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NHKドラマ

NHK「人形歴史スペクタクル 平家物語」のあらすじ・再放送・見逃し動画配信は?

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人形歴史スペクタクル 平家物語

初回放送 1993~1994年度[5部構成 各20分✕全48話]

再放送 2024年4月1日(月)スタート・全56話
毎週月曜日 午後10時50分〜[Eテレ]・2話ずつ放送

懐かしの名作人形劇がよみがえる!

原作・吉川英治、人形美術・川本喜八郎で描く人形劇。 平家一門の栄華から没落まで、様々な人間模様と 息もつかせぬ戦乱・政争の数々が繰り広げられる一大歴史絵巻。

「人形歴史スペクタクル 平家物語」は1993年に放送開始。吉川英治の「新・平家物語」を原作に、平清盛や源義経らのお馴染みのストーリーが展開されました。日本を代表するアニメーション作家、人形美術家の川本喜八郎さん(1925‐2010)が人形美術を担当。当時はNHK総合の20時40分からというゴールデンタイムに放送されて人気を集め、その完成度で高く評価されました。声の出演も風間杜夫、紺野美沙子、石橋蓮司、森本レオら豪華な顔触れです。

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原作「新・平家物語」

[ご参考]『新・平家物語』文庫 全16巻 完結セット(著:吉川英治)

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題材は『平家物語』だけでなく、『保元物語』『平治物語』『義経記』『玉葉』など複数の古典をベースにしながら、より一貫した長いスパンで源平両氏や奥州藤原氏、公家などの盛衰を描いた長編作品。また西行や文覚など、権力闘争の外にあった同時代人や庶民たちの視点も加え、それまで怨霊の代表格であった崇徳上皇を時代に翻弄される心優しい人物として描くなど、新しい視点で平安時代から鎌倉時代への「それまでにない大戦乱となった」過度期の時代を描いている。読者も、戦後復興から変革へ向け動いていた昭和中期の時代様相に重ね、「国民文学作家」たる吉川の後期代表作となった。1955年、1956年に大映で映画化されたほか、NHKで1972年に大河ドラマ、1993年~1994年に人形劇として映像化された。

吉川 英治

1892年(明治25年)8月11日 〜 1962年(昭和37年)9月7日。日本の小説家。本名、英次(ひでつぐ)。神奈川県生まれ。様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。1935年(昭和10年)より連載が始まった『宮本武蔵』は広範囲な読者を獲得し、大衆小説の代表的な作品となった。戦後は『新・平家物語』、『私本太平記』などの大作を執筆。幅広い読者層を獲得し、「国民文学作家」といわれる。

主な登場人物と声優

この人形劇では、一人の声優が複数の役柄を演じています。実力派の俳優が多数キャスティングされています。

  • 風間杜夫:平清盛、弁慶、平維盛、那須与一
  • 紺野美沙子:袈裟御前、平時子(二位の尼)、葵、静御前、千手
  • 石橋蓮司:文覚、後白河法皇、平時忠、伊勢三郎、藤原忠清
  • 森本レオ:西行、源義朝、渡辺渡、麻鳥、平資盛、畠山重忠、覚明、平光盛、藤原秀衡、狩野介宗茂、鵜殿隼人助
  • 寺泉憲:平経盛、源頼朝、平重衡、鎌田正近
  • 安藤一夫:平重盛、木曽義仲、平知盛、源範頼
  • 岡野進一郎:源義経、平経正
  • 辻村真人:木工助、平時信、藤原忠通、藤原惟方
  • 樋浦勉:平宗盛、平忠度、金売吉次
  • 内山森彦:梶原景時、北条時政、源行家、斉藤実盛
  • 花房徹:朱鼻伴朴
  • 松山政路:藤原頼長
  • 三谷昇:平忠盛、鳥羽上皇
  • 二木てるみ:常盤御前
  • 倉野章子:蓬子、山吹
  • 関俊彦:二条天皇、鷲尾経春
  • 鈴木琢磨:牛若、木曽義高
  • 高山みなみ:安徳天皇

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原作:吉川英治×人形美術:川本喜八郎(人形劇「三国志」)で送る豪華絢爛人形歴史絵巻「平家物語」が完全版としてDVDリリース!!

1993年12月から1995年1月にわたってNHK総合にて放送した全57話をすべて収録した完全版が登場。声の出演は風間杜夫、石橋蓮司、森本レオ、紺野美沙子他。「人形ギャラリー」(静止画約120枚・予定)、メイキングなど、DVD特典も満載!また、川本喜八郎監督:人形アニメーション映画「死者の書」(声の出演:宮沢りえ、榎木孝明、江守徹、黒柳徹子他)が2006年2月11日から岩波ホールを皮切りに全国順次劇場公開が決定しているなど、注目を集めている。

【内容紹介】
下記第一部~第五部を収録したDVD-BOX。DVDディスク合計9枚。

「人形歴史スペクタクル 平家物語」の再放送・見逃し動画配信は?

