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目次
プレミアムドラマ
「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
放送 2023年5月14日(日)スタート・全10話
毎週日曜日 午後10時〜[BSプレミアム]
放送 2024年7月9日(火)スタート・全10話 ※ドラマ10放送枠にて
毎週火曜日 午後10時〜[NHK総合]
SNSで話題の作家・岸田奈美さんのエッセーを原作に連続ドラマ化!
ブログにつづったエッセーがインターネットで拡散され話題となった作家・岸田奈美さん。自身の「家族」を描いた作品は、たくさんの人を笑わせ、そして感動させています。ベンチャー企業家だった父は急逝し、母は突然車いすユーザーに。弟はダウン症、祖母はものわすれの症状が・・・。岸田さんは、そんな家族をめぐる、「楽しい」や「悲しい」など一言では説明ができない情報過多な日々の出来事を、笑えて泣けて考えさせられて、心がじんわりあたたかくなる自伝的エッセーに。インターネットで発信すると瞬く間に注目を集め、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』のタイトルで書籍にもなりました。
ドラマでは、岸田さんが紡いだ笑えて泣けるエッセーに、ご家族や関係者への取材によるエピソードや、独自の視点での脚色を加え、全10話で放送予定です。
主人公「岸本七実」役は、映画界で数々の賞に輝く河合優実さん。本作が、連続ドラマ初主演となります。主人公を見守る両親として、母役に坂井真紀さん、父役に錦戸亮さん。ダウン症の弟役には、オーディションを経て新人の吉田葵さんを起用。そして祖母役は美保純さんという、個性的な家族がそろいました。
演出は、国内外で高い評価を得る映画監督の大九明子さん。個性的な主人公をコミカルに描きながらも見る人の共感を呼ぶ作風で、岸田奈美さんのエッセンスをどう映像化するのか。どうぞご期待ください。
当たり前の「家族」像が問い直されている令和のいま、困難が次々訪れるからこそ「家族」というものに真剣に向き合い続けた、ある一家の物語。単純な「家族」賛歌にすることなく、けれど見たあとに「家族」について考えたくなる、そんなドラマです。
- 原作 岸田奈美
- 脚本 市之瀬浩子、鈴木史子、大九明子
- 音楽 髙野正樹
- 演出 大九明子
- 出演 河合優実、坂井真紀、吉田葵、福地桃子、奥野瑛太/林遣都、古舘寛治、山田真歩、錦戸亮、美保純 ほか
- 制作統括 坂部康二(NHKエンタープライズ)、伊藤太一(AOI Pro.)、訓覇圭(NHK)
あらすじ
岸本七実(河合優実)は高校生。学校では、きらきらした一軍女子たちの輪に入れずに、今日も同じ三軍同士、天ヶ瀬環(福地桃子)と授業でペアを組まされていた。いささか自意識をこじらせながら暮らしていたある日、母のひとみ(坂井真紀)から連絡が入る。ダウン症の弟・草太(吉田葵)が万引きをしたかもしれないというのだ。七実の、ありえないことが次々と起こるてんやわんやな日々が続いていく…。大好きだった父・耕助(錦戸亮)の死、あまりにマイペースな祖母・芳子(美保純)との生活など、さまざまな出来事と向き合い、必死で笑い飛ばし、時々涙しながら、七実は「作家」としてブレイク・・・する予定?
原作本『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(単行本)/岸田奈美
笑えて泣ける岸田家の日々のこと
車いすユーザーの母、
ダウン症で知的障害のある弟、
ベンチャー起業家で急逝した父――
文筆家・岸田奈美がつづる、
「楽しい」や「悲しい」など一言では
説明ができない情報過多な日々の出来事。
笑えて泣けて、考えさせられて、
心がじんわりあたたかくなる自伝的エッセイです。
もくじより
◎弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった
◎どん底まで落ちたら、世界規模で輝いた
◎グーグル検索では、見つからなかった旅
◎先見の明を持ちすぎる父がくれたもの
◎忘れるという才能
関係者のコメント
河合優実さん(主人公・岸本七実役)のコメント
岸本七実役を演じます、河合優実です。
私も七実と同じく長女です。家族のあり方やそれぞれとの距離感は、時が経つにつれ形を変えていくものだなという実感が、私個人にも出てきました。この時機にドラマを通して家族というものについてじっくり考えられることを幸運に思います。今このばらばらの世界で、どんなふうに家族の話ができるのか。また、岸本家の面々がどんなふうにお互いを大切にしている様に、皆様の目に映るのでしょうか。私も楽しみに、七実と共にガンガン成長していく気持ちで演じたいと思います。ぜひ楽しんでください!
