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目次
よるドラ「ここは今から倫理です。」
放送 2021年1月16日(土)スタート・全8回
毎週土曜日 午後11時30分〜[NHK総合]
山田裕貴演じるミステリアスでクールな倫理教師が、
悩める高校生の問題に立ち向かう全く新しい学園ドラマ!
「この『倫理』は、人生の必修科目です」
20代を中心に異例の人気を誇る雨瀬シオリの異色の学園コミック『ここは今から倫理です。』を、アニメ界でも活躍する気鋭の劇作家・高羽彩の脚本で実写ドラマ化。日々価値観が揺さぶられ「万人の万人に対する闘争」(ホッブズ)が起こり続けるこの世界に、新時代のあるべき「倫理」を問う。誰も見たことの無い本気の学園ドラマ。
- 原作 雨瀬シオリ『ここは今から倫理です。』
- 脚本 高羽彩
- 音楽 梅林太郎
- 出演 山田裕貴、茅島みずき、池田優斗、渡邉蒼、池田朱那、川野快晴、浦上晟周、吉柳咲良、板垣李光人、犬飼直紀、杉田雷麟、中田青渚、田村健太郎、梅舟惟永、異儀田夏葉、藤松祥子、川島潤哉、三上市朗 ほか
- 制作統括 尾崎裕和 管原浩
- プロデューサー 倉崎憲
- 演出 渡辺哲也 小野見知 大野陽平
あらすじ
いじめ、DV… 山田裕貴演じる倫理教師が高校生の抱える問題に立ち向かう!
ある高校で倫理の選択授業を受けている生徒たち。何食わぬ顔で座っている彼女ら彼らだが、それぞれがシリアスな問題を抱えている。自傷行為、深夜徘徊(はいかい)、いじめ、ドラッグ、合意の無い性行為…。悩みに押し潰されそうになった生徒たちに、謎の教師高柳が倫理と哲学の言葉を投げかける。一見退屈に思える「倫理」の教科書に書かれた先人たちの言葉が、現代の高校生によって読み替えられ、人生をサバイバルするための鋭い武器に変わる。「よく生きる」(ソクラテス)とは何か? 高柳は生徒に寄り添い、問いかけ、悩み続ける。生徒たちが見出すのは救いか? それとも!?
出演者・スタッフのコメント
主人公・高柳役 山田裕貴さん
哲学、倫理、偉人の名言、どれも好きでそのどれもが出てきて、まさかこんな作品があったとは…。最初に原作と出会ったときの感想でした。自分が演じる高柳に出会って、発する言葉にここまでシンクロを感じる人間もなかなかいないだろうなと。普段自分が思っていることを、高柳を通して伝えられる気がして、役を生きる中で自分の心を伝えられる作品に出会えたことにものすごく感謝しています。皆様の心に届くドラマに。
原作者・雨瀬シオリさん
3年前に初めてこの漫画の第一話を描いたとき、「こんなに地味で、なんだか当たり前のような事ばかり言っている漫画が面白いのだろうか」と不安に思っていた事を思い出します。しかし頂く感想を見て、この「当たり前」がそもそも何なのかが分からない人、「これは当たり前なんだよ」と誰かに言って欲しい人が凄く多い事を知りました。実写ドラマとして、生身の役者さんを通して、紙の上とは違う角度からのこの「当たり前って、なんでしょうね」を伝えさせて頂けるのが嬉しくて仕方ありません。より多くの人がこの単純な疑問について改めて考えるきっかけになったらいいなと思います。一視聴者としても、とても楽しみにしています。
脚本・高羽彩さん
小4の頃、宇宙の外には何があるんだろうと考えて眠れなくなったことがありました。そのとき一応、自分なりの答えは見つけたものの、親に話しても友達に話しても私が期待していたようなリアクションは返ってこず(スゴい大発見だね!!的なリアクションを期待してたのに)ひどく落胆したのを覚えています。あれから私は哲学的な問いから目を逸らし続けてきました。必死になって考えたところで、どうせ「正解!」とマルをつけてもらうことはできないんだから、と拗ねたような気持ちで。それなのに本屋で平積みにされた『ここは今から倫理です。』の前で、自然に足が止まりました。タイトルが目から飛びこんできて、脳の隅で小4の私が「これ絶対好きだよ!」と囁きました。読んでみたら、好きでした。常に「正解」を求められることに慣れすぎた私たちは、「正解」に価値があるんだと思いすぎています。けれどこの作品は、「考えることそのものに人間としての価値がある」ということを「学園ドラマ」という優しい形で思い出させてくれます。好きな作品のドラマ化に自ら関われる幸運に感謝しています。正解の無さ、に疲れた人たちに、この作品が届いてくれることを願っています。
