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NHK ドラマ「大奥 シーズン2」のあらすじ・ネタバレ・再放送・見逃し動画配信は?

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ドラマ10「大奥 Season2」

放送 2023年10月3日(火)スタート・全21回
   毎週火曜日 午後10時〜[NHK総合]

「この国は滅ぶーー」
春日局の予言にあらがう8代将軍・吉宗の志を継いで
若き蘭方医たちと幕府の女たちが立ち上がるー

3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こしたよしながふみ作「大奥」。ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描いたこの傑作コミックを原作に、NHKでは3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語をドラマ化し、ドラマ10にて放送中です。(※8代・吉宗編は第10回まで放送します。)

そして2023年秋、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが『赤面疱瘡』撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を初めて映像化します。

脚本は、向田邦子賞や橋田賞を受賞し、『JIN-仁-』『ごちそうさん』『おんな城主 直虎』など数々のヒット作を生み出してきた森下佳子が引き続き執筆。“安全な暮らし”“信頼できる絆”“平和”への願いに時代をこえる普遍的なまなざしで向き合い、今なお困難な時代を生きる人々の心に勇気と希望を届けます。

  • 原作 よしながふみ
  • 脚本 森下佳子
  • 音楽 KOHTA YAMAMOTO
  • 主題歌 Aimer 「白色蜉蝣」
  • 出演[医療編] 平賀源内(鈴木杏)、黒木(玉置玲央)、青沼(村雨辰剛)、伊兵衛(岡本圭人)、徳川家斉(中村蒼)、御台・茂姫(蓮佛美沙子)、松平定信(安達祐実)、田沼意次(松下奈緒)、一橋治済(仲間由紀恵)
  • 出演[幕末編] 瀧山(古川雄大)、徳川家定(愛希れいか)、阿部正弘(瀧内公美)、和宮(岸井ゆきの)、徳川家茂(志田彩良)、胤篤・天璋院(福士蒼汰)
  • 制作統括 長谷知記、藤並英樹
  • プロデューサー 舩田遼介、松田恭典、舟橋哲男
  • 演出 大原拓、末永創、川野秀昭、木村隆文

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あらすじ

8代将軍・徳川吉宗の死よりおよそ20年後。彼女の遺志を引き継いだ若き医師たちは、理不尽な権力・悪にも抗いながら謎の疫病『赤面疱瘡』撲滅の道を地道に切り拓いていく。その結果、男子の数は増え始め、ついには150年ぶりに男将軍が誕生するまでの世へと紡がれていった。しかし、世の舵を男が取るようになってから、世は再び乱れ始め、女将軍が復活していく。そして―開国、攘夷、大政奉還、江戸城無血開城-と時代は大きく突き進んでいき、徳川という時代の幕引き、ついには“大奥”の終焉を迎えていくのであった。

吉宗の遺志を継いだ蘭方医たちが、男性だけに感染する謎の疫病「赤面あかづら疱瘡ほうそう」の撲滅に立ち向かう姿とその後の物語を描く「医療編」、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描く「幕末編」の2部構成となっている。

「医療編」のあらすじ

「大奥」新章スタート!平賀源内が疫病に挑む“青春群像劇”

8代将軍・徳川吉宗の死からおよそ20年後。本草学者の平賀源内(鈴木 杏)は、吉宗公より「赤面疱瘡」の撲滅を託された田沼意次(松下奈緒)の内命を受け、蘭学の習得者探しに奔走していた。

長崎・出島で蘭方医の吾作(村雨辰剛)と出会った源内は、赤面疱瘡を解明するために大奥に入るよう誘う。大奥に入った吾作は名を青沼と改め、黒木(玉置玲央)の補佐のもと蘭学の講義を行うことに。源内と青沼は、赤面の画期的な治療法を発見するが、その行く手をいくつもの壁に阻まれる。

やがて男子の数が増え始め、家斉(中村 蒼)が150年ぶりの男将軍として就任する。
しかし、実権を母・治済(仲間由紀恵)に握られ、政治に口出しすることを許されずにいた。なんとかもう一度、男が活躍できる世を復活させたいと願う家斉は、秘密裏にある計画を進めるが……。

10代家治

老中となった田沼意次は吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて赤面疱瘡の治療法開発を進める。中心となる蘭方医の青沼、平賀源内の助けも得て人痘に成功するが・・・

11代家斉

男将軍として就任した家斉だが、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済が握っていた。治済は家斉に子作りを強制し、その一方で、生まれた子らを退屈しのぎに暗殺していく。そんな中、家斉は治済に隠れて黒木らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡研究を再開させる。

