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目次
BS時代劇「伝七捕物帳」の再放送のお知らせ
「伝七捕物帳」の再放送は、2022年10月2日(日)から 毎週日曜日 午前6時10分からNHK総合で放送される予定です。
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BS時代劇「伝七捕物帳」
初回放送 2016年7月15日(金)〜[全9回] (BSプレミアム)
黒門町の伝七は 罪を憎んで人を憎まず。粋で優しい岡っ引き。
遠山奉行から預かった 紫房の十手にかけて、悪い奴らは許さねぇ
恋女房の切り火に送られ、お江戸の悪をくじくため、伝七親分は今日も行く。
【原作】陣出達朗
【脚本】森脇京子 山本むつみ
【音楽】沢田完
【主題歌】ももいろクローバーZ「Hanabi」
主な登場人物・キャスト
黒門町の伝七(中村梅雀)
お俊(田中美佐子)
がってんの勘太(徳重聡)
かんざしの文(上遠野太洸)
小春(原田夏希)
米次(石橋蓮司)
遠山左衛門尉(松平健)
「伝七捕物帳」各回のあらすじ
第1回「世は情け、父娘(おやこ)髪結い」
黒門町の伝七(中村梅雀)は、北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)から与力格を現す紫房の十手を預かる腕利きの岡っ引き。奉行所近くで火事があり、「駆けつけ様」と呼ばれる髪結いたちが御調べ書きの箱を安全な番屋に運び出したが、髪結い・吉蔵(平田満)が、何者かに襲われて箱を奪われたという。伝七は吉蔵の狂言ではないかと疑う。吉蔵にはおよし(荒井萌)という娘がいて、親子で髪結床を営んでいる。伝七は親子の身元を洗う。
第2回「紫房(むらさきぶさ)、決意の拝命」
伝七(中村梅雀)たちが花見をしていると、奥女中の一行が侍達に絡まれる。伝七と文治(上遠野太洸)が止めに入るが乱闘になる。その時何者かが投げた手裏剣が伝七の頬をかすめて飛び、奥女中の鈴(百田夏菜子)の肩に刺さる。文治と鈴はかつて恋仲だったが、鈴は理由も告げずに文治の前から去った。一方伝七は十年前の事件を思い出していた。伝七が遠山左衛門尉から紫房の十手を授かる由縁になったその事件には手裏剣が絡んでいた。
第3回「夫婦道(めおとみち)、江戸女房の心意気」
岡場所で行き倒れが出たと聞いて伝七(中村梅雀)たちが駆けつける。遺体の手には煎餅の袋があり、腹には殴られた跡がある。しかし同心・秋月(川野太郎)は行き倒れと決めつけて処理する。不審に思った伝七は岡場所で聞き込みを始める。死んだ男は「お夕」という女を捜していたという。翌日、伝七は行き倒れの現場にたたずむ女(田中美里)を見かける。女はお勝と名のり「奉行所の役人や岡っ引きは、信用できない」とたんかを切る
第4回「空回り、男の純情」
伝七(中村梅雀)の子分・勘太(徳重聡)が川に落ちた娘・お美津(黒川芽以)を助ける。誰かに川に突き落とされたが、犯人に心当たりがないという。お美津は身ごもっていた。心配した伝七はお美津の身辺を洗う。水茶屋で働くお美津は呉服屋の若旦那・忠太郎(内野謙太)と恋仲だったが、忠太郎の親に仲を引き裂さかれたらしい。お美津に同情した勘太は生まれてくる子の父親になると言い出す。お美津と同じ茶屋で働く女が殺される。