人形歴史スペクタクル 平家物語の再放送については、現在のところ未定です。でも、安心してください。この人形劇の見逃し動画は、放送日の翌日から「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で配信される予定です。

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各話のあらすじ

第一部 青雲(1)「我が父は誰ぞ」

2024年4月1日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

時は1137年。二十歳の平清盛(声・風間杜夫)は、貧しい父・忠盛(声・三谷昇)と気位の高い母・泰子の日頃の争いにうんざりしていた。ある日、自分の父は白河法皇かもしれないという話を聞かされ衝撃を受ける。一方、清盛の親友・遠藤盛遠(声・石橋蓮司)は、人妻の袈裟(けさ)御前(声・紺野美沙子)に道ならぬ恋心を燃やす。袈裟御前から「それほどまでに言うのなら夫を殺して」と言われて…。

第一部 青雲(2)「めぐりあい」

2024年4月1日(月)午後11時10分〜[Eテレ]

袈裟(けさ)御前に道ならぬ恋をした遠藤盛遠(声・石橋蓮司)は、袈裟の言葉通りその夫を殺す。しかし手にした生首は袈裟その人だった。絶望する盛遠に平清盛(声・風間杜夫)は、生きて苦しむべきだと諭し、盛遠は出家して文覚と名乗る。清盛の両親はけんかが絶えず、母・泰子(声・二木てるみ)は家を出ると言い出す。その頃、清盛は、生涯の伴侶となる時子(声・紺野美沙子)、その弟・時忠と出会う。

第一部 青雲(3)「神輿(みこし)を射落せ」

2024年4月8日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

比叡山の僧兵が朝廷に圧力をかけることが問題となっていた。平清盛(声・風間杜夫)は、京に強訴に来た比叡山の僧兵を追い返す。その功績で清盛は安芸守に任じられるが、それも束の間、僧兵たちは神聖な神輿(しんよ)を担いで繰り出して来る。その神輿に清盛は矢を射当て、僧兵を再度退散させた。しかし、この行為が不そんとされ、清盛の役職は藤原頼長によって剥奪される。後任は源義朝(声・森本レオ)だった。

第一部 青雲(4)「動乱の序曲」

2024年4月8日(月)午後11時10分〜[Eテレ]

左大臣・藤原頼長(声・松山政路)は、養女の多子を帝の妃にしようとする。このことは不仲の兄・忠通との対立をいっそう深めることに。一方、死の床についた平忠盛(声・三谷昇)は清盛(声・風間杜夫)に「おまえは白河院の子だ」と打ち明ける。近衛天皇が若くして世を去ると、頼長一派の呪いのせいだとのうわさが流された。追いつめられた頼長。清盛は後白河天皇につくか崇徳院につくか、二者択一を迫られる。

第一部 青雲(5)「骨肉あい食(は)む」

2024年4月15日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

後白河天皇と崇徳院の対立が激しくなる中、平清盛(声・風間杜夫)は天皇方につくことを決め、叔父の忠正とたもとを分かつ。一方、源氏でも、天皇方についた義朝(声・森本レオ)は父・為義と弟・為朝と敵味方に分かれることに。そして遂に皇室、摂関家、武家が真っ二つに割れて戦う「保元の乱」が起きる。清盛の長男・重盛の初陣も劣勢を強いられ、押され気味の天皇方だったが、清盛と義朝の作戦が功を奏して…。

第一部 青雲(6)「戦火の果てに」

2024年4月15日(月)午後11時10分〜[Eテレ]

保元の乱の後、崇徳院方についた平忠正は、おいの清盛(声・風間杜夫)に助命を求める。源義朝(声・森本レオ)も、父・為義を救おうとする。しかし後白河天皇の近臣・信西はそれを許さない。清盛は自ら叔父を斬ることに…。乱の後、信西の政治に反感が高まり、藤原信頼、惟方らは信西暗殺をたくらむ。その頃、かつて崇徳院に仕えていた麻鳥は、出家した遠藤盛遠(声・石橋蓮司)・文覚と出会い、医者の道を志す。

第一部 青雲(7)「清盛の危機」

2024年4月22日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

平治元年、平清盛(声・風間杜夫)は大宰大弐となる。しかし藤原信頼、惟方は、源義朝(声・森本レオ)や長男・義平を抱き込んで反信西、反清盛の戦を起こそうとしていた。十二月、清盛が一族郎党を引き連れて熊野詣でに旅立った空白をついて信頼、義朝らが挙兵。後白河院と幼い二条天皇は幽閉され、信西も捕えられる。都は源氏の白旗で埋め尽くされた。旅の途中で急を知らされた清盛は、人生最大の危機に立つ。

第一部 青雲(8)「源平決戦」

2024年4月22日(月)午後11時10分〜[Eテレ]

藤原信頼、源義朝(声・森本レオ)らの謀反の報を聞いた平清盛(声・風間杜夫)は、起死回生の策に賭ける。信頼一派の藤原惟方を寝返らせ、二条天皇を六波羅の自邸に移したのである。清盛と義朝の源平両者は正面衝突することに。敗れた義朝一行は東国をめざすが、途中で13歳の頼朝が平家方に捕らえられる。一方、義朝の愛人・常磐御前も、牛若ら三人の幼子と共に捕えられた。助命を願う周囲の声に清盛の決断は?

