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NHKドラマ「仮想儀礼」のあらすじ・ネタバレ・再放送・見逃し配信は?

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プレミアムドラマ「仮想儀礼」

放送 2023年12月3日(日)スタート・全10回
   毎週日曜日 午後10時〜10時49分[BSプレミアム4K/NHKBS]

「宗教を作ろう。食っていくために」
無職の男二人が、やけっぱちで立ち上げた“サービス業”――それは「宗教」だった。

“無宗教”と言いながら、クリスマスを祝い、神社にお参りし、仏式で葬儀を行ったり。験を担いでみたり、パワースポットを訪ねたり。信仰心は持っているのに、「宗教」となるとタブー視したり、遠ざけたりしがちな日本社会。

「宗教」って、なんだろう?このドラマは、今こそ「宗教」についてマジメに考える、面白くも哀しき物語である。

  • 原作 篠田節子『仮想儀礼』
  • 脚本 港岳彦、江頭美智留
  • 音楽 岩代太郎
  • 宗教考証 釈徹宗
  • ナレーション 津田健次郎
  • 出演 青柳翔、大東駿介 / 石野真子、美波、河井青葉、松井玲奈、川島鈴遥、奥野瑛太、齋藤潤、宮地真史、峯村リエ / 尾美としのり、目黒祐樹、石橋蓮司 ほか
  • 制作統括 高城朝子(テレビマンユニオン)、勝田夏子(NHK)
  • 演出 岸善幸、石井永二(テレビマンユニオン)、森義隆

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あらすじ

元・エリート公務員の正彦(青柳翔)と元・ゲーム会社社員・誠(大東駿介)は、ある日突然職を失った。やけっぱちで始めたのは、「宗教」という名の「ビジネス」だった。適当につけた教団名「聖泉真法会」のホームページを立ち上げ、正彦は「教祖」となった。チベットの密教など様々な宗教を継ぎはぎにした教えを基に、身の上相談から始めると、思いのほか人々が訪ねてくる。儀式の作法や本尊の用意など、その場しのぎでなんとか切り抜けていた。

しかし、ある企業の社長がパトロンとなった事から、「聖泉真法会」は飛躍的に成長する。教団施設の提供、多額の献金……信者の数は気付けば5000人を超えていた。正彦は、当初の目的である「金儲け」に成功する。しかし、素人である自分を心の底から信じる信者達の存在や、教団が大きくなっていくことに戸惑いを感じていた。

そんな中、信者達が独自の解釈で「教義」を発展させ、教団は思いもよらない災難に巻き込まれていく……。

原作本『仮想儀礼』 ※Amazonより

『仮想儀礼』(上下)合本版(新潮文庫) Kindle版

宗教は金になる。神を信じない男が教祖を名乗った。魂の彷徨を描く傑作。
ゲーム作家に憧れて職を失なった正彦は、桐生慧海と名乗って、同じく失業者の矢口と共に金儲け目当ての教団「聖泉真法会」を創設する。悩める女たちの避難場所に過ぎなかった集まりは、インターネットを背景に勢力を拡大するが、営利や売名目的の人間たちの介入によって、巨額の金銭授受、仏像や不動産をめぐる詐欺、信者の暴力事件、そして殺人など続発するトラブルに翻弄される。 ※当電子版は新潮文庫版『仮想儀礼』上下巻をまとめた合本版です。

関係者のコメント

原作/篠田節子

2008年発表の長編小説『仮想儀礼』から、脚本家さん始め多くのスタッフの方々の手で、2023年の日本の現実を切り取った新しいドラマが誕生しました。
金儲けのために宗教を起こそうと目論んだどん底の男二人を、青柳翔さんと大東駿介さんが、深刻かつ軽妙に演じてくれます。自分たちが作り出したカミサマ、ホトケサマが、悩み多き人の心を引き寄せたとき、どんな風にコントロールを失い、どんな風に暴走していくのか。その先に何が見えて、どんな境地が待っているのか。活字では表現し得ない世界を、魅力的なキャストの皆様が、ときに熱くときに冷徹な演技で見せてくれるはずです。小説とはまったく異なる魅力を持ったもう一つの『仮想儀礼』。多くの視聴者の方々に楽しんでいただくと同時に、現実のもう一つ向こうにある、人間の真実を見つけていただけたら幸せです。