第5回「奥手の花、恋の道行き」
伝七(中村梅雀)は長年の武家奉公を終えて実家に帰ってきたお滝(南野陽子)と再会する。お滝がかつて伝七の憧れの人だったと聞いたお俊(田中美佐子)はヤキモチを焼く。実家に身の置き場がないお滝は、美貌の僧・晴瞭(山口馬木也)に悩みを相談するうちに、心ひかれていく。そのころ巷(ちまた)では、押し込み強盗が次々に富裕な商家を襲う事件が起こっていた。伝七は商家の内部に手引きした者がいると推理し捜査を開始する。
第6回「怪談、からくり屋敷」
普請場で若い大工・新八がハシゴから落ちて死ぬ。事件を調べた伝七(中村梅雀)はハシゴに切り込みがあったことを発見する。何者かが新八の命を狙って細工をしたらしい。伝七は新八のいいなずけ・お時(柳生みゆ)に横恋慕した旗本・赤根(相島一之)の犯行ではと推理するが証拠がない。お時は身投げしようとするが文治(上遠野太洸)に救われる。伝七は、かねて顔見知りの勝小吉(西郷輝彦)の力を借り赤根に巧妙なわなを仕掛ける
第7回「女心(おんなごころ)、恋の追っかけ」
錠前破りの男が殺され、伝七(中村梅雀)は捜査に乗り出す。菊乃屋の小春(原田夏希)は客の彦四郎(岡田義徳)に、娘・お美代(中川江奈)の子守を頼まれるが、彦四郎は帰らない。小春がお美代を連れて彦四郎の家を訪ねると、怪しい男が現れお美代を誘拐しようとする。小春はお美代を連れて逃げる。急を聞いた伝七たちは小春たちを懸命に探す。彦四郎は腕利きの鍵師で、娘の命と引き換えに盗賊の一味に加わるよう脅迫されていた。
第8回「恋女房、涙の縁切り」
伝七(中村梅雀)は女房のお俊(田中美佐子)から突然「離縁して下さい」と言われて驚く。お俊の父・米次(石橋蓮司)が島抜けして江戸に舞い戻った。それを知ったお俊は、伝七に迷惑がかからないように身を引こうとする。一方行方不明になった同心の白骨死体が見つかり、伝七の調べによって、元岡っ引きの松蔵(本田博太郎)に嫌疑がかかる。15年前、米次を人殺しの罪で捕らえ、島送りにしたのも松蔵だった。伝七は松蔵を追う。
第9回(最終回)「紫房(むらさきぶさ)、覚悟の返上」
蘭学者を弾圧する南町奉行・鳥居甲斐守(榎木孝明)が襲われた。伝七(中村梅雀)の調べにより、蘭方医の息子・慎吾(堀井新太)が、無実の罪を着せられて処刑された父の無念を晴らそうと鳥居を襲撃したことが分かる。慎吾を捕えるのをためらう伝七。だが遠山左衛門尉(松平健)は「どんな理由があっても罪は罪」と諭し、犯人を引っ立ててくるよう告げるのだった。悩んだ末に伝七は十手を返上。一人鳥居一派の陰謀を暴こうとする。
BS時代劇「伝七捕物帳2」
初回放送 2017年8月4日(金)〜放送[全8回] (BSプレミアム)
中村梅雀が演じる新たな「伝七捕物帳」(2016年放送)のシリーズ第2弾。北町奉行・遠山左衛門尉から特別に紫房の十手を授かる奉行直属の岡っ引き・黒門町の伝七が、人情に厚いところを見せながら難事件を鮮やかに解決して行きます。
今シリーズのテーマは「命の大切さ」と「人が自由に生きることの素晴らしさ」。天保の時代を背景に、「どんなことがあっても人は生きていなくてはならない」と願う伝七の思いを、何かいわくがありそうな新レギュラーの男女との関わりも交えて描きます。情に厚い伝七親分が〝命の大切さ〟と〝生きることの素晴らしさを〟胸に、紫房の十手を引っさげて庶民を苦しめる悪と闘う!