第一部 青雲(9)「六波羅の春」

2024年4月29日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

平清盛(声・風間杜夫)が源義朝の子どもたちの命を助けたことに世間は驚き、常磐が清盛に体を与えたからではとうわさする。その頃、義朝の嫡男・義平は、清盛の命を狙っていた。福原で清盛を襲った義平に立ち向かったのは、清盛の異母弟で熊野生まれの平忠度。この時が兄弟の初対面だった。都に出た忠度は、白拍子に恋をする。一方、常磐に仕えていた蓬子は、医師の麻鳥(声・森本レオ)と出会い、夫婦となる。

第一部 青雲(10)「清盛をめぐる女たち」

2024年4月29日(月)午後11時10分〜[Eテレ]

平忠度は白拍子の妓王と結婚したいと願うが、妓王を一目見た清盛(声・風間杜夫)は自分のものにしてしまう。さらに清盛の前に、仏御前と名乗る白拍子が現れ、清盛のちょう愛を受ける。武士として初めて太政大臣にまで昇りつめた清盛の前に、かつての親友・文覚(声・石橋蓮司)が現れ、厳しくいさめるが、清盛は聞こうとはしない。清盛の怒りに触れた文覚が流されたのは、源頼朝がいる伊豆だった…。

第一部 青雲(11)「不死鳥源氏」

2024年5月6日(月)午後10時50分〜[Eテレ]

平清盛(声・風間杜夫)が仏御前ばかりを寵愛するため、妓王は清盛のもとを去り仏門に入る。その頃、伊豆に流された源頼朝(声・寺泉憲)はひそかに反平家の夢を抱き、豪族・北条時政の娘・政子に平家打倒を打ち明ける。鞍馬山の牛若丸のもとには、奥州藤原氏の家人・金売り吉次が決起を促しにやってくるが、牛若はまだその時期ではないと固辞する。一方、清盛はますます傲慢になり、厳島神社を建立して…。

第一部 青雲(12)「清盛の野望」

2024年5月6日(月)午後11時10分〜[Eテレ]

「鬼」と恐れられる平清盛(声・風間杜夫)の権勢に後白河院(声・石橋蓮司)は懸念を示し、息子の重盛も父をいさめる。しかし清盛は、宋との貿易拡大のため、大輪田ノ泊の築港や厳島神社の造営に力のすべてを注ぐ。伊豆の源頼朝(声・寺泉憲)が北条政子と恋仲だと知らされた清盛は、政子を別な男に嫁がせようと画策する。その頃、牛若は、生母・常磐と宿願の再会を果たし、鞍馬から奥州に旅立っていった…。

第二部 栄華(1)「源氏の御曹司たち」

平家が栄華を誇っていた1177(治承元)年、伊豆の源頼朝(声・寺泉憲)の恋人・北条政子と土地の豪族・山木兼隆との間に縁談が持ち上がる。しかし、頼朝の将来に期待を寄せる北条宗時の手勢が婚礼の行列を襲い、政子は頼朝の妻となる。同じ頃、奥州をめざす牛若丸は、尾張国・熱田神宮で元服、自ら「九郎義経」と名乗った。さらに、源氏の一人・木曽義仲(声・安藤一夫)も都への野心を育んでいた…。

第二部 栄華(2)「鹿ケ谷の陰謀」

後白河院や貴族の一部は、清盛(声・風間杜夫)の権勢に不満を募らせていた。1177年、院に近い俊寛、西光、多田行綱らが都の東・鹿ケ谷(ししがたに)の山荘に集まり、清盛暗殺の密議を開く。しかし、一同から弱気を責められた多田行綱は謀議を平家に通報、一味は捕えられ、俊寛らは九州の鬼界ヶ島に流される。2年後、赦免の船が島に着くが、許される罪人の中に俊寛の名はなかった…。

第二部 栄華(3)「皇子誕生」

1178(治承二)年、高倉帝の中宮となっていた清盛(声・風間杜夫)の娘・徳子は皇子を産む。清盛にとっては朗報だったが、かえって後白河院(声・石橋蓮司)との溝が深まってゆく。さらに、跡取りと頼んでいた重盛(声・安藤一夫)が病がちになり、都では「義経」と名乗る者による放火がたびたび起こっていた。その頃、本物の義経(声・岡野進一郎)は熊野で身投げしようとしていた老婆を助けるが…。