坂井真紀さん(七実の母・岸本ひとみ役)のコメント
ユーモアとチャーミングが溢れる岸田奈美さんの原作を、お会いするたびにユーモアとチャーミングを得意技として持ってるに違いないと感じる大九明子監督が撮影したら、悲劇も喜劇に変わるに違いありません。気持ち次第で世界は変わるんだなっと台本を読みながら強く思う日々です。人生いろいろありますもの。だから、このドラマを、届けなきゃ、届けたい、と思います。
吉田葵さん(七実の弟・岸本草太役)のメント
初めてドラマに出られて、とても嬉しいです。撮影が楽しみです。張り切って、根性で頑張ります!!奈美ちゃんの本を見たら、家族の写真がめっちゃ素敵でした。良太先輩と、ひろ実さんと、奈美ちゃんと、おばあちゃんに会いたいです♡
錦戸亮さん(七実の父・岸本耕助役)のコメント
この度お話を頂き台本を拝見し、読み終わる頃には「僕で良ければ是非」とすぐにお返事させて頂きました。魅力的な主人公とその家族が紡ぐ物語の中で、岸本家の父親として陰ながら、そして力強く支え、皆様に今回のフィクションの様な“ほぼ”実話をしっかりお届け出来る様、精一杯岸本耕助を演じたいと思います。
美保純さん(七実の祖母・大川芳子役)のコメント
21世紀型の、高齢者、まさしく自分もですが、〈ばあちゃん〉は、初チャレンジです。こういう役来ないかなぁー?って願ってました。誰のサンダル履いても 走れる そんな日常。帰れる家が出来たような 撮影中に春を感じたいです。
原作 岸田奈美さんのコメント
むちゃくちゃ嬉しいです。しんどいことが次々に起きた31年間を生きてこられたのは、家族やまわりの人たちのおかげです。その人たちが、ドラマを作るための取材を受けてくれました。懐かしさを味わい、急に引き出された話にどよめき、びっくりするほど幸せな時間でした。わたしの知らない記憶を、気づかない優しさを、遠ざかっていた大切な人たちを、繋ぎなおしてくれる絆のようなドラマです。どうか一緒に、楽しんで観てください。
脚本/市之瀬浩子さんのコメント
読むと幸福感でいっぱいになる原作を書いた岸田奈美さんは、その渦中で、どんな景色を見てきたのか。そこを出発点に、原作の世界に浸りながら、時に笑える文章に潜む本心を探りながら、ご本人とたくさんの方にお話を伺い、想像して、物語ができていきました。楽しんで頂けると、うれしいです。
演出・脚本/大九明子さんのコメント
この度ついに、『家族』という底なし沼のような題材を描くこととなりました。普通の家族なんてものは存在しないのではないでしょうか。どの家族も、ちゃんと面倒で、ちゃんと特別なのだと思います。そんな、とある特別な一家の、一見、波乱万丈な数年間を、原作の姿勢に倣い、死に物狂いで笑って駆け抜けたいと思います。
主な登場人物・キャスト
岸本七実 河合優実
自意識をこじらせた三軍女子の高校生。独特なユーモアの持ち主だが、その面白さが理解されることは少ない。ネットの世界で文字だけのコミュニケーションだと、読む人を引き付ける魅力を発揮。
岸本ひとみ 坂井真紀
美人で優しい、七実の自慢の母親。七実と草太に精一杯の愛情を注ぎ、仕事も家事も全力投球。忙しい日々の中で突然倒れて・・・。
岸本草太 吉田葵
かわいいものに目がない七実の弟。ダウン症がある。慎重に、丁寧に、日々を生きており、ゆっくり成⻑している。
岸本耕助 錦戸亮
岸本家の中心にいて周囲を明るくする存在。働き盛りのまっただ中で倒れたことが、家族の中に深い思いを残すことに・・・。
大川芳子 美保純
ひとみの母。離れて暮らしていたが、ひとみが倒れたことを機に同居になる。大雑把でマイペース。
天ヶ瀬環 福地桃子
七実の唯一の友達で同じ三軍女子。家は裕福だが、家族に問題を抱えていることが知れ渡っているため、学校では居心地の悪さを感じている。
陶山克哉 奥野瑛太
岸本家が暮らす地域一帯に荷物を届ける配送業者。一家をほどよい距離で見守る。
小野寺柊司 林遣都
二階堂錠 古舘寛治
テレビプロデューサー
末永繭 山田真歩
編集者
ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の再放送・見逃し動画配信は?
プレミアムドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の再放送については、現在のところ未定です。でも、安心してください。このドラマの見逃し動画は、「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で配信される予定です。
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各話のあらすじ
第1話 2023年5月14日(日)放送
七実(河合優実)、ひとみ(坂井真紀)、草太(吉田葵)、耕助(錦戸亮)、芳子(美保純)、家族5人のトゥルーストーリーが開幕!岸本七実は三軍女子で、弟・草太は超マイペース、母・ひとみは心配性で、父・耕助は東京から帰って来ない?友人・環(福地桃子)は達観していて、彼氏・旭は独特の価値観で、そして家族の愛車はボルちゃん?聞いたことがあるような家族の、絶対に見たことがない物語。一体どんな話が始まるの!?
