出したコーヒー「ともちゃんブレンド(TMブレンド)」がとっさに一樹の脳裏を横切ったのだ。智子は、一樹の発見を誰よりも応援してくれていたからだ。
- KPメディカルとTMペプチドの開発を進めることとなるが、山本教授は実験ノートを預けるように一樹に指示する。しかし、一樹は研究メンバーに参加できないのなら、ノートを渡したくなかった。
- そんな時、山本教授がKPメディカルから利益供与を受けていることを北野社長から知らされる。そのことを知った一樹は、山本教授のもとを出て、北野社長のもとでTMペプチドの開発をすることを決意した。
- 大学の研究室で発見された研究成果はその大学の研究室に帰属し、その後の方針は教授の一存で決まる。一樹が発見したTMペプチドも、本来は大学の研究室に帰属するものであり、一樹が個人的に利用できるものではない。しかし、その一方で、「空いた時間は好きなテーマを研究して良い」と教授から言われ、報告書もろくに目を通してもらえず助言もされず、費用も自腹で研究してやっと掴んだ研究成果を人手に渡したくないという気持ちが芽生えたのも仕方のないことかも知れない。そんな一樹の気持ちを上手く利用しようと企んだのが、北野堂製薬の北野社長だったのだ。
- その頃、金月製菓の「ゆめいろクッキー」で娘にアレルギー症状が起きたとスーパーの店舗で騒ぎ立てる女性が現れた。
<感想>
一樹を取り巻く人物の中の悪役は、山本教授、北野社長、そしてもう一人、柏木の3人が出揃った。中でも、まだ正体の全貌が見えていない柏木には、とてつもない野心を心に秘めているような気がしてならない。
第3話「裏切りの研究」 2021年9月5日放送
発見した新物質のペプチドを手土産に北野堂製薬に入社した一樹(伊藤淳史)は医薬品開発を夢見る。だが、社長の北野(西村まさ彦)が求めたのは健康食品の開発だった。一方、研究室の成果を学外に持ち出され怒り心頭の山本(矢島健一)は、柏木(桐山漣)に一樹より先にペプチドの特許を取るよう厳命する。その頃、智子(佐々木希)は北野堂製薬のリコール隠しによって娘が障がいを負った直美(萩原みのり)に近づいていた…。
<補足・ネタバレ>
- 北野堂製薬の秋葉部門長は若手2人を研究開発要員として一樹のもとに出すが、北野社長の経営に不満を持つ秋葉部門長は若手社員に一樹の研究を遅らせるように指示する。
- 一樹が2週間後にTMペプチドの特許を出願する予定であることを知った柏木は、特許出願の準備を急ぐがデータが揃わずに苦労していた。そこへ山本教授が来て、北野堂製薬より先に学会でTMペプチドを発表すると言い出し、柏木にデータ改竄を指示する。
- 一樹は、柏木がTMペプチドの特許出願を準備していることを聞かされる。そして、山本教授の学会で発表する前に北野堂製薬が「TMペプチドを発見」したことを増すコマを通じて公表。
- 一方、智子は北野堂製薬がリコール隠しをしているのではないかという疑惑を抱いており、自分が見過ごしたために新たな犠牲者が出たことに心を痛めていた。そして、一樹が大学の研究室を辞めて北野堂製薬に入社したことを知らされて、心を痛める。
- 北野社長の娘・葉子は密かに一樹に好意を寄せていた。そして、そのことに葉子の母・芳子が気づいていた。
<感想>
仲良しだった一樹、智子、柏木の3人の間の歯車が崩れだしていく。一樹の夢をずっと応援していた智子だったが、一樹が北野堂製薬に入社したことで関係がぎくしゃくし始める。一樹と柏木の関係も、いつしかTMペプチドの特許出願を巡ってライバル関係へと変わり始める。
第4話「地獄の入口」 2021年9月12日放送
マスコミ発表することで、一樹(伊藤淳史)は新物質の特許争いに勝利した。だが、山本(矢島健一)は学会での発表を強行、柏木(桐山漣)は不完全なデータのまま壇上に立たされることになった…。一方、智子(佐々木希)は直美(萩原みのり)と接触、北野堂製薬のリコール隠しによって幼い少女が重篤な障がいを負ったことにショックを受ける。悲しい現実を突きつけられた一樹は北野(西村まさ彦)に補償するよう説得するが…。
<補足・ネタバレ>
- 柏木は山本教授の学会で機能性ペプチドについて発表するが、そこに乗り込んだ一樹がデータの詳細について質問しても答えられず、データ改竄の疑惑が生まれる。そして、柏木は調査委員会から招集されることになった。
- 柏木は北野堂製薬の弱みを握ろうと智子からセクトームの被害者の情報を聞き出し、北野社長に取引をしたいと直談判する。その取引とは…。北野堂製薬のセクトームの被害者がいることを公表しない代わりに、KPメディカルとの医薬品開発にTMペプチドの特許を使用させてもらうというものだった。医薬品開発に興味がない北野社長にとってこの取引は願ったり叶ったりだった。
- 一方、智子はゆめいろクッキーを食べてアナフィラキシーを起こしその後遺症で障害を追った女の子・雪乃ちゃんとその母親に出会う。そして、そのことを一樹に伝えた。
