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NHKドラマ「一橋桐子の犯罪日記」のネタバレ・再放送・見逃し動画配信は?

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土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」

放送 2022年10月8日(土)スタート・全5話
   毎週土曜日 午後10時~10時49分[NHK総合]
再放送 2024年11月10日(日)スタート・全5話
毎週日曜日 午後10時~10時49分[NHK BS]

松坂慶子さん主演 切なくて笑える“終活青春グラフィティ”!

主人公・一橋桐子(ひとつばし きりこ)は、哀(かな)しみの淵(ふち)に立っていた。年金とバイト暮らしの生活も楽ではない中、唯一の希望であった親友が病で亡くなり、毎日が突然、空虚な日々となったのだ。このままだと自分は孤独死してしまうのでは――生きていくことの困難さが、桐子の心を絞り上げていく。

そんな時にテレビで見た、ある逮捕者の供述「楽になるため刑務所に入りたかった」。その一言に心奪われた桐子は、終(つい)の住みかを“刑務所”へと設定。「できるだけ人に迷惑をかけずに捕まる道」を模索し始める――。

原作は、原田ひ香さんの人気小説。一見、身につまされる高齢者犯罪の物語ではありますが、“ムショ活”に真剣に取り組むうちに新たな発見や出会いを得て、皮肉にも主人公の生活は生き生きと変化していきます。高齢者の孤独や、生活の厳しさを背景としながら、同時に“人生の生きがいとは何か”“人と人との結びつきの大切さ”を浮き彫りにする物語でもあるのです。

犯罪を模索する主人公・一橋桐子を演じるのは、松坂慶子さん。そして『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』の脚本家・ふじきみつ彦さんが、一橋桐子の世界をユーモアたっぷりに描きます。“何歳からでも、人生は生き直せる”“あなたも、誰かにとっての大切な人かもしれない”――スリリングな“犯罪ドラマ”のはずなのに、切なくも笑えて、なぜか心があったまる、終活生・桐子の青春グラフィティをお届けします!

  • 原作 原田ひ香『一橋桐子(76)の犯罪日記』
  • 脚本 ふじきみつ彦(『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』)
  • 音楽 長谷川智樹
  • 出演 松坂慶子、岩田剛典、長澤樹、片桐はいり、宇崎竜童、木村多江、由紀さおり、草刈正雄 ほか
  • 制作統括 髙橋練(NHKエンタープライズ)、清水拓哉(NHK)
  • プロデューサー 宇佐川隆史(NHKエンタープライズ)
  • 演出 笠浦友愛、黛りんたろう、加地源一郎

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あらすじ

主人公・一橋桐子(ひとつばし きりこ)は、哀(かな)しみの淵(ふち)に立っていた。3年間同居していた唯一無二の親友・宮崎知子が病気で亡くなったのだ。年金&パート生活も楽ではなく、このまま孤独死してしまうのではという思いが、桐子の心を絞り上げていく。

そんな時にテレビで見た、ある逮捕者の供述「楽になるために刑務所に入りたかった」。その一言に心奪われた桐子は「余生を刑務所で過ごせないか」と思いつく。かくして桐子の“ムショ活”が始まった!犯罪計画を進めるにつれ、新たな経験や出会いをしていく桐子。果たして、無事に刑務所へとたどり着くことはできるのか――。

原作本『一橋桐子(76)の犯罪日記』

※Amazonより

一橋桐子(76)の犯罪日記

人に迷惑かけない老後を送るためには、どう生きればいい?老親の面倒を見てきてた桐子は、気づけばたったひとり、76歳になっていた。両親をおくり、わずかな年金と清掃のパートで細々と暮らしているが、貯金はない。同居していた親友のトモは病気で先に逝ってしまった。唯一の家族であり親友だったのに……。このままだと孤独死して人に迷惑をかけてしまう。絶望を抱えながら過ごしていたある日、テレビで驚きの映像が目に入る。収容された高齢受刑者が、刑務所で介護されている姿を。これだ! 光明を見出した桐子は、「長く刑務所に入っていられる犯罪」を模索し始める。

著者 原田ひ香

1970年神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。著書に「東京ロンダリング」「三人屋」「ランチ酒」シリーズ、『母親ウエスタン』『ミチルさん、今日も上機嫌』『ラジオ・ガガガ』『三千円の使いかた』『まずはこれ食べて』『古本食堂』など多数。

関係者のコメント

主演・松坂慶子さん(一橋桐子役)

最初にタイトルを聞いたとき、「犯罪日記」というとちょっと怖い物語なのかしら?と思ったのですが、台本を読ませて頂いたら、とっても面白くて。主人公の桐子さんは、一橋桐子というお名前のとおり本当に素敵な方。天涯孤独な70代なんだけれども、日々の生活を慈しみながら暮らしていて、草木などから季節を感じたり、自分の気持ちを俳句にしたためたりする。そんな素敵な桐子さんが、親友が亡くなったことで心が弱ってしまい、ひょんなことから刑務所に行きたいとまで思うように・・・本当に切ないことですし、どうすれば救われるのか。難しい問題ですが、ドラマを通して向き合いながら過ごしている最中です。

桐子さんは刑務所に行こうとすることで、今までになかった新しい経験、そして面白い人達に出会うんですね。私のお仕事も、作品ごとに新しい土地に行って、新しい人と出会い、そして終わる頃には、自分の中の幅が少し広がっていたりと、まるで旅のように感じることがあるんです。だから、桐子さんを分身のように感じるところもあって、自分の中にある体験の箱をあけながら、日々演じております。私も万葉集を趣味にしていたりするので、そんなところも共通点があってうれしいです。