脚本/港岳彦

母方の祖母はある新宗教の敬虔な信者だった。口癖は「すべては神さまのおかげ」。土木作業をしながら単身で六人兄弟を育てた苦労人。とてつもなく優しい祖母がぼくは大好きだった。12歳のとき怪我で片目を失明した。その際のコメントがふるっている。「両目を失明せずに済んだのは神さまのおかげ」。子どもながらに苦笑してしまった。理解できない発想だったけど、そこに生じたユーモアを今も愛している。

インチキな宗教団体の栄枯盛衰を描いた篠田節子さんの黙示録的大作「仮想儀礼」を、全500分のTVドラマシナリオに脚色しました。カテゴリーは、喜劇。彼岸にいる祖母が見たら苦笑するかな。信仰のあるなしに関わらず、ご笑覧下されば幸いです。

音楽/岩代太郎

無神論者である私は、人々を良き方向へ導く為のアイコンとして、「神」という存在が創造されたと思っている。だが世界を見渡せば、「神」が戦火の種となり、無数の人々が殺戮されている今、宗教や神の存在意義に疑念を抱いている人々も少なくはないだろう。私も、その一人である。一方で、「信心」が人間に強い心をもたらすことも知っている。以前、小児癌の最前線に立つ医師から、子どもに先立たれる親の多くが、「信心」によって、どれほど救われ、生きる活力を得るのか、を伺ったことがある。これも又、人類にとっての真理だろう。

音楽制作のコンセプトには、少々攻めた音楽性も織り交ぜてみた。ドラマ「仮想儀礼」が、多様性に満ちたメッセージを、私たちに授けてくれる作品だと思ったゆえである。私にとっては、5年振りとなるNHKドラマを、どうかご堪能戴ければと願っている。

宗教考証/釈徹宗

はたして、”誠実”な”宗教ビジネス”としての新興教団は成り立つのか。それとも所詮は詐欺まがいのニセモノ宗教の道を歩むのか。人生に行き詰まった二人の男が立ち上げた虚構の宗教は、やがて二人の思惑を超えて動き始め、誰もコントロールできないものとなっていく。信仰・宗教・教団・カルトの動的関係について深く考えさせられる強烈な物語。

制作統括/高城朝子

実はこの企画、「宗教をコメディに?テレビではちょっと…」と何度も振られ、なかなか成立しませんでした。日本のテレビにおいて「宗教」とはアンタッチャブルなテーマなのです。そんな企画に参加してくださった気概ある出演者の方々とスタッフが、日々議論を重ねながら、この壮大で、難解で、答えのないテーマに挑んでいます。笑いあり、涙あり、価値観がバグる一癖も二癖もあるエンタメに仕上がっております。ぜひ主人公たちと一緒に「宗教団体づくり」を体験してみてください。

演出/岸善幸

今という時代、人生という物語をハッピーエンドで終えられるのは、とても難しいような気がしています。人に優しい世界を求めながら、逆行することばかりが続く現実。そんな時代に宗教団体を立ち上げる二人の男。目的は金儲けです。教義も儀式もまがいものなのに、次第に信者が増えていく。言わば「嘘から出た実」を描きだすドラマです。嘘か、現実か、わからないことが多すぎる昨今ですが、その分、登場人物たちの歪みや滑稽さは、丁寧にリアルに描こうと思いました。正しくなくても、野望に足掻く二人が迎えるリアルなハッピーエンド!ご期待ください。

鈴木正彦役/青柳翔

台本にはこう書かれています。愚かな二人が、真理と営利を追求する物語である、と。真理と営利を両立する事は、バランスの取れたアプローチを取ることが重要だ、と。この言葉に板挟みになりながら信心とはなにか?何者になりたいか?を追求していけたらと思っております。