13代家定

1853年に黒船が来航すると江戸は大騒動となり、12代・家慶は急死。家定が13代将軍となる。家定は老中・阿部正弘と総取締の瀧山とともに開国を進めていく。そんな中、家定はのちの天璋院・島津胤篤を夫に迎えることとなった…

14代家茂

14歳で女将軍の座についた家茂が京から迎えた正室、和宮。公武合体のために嫁いできた孝明天皇の弟……のはずが、来たのは和宮の姉だった。

大政奉還、そして

新政府軍を率いる西郷隆盛は「外国は男たちが統治しているのに、徳川は女たちが統治。こんな恥ずべき歴史は即刻消すべき」と。焦土戦もいとわぬ新政府に対し、歴史の書き換えと引き換えに女たちは江戸城総攻撃を回避し・・・

平賀源内鈴木杏さんのインタビューコメント

物語の印象や源内を演じられるにあたっての思いは?

最初は源内が登場するパートだけを読んでいたのですが、だんだんほかのエピソードも気になって全編を通して読んだら、すごく面白かったんです。もし出演のオファーをいただく前に読んでいたら、恐れ多くて「やります」とは言えなかったかもしれません。

とりわけ、源内は人気のあるキャラクター。身長も高そうで男性的な顔立ちをしているので、私の容姿とはだいぶ違います。原作ファンの方に受け入れてもらえるだろうかというプレッシャーはありました。でも、髪型やメーク、衣装などを担当するスタッフの方が創意工夫を凝らしドラマ版ならではの源内像を一生懸命作り上げてくださって、とても心強かったです。

「大奥」の源内はどんなところが魅力的なキャラクターだと捉えて演じられましたか?

原作の魅力に加え、森下佳子さんの脚本がまたすばらしいんです。物語全体に躍動感があって、源内のキャラクターがより生き生きと描かれているので、演じていてすごく楽しかったです。きっと、森下さんご自身も書いていて楽しんでいらっしゃったのではないでしょうか。

源内は、権力に迎合したり周囲の評価を気にしたりすることなく、ひたすら本草学と赤面の研究にまい進します。好奇心や探究心のためだけに猪突猛進するその姿は実に純粋で魅力的。早口でまくしたてるように話すところや、しゃべり始めたら止まらないところに、源内の明るさやチャーミングさが表れていると思うので、できるだけその個性が生きるように意識して演じました。

村雨辰剛さん、松下奈緒さんと共演された感想はいかがでしたか?

時代劇のせりふは、日本で生まれ育った私でさえ難しいと感じる言葉が多いのに、村雨さんがしっかり自分のものにして演じられていて感動しました。大変な部分もあったと思いますが、村雨さんは本当に穏やかな方で、現場がピリピリした空気になることはありませんでした。みんなが村雨さんを応援しているような一体感が生まれて、それが現場のチームワークにもつながったような気がします。原作の青沼は無骨な印象のキャラクターですが、村雨さんが演じられることで、柔らかで心優しい新たな青沼像になったと思います。

松下さんは、声のトーンや言葉の端々に知性がにじみ出ていて、意次というキャラクターに圧倒的な説得力を持たせられる方。源内は、ある意味、意次さんにれているというか憧れに近い感情を抱いているのですが、そこにも説得力を感じて。「もう、どこまでもついていきます!」という気持ちになるくらいすてきでした(笑)。ご一緒できて光栄です。

Season2ならではの見どころと今後の注目ポイントは?

Season1は、将軍を巡る権力やお世継ぎの問題などを軸に物語が展開していきましたが、Season2の「医療編」のメインテーマは、ズバリ赤面疱瘡の撲滅。ほかのパートとはカラーが異なっていて、青春群像劇の要素が色濃く描かれています。源内たちが赤面に立ち向かっていくワクワク感、高揚感は、Season2ならではの魅力だと思います。

後半の「幕末編」では、江戸城無血開城に向けて奔走する大奥の人々の姿が描かれるのですが、全く別の作品に見えるくらいカラーも登場人物もガラッと変わリます。シリアスな場面も増えてきますので、ドキドキ感を味わえると思いますし、私も原作を読んでいて医療編から幕末編にかけての濃密さがすごく好きだったので、ドラマではどういう形で描かれていくのか今から放送が楽しみです。

まだ「大奥」を視聴されたことがない方にも十分楽しんでいただけると思いますので、ぜひご覧ください。

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主な登場人物・キャスト

平賀源内 鈴木杏

新進気鋭の本草学者。本草の研究、博物の学問のほか、読本作家なども手がける奇才。 弟が赤面疱瘡で亡くなったことをきっかけに、武家の跡を継がずに男装して遊学する。慕っている田沼意次の命によって青沼を大奥へと誘い、ともに赤面疱瘡の解明に動く。