演出・渡辺哲也さん
高羽彩さんの作品は、常に話が面白く、そして考えさせられる…物語に期待することは煎じ詰めればその二つなのだと見る度に思わされます。高羽さんと「哲学をテーマにした目の離せない物語だ!」と、雨瀬シオリさんの漫画で盛り上がったのは2年前。それからタイトルにある「今」が変わっていく中、高羽さんは「考えること」「対話すること」を鮮やかに面白い物語に仕上げてくれました。その脚本を基に、キャストとスタッフも現場で「対話」を重ねています。主役の山田裕貴さんも、普段話すテンションからは想像しがたいですが、会うほどに「高柳」な人。なんだかみんなで楽しく哲学しています。1話29分、青春エンターテイメントです。
制作統括・尾崎裕和さん
企画当初は、この社会に「倫理」を問うドラマだと思っていました。でも違いました、問われているのはドラマを作っている私たちでした。雨瀬シオリさんの『ここは今から倫理です。』という原作が投げかける倫理的な問いは鮮やかで…深く重い。脚本の高羽彩さん、主演の山田裕貴さんをはじめとするキャスト、スタッフみんなで考え続けています。放送が出る最後の瞬間まで、多分放送が終わってからも私たちは考え続けると思います。考え続けることだけが唯一の「倫理」だと信じて。
原作『ここは今から倫理です。』/雨瀬シオリ
※「楽天ブックス」より
ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックス)
ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックス) [ 雨瀬 シオリ ]
「倫理」とは人倫の道であり、道徳の規範となる原理。学ばずとも将来、困る事はない学問。しかし、この授業には人生の真実が詰まっている。クールな倫理教師・高柳が生徒たちの抱える問題と独自のスタンスで向かい合う──。新時代、教師物語!!
ここは今から倫理です。 2 (ヤングジャンプコミックス)
ここは今から倫理です。 2 (ヤングジャンプコミックス) [ 雨瀬 シオリ ]
──人の心は難しい、それぞれに思いがあり、悩みがある。人の心を考える「倫理」を教える教師・高柳は自分が教えるクラスの生徒たちが抱える「心の澱」に真摯に向かい合い、共に悩み考える…。教師の、人の在り方を描く教師物語第2巻!!
ここは今から倫理です。 3 (ヤングジャンプコミックス)
ここは今から倫理です。 3 (ヤングジャンプコミックス) [ 雨瀬 シオリ ]
どのように生きていくことがより良いのか──。生き方を考える「倫理」を教える教師・高柳は生徒に寄り添い、語りかける──。生徒達が見出すものは、救いか──。それとも──。人としての生き方を問う教師物語第3巻!!
ここは今から倫理です。 4 (ヤングジャンプコミックス)
ここは今から倫理です。 4 (ヤングジャンプコミックス) [ 雨瀬 シオリ ]
集団と個人の軋轢──“いじめ”を考えるべく「倫理」の授業でディベートが開始される。各々の主義の違い、人間の抱える善悪、そして自己を顧みて見えてくること──。教師・高柳が語る“変えるべきもの”とは…?倫理を通し“正しさ”を考える教師物語第4巻!!
ここは今から倫理です。 5 (ヤングジャンプコミックス)
ここは今から倫理です。 5 (ヤングジャンプコミックス) [ 雨瀬 シオリ ]
自己とは何か──。自分をみつけられず、もがく生徒達に寄り添い語りかける倫理教師・高柳──。生徒達は彼の言葉に何を見出すのか──。
倫理を通し、“自己”を探す教師物語第5巻!!