第二部 栄華(4)「夕花」

平重盛(声・安藤一夫)は、一門の行く末を案じながら息を引き取る。比叡山の僧・武蔵坊弁慶(声・風間杜夫)は、「義経」と名乗る放火犯を捕え、平時忠に引き渡す。しかしそれは源行家の息子だった。本物の源義経は時忠の邸に乗り込み、囚人の身柄と引き換えに放火をやめさせると申し入れる。時忠は、義経の提案を容れた上で、弁慶に義経を斬らせようと画策する。しかし時忠の娘・夕花が、義経に危険を知らせる。

第二部 栄華(5)「五条大橋」

弁慶(声・風間杜夫)は、平時忠に命じられて五条大橋で義経を待ち伏せた。義経を隠れ家まで追ってきた弁慶は、そこで母親と再会を果たし、義経に仕えることを決める。1178年11月、清盛と後白河院の対立が深まり、清盛は院の近臣らを粛清、院を鳥羽に幽閉した。院の皇子・以仁王から、平家打倒の令旨が各地の源氏に伝えられる。しかし、挙兵した源頼政は孤立、以仁王と奈良をめざすが…。

第二部 栄華(6)「源氏旗揚げ」

以仁王(もちひとおう)と源頼政の挙兵を鎮圧した清盛(声・風間杜夫)は、福原に都を移すと決め、京都は大混乱になる。その頃、以仁王の令旨を受けた源頼朝(声・寺泉憲)は北条氏とともに挙兵するが、平家方の軍勢に敗れ、石橋山で絶体絶命の危機に陥る。その時、追手の梶原景時はあえて頼朝を見逃し、頼朝は安房に渡ることに成功する。同じ頃、木曽では義仲(声・安藤一夫)が旗挙げした。

第二部 栄華(7)「決戦前夜」

挙兵した木曽義仲(声・安藤一夫)は、初戦で危機に見舞われる。義仲を助けようとして負傷した女武者・葵(あおい・声・紺野美沙子)はその後も、義仲のそばを離れなかった。一方、平家は、平維盛(これもり)を総大将とする頼朝討伐軍を東国に送る。その中にはかつて源義朝の家臣だった斎藤実盛(さねもり)がいた。味方の軍の敗北を知った実盛は作戦変更を提案するが相手にされない。そして、決戦の時が迫る。

第二部 栄華(8)「黄瀬川の兄弟」

1180(治承四)年10月、富士川で頼朝軍の夜襲に不意をつかれた平維盛(これもり)の軍は総崩れになり敗走。維盛、忠度が都に逃げ帰った時には60騎ほどになっていた。一方、黄瀬川に陣を置いていた頼朝(声・寺泉憲)のもとに弟・義経(声・岡野進一郎)が奥州から駆けつけ、兄弟は感動的な対面を果たす。しかし、その後、頼朝は家臣の梶原景時を重用し、義経には活躍の場を与えようとしなかった…。

第二部 栄華(9)「崩れ去る夢」

源平の戦いが激しくなってゆくのを、奥州の支配者・藤原秀衡(ひでひら)はじっと見守っていた。その配下の吉次は、平家方の朱鼻と意を通じて、戦から巨利を得ようとする。その頃、福原遷都に不満を募らせた比叡山は、反平家で奈良の興福寺と結ぶ動きを見せた。清盛(声・風間杜夫)はやむを得ず都を京都に戻すことを決める。清盛の夢はわずか半年でついえた。ほくそ笑んだのは後白河法皇だった。

第二部 栄華(10)「大仏炎上」

平家と奈良・興福寺の僧兵との対立が深まっていた。清盛(声・風間杜夫)はついに奈良の武力弾圧を決める。1180(治承四)年12月、五男・重衡(しげひら)の配下が建物につけた火が東大寺大仏殿に燃え移り、南都の寺院は焼き払われてしまう。仏罰は自分が引き受けると言う清盛。一方、平宗盛は義仲の養親・中原兼遠(かねとう)を呼び出し、義仲を討つことを命じる。兼遠は出家して時間を稼ぐことに。

第二部 栄華(11)「義仲をめぐる女たち」

1181(治承五)年正月、高倉院が21歳で崩御する。妃の建礼門院に仕える女房・右京太夫は、清盛の孫・平資盛(すけもり)と相愛の仲に。資盛が密かに右京太夫のもとに通ったことに、清盛は激怒する。その頃、木曽義仲は、越後の平家方・城氏との戦いに臨もうとしていた。傍らには、妻の巴(ともえ)、葵(あおい)が。そして葵に仕える山吹(やまぶき)も加わって義仲をめぐる静かな戦いも始まっていた。