矢口誠役/大東駿介

宗教とはなにか。信仰とはなにか。信じるとはなにか。改めて考えると、情報が溢れかえり簡単に手に入る昨今、仮想と現実の境界線が曖昧になり、次々新しい情報を信じ、とたんにひっくり返り、また新たな情報を信じる。情報も恋愛もダイエット法さえも信じるか信じないかで左右され、これはある種の信仰のようなものだと思うのです。重要なのは真実か、信じられることか。この撮影中ふと、僕らがしているのは、日々脚本というある種の仮想を現実にすべく向き合う儀礼のようなものだなと思いました。それを実現させるためには何より信じる力が必要で。無闇に信じることの危うさを感じる反面、無垢に信じることの尊さを感じます。この作品が、どんな真実に辿り着くか僕自身楽しみです。

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主な登場人物・キャスト

鈴木正彦 青柳翔

元都庁のエリート職員(都市開発局の課長代理)。副業で知り合った誠の口車に乗り、ゲームライターに転身しようとして全てを失った。再会した誠と、金のためにでたらめな宗教団体をでっちあげることとなり「教祖」にされてしまう。困った人を見ると放っておけない公僕精神が次第に支持を集めていくが……。

矢口誠 大東駿介

元ゲーム会社社員。ゲームシナリオのゴーストライターをしていた正彦にほれ込み、転身を勧めるも女性問題で会社を追い出されて裏切る結果に。ホームレス状態の時、無職の正彦と再会し、「宗教」の名を借りた“サービス業”でもうけようと持ちかける。口のうまい自由人に見えるが……。

山本広江 石野真子

「聖泉真法会」集会所の近所に住む主婦。かいがいしくゴミ捨て場を掃除する正彦に心を許し、テレビ局員の夫や娘との関係、姑の介護についてなど、家庭内の悩みを相談するうちに信者となる。教団きっての良識派だが……。

如月秋瞑(しゅうめい) 美波

「聖泉真法会」を最初に訪れた女性。「霊が見えてしまう」という悩みを相談すると「病院へ行け」と言われるが、正彦の誠実さに惹かれて入信する。だが、その「巫女」的な振る舞いがやがて暴走を始め……。

島森麻子 河井青葉

かつて霊感ビジネスで鳴らした宗教法人「恵法(えほう)三倫会」の中核信者。勧誘した大学生・真実が「聖泉真法会」の集会所に逃げ込んだため連れ戻そうと出入りし、正彦たちに挑戦的な態度を取り続けるが……。

徳岡雅子 松井玲奈

元・小劇場の女優。父は有名な代議士で、兄に性的虐待を受けリストカットを繰り返してきたが、自分が「ビッチ」なせいだから、と自虐的に振る舞う。流されやすい性格。「聖泉真法会」に居場所を見つけ入信するが……。

伊藤真実 川島鈴遥

既成教団「恵法(えほう)三倫会」の執拗な勧誘から逃げて集会所に飛び込んできた大学1年生。母親の束縛から逃れて上京してきたばかり。入信こそしないものの、「聖泉真法会」がかけがえのない居場所となっていく。

増谷(ますたに)哲成 奥野瑛太

スーパー「モリミツ」の社員。森田社長の命令で「聖泉真法会」の実務の一切を取り仕切ることに。仏教系大学卒業にもかかわらず、正彦たちのハリボテ宗教に何も突っこみを入れず如才なくこなすが、腹の内は見えない。

竹内由宇太 齋藤潤

宗教に興味を持つ高校生。学校でいじめられており、その復讐をするために修行や瞑想で「超人的な力」を手に入れたいと考えている。正彦の誠実な人柄に惹かれて入信し、オカルト志向をたしなめられるが……。

中山和哉 宮地真史

秋瞑の紹介で聖泉真法会の信者となる物理学のポスドク。大学生の頃から秋瞑の占いに通っていた。頭が良く真面目だが、親からの期待を鬱陶しく思っているらしく、意外に切れやすい。

藤田圭子 峯村リエ

広江の友人。はじめは正彦たちを信用しておらず、広江がだまされているのではないかと疑っていたが、ある経験を機に入信する。信者たちの集まりでは広江とともに甲斐甲斐しく世話を焼く。家庭を大事にする、至って常識的な人物。