<補足>
ダウン症の弟・草太はコンビニで買い物ができるようになる。母・ひとみが突然、大動脈解離で倒れ、手術で一命を取りとめるが、下半身に麻痺が残る。父・耕助は既に他界。
第2話 2023年5月21日(日)放送
急病で倒れたひとみ(坂井真紀)は何とか一命をとりとめた!3人の世話をするため、ばあちゃん・芳子(美保純)がやってくる。七実(河合優実)と草太(吉田葵)は病院へ行ってみるものの、元気のないひとみを見ては帰るほかなかった。みんなどうしていいのかわからない。こんな時こそ父・耕助(錦戸亮)がいてくれたらよかったのに。だけど、七実が頑張るしかない。そんな七実が一念発起して始めることとは?猪突猛進、急展開!?
第3話 2023年5月28日(日)放送
七実(河合優実)は、パパ・耕助(錦戸亮)も行きたかった大学へ合格した!それぞれが亡くなった耕助への思いを抱えている。ひとみ(坂井真紀)は耕助がいた頃を懐かしみ、思い出のアルバムをめくる。「またいつか旅行行ってみたいな…」そんな言葉を聞いてしまったら、七実はやるしかない。大学の授業もそっちのけで草太(吉田葵)、芳子(美保純)の協力も得ながら、母を喜ばせるため、まい進する。七実が計画した旅行とは!?
第4話 2023年6月4日(日)放送
七実(河合優実)、ひとみ(坂井真紀)、草太(吉田葵)が沖縄を満喫して帰って来た!芳子(美保純)も1人の時間を楽しんだようだ。だけど、帰って来た七実は燃え尽きぎみ。気乗りしないまま向かった大学で、学生起業家・首藤颯斗(丸山晴生)と出会う。運命を感じる七実。一方、持ち前の人当たりの良さで病院で大人気のひとみは、ちょっぴり自信喪失。夫・耕助(錦戸亮)や草太との思い出を振り返る。さあ今週の岸本家は!
第5話 2023年6月11日(日)放送
七実(河合優実)とひとみ(坂井真紀)は、プレゼンを成功させ、新しい一歩を踏み出した!ひとみはアドバイザー兼カウンセラーとして活躍、一方の七実は失敗続きで謝罪の連続。それでも奇跡を起こすと会社で期待されていた。七実が送った企画書により、全国放送で取り上げられ、湧き立つ一同。肝心の七実は、耕助(錦戸亮)の元同僚との約束も忘れて、絶賛迷走中。またまた失敗続きで、大丈夫と言い聞かせるけど、本当に大丈夫!?
第6話 2023年6月18日(日)放送
七実(河合優実)は会社へ行けなくなってしまった…。家族も環(福地桃子)もみんな心配。だけど七実は素直になれず、みんなの好意にそっぽを向ける。そんな時はそう、草太(吉田葵)の出番。元気づけようと七実を遊園地に連れ出して、道中色々起きる。けれど、頼りになるのが弟・草太。その姿に七実も驚いて、次第に心がほぐれていく。草太はこのまま遊園地で、七実の元気を取り戻せるのか。七実、完全復活!?
第7話 2023年6月25日(日)放送
七実(河合優実)は作家になり東京で活躍していた!小野寺(林遣都)、二階堂(古舘寛治)、末永繭(山田真歩)など頼りになる面々が七実を支え、ひとみも草太もそれぞれ働き、家族は順調、七実は絶好調。だけど母から寝込んでいるとの電話。帰ってみると家の中はぐちゃぐちゃ、芳子(美保純)は要領を得ず、草太(吉田葵)は隠れ肥満?環(福地桃子)ともしっくり行かず…。またまた岸本家に大試練?七実はどう立ち向かうの!?
第8話 2023年7月2日(日)放送
母・ひとみ(坂井真紀)の手術は無事成功した!小野寺(林遣都)たち仕事仲間にも支えられ、七実(河合優実)は一安心。しかし、芳子(美保純)の様子がおかしい。芳子は、かつてひとみと暮らしていた大阪の家を訪れていた。芳子の様子が心配な七実も大阪へと向かう。なぜか家に眠るお宝を探すことになる2人。その家と街には若い頃の芳子(臼田あさ美)と夫・茂、ひとみとの思い出が詰まっていた。七実が知る3人の過去とは!?
第9話 2023年7月9日(日)放送
七実(河合優実)の家族との日々を綴ったエッセーは大ヒット!ひとみ(坂井真紀)は退院し、認知症の祖母・芳子(美保純)はケアハウスに、草太(吉田葵)の仕事も順調で、岸本家はそれぞれの道を歩み始めていた。二階堂(古舘寛治)の番組で密着取材を受ける岸本家。その最中、家族は草太のある計画を知ることに。母として、大大大心配のひとみ。草太の思いとひとみの思いが交錯し、岸本家は大丈夫!?
第10話(最終話) 2023年7月16日(日)放送
七実(河合優実)、ひとみ(坂井真紀)、草太(吉田葵)、耕助(錦戸亮)、芳子(美保純)、5人はずっと家族だ!耕助のお墓参り前夜、集まった家族はそれぞれが思い出を振り返る。現在と過去が入り交じり、お互いの思いが入り交じり、次第にときほぐされ、一つになっていき…。ボルちゃんに乗りこんだ家族はどこまでも行く。物語の最後に5人と1台が行き着く先は?岸本家の物語、ついに完結!最後はやっぱりハッピーエンド!?