第二部 栄華(12)「清盛死す」

1181(治承五)年春、平家の支配が揺らぐ中、清盛(声・風間杜夫)は突然、熱病に倒れる。麻鳥(声・森本レオ)が病床に呼ばれるが、治療の手立てはなかった。かつての親友・文覚(声・石橋蓮司)が現れ、正室・二位ノ尼(声・紺野美沙子)に見守られながら、清盛は64年の波乱の生涯を終える。6月、木曽義仲軍は横田河原の合戦で城氏を破ったが、源頼朝(声・寺泉憲)は矛先を義仲に向けようとしていた…。

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第三部 乱(1)「戦場の虹」

木曽義仲は源氏方の先頭を切って京都に攻め上ろうとしていたが、それを快く思わない関東の頼朝(声・寺泉憲)は、義仲の子・義高を養子にしたいと提案する。しかし、それは人質を意味していた。義仲は巴(ともえ)の反対を押し切ってわが子を鎌倉に送る。一方、平維盛が率いる平家軍10万は、義仲を迎え撃つために京を出発する。その一人で琵琶の名手・平経正は、琵琶湖の竹生島で麻鳥とめぐり合う…。

第三部 乱(2)「惨!倶利伽羅峠」

木曽義仲討伐に向かった維盛(これもり)率いる平家軍10万は、破竹の勢いで進撃。義仲の本隊が出てくる前に越中に入るべく軍をふた手に分け、本軍8万が倶利伽羅(くりから)峠へ向かった。迎え撃つ義仲軍は2万5千。義仲は牛の角にたいまつをつけて夜の敵陣に突入させる。平家軍は大混乱に陥って大敗を喫す。その合戦のさなか、義仲の陣では、巴(ともえ)たち3人の女性が義仲の愛情をめぐり争っていた…。

第三部 乱(3)「むざんやな斉藤実盛」

倶利伽羅(くりから)峠で義仲軍に大敗を喫した平家軍は、決死の反撃を試みる。その平家の陣には義仲の命の恩人、斉藤実盛がいた。義仲は老武者を討ってはならぬと陣中に伝えるが…。木曽方の手塚光盛は、合戦で名乗らない武士を討ち果たす。それは年齢を悟られまいと白髪を黒く染めて戦っていた実盛だった。その頃、鎌倉では、義仲のもとから人質としてやってきた義高が、源頼朝の娘・大姫と仲良くなっていた。

第三部 乱(4)「六波羅焼亡」

京都に迫った木曽義仲(声・安藤一夫)の前に立ちはだかるのは比叡山延暦寺。平家か源氏か、どちらにつくか決まらぬ比叡山に対して、義仲の特使・覚明の書状が功を奏し、比叡山は源氏に味方することになる。平家は後手にまわった。状況が不利となった平家方は後白河法皇(声・石橋蓮司)に、共に安徳天皇を奉じて西国に落ちることを求める。そして長年の本拠地・六波羅にみずから火をかけ、都を去っていった…。

第三部 乱(5)「平家都落ち」

突然、都落ちを決めた平家。維盛(これもり)は愛する妻子を都に残し、経正(つねまさ)は音楽の友・守覚法親王に、忠度(ただのり)は歌の師・藤原俊成に別れを告げる。忠度から託された歌集の和歌一首を俊成は後に「よみ人知らず」として「千載和歌集」に入れた。一方、源氏との和睦を唱える“池殿”こと頼盛は、一門に見切りをつけ、都に残ることを選ぶ。そして、後白河法皇は、平家を欺き…。

第三部 乱(6)「義仲上洛」

六波羅を焼き、都を落ちた平家は、西国への船路の起点福原に。平家一門の間では、勝手に都に戻った池殿(頼盛)や平家を欺いて身を隠した後白河法皇への怒りが、そして惣領(そうりょう)の宗盛への風当たりが強まる。宗盛を慰めたのは母・二位ノ尼だった。木曽義仲は比叡山にいる後白河法皇に拝謁を願うが、拒絶される。義仲がいよいよ上洛(じょうらく)を果たそうとすると、一足先に都に入っていた軍勢がいた。

第三部 乱(7)「木曽軍狼藉」

寿永二(1183)年7月、木曽義仲(声・安藤一夫)は念願の上洛(じょうらく)を果たした。しかし都には既に、おじの行家が入っており、二人は後白河法皇(声・石橋蓮司)の前で対抗心をむき出しにする。法皇からは平家追討の院宣が二人にくだされる。一方で法皇は、鎌倉の頼朝の上洛を促してもいた。都では木曽の武士と名乗る者たちが公家の屋敷などを襲い、略奪を繰り広げる。しかしその裏には行家がいた…。

第三部 乱(8)「朝日将軍」

西国に落ちた平家一門は大宰府に入ろうとするが、国司に拒まれ、四国の屋島をめざすことに。都では木曽義仲に「朝日将軍」という称号が与えられるが、貴族たちの義仲をみる目は冷たかった。関白・藤原基房の屋敷で宴(うたげ)が開かれると、義仲は基房の娘・冬姫が美しいとの評判を聞き、会いたいと無理を言う。しかし御簾(みす)越しに琴を奏でたのは身代わりの者だった。一方、平家は屋島で陣容を立て直していた。