カスタマーレビュー(感想)
- 主人公である倫理教師が、問題や悩みを抱えた生徒たちと向き合い対話していく物語。
と書くと、いかにも主人公がズバっと正論台詞を吐きそれで物事が解決されていく展開と思われそうですが、どうもこの漫画はそうではないようで。倫理や哲学に明確な正解を求めることが難しいように、主人公もまた不完全な個人で、完全な答えなど持ち合わせていません。ですが生徒たちよりはきちんと「大人」で、かつ真摯です。このキャラ立てのバランスが絶妙で作品の特徴になっていると思います。
作者の代弁者である主人公が、説教しやすいように作られたキャラを一方的に説教という名の罵倒をしてスッキリする漫画が昨今いくつかありますが、その類とは一線を画していると感じました。
もっと生々しくこれという答えのない事態に相対して、都合のいい魔法のように憂いをさっぱり消すのでなく、行き詰りそうになった生徒にまた悩み考えながら歩き始める手助けをするようなそんな教師であり漫画です。実に倫理らしく。 - 人は誰しも迷うもの。
自分のことがまだよくわからない生徒、考えが凝り固まった生徒に高柳先生が倫理という言葉で道筋を立て、解明してくれます。
表紙からして血が飛び交う怖い内容なのかと思ってましたが、そんなことはありませんでした。
心の叫びを表現するのに多少の生々しさはありますが、物語として筋があるので納得できます。
まさに心の教科書ですね。
舞台は学校、対象は思春期の生徒とし、キャラ一人一人の心の叫びがよく描かれています。
素晴らしい作品だと思いました。
高柳先生、冷徹でクールな先生なのかと思ったら意外にも抜けてる部分があって、所々で拍子抜けしました笑
生徒からの言葉で垣間見える先生の影の部分も、過去に何があって今の先生が出来上がったのか、とても気になります。
1巻以降も読んでみようと思います。 - どうやって生きていけば良いのか分からず、本を読む事もせず、自由すぎる時間をどうにもできなかった学生の頃に読みたかったですね。自分で自分を考え、相手の事を思いやり人とはなんなのか?のヒントだけでももらえたかもしれない。
- 倫理とは・・・。
ただ答えを知るのと、経験から学び理解することでは大きく差があると思います。
生徒の視点から繰り広げられるストーリの中で、倫理という大きいテーマを良き存在として認識することができました。感謝します
生徒の考えることに”うわ、めっちゃわかるわー”共感するからこそ、先生の言葉が響く・・・。 - 何かに悩んでいたり苦しんでいる時、そこから光を差し道を照らしてくれる言葉が必ずある、そんな本だと感じました。悩んでいなくても生きていく上で為になると思います。倫理の授業好きだったけれどもっと真面目に聞いておけば良かったと思いました!だからまたこうして授業が受けれて嬉しいです^ ^
主な登場人物・キャスト
高柳 山田裕貴
ミステリアスでクールな倫理教師。高校3年生の選択科目である倫理が専門で、外見的には淡々とした口調と無表情で冷淡なイメージが強い。喫煙する。
逢沢いち子 茅島みずき
何事にも全力で真っ直ぐな女の子。幼い頃から、人に嫌われたくなくて断れない性格だったが、高柳との出会いがきっかけでNoと言えるようになっていく。高柳に好意を抱き、教養を身に着けようと努力し始める。
谷口恭一 池田優斗
地味でビビリで、時々心の声が漏れてしまう可愛い男の子。小中学生の頃にいじめを受けた経験から、いじめられっ子を救える「いい先生」になろうと志す。
間幸喜 渡邉蒼
ヤンキーになりきれない、無気力系男子。母子家庭で育ち、母親は深夜まで帰ってこないため、夜遊びで生活リズムが狂い、授業中はいつも居眠りしている。
深川時代 池田朱那
自分にコンプレックスが多く、自信が無い。自己肯定感が低い女の子。美人でモデルをしている姉がおり、幼少時から姉に対しコンプレックスを抱いていた。サディストを自称し、学校では教師を泣かせる遊戯にはまっている。
近藤陸 川野快晴