黒木 玉置玲央

お三の間の奉公だったが、右筆助となり青沼の補佐をすることに。無表情で無骨だが律儀で穏健。町医者の父の影響で医者も蘭学も嫌っていたが、青沼の真摯な姿を見て、次第に赤面疱瘡の研究に取り組む。

青沼 村雨辰剛

オランダ人と丸山遊女の間に生まれ、長崎で育つ。大通詞であり蘭方医の吉雄耕牛に師事する。思慮深く実直な蘭方医。蘭語や蘭学に精通していることから平賀源内に見込まれ、御右筆として大奥入りし、蘭方医学の講義をするかたわら赤面疱瘡撲滅を目指す。

徳川家斉 中村蒼

一橋治済の長男。幼いころに赤面疱瘡の人痘を接種し、家光以来の男の将軍として就任。しかし、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済に握られている。素直だが少し気弱な一面も。治済に隠れて黒木らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡の研究を再開させていく。

田沼意次 松下奈緒

9代・家重の小姓から出世を果たし、10代・家治の時代に老中となる。8代・吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて「赤面疱瘡」の撲滅へ動き出す。 機知に富んだ振る舞いと鋭く時代を読んだ独自の手腕で絶大な支持を得るが、同時に様々な陰謀に左右され反発が生まれていく・・・

一橋治済 仲間由紀恵

8代・吉宗の三女・宗尹の子で一橋家当主(吉宗の孫)。一見柔らかい雰囲気だが冷淡で非道な権力の亡者。田沼意次や松平定信に気付かれぬよう、あらゆる謀略を巡らし、我が子・家斉を将軍にしようと密かに画策する。

瀧山 古川雄大

最後の大奥総取締。元は芳町の陰間で、美しく整った容姿をしている。年季明けは学問に励み、自分のやりたい事が自由に出来るようになる日を夢見ていたところ、阿部正弘に見いだされ、将軍・家定に仕えるため大奥入りする。持ち前の器量と権勢を発揮し、大奥の男たちを束ねていく。

徳川家定 愛希れいか

徳川幕府13代将軍。幼少期から実父の虐待に苦しみ、不遇な人生を送ってきたにも拘らず、美しく聡明で現実を受け止める芯の強さを持つ。時代の移り変わりの中で、瀧山や阿部正弘と信頼を育み、己の人生を追求していく。

阿部正弘 瀧内公美

徳川家康に影武者として仕えた阿部正勝の子孫。男性が再び要職に就くようになった世の中で、腰の重い兄・正寧に代わり家督を継ぐ。徳川への忠義を果たすことを胸に家定を献身的にサポートする。家定の幾度とない呼び付けに最初は困惑するが、その真相を知り、気高く見えた将軍の境遇に心を砕く。家定からの信頼も厚く、寺社奉行から老中へと出世を果たしていく。

和宮 岸井ゆきの

公武合体政策のため男装して14代将軍・家茂に嫁いでくる帝の妹宮。降嫁を拒否した孝明天皇の弟になりすまし、身代わりとして母親の観行院と共に京から大奥へ。生まれつき左手が無く、弟ばかりを可愛がる母親からの愛に飢えている。身分を明かし早々と京に引き上げる予定だったが、境遇を知った家茂の思いやりのある計らいに徐々に心を許し距離を縮めてゆく。

徳川家茂 志田彩良

14代将軍。若年ながらも聡明さの持ち主。甘いものが好き。公武合体政策で孝明天皇の弟・和宮を迎え入れる。不本意な降嫁をした和宮が少しでも居心地よく過ごせるよう配慮し、寛大な優しさで受け入れ、和宮の心を開く。将軍としての責任感も強く、政にも真摯に向き合い、帝とも信頼関係を築いていく。

天璋院/胤篤 福士蒼汰

13代将軍・家定の正室。お万の方を彷彿とさせる美貌の持ち主。次期将軍を巡る継承問題を内部から操るため薩摩・島津家から送り込まれる。聡明さや物腰の柔らかさを持つ。徳川の世を途切らせまいと奮闘する家定の心情を理解し、いつしか両想いとなり結ばれる。家定亡き後は、14代将軍・家茂の後見人として支えてゆく。

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ドラマ10「大奥 Season2」の再放送・見逃し動画配信は?