第三部 乱(9)「和睦への夢」

度重なる後白河法皇からの上らく要請に、源頼朝(声・寺泉憲)は決断し、義経を呼ぶ。都へ向かえという兄の命令にうれし涙を浮かべる義経。一方、勢いを盛り返した平家に水島の戦いで敗れて以来、木曽義仲の権威は失墜していった。平家一門の一人・頼盛(池殿)は源平の共存を願って義仲の妻・巴(ともえ)と会い、工作を図るが、和平は成らなかった。そして、ついに後白河法皇は義仲追放の院宣を発する。

第三部 乱(10)「哀れ冬姫」

後白河法皇から退去を命じられた木曽義仲は、真意を確かめるため院の御所・法住寺殿を訪ねた。しかし、心ならずも合戦に。法皇だけでなく後鳥羽帝まで幽閉同然とし、義仲は征夷大将軍の地位を得る。そして、思いをかけていた冬姫を強引に連れ去った。一方で、義仲討伐の鎌倉軍が迫る。冬姫のことを思い、都を離れられない義仲。冬姫は父から「院のため、親のため、いけにえになれ」という手紙を受け取っていた。

第三部 乱(11)「決戦・義仲対義経」

源範頼を大将とする鎌倉軍の本隊が熱田に到着、先ぽう隊として都の木曽義仲をけん制していた義経軍と合流した。義経は2千の兵で宇治へ。一方の義仲軍は兵の脱走が相次ぎ千余りに。頼みとした妻・巴(ともえ)の兄・樋口兼光軍は宇治川の合戦で破れる。巴は武者姿になり、悲壮な決意で出陣。義仲は冬姫に別れを告げる。最後の戦いを前にした義仲の傍らには、山吹(やまぶき)が、そして葵(あおい)がいた…。

第三部 乱(12)「落日粟津ケ原」

強大な鎌倉の軍勢の前に、木曽義仲軍はなすすべもなかった。乳兄弟で巴(ともえ)の兄でもある今井四郎兼平は義仲をかばって倒れ、義仲(声・安藤一夫)は近江・粟津に落ちのびる。その時、一本の矢が義仲を射抜いた…。そして冬姫、巴、覚明、樋口兼光など、義仲ゆかりの人々のその後は…。一方、義仲が去った都には、源義経率いる鎌倉勢が入り、後白河法皇(声・石橋蓮司)は義経を内裏の守護に命じる。

第四部 流転「序章」

平家と源氏、天下を制するのはどちらだ。第四部「流転」は、治承・寿永の内乱の山場を描く。今回は、第一部から第三部までのダイジェスト。平清盛と源義朝が戦った平治の乱。栄華を極める平家。牛若と母・常磐(ときわ)の再会と別れ。五条大橋での義経と弁慶の出会い。富士川の戦いでの平家の敗走。清盛の死。そして、反平家ののろしを上げ、上らくした義仲が鎌倉の源氏に討たれるまでを名場面で振り返る。

第四部 流転(1)「母・常磐の行方」

後白河法皇から都の守護を任された義経は、生き別れになった母・常磐(ときわ)の行方を案じていた。寿永三(1184)年一月、かつて常磐が暮らしていた京・白河の里を訪ねるが、住まいは廃屋だった。義経は医者の麻鳥から、常磐は2か月ほど前、義経がいる尾張の熱田をめざして旅立ったと知らされる。一方、鎌倉では、木曽義仲の妻・巴(ともえ)が、わが子・義高に会いたい一心で捕らわれ人となっていた。

第四部 流転(2)「義経と弁慶」

義経が母の消息を確かめに東に下っている間、弁慶は京で藤原資時(すけとき)に呼び出された。公家の屋敷に平家の間者がまぎれ込んだというのだ。公家屋敷で厳しく問いただす弁慶。一方で資時は、今度は義経を呼び、弁慶が乱暴を働いたと伝える。義経がこれ以上、後白河法皇の愛顧を受けないようにとのたくらみだった。弁慶の無実を知った義経は…。その頃、平家は四国の屋島に陣を構え、勢力を盛り返していた。

第四部 流転(3)「経正と敦盛」

鎌倉の援軍が来ないまま、屋島の平家と都の源氏のにらみ合いが続く。合戦はまだ始まらないと判断した平敦盛(あつもり)は恋人に会うため都へ。しかし義経一行に見つかってしまう。「恋ゆえに」と答える敦盛を義経は放免する。寿永三(1184)年一月二十六日、平家の大船団が出陣。屋島に戻った敦盛は、自分が父・経盛(つねもり)から勘当されたと知らされ、自害しようとするが、兄・経正(つねまさ)は…。