後先考えずに行動してしまう周りに流されやすい性格。兄がヤクザっぽいことをしており、間幸喜と山野亮太からは一目置かれている。
山野亮太 浦上晟周
能力的にもクラスでの立ち位置的にも「普通」な男の子。間幸喜や近藤陸とつるんでおり、問題児的な立ち位置にいる2人を特別視している。
高崎由梨 吉柳咲良
一見何の問題もない、爆弾生徒。リストカットを繰り返している。倫理の授業中にもリストカットを試み、それを見て制止しようとした都幾川を巻き込んで騒動になる。
都幾川幸人 板垣李光人
感情のやりとりが少し苦手だが、優しい性格の男の子。母子家庭で育ち、母親が精神病から暴力を振るっていたために愛着障害を持っており、人との会話や距離感が上手く掴めていない。
曽我涼馬 犬飼直紀
無口だが勉強や運動が得意な男子。学校では一切口をきかない変わり者。
田村創 杉田雷麟
勉強熱心で母親想いな男子生徒。母親に従って受験勉強に励んでいるが、嫌気がさしている。
南香緒里 中田青渚
ひとりの時間が好きだけれど、ひとりぼっちにはなりたくない女の子。群れるのが苦手で、クラスの結束しようとする雰囲気の強さに内心でなじめず、距離を置いている。
よるドラ「ここは今から倫理です。」の再放送・見逃し動画配信は?
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「ここは今から倫理です。」各話のあらすじ
倫理は人の心に触れ 自分の心に触れてもらう授業!
第1話 2021年1月16日放送
高柳(山田裕貴)はミステリアスで風変わりな倫理教師。逢沢いち子(茅島みずき)は校内での男友達との情事をとがめられたことをきっかけに高柳に心惹かれる。そして男友達との心ない性交を拒絶したいち子に、高柳は愛と教養についてのマックス・シェーラーの言葉を贈る。いち子に真剣に向き合う高柳に感化された谷口恭一(池田優斗)は自分の様ないじめられっ子を救う“いい先生”になりたいと高柳に告げる。しかし高柳の答えは…。
高柳は谷口に老子の言葉を贈る。老子は、善人も悪人もみな善人だと説いた。「善人だから救う、悪人だから救わない…そうしていれば、あなたはいつかいじめっ子をいじめてしまうかもしれない。私はきっといい先生じゃないけれど、あなたにはなって欲しい。いじめっ子もいじめられっ子も救える先生に…。」
※マックス・シェーラーの言葉『愛こそ貧しい知識から豊かな知識への架け橋である』
※老子の言葉『善なるもの吾これを善とし、不善なるものも吾またこれを善とす』
<感想>
老子の言葉を借りれば…理想の先生像とは「全ての子どもたちは生まれながらにして純真な心を持っているという性善説に立ち、いじめっ子もいじめられっ子も同じように愛し救いの手を差しのべれる人」なんですね。私には絶対なれないと思うけど、こういう先生がいれば、子どもたちはきっと救われると思う。いじめっ子にも、そうなってしまった理由があるから、きちんと向き合って毒を取り除いてあげるってことかな。
第2話 2021年1月23日放送
授業中いつも寝ている間幸喜(渡邉蒼)。母親がシングルマザーで仕事から帰ってくるのが遅く、家に帰っても誰もいない自由な時間で、仲間たちと夜中まで遊び歩く日々を送っていた。高柳(山田裕貴)の授業でも幸喜は寝てしまう。そんな幸喜に、夜に電話を下さいと自分の携帯番号を記したメモを渡す高柳。戸惑いながらも、幸喜は電話をかけてみることに…。高柳は自由な生活がどこか不安なのではと問い、キルケゴールの言葉を説く。
幸喜が電話したとき、高柳は映画「ローマの休日」を観ていた。高柳は幸喜に夜遊びして欲しくないといい、DVDの映画を観ることをすすめた。幸喜が映画「雨に唄えば」を観ていると母親が帰ってきた。そして、久しぶりに親子の会話が生まれた。
※キルケゴールの言葉『不安は自由の眩暈(めまい)である』
キルケゴールは、人間が自由であることこそが、不安を引き起こすのだと言います。自由であるということは、善いことも悪いことも自分の決断次第でできてしまうからです。