森田源一郎 尾美としのり

北関東のスーパー「モリミツ」の社長。正彦と同じく元役人だが、闇深い過去を持っている。広江の紹介で「聖泉真法会」に出入りするようになり、やがて強力なパトロンとなるが、教団の運命はそこから大きく変わり始める。

回向法儒(えこうほうじゅ) 目黒祐樹

麻子が属し、真実が強引な勧誘を受けた新宗教の大教団「恵法(えほう)三倫会」の教祖。政財界ともつながりが深く、底知れない権力を持つ。「聖泉真法会」の躍進ぶりに警戒しつつも興味を寄せ、接近してくるが……。

石坂一光 石橋蓮司

森田の紹介で「聖泉真法会」事業拡大のための経営戦略を授ける、怪しげなコンサルタント。PR戦略や献金を多く集めるための運営システムが功を奏し、信者数は劇的に増えるが、教団は次第に変質を遂げていく。

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ドラマ「仮想儀礼」の再放送・見逃し動画配信は?

プレミアムドラマ「仮想儀礼」の再放送については、現在のところ未定です。でも、安心してください。このドラマの見逃し動画は、放送日の翌日から「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で配信される予定です。

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各話のあらすじ・ネタバレ

※「補足」にはネタバレが含まれています。

第1話「宗教が始まる」 2023年12月3日放送

都庁のエリート職員・鈴木正彦(青柳翔)は、ゲーム会社の矢口誠(大東駿介)に乗せられゲームのシナリオライターに転身しようとするが、誠に逃げられて職も家庭も失ってしまった。ある日ホームレスの中に誠を見つけ責め立てるが、食い詰めた者同士展望はない。そんな中、誠が突然「宗教団体をでっち上げてお金を稼ごう」と言い出す。はじめは取り合わなかった正彦だが、「精神の安定を売るサービス業だと思え」と言われ、その気になる。

[補足]

「宗教を作ってお金を稼ごう」と誘う誠に、正彦は疑念を抱く。誠は公務員を退職し家庭を壊すという犠牲を払ってゲームのシナリオライターに転身した正彦を裏切ったのだから…。しかし、誠は裏切るつもりはなかったと言う。誠にとって都庁のエリート職員だった正彦はキラキラ輝く存在で、希望の舟だった。そんな正彦と同じ夢を見たかったのだ。正彦と誠は宗教団体「聖泉真法会」を立ち上げ、正彦が教祖となった。

第2話「信者がくる」 2023年12月10日放送

正彦(青柳翔)は誠(大東駿介)にそそのかされ、お金欲しさに形だけの「教団施設」を整え「教祖」を名乗り始めた。本尊はワインボトルを石膏で覆ったハリボテだが、詐欺的な行為だけはしないと心に誓う。持ち前の誠実さで、訪ねてくる人々の悩み相談に乗るうち、「霊が見える」という秋瞑(美波)、兄と性的関係があるという雅子(松井玲奈)、家庭の愚痴を長時間こぼす広江(石野真子)など「信者」が徐々に集まり出す。

[補足]

正彦が教祖となって人々の悩み事や愚痴を聞いているうちに、少しずつ人が集まり始める。たまたま祈りを捧げたら幸運が訪れたという偶然からお布施が集まり始め、ついには「信者になりたい」という人まで現れる。しかし、教義を聞かれて正彦は返答に窮してしまう。

第3話「奇跡を起こす」 2023年12月17日放送

金のために形だけの「教団」をでっち上げた正彦(青柳翔)と誠(大東駿介)。広江(石野真子)ら数人の「信者」から「入信したい」と言われ、まだ儀式も教義も詰めていなかったことに気づき慌てて対処する。そこへ別の教団で派閥争いに苦しんでいた麻子(河井青葉)が仲間と共に移ってくるなどし、「教団」はコミュニティとして少しずつ発展し始める。だがある日、麻子の息子と雅子(松井玲奈)が心中未遂を起こしてしまう。

[補足]