第四部 流転(4)「再会・義経と静」

平家の大軍1万五千に対して、源範頼・義経は三千。どう動くのか。鎌倉からの援軍を待つよう主張する軍奉行の梶原景時に対して、短期決戦で今が好機と考える義経は総大将の範頼を説き伏せる。酒宴の席で義経は白拍子に戻った静と再会し、一緒に過ごした昔を懐かしむ。その頃、平家追討の院宣を源氏に下した後白河法皇は、三種の神器を無事に奪還するため、平家に偽りの和議を申し入れようと画策していた…。

第四部 流転(5)「神器はいずこ」

一ノ谷に仮御所を築いて反撃体制を整える平家軍。後白河法皇は平家に和議の密使を差し向けることに。表向きは平家を油断させ、源氏の作戦を助けるという名目だったが、義経は、法皇は三種の神器さえ取り戻せば源氏のことなど構わないのではないかと疑う。安徳天皇と神器を乗せているはずの御座船を押さえるため義経が選択したのは、一ノ谷を背後から急襲して中央突破する鵯越(ひよどりごえ)の逆落としだった。

第四部 流転(6)「和議の使者」

義経(声・岡野進一郎)の鵯越(ひよどりごえ)への進軍が開始されたその時、後白河法皇の密使が平家の陣に着いた。内容に疑いの声が出たものの惣領(そうりょう)の宗盛(むねもり)は和議を受け入れることに。そのさなか、平通盛(みちもり)の妻・小宰相が夫を訪ねて一人やって来る。一方、義経は土地の若者を案内役に鵯越に到着。早朝、眼下の平家の陣はまだ眠っていた。そして、ついに逆落としが始まる。

第四部 流転(7)「鵯越」

寿永三(1184)年二月七日、一ノ谷の合戦は義経の鵯越(ひよどりごえ)の奇襲によって幕を開ける。和議の院宣を待つ平家には悪夢のような一日の始まりだった。西木戸、生田でも激しい戦いに。帝と三種の神器を乗せた御座船では、上陸しようとする平宗盛を母・二位ノ尼がとどめる。そして御座船は屋島へ。平家は総崩れとなり、通盛(みちもり)は討ち死に。重衡(しげひら)は降伏。経正(つねまさ)は…。

第四部 流転(8)「敦盛、討たれ」

一ノ谷の合戦は源氏の一方的な勝利で終わろうとしていた。若い平敦盛を逃がそうとして、忠度(ただのり)も討ち死に。海岸にいた敦盛は源氏方の熊谷直実(なおざね)に呼び止められる。相手が我が子と同じ年頃の若者と知った直実は命を助けようとするが、味方が来たためやむなく敦盛を切る。よろいから出てきたのは一管の笛だった。一方、屋島を目指す平家の船には夫・通盛(みちもり)の死を知った小宰相がいた。

第四部 流転(9)「捕らわれし者」

一ノ谷の合戦で生きて捕らえられた平重衡(しげひら)は、都大路を引き回される。奈良の僧兵たちは南都炎上の張本人である重衡に石を浴びせるが、他力本願の教えを説く僧・法然がそれを押しとどめる。三種の神器奪還を目指す後白河法皇は重衡を利用しようとするが…。重衡は平家一門の罪業を一身に背負うと覚悟して鎌倉に送られる。源頼朝は、義経が重衡を丁重に扱ったと聞いて、なぜか心穏やかではなかった…。

第四部 流転(10)「鎌倉、非情」

鎌倉で幽閉された平重衡(しげひら)の本心を探るため、源頼朝は白拍子の千手(せんじゅ)を重衡に近づけてもてなす。ひかれあう二人。一方で頼朝は、わが子・大姫と恋仲になった木曽義仲の子・義高の命を断つことに決める。大姫は義高に知らせるが…。鎌倉に奈良東大寺と興福寺の僧が来て、重衡の身柄を引き渡すよう頼朝に強硬に迫る。さらに頼朝は、一ノ谷の合戦での義経の戦功を無視、兄弟の仲に影がさす。

第四部 流転(11)「九郎殿婚礼」

後白河法皇は義経に後鳥羽天皇即位式での宮中警護を命じ、検非違使(けびいし)の官職を与える。頼朝の許しのない任官に義経は気が重かったが、梶原景時は頼朝にそれとは裏腹のことを語る。頼朝は、義経の妻として、河越重頼の娘・百合野(ゆりの)を送ることを決め、さらに平家追討の総大将の地位を義経でなく範頼に与えることにする。心ふさぎがちな義経を慰めようと、弁慶たちは静のもとを訪ねるのだった…。