- 一樹は北野社長にセクトームの被害者がいることを伝え、被害者に経済的な援助をするよう要請するが断られ、会社をやめる決心をする。しかし、今となっては会社を辞めてもTMペプチドの特許は北野堂製薬のものであり、発明者である一樹には300万円の報酬が支払われるのみだというのだ。さらに、その300万円はすでに一樹の母の手に…。
- 突然、一樹の母が上京し一樹を訪ねた。翌日、一樹の知らないところで母親が北野社長と会い、北野社長は手土産と一緒に一樹への報酬300万円の現金を渡していた。
- 一樹は悩んだすえに、今は北野堂製薬を辞めても何の解決にもならないため、北野堂製薬に残り偉くなってやろうと考えを改める。そんな一樹に失望した智子は、「サヨナラ」と別れを告げた。
<感想>
仲良しだった3人の間には完全に亀裂が入ってしまった。友情も恋もあっという間に崩れ去っていく。
第5話「亡者の反撃」 2021年9月19日放送
障がいを負った少女への対応を巡り北野(西村まさ彦)と対立を深めた一樹(伊藤淳史)は会社に残る道を選んだ。そんな時、事故で亡くなった孝彦(泉澤祐希)の携帯電話が見つかる。孝彦と言い争う声を葉子(藤野涼子)に聞かれた一樹は嘘をついて切り抜けるが、北野からの信頼は地に落ちていく。一方、智子(佐々木希)は北野堂製薬による食品被害の証拠集めを開始、柏木(桐山漣)はデータねつ造の調査委員会に召集されていた…。
<補足・ネタバレ>
- バイク事故で亡くなった孝彦の携帯電話に、一樹と孝彦の言い争う声が残っていた。一樹は当時お金に困っていたことから北野堂製薬の株式を売却しようとしていたが、一樹がそれを止めた…という嘘をついた。しかし、その嘘は北野社長に簡単に見破られてしまう。
- 柏木は、データを改竄したことで調査委員会にかけられた。柏木は、自分の父親が山本教授に金銭面の支援をしていることを知り、せっかく助教授になれるはずだったが調査委員会で真実をぶちまけて研究室を辞めてしまう。
- 一樹はキングドリンクとの共同開発で新商品の開発を目指していたが、商品化を急ぐ北野社長と意見が対立する。そして、一樹は北野社長の暴走を止めるためには会社を乗っ取るしかないと考える。役員全員の持ち株を合わせても3割程度しかなく、残りは北野一族が握っていた。そして、北野社長の娘・葉子も株主であることを知り…。
- 北野堂製薬とキングドリンクが新商品「TMドリンク」の記者会見を開いた。一樹はその場で、北野社長の娘・葉子との婚約をも発表する。北野社長は二人の婚約は認めないと怒りをこみ上げるが、一樹と葉子の気持ちは固かった。
- 智子は、新たなセクトームの被害者を見つけ北野社長に詰め寄るが、北野社長は相手にせず追い返した。雪乃ちゃんの母親からは、「このまま泣き寝入りしたくない。一緒に戦いたい。」と言われ、北野堂製薬のセクトーム被害隠蔽事件に闘志を燃やす。
第6話「悪魔のささやき」 2021年9月26日放送
4年後。一樹(伊藤淳史)は葉子(藤野涼子)との結婚と健康飲料の成功を背景に専務に昇りつめ、社長の北野(西村まさ彦)を上回る権勢を誇っていた。が、TMドリンクの認可保健用食品の審査が通らない。委員長の山本(矢島健一)の妨害と考えた一樹は審査委員の根回しに奔走する。その先でポスドクに戻った柏木(桐山漣)と再会した一樹は、晴れ晴れとした柏木にいら立ちを覚え、智子(佐々木希)と一緒に新居へ遊びに来るよう伝える…。
<補足・ネタバレ>
- 一樹の新築パーティーで一樹は柏木と智子に再会。智子はセクトーム被害者が7人見つかったことを伝え被害者に謝罪して欲しいと持ちかけるが、一樹は「根拠のないものに謝る筋合いはない」と突っぱねる。
- 葉子は妊娠したことをみんなの前で発表する。一樹は葉子の体を心配するが、葉子は一樹の幸せのため「産みたい」という。一樹は、そんな葉子の覚悟を悟った。
- 一方、一樹はTMドリンクの認可保健用食品の審査を通すため審査委員にお金をばらまく。さらに、山本教授の不正の証拠を智子に渡し、記事を書くよう依頼。
- 北野社長は健康診断で心臓に重大な疾患が見つかる。北野社長が倒れて入院すると、取締役会では一樹が社長に選任される。ついに、一樹が望んだ夢を叶えたのだ。
- その頃、山本教授から北野堂製薬のセクトーム被害隠蔽の証拠を掴んだ智子は、新聞社を退職し、ついに北野堂製薬を訴えるための訴訟に動き出す。
第7話「滅びの発火点」 2021年10月3日放送
ニンホが通ったTMドリンクは大ヒット。一樹(伊藤淳史)は社長の座を盤石にする。一方、北野堂のリコール隠しを追及する智子(佐々木希)は証拠集めに失敗。だが、直美(萩原みのり)が捨て身でSNSに被害を訴えた結果、葉子(藤野涼子)のもとに匿名の脅迫状が届くようになっていた。そんな折、ペプチドの成分のムラに気づいた柏木(桐山漣)が一樹へ忠告に訪れる。言いがかりと追い返した一樹だが、念のため追試すると…!?