正彦は教義や儀式も行うようになり、広江ら4人が初めての信者となった。正彦は教祖ぶりが徐々に板についてくる。そんな折、恵法三倫会の信者だった麻子が仲間の信者38人を引き連れて入信。聖泉真法会は、いつの間にか信者が50人以上になり献金も増えていった。しかし、信者が増えると何かと問題も起きるもので、麻子の息子と雅子が心中未遂を起こしてしまう。正彦は「君は悪くない」と雅子を慰めるが、麻子と雅子の関係が険悪になる。

第4話「お金が入ってくる」 2023年12月24日放送

信者間の口論に手がつけられなくなり、誠(大東駿介)の機転を借りてインチキな「奇跡」でその場を収めた正彦(青柳翔)。その「奇跡」に感動したスーパーの経営者・森田(尾美としのり)が入信し、正彦に高額な謝礼で講話を依頼したり、裕福な財界人を紹介するようになる。森田に連れまわされてお金を稼げるようになった正彦は、集会所を留守にすることが多くなる。そんな中、高校生信者・由宇太(齋藤潤)が事件を起こす。

[補足]

森田は、かつて県庁で働いていた時に部下を死なせてしまった。その自責の念を背負い続けて、さまざまな宗教に入ってきたが、金銭をむしり取られてきた。そんな時に聖泉真法会と出会い、教祖の教えに救われた。森田は、すっかり聖泉真法会を信用するようになり、高額の謝礼を支払うようになった。一方、高校生信者・由宇太は、自分をいじめる奴らを呪いで痛めつけようと必死になる。正彦が止めても聞かず、ついに集会所のボヤ騒ぎを起こしてしまう。

第5話「栄光に向かって走る」 2024年1月7日放送

集会所で問題を起こして消えた由宇太(齋藤潤)をよそに、スーパーの経営者・森田(尾美としのり)から広大な礼拝施設を提供され、教団は新しいステージを迎える。正彦(青柳翔)と誠(大東駿介)は怪しげな経営コンサルタント・石坂(石橋蓮司)の手を借りることにし、その見事なプロデュースで教団は急速に拡大。正彦も「誠実すぎる教祖」として人気を博す。達成感に酔いしれる正彦と誠だったが、そこへ思わぬ知らせが…。

[補足]

広大な礼拝施設を提供された正彦と誠は、石坂から経営コンサルを受けることにした。コンサル料は1,000万円。正彦は石坂のコンサルで富裕層を取り込んでいく。動画配信、ダンス、通販、出版・・・と急激に事業内容も拡大。出版本が売れ、礼拝堂が完成すると、信者が殺到してきた。そんな時、高校生信者だった由宇太が他の教団内で殺人を犯したという知らせが入る。

第6話「天狗(てんぐ)になる」 2024年1月14日放送

石坂(石橋蓮司)のプロデュースで「誠実すぎる教祖」としてブレークし、富裕層に食い込んだ正彦(青柳翔)だったが、初期に入信した信者たちとは会う機会が減り、留守を預かる誠(大東駿介)との間にも隙間風が吹いていた。一方の誠は、秋瞑(美波)から「母親に執着している」と指摘をされ動揺する。石坂の強引な手法も危うさを増す中、一抹の虚しさを覚え始めた正彦は、別れた妻・夕美(入山法子)を訪ねるが……。

[補足]

別れた妻・夕美に会いに行った正彦は2度目のプロポーズをするが、大学時代のゼミ友と結婚することを打ち明けられる。夕美は正彦に「夢を追うのはいいけど、まっとうな仕事をしてね」と忠告される。久しぶりに初期に入信した信者たちが集まり、正彦は信者と向き合うことの大切さを思い出す。

第7話「戦いが始まる」 2024年1月21日放送

正彦(青柳翔)と誠(大東駿介)は石坂(石橋蓮司)の引き合わせで、カルト的な教団の教祖として知られる回向(えこう)(目黒祐樹)と出会う。回向は、既存の宗教法人を買えば節税できると勧めてくるが、何か裏があると警戒した正彦は丁重に辞退する。そんな中、森田(尾美としのり)の息子・源(稲葉友)が市長選に立候補。正彦らは教団を挙げて応援するが、なぜか様々な壁が立ちはだかる。そしてついに、警察が訪ねてきて…。