第四部 流転(12)「いざ、屋島へ」

元暦元年(1184年)秋、源範頼軍が平家追討に出陣。都では義経と百合野(ゆりの)の婚礼が行われ、木陰から見つめる静の姿があった。西に向かった範頼軍は備前・藤戸の戦いで平家を破って追撃を続けるが、背後を断たれて兵糧不足に陥り、頼朝は心ならずも義経を追討の大将軍に任じる。義経は頼朝の憎しみには気づかず、平家の本拠地・屋島へと勇んで出陣してゆく。一方、奈良に送られた平重衡の運命は…。

第五部 無常(1)「紀伊の巨鯨」

寿永四(1185)年二月、ついに源頼朝は、義経に「屋島に陣取る平家を討て」との命令を下す。源氏には組織された水軍がないため、義経は紀州で勢力を誇る熊野水軍の一党・鵜殿隼人助(うどのはやとのすけ)に助力を求める。しかし紀州では平家と縁のある熊野三山の別当・湛増(たんぞう)がにらみをきかせていて、鵜殿もうかつに船を出せない。湛増と昔なじみだった弁慶の働きかけに、湛増の決断は果たして…。

第五部 無常(2)「嵐をついて」

源義経は鵜殿隼人助(うどのはやとのすけ)の援軍を得て四国・屋島への船出の時をうかがっていた。そこに軍監として梶原景時(かげとき)がやってくることに。その頃、屋島の平家陣営では、時忠が姉の二位の尼に平家の血筋を残すため和議を勧めていた。一方、景時到着まで一歩も動くなと命じられた義経だったが、平家方の動きを察知して、わずか5隻の船・150名で阿波に渡ることを決断。嵐の海へ出陣する。

第五部 無常(3)「黒煙の屋島」

嵐の海を渡り、義経たちは阿波の勝浦へ到着、屋島をめざす。そのころ平家の陣では時忠が、3人の息子を亡くした経盛(つねもり)に、源氏との和睦の案を打ち明けていた。一方、阿波の桜間ノ介能遠(よしとう)が義経軍の動きを一報するが宗盛らは信用しない。そして義経軍の急襲を受けた平家軍は相手が小勢であることを見破れず海上へ撤退を決める。混乱の中、安徳帝、建礼門院、二位の尼の前に現れたのは…。

第五部 無常(4)「扇の的」

寿永四(1185)年2月20日、屋島の合戦の幕は切って落とされた。海上に逃れた平家方に吉報が届く。陸路、田口教能(のりよし)三千騎の援軍が向かっているという。海と陸からのはさみ撃ちをねらう宗盛らは、義経軍を引き付けておこうと、舟上の扇の的を射られる武者はいるかと源氏方をあおる。受けて立ったのは梶原景時から義経の配下にくら替えした那須与一だった。果たして結果は。再三の挑発に義経は…。

第五部 無常(5)「激突、義経と景時」

平家方の桜間ノ介能遠(よしとお)は義経を闇討ちしようとして失敗。その能遠を義経は許す。義経の陣営に加わった能遠は、平家の援軍に駆けつけようとしているおいの田口教能(のりよし)を説得して、軍備を解かせる。援軍を失った平家方は、知盛のいる長門の彦島へ。一方、やっと義経の陣に到着した軍監・梶原景時は、義経が勝手に屋島を攻めたことをののしり、二人は鋭く対立する。その頃、平時忠の船では…。

第五部 無常(6)「宗盛の秘密」

長門の彦島をめざす平家の船団。一門を率いるのは清盛の三男・宗盛だが、人望がなく、批判がくすぶる。そんな中、母・二位の尼が宗盛の出生の秘密を口にしてしまう。その秘密とは…。一方、屋島の義経の陣には、平時忠から和議の書状が届けられる。義経の判断は果たして。彦島に平家一門は到着。「源氏の水軍迫る」の報に、帝と三種の神器をどうするのか。そして源氏の大船団がついに壇ノ浦に姿を見せた。

第五部 無常(7)「滅亡、壇ノ浦」

1185(寿永四)年3月24日、壇ノ浦。戦いはおとりの御座船につられた梶原景時の先走りで始まった。潮の流れから劣勢の源氏軍。一方、沖の離れ小島にいた平時忠は、義経の使者に帝の船の目印を教える。やがて潮流が逆転、源氏軍が攻めに転じる。帝の船をめざす義経の前には平教経(のりつね)が立ちはだかるが…。二位の尼は孫の安徳帝を抱いて海に身を投げようとしていた。「海の底の新しい都へ」と説いて。

第五部 無常(8)「諸行無常」

平知盛は建礼門院を義経に託して入水。平家一門は壇ノ浦に滅び、三種の神器のうち宝剣が海の底に。都に戻った義経は静、百合野と再会を果たし、さらに平時忠の娘・夕花をめとる。これを知った頼朝は激怒。義経に平宗盛の鎌倉までの護送を命じるが義経には鎌倉目前の腰越から先に進むことを禁じる。ついに兄から追われる身となった義経は陸奥の藤原氏のもとに落ちのびてゆくが…。一方、生き残った建礼門院は…。

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