<感想>
人はあまりにも自由だと、かえってその自由に不安を覚える。高柳は『映画にしばられる2時間は自由はないが、不安もない。それはただ楽しい時間です。』と言って幸喜に映画を観ることをすすめた。その結果、幸喜は夜遊びに出かけることはなかった。幸喜は、家事を手伝い始めた。もしかしたら、母親の自由について思いを馳せたのかもしれませんね。
第3話 2021年1月30日放送
高柳(山田裕貴)は物理教師の松田(田村健太郎)から教師と生徒の恋愛について相談される。深川時代(池田朱那)のことが気になって仕方が無いと言う松田に「それは愛ですか?性的欲求ですか?」と問う高柳。時代は過去に高柳を陥れようとした女子生徒だった…。文化祭の夜、松田の元に音声録音中の携帯をカバンに忍ばせた時代がやってくる。そこに飛び込んできた高柳は“美しさ”についてのソクラテスの言葉を投げかける。
※ソクラテスの言葉『たえず鏡に自分の姿を映してみて、美しければそれにふさわしい者となるように、また醜ければ、教養によってその醜い姿をかくすようにせよ』
<感想>
深川時代は「余裕ぶってる大人をおもちゃにしたいだけ。楽しいから。」と言う。性格がひねくれてしまった原因は家庭にあった。深川時代には妹がいる。その妹は日本一可愛い高校生ともてはやされているため、コンプレックスを抱くようになった。妹を可愛がる親の目を引きたい…親にかまって欲しい…という気持ちから性格がゆがんでいったのかもしれない。
第4話 2021年2月6日放送
近藤陸(川野快晴)は兄のカイト(山科圭太)が逃げたとチンピラ達から言いがかりをつけられ暴行を受ける。そこに現れた“ジュダ”と呼ばれる男(成河)に助けられた陸だったが、今度はジュダに軟禁されてしまう。そこに飛び込んでくる高柳(山田裕貴)。ジュダと高柳の間にはかつて、一人の女子生徒を巡る浅からぬ因縁があった…。高柳は陸を連れ出そうとするが、ジュダはそれを阻み、ハンナ・アーレントの言葉を突きつける。
高柳は2年前に教え子(女子生徒)をジュダに奪われた。ジュダはその女子生徒を闇の世界へ引きずり込んだのだ。彼女は学校という正しい場所ではあんなに死にたがっていたのに、彼女は悪のおかげで今も生きているという。
※カントの言葉『人間は気ままに生きると争う悪になる』
カントは著書『永遠平和のために』の中で、人間の本性は邪悪であり戦争に向かうのは当然だと説きました
<感想>
近藤陸は兄・カイトと二人暮し。カイトは不法な薬物の運び屋をしていた。陸は、兄の危ない仕事のことを疑いもせず、兄に頼まれれば何でも従う従順な弟だった。そんな陸に対して高柳は『ちゃんと考えなさい。自分にとって何が善か悪かぐらい・・・。』と声を振り絞って叱ったシーンが印象的でした。
第5話 2021年2月20日放送
自傷行為をやめられない高崎由梨(吉柳咲良)は、ゲームという同じ趣味を持つ保健室登校の都幾川幸人(板垣李光人)と仲良くなる。都幾川は普段の授業にはほぼ出ることはないが、高柳(山田裕貴)を慕って倫理の授業には出ていた。手を握ったり腕を組んだりと高柳との触れ合いを求める都幾川のことを大目に見て欲しいと頼む養護教諭の藤川(梅舟惟永)に、高柳はできないと答える。ある日、由梨が授業で突然カッターを出し…。
※メルロ・ポンティの言葉『身体とは”生きられた”身体だ』
<感想>
養護教諭の藤川から、都幾川幸人は母子家庭で育ち母親が心の病から暴力を振るっていたために愛着障害を持っていることを告げられる。しかし、高柳は都幾川から触れ合いを求めることを拒み続ける。そんな都幾川が教室で自傷行為をしようとする由梨のことを本気で心配し、抱きしめて心を落ち着かせたのだ。教師である高柳は、自傷行為をする由梨のことも、愛着障害を持つ都幾川のことも救えなかったのに…。高柳は、自分の不甲斐なさに苦しむ。そんな高柳の過去にいったい何があったのか?