ドラマ10「大奥 Season2」の再放送については、現在のところ未定です。また、ドラマ10「大奥 Season2」の見逃し動画配信については「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で放送日の翌日から配信される予定です。

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ドラマ10「大奥 Season2」の各話のあらすじ・ネタバレ

医療編 第11話 2023年10月3日(火)午後10時 放送

8代・吉宗公の薨去(こうきょ)よりおよそ20年の年月が流れ―平賀源内(鈴木杏)は、長崎・出島で蘭学の習得者探しに奔走していた。それは亡き吉宗公より「赤面疱瘡」の撲滅を託された田沼意次(松下奈緒)からの内命であった。源内はそこで蘭方医・吾作(村雨辰剛)と出会い、赤面疱瘡の解明に挑むため大奥入りを誘う。大奥入りを果たした吾作は名を青沼と改め、黒木(玉置玲央)の補佐のもと蘭学の講義を始めていくが…

[補足・ネタバレ]

大奥では見慣れぬ異国人をおそれ、蘭学の講義には誰も来なかった。そんな時、大奥で風熱(インフルエンザ)が流行り、青沼は患者を隔離して献身的に対応する。青沼が持ってきたサボン(石鹸)が風熱の感染を防ぐことに役立ち、10代将軍・家治とその正室が蘭学の講義を受講したいとやってくる。青沼の補佐役となった黒木は蘭学嫌いだったが、「ありがとうと言われたいだけ」と蘭学に向き合う青沼の姿勢に惹かれていく。

医療編 第12話 2023年10月10日(火)午後10時 放送

にぎわう蘭学講義  赤面疱瘡の解明の糸口が見つかる!?

青沼(村雨辰剛)の蘭学講義は、伊兵衛(岡本圭人)や家治の御台・五十宮も加わり賑(にぎ)わいを見せる。ある日、意次(松下奈緒)が源内(鈴木杏)を連れ立って講義部屋を訪れ、その真の目的は「赤面疱瘡の解明」と伝えられる。蘭学の習得にいっそう励む講義部屋の男たちであったが、ある偶然からその糸口を発見することに。その裏で、一橋治済(仲間由紀恵)は田安定信(安達祐実)に近づいていき…

[補足・ネタバレ]

ある日、蘭学講義で…。軽い痘瘡にかかった者は、以後は痘瘡にかからない。軽い赤面疱瘡で生き延びた者は、以後は赤面疱瘡にかからないのでは…。

一方、老中にまで上り詰めて政を意のままに操る田沼意次に敵意を向ける者たちが現れた。一橋治済と田安定信だった。

医療編 第13話 2023年10月17日(火)午後10時 放送

源内や青沼たちを理不尽な暴力が襲う

源内(鈴木杏)は赤面疱瘡の治療法を「人痘接種」と名付け、青沼たちは大奥内で接種を望む者を募る。実績を増やし、徐々に大奥内での評判を広めようと試みるが、得体(えたい)の知れない治療への理解は思うように得られず…青沼(村雨辰剛)への反発も膨らむ一方であった。そして、意次(松下奈緒)も源内や青沼を引き入れた責任を擦(なす)り付けられ…懸命に歩んできた者たちを理不尽な暴力が襲う。

[補足・ネタバレ]

源内は梅毒に冒されるが、人痘接種のために軽症の赤面疱瘡の患者を探す旅に出る。そして、源内が連れ帰った赤面疱瘡の患者から人痘接種が始まる。最初は理解が得られなかった人痘接種も徐々にその評判が広がり希望者が増えていった。しかし、人痘接種で亡くなる事例が出ると、大奥での評判は一気に失墜。田沼意次は老中を罷免、青沼は死罪、人痘接種に関わった者たちは大奥追放となった。

第10代将軍・家治は何者かの手によって毒を飲まされて亡くなり、第11代将軍には3代依頼の男子の将軍・家斉が就任した。

医療編 第14話 2023年10月24日(火)午後10時 放送

3代・家光以来の男将軍として就任した家斉(中村蒼)。しかし実権は母・治済(仲間由紀恵)に握られ、政治に口を出すことは許されなかった。が、秘密裏に赤面疱瘡の研究を再開させ、男子が活躍できる世を復活させようと考え始め、過去の人痘開発に尽力した者たちを探し始める。一方で、家斉の正室の御台(蓮佛美沙子)は大奥でうまく渡り歩くが、子供たちの不審死が立て続くようになり、周囲に不信感を募らせていくのであった。

[補足・ネタバレ]

幕府の実権を握った治済は、家斉の子を次々と殺していく。まるで、苦しんで死んでいく姿を見て楽しんでいるかのように・・・。その頃、大奥を追放となった黒木は、平賀源内が人痘接種で蘇らせた村を見つける。