<補足・ネタバレ>
- 匿名の調査依頼を受け、柏木はPMペプチドの危険性の調査を始める。
- KPメディカルからPMペプチドの特許を20億円で売って欲しいと持ちかけられるが、一樹は断る。しかし、セクトーム被害隠蔽の秘密を握っている…と脅される。
- 一樹は、直美と娘・雪乃を訪ねて謝罪する。そして、和解したいという話を持ち出すが直美は応じなかった。しかし、雪乃の姿を見た時の一樹の表情を思い出し、訴訟を辞めて和解することになる。これで、KPメディカルを怖れる心配はなくなったと、一樹は安堵する。
- 柏木からPMペプチドの成分にムラがあると連絡を受けた一樹は、自分の手で成分を確認すると腎機能障害を引き起こす可能性のあるアルカロイドが発見される。これは、大量生産のために製造工程を変更したために起こしたものだった。
- 一樹は、あわててPMペプチドを回収するよう指示を出すが、市場に出回っているTMドリンクはリコールしなかった。
- 智子は「研究なんかのために心をなくすなんて、おかしいよ!」と言って一樹の暴走を止めようとするが、「自分が開発したPMペプチドを守ることが、なぜおかしいんだ!」と自分の正当性を主張する。ついに、二人の溝は決定的となる。
- ついに、一樹は証拠となるPMペプチドを隠滅するために倉庫に発火装置を仕掛ける。そして、装置が稼働し倉庫は大きな炎をあげて燃えた。
第8話(最終話)「戻れない河」 2021年10月10日放送
回収した不良品のペプチドを処分しようと倉庫に放火した一樹(伊藤淳史)だが、森山(岡部たかし)が爆発に巻き込まれたことを知り激しく動揺、警察が森山の放火の線で捜査していても心は休まらない。一方、一樹の部下から悪性物質の混入したドリンクが市場に出回っていると聞いた柏木(桐山漣)は智子(佐々木希)に協力を仰ぎ、特定を急ぐ。そんな二人の元を葉子(藤野涼子)が訪れ、一樹の暴走を止めてほしいと懇願するが…。
<補足・ネタバレ>
- 倉庫の火事に遭遇してしまった森山部門長は病院に運ばれ意識不明の重体で、面会禁止状態となっていた。しかし、面会が可能となった時、森山が警察に何を話すのか…と考えると、一樹は落ち着かなかった。
- 柏木は、倉庫の火災の原因は、TMペプチドの毒性を隠蔽するために一樹が火をつけたのではないかと疑い始める。市場には700万本のTMドリンクが出回っていることも気になっていた。
- そこで、柏木と智子はお店で販売されているTMドリンクを片っ端から集めて毒性を調べ、毒性のある製品番号を突き止めていく。
- 柏木と智子のもとに葉子がやってくる。二人から一樹がTMペプチドの毒性を隠蔽しようとしていることを聞かされた葉子は、「あの人を助けてください」とお願いする。
- 大学の学業優秀者表彰式に出席していた一樹のもとにで柏木・智子・葉子の3人がやってきて、TMドリンクで乾杯しようとしていた会場に止めに入る。
- 会場を飛び出した一樹に恩師の山本教授が襲いかかり、カッターで手首を切られてしまう。
- 一樹が目を覚ますと、そこは病院のベッドだった。葉子は「柏木さんと智子さんは、ただ一樹さんを助けたかっただけ。」と一樹に伝えた。実は、柏木はTMペプチドの毒性を調査しただけではなく、毒性をなくすための改良方法についても調べていたのだ。それを知った一樹はようやく我に返り、警察に倉庫の放火事件を自白し逮捕される。
- 数年後に、一樹は刑務所から出所。北野は社長に返り咲いていた。葉子は家財を売却して雪乃ちゃんへの経済的支援にあて、離婚せず娘と一樹の出所を待っていたのだ。