[補足]

正彦は恵法三倫会の教祖・回向法儒から節税話を勧められるが、聖泉真法会が乗っ取られるのではないかと恐れて、その話には乗らなかった。すると、灯明祭の準備や森田源の選挙活動に様々な壁が立ちはだかる。その背景には恵法三倫会が動いていた。回向法儒が妨害していたのだ。そして、石坂は回向法儒の犬だった。そんな時、警察がやってきて、石坂の紹介で購入した仏像が盗品だと判明する。

秋瞑は、正彦がゲームライター時代に書いた作品を見つけ、その内容が聖泉真法会の教義とそっくりだったことから、瞑想を膨らませていく。フィクションであるはずのゲームのシナリオが、まるで現実世界で起きようとしている聖泉真法会と恵法三倫会の戦いのように見えるというのだ。

第8話「明らかになる」 2024年1月28日放送

石坂(石橋蓮司)を通じて知らない内に回向(目黒祐樹)や大物政治家につながる不正に巻き込まれ、正彦(青柳翔)たちの教団はマルサの査察を受ける。相次ぐスキャンダルに、5千人いた信者は激減。広江(石野真子)ら初期信者は教団を守ろうと結束を強めるが、秋瞑(美波)や雅子(松井玲奈)は陰謀論に傾倒し、麻子(河井青葉)に回向のスパイという疑いをかける。そんな中、正彦は誠(大東駿介)から衝撃の告白を聞く。

[補足]

マスコミに仏像の購入など教団の内部情報を漏らしたのは誠だった。それを聞かされた正彦は驚く。実は、誠の母親は恵法三倫会の信者だった。誠も二世信者だった。ある時、誠はパソコンで外の世界を知り、母の元を逃げ出したという。久しぶりに回向法儒に会ったら恵法三倫会をぶっ壊したくなり、教団の内部情報を漏らしたのだという。その結果、マルサの査察は聖泉真法会だけではなく、石坂の事務所や恵法三倫会にまで及ぶこととなった。正彦は誠を許し、二人の結束は強まった。

第9話「魔境に堕(お)ちる」 2024年2月4日放送

ついに関係者の死という衝撃的な事態まで迎え、聖泉真法会は「カルト」の烙印を押されてしまう。マスコミや信者の家族たちに押しかけられ、世間から猛烈なバッシングを受ける中、正彦(青柳翔)と誠(大東駿介)は初期からの信者数人と出直そうとするが、社会との対決姿勢を強める秋瞑(美波)が暴走。雅子(松井玲奈)、麻子(河井青葉)が追随し、圭子(峯村リエ)、広江(石野真子)は離脱していく。そこへ思わぬ事件が…。

[補足]

石坂が遺体で発見され、森田社長は入院。聖泉真法会はスーパー「モリミツ」から立ち退きを要請される。聖泉真法会は好奇の目にさらされ、集会所も騒がしくなっていく。真実が家族によって無理やり教団から連れ去られるが、自分の意志で逃げ出し正彦に助けを求めてきた。雅子の家族も雅子を連れ帰ろうとするが、雅子は従わなかった。秋瞑は、正彦が執筆した「グゲ王国の秘宝」が経典であると信じ込み暴走を始め、圭子と広江は脱会する。聖泉真法会は、ますます世間からの悪意に満ちた視線にさらされていく。

第10話「そして、宗教が生まれる」 2024年2月11日放送

陰謀論に陥った秋瞑(美波)、雅子(松井玲奈)、麻子(河井青葉)らの暴走を止めるため、正彦(青柳翔)と誠(大東駿介)は教団の解散を宣言。そもそも金のために始めたインチキな教団だったことを告白し、全てを終わらせようとする。だが、もはや秋瞑たちには届かず、無理やり車で逃避行に連れ出される。人気のない山の中で正彦は隙を見て逃げ出そうとするが、誠は信者を見捨てるべきではないと主張する。そして……。

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