医療編 第15話 2023年10月31日(火)午後10時 放送

黒木(玉置玲央)は、再び人痘の開発に尽力して欲しいと訪ねてきた家斉(中村蒼)に納得がいかず、追い返してしまうも、伊兵衛や家族の説得により家斉と手を取り合う覚悟を持つ。不穏な動きを怪しむ治済(仲間由紀恵)の厳しい目を避けながら、家斉と黒木は翻訳局を新たに立ち上げる。再び青沼や源内、意次と夢見た「赤面疱瘡撲滅」に挑んでいくが、ついには治済の耳に入ってしまうのであった…

[補足・ネタバレ]

黒木たちは人痘を成功させるが、ついに治済の耳に入る。しかし、治済は御台の逆襲により毒を盛られ、一命はとりとめたものの政務には就けなくなる。家斉は人痘を広め、男子が家督を継ぐことを推し進めた。

幕末編 第16話 2023年11月7日(火)午後10時 放送

熊痘により赤面疱瘡(ほうそう)が撲滅。男子による家督相続が広まった世へと様変わりを果たす。しかし12代将軍・家慶は娘の家定(愛希れいか)を寵愛し、次の将軍に指名する。老中となった阿部正弘(瀧内公美)は、事あるごとに家定に呼びつけられ、やがて彼女が置かれる境遇を知ることに。何か手立ては無いかと方々に救いを求めるうちに、芳町で出会った瀧山(古川雄大)を大奥にあげることで家定を守る砦を作ろうと奔走する。

幕末編 第17話 2023年11月14日(火)午後10時 放送

家定の正室としてやってきた胤篤。薩摩が内部から幕政を操るために送り込んできた者として彼を警戒していた瀧山と家定だが、その美しい容姿に圧倒される。どこか掴めない胤篤に、油断はできないと心配する瀧山の一方で、家定は徐々に距離を縮めていくことに。家定の様子に安心した正弘は、意見がまとまらない井伊や堀田ら老中に挟まれながらも、家定から託された役目を果たそうと奔走する。

幕末編 第18話 2023年11月21日(火)午後10時 放送

通商条約の調印を進めていた堀田の失態に加え、腹心の正弘の死が重なった家定の心痛は尽きない。ついには床に臥(ふ)せてしまったという知らせを聞き、家定を心配する胤篤のもとに瀧山から思いもよらぬ知らせが舞い込む。開国派と攘夷派の思惑がひしめきあう中、大老に就任した井伊は、反発を強める薩摩らを尻目に、徐々に立場を強めていく。条約の締結を推し進める井伊を懸念する瀧山と胤篤の気掛かりはやがて…

幕末編 第19話 2023年11月28日(火)午後10時 放送

家茂は和宮が偽物だと知るが、あたたかく迎え入れ…

家定亡き後、14代将軍となった家茂は、徳川に向けられた諸侯たちの反感を抑えるため、井伊が推し進めていた公武合体で和宮を迎え入れた。しかし、朝廷から降嫁してきた和宮は偽物で、しかも女性だったことが発覚。観行院や土御門から事情を聞き憤慨する瀧山だが、当の家茂は冷静に受け止め、思いも寄らぬ決断を下す。事情を知ってもなお、和宮にあたたかく接する家茂に、心配を募らせる天璋院と瀧山だが…

幕末編 第20話 2023年12月5日(火)午後10時 放送

和宮が心を開いていく一方で、観行院は取り乱し…

弟の身代わりとして降嫁した成り行きを家茂に打ち明けた和宮。予想に反して好意的に受け止め感嘆する家茂に拍子抜けした和宮だったが、人の心に寄り添える家茂の思慮深さに触れ、次第に心が解きほぐれていく。慶喜から上洛を頼まれた家茂は、勝の助言を元に帝に直接、開国の意図を伝え説得しようと試みる。やがて和宮が総触れに現れるようになり、大奥内が落ち着きを取り戻してきた頃、京に残した息子を心配する観行院が取り乱し…

幕末編 第21話[最終話] 2023年12月12日(火)午後10時 放送

国の行く末のため、自らの身も省みずに心血を注いだ家茂が志半ばで亡くなったという知らせが入る。己の信念で私利私欲に動く慶喜の振る舞いが新たな争いの火種を生んでしまう。家茂の身を案じ、あれこれ手を打って引き留めようとしていた和宮の願いは届かず、暗い空気が流れる一方で瀧山や天璋院は、時代の移り変わりとともにかつてないほどの変化を強いられる。代々受け継がれてきた大奥はやがて…

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