第6話 2021年2月27日放送
曽我涼馬(犬飼直紀)は学校でほとんどしゃべらない生徒。成績も良くスポーツも得意で友達もいるが話している姿を見た者はほとんどいない。なんとか曽我を喋らせようとする教師たちを尻目に高柳(山田裕貴)はそれはおせっかいだと突き放す。高柳の異変を感じ取った逢沢いち子(茅島みずき)はなんとか元気づけようとするが…。高柳は曽我とのかいこうをきっかけに図書館でよく同席する田村創(杉田雷麟)の悩みに向き合うことに…。
※エリック・ホッファーの言葉「他者への没頭は、それが支援であれ妨害であれ、愛情であれ憎悪であれ、つまるところ自分から逃げるための手段である。」
※ショーペンハウアーの言葉「我々は他人と同じようになるために、厳しい自己放棄によって自身の4分の3を棄てねばならない」
<感想>
田村君はお母さんのためにお母さんが希望する大学へ進学できるようにと勉強を頑張っていた。高柳は、そんな田村君に「とても立派だけど…、大学に行ったら今度は自分のために勉強して下さい」と言う。自分のために生きることの大切さを伝えたかったのでしょう。
一方、曽我君に対して高柳は、ただお昼にお弁当を一緒に食べただけ。曽我君が初めて「2分の1」と声を発したことから、彼の沈黙は自分の確固たる意思によるものだと高柳は悟ったのでしょう。そして、高柳は曽我君にショーペンハウアーの言葉を贈ります。自己を捨てて他人になびく生き方が多いこの世の中で、曽我君はそんな生き方を否定しているように見えたのでしょう。
第7話 2021年3月6日放送
体育祭を前に加熱するクラス全員参加のグループチャット。そんな団結心を白々しく感じる南香緒里(中田青渚)はあえて周囲と距離を置いている。香緒里は、同じ様な態度の逢沢いち子(茅島みずき)にシンパシーを感じていた。高柳(山田裕貴)の授業で個人主義という言葉を覚えたいち子は独断でグループチャットから抜けてクラスメイトからいじめを受けることに…。高柳はその問題について倫理の授業で対話することを提案する。
※三木清の言葉「常識は既に或る信仰である」
三木清の「哲学入門」からの引用。常識には問いはなく単純に肯定されるべきものとしてあり、そこには仮説も実証もない。あるのは疑いのない肯定だけ。
第8話(最終話) 2021年3月13日放送
クラス全員が入っているグループチャットから抜けたことでクラスメイトからいじめを受けるいち子(茅島みずき)。高柳(山田裕貴)は、その問題について倫理の授業で対話することを提案し“最後”の授業が始まる。いち子や恭一(池田優斗)たちの対話を聞いた高柳は、ある哲学者の言葉を生徒たちに贈る。そして迎えた卒業式の日、いち子は高柳に告白をすることに…。「ここは今から倫理です。」最終回、見届けてください!
※パスカルの言葉「人間は考える葦である」
<補足>
高柳は最後の授業で、「逢沢いち子さんはグループチャットに戻るべきかどうか」というテーマで話し合った。そして、参加した生徒一人ひとりが自分の意見を率直に述べた。高柳は、このテーマに答えは出せないが、考えることが大切であるというパスカルの言葉を生徒たちに贈った。『この教室は狭い空間だけれど、人は思考によって世界とつながっている。パスカルの言葉にもあるように、人間は葦のように弱いが、広大な宇宙を捉えるほどの思考の力を持っている。我々の尊厳の全ては考えることの中にある。だから、これからも考え続けてください。』
そして、卒業式の日、逢沢いち子は高柳に告白するが、高柳は「気持ちだけいただいておきます」と言って付き合うことを拒絶した。いち子が理由を問いただすと、高柳は「結婚はこりごりだ」と言う。
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