【原案】陣出達朗
【脚本】森脇京子、山本むつみ、森下直、伊藤崇
【音楽】沢田完
【主題歌一青窈「七変化」
主な登場人物・キャスト
黒門町の伝七(中村梅雀)
お俊(田中美佐子)
がってんの勘太(徳重聡)
かんざしの文治(上遠野太洸)
小夏(小芝風花)
正助(風見しんご)
お咲(大塚千弘)
遠山左衛門尉(松平健)
「伝七捕物帳2」各回のあらすじ
第1回「女将(おかみ)の意地、涙のにぎり飯」
伝七(中村梅雀)は米屋のおかみ・お梅(藤原紀香)が、同業者の嫌がらせを見事に退けるのを見かけた。数日後、吉原の文使いが殺されて文が奪われる事件が起こり、文使いは殺される前、お梅の店に立ち寄っていたとわかる。伝七は吉原に潜入するが怪しまれ、危ないところを幇間<ほうかん>・正助(風見しんご)に救われた。正助の助けで聞き込みをした伝七は、事件に花魁<おいらん>の清花(中島亜梨沙)が関わっているとにらむ。
第2回 「めぐり逢(あ)い、悲しき草笛」
奉公人の女を引き込み役に商家を襲い、用が済むと殺してしまう残虐な手口の一味が犯行を重ねていた。女をたらし込む役回りの男を見つけた伝七(中村梅雀)が後をつけると、手だれの男に襲われる。間一髪難を逃れた伝七だが、盗賊の一味と思われたその男は、頭を捕らえるために潜入した遠山(松平健)配下の隠密同心・辻村(寺島進)だった。伝七は、次の標的となっているお幸(瀬戸さおり)と辻村に、ある因縁があることに気づく。
第3回「謎の仇(あだ)討ち、瓦版騒動始末」
白昼、姉弟が父のあだ討ちを遂げる事件が起き、江戸中の話題となる。ところが話を瓦版に書いた朝吉(中村靖日)が、人心を惑わせた罪で手鎖の刑に処せられた。伝七(中村梅雀)は、朝吉の相棒で絵の達者な質屋の跡取り息子・直太郎(渡辺大)と幇間<ほうかん>・正助(風見しんご)の情報から、瓦版に“不都合な真実”が書かれていたために捕えられたのだと気付き、犯人をおびき出す作戦に出る。
第4回「伝七、狐(きつね)に化かされる」
武家の奥女中を装って秘密の賭場に入り込み、賭け金を巻き上げる事件が発生。犯人は何にでも化ける美人の女盗賊・白狐のお仙(野々すみ花)で、面識のない伝七(中村梅雀)にわざわざ挨拶を残す。不審に思う伝七だが、お仙には岡っ引きに両親を陥れられた過去があり、岡っ引きを憎んでいた。そんな時、お仙はかつて袂を別った盗賊の頭・縄手の十蔵(六角精児)の一味に囲まれ、仲間に戻れと脅される。
第5回「鬼か仏か、屋台騒がす手拭い侍」
屋台を狙った辻斬りが連続して発生。犯人の手がかりは朝顔の手拭いとゴマ油の残り香。伝七(中村梅雀)は、うまい屋台に現れると評判の「手拭い侍」の捜査に乗り出すが、その侍は大身の旗本・澤口兵右衛門(平泉成)だった。粋な食いっぷりに心酔した伝七が事情を打ち明けると、兵右衛門は協力を約束。伝七は朝顔の手拭いとゴマ油の残り香は、下手人が兵右衛門を陥れるために仕組んだ偽の手がかりだとにらむ。
第6回「駆け比べ、女飛脚走る」
勘太(徳重聡)に思い定めた相手があると聞いた伝七(中村梅雀)。その娘の家である飛脚問屋を訪ねると、押しかけていたのは借金取り。駆け比べで最下位になったのをきっかけに、店は左前になっていた。そこに突然飛脚姿で登場したのが当の娘、お文(松浦雅)。飛脚の仕事を愛するお文は、自ら飛脚となって店を立て直そうとする。そんなお文を応援したいと、早速太物問屋の鳴海屋(東根作寿英)が定期的な仕事を頼んでくるが…。
第7回「引き裂かれた絆、夫婦(めおと)湯のみの契り」
回船問屋の大物、千歳屋が殺された。犯人は居合わせた大工見習いの太一(西井幸人)と思われたが、かたくなに否定。伝七(中村梅雀)の調べで、太一の母・お駒(床嶋佳子)がかつて千歳屋と関係があったことがわかる。その頃、出奔したお咲(大塚千弘)の行方を捜していた伯父の相沢(柴俊夫)が正助(風見しんご)を見かけて長屋にやって来て、お咲を小田原に連れ帰ると言い渡す。ところがその相沢は、かつてお駒と恋仲だった。
第8回(最終回)「新たなる命、旅立ちの時」
正助(風見しんご)はお咲(大塚千弘)の持ち物から、死んだ弟・勝之進(津村知与支)が忍ばせた偽の小田原藩勘定奉行印を発見する。親友の波佐間(宇梶剛士)にこのことを相談した正助は、帰り道に賊に襲われる。間一髪で危機を救ったのは伝七(中村梅雀)たちだった。陰謀の黒幕は小田原で偽証文を使って流通を独占し、のし上がった相模屋忠左衛門(小野武彦)。だが偽印を取り戻すための人質として今度はお咲が拉致されてしまう