一人じゃ何もできないと思っていた桐子さんが、様々な人と出会って、新たな扉を次々と開いていく。人間って面白いなと思えるドラマです。そして、観て頂いた方に「人生って楽しく生きられるのかもな」って、そんな風に思って頂けたらうれしいです。

久遠樹役・岩田剛典さん

松坂慶子さん演じる桐子のパート先の上司で、かつ前科持ちという一癖あるワイルドな役柄を演じさせて頂きました。 残された人生のために、柄にもなく犯罪を犯して刑務所に自ら入ろうと奮闘する主人公と、その協力者達をコメディタッチで描く、ほっと一息つけるようなヒューマンドラマです。是非楽しみにしていてください。

榎本雪菜役・長澤樹さん

今回の役は役柄も含めて今までやった事の無い事に挑戦させて頂いています!撮影中は松坂さん演じる桐ちゃんや岩田さん演じる久遠さんを始めキャストの皆さん、そして監督や沢山の素敵なスタッフさんとの出会いと支えが雪菜と私自身を成長させてくれているのを強く感じます。一緒になって桐ちゃんの犯罪日記を楽しんでくれたら嬉しいです!

友岡明子役・片桐はいりさん

一橋桐子さんの俳句仲間を演じます。それぞれの役柄にあわせて詠まれた俳句がとてもおもしろくて、この楽しさをお伝えできたらなあと思っています。犯罪のかげに一句あり!

寺田一男役・宇崎竜童さん

久しぶりの松坂さんとの芝居が楽しかった。初対面の岩田君には何んだか親近感を抱いた。私の役柄は割と「素」に近いところがあって、楽チンにやれた。細部に亘って演出が行き届いているので、私は言われる侭にすれば良くて、何んにも考えずに演じられた。テーマは、たった今、世界中で問題になっている「孤独死」だが、エンタメの中に込められたシリアスなメッセージがリアルに突き刺さる。

斉藤薫子役・木村多江さん

脚本はよるドラ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」でお世話になった、ふじきみつ彦さん。これはもうウキウキです。社会問題や現実の厳しさを垣間見せながらも、クスッと笑える温かいドラマ。素敵なキャストの皆さまに加えていただき、私はちょっとしたスパイスのようになれたらと思っています。

宮崎知子役・由紀さおりさん

私たちの世代なら深刻で気になる問題、取り上げることが何かと難しい事柄ですが、ユーモアを交えた展開で楽しく見せてくれます。久し振りのドラマの参加ですが、松坂慶子さんとお会いして楽しくご一緒しています。撮影も順調に進んでいます。是非みなさまご覧ください。

三笠隆役・草刈正雄さん

久し振りに共演する俳優さん達が多いのでとても楽しく撮影をしています。『一橋桐子の犯罪日記』とてもおもしろい内容になってきているので楽しみにしていて下さい。

ふじきみつ彦さん(脚本家)

犯罪日記かぁ、犯罪モノかぁ…
事件が起きたり人が殺されたり憎しみあったり、だけど憎しみは決して何も生まなかったり…、そういう話を書くのは得意じゃないので困ったなぁと思いつつ原作を読んでみたら、そこに描かれていたのは健気でかわいらしい一橋桐子という女性の物語でした。これは一橋桐子の青春日記だ、そう思って脚本を書きました。パッとしなかった桐子の人生が犯罪に関わることで妙に輝いていく可笑しさを楽しんで頂けたら嬉しいです。

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主な登場人物・キャスト

一橋桐子 松坂慶子 ”刑務所行き”を夢見る主人公

この物語の主人公。3年間同棲していた無二の親友・宮崎知子(由紀さおり)を失い、悲しみのどん底にいる。 身寄りもなく貯金もわずか…と、心が搾り上げられるような日々を過ごしている。そんな時、高齢者が刑務所に入るために万引きをしたというニュースを目にし、「余生を刑務所で送りたい」と“ムショ活”を始める。不器用ながらも一生懸命に犯罪を計画し、様々な人たちを『ムショ活』に巻き込こんでいく…。俳句を趣味とし、知子とは句会で出会った。

久遠樹 岩田剛典 桐子が頼りにするパート先の上司

桐子がパートを勤めるパチンコ店の上司。ミスが多い桐子を年齢関係なく叱る一方、そのプライベートは謎に満ちており、刑務所に服役していたという話も…。そんな久遠に対し、桐子は「犯罪に詳しいのでは」と思い、思い切って接触。次第に、桐子の“ムショ活”のアドバイザーとなっていく。

榎本雪菜 長澤樹 桐子の”世代をこえた友達”になる女子高生

17歳の女子高生。スーパーでバイト中に“ワケありげな桐子”を目撃。桐子の“ムショ活”を知り、世代をこえた友達になっていく。桐子と同じく、雪菜もサーファーになる夢を持ち頑張っているが、父親からは反対されている。そんな雪菜を桐子は応援するようになる。

友岡明子 片桐はいり 桐子が通う句会の世話人

桐子が通う句会の世話人。俳句を愛し、句の言葉から人々の心情を思い図ろうとする。特に最近では、知子を亡くし落ち込む桐子のことを気にかけている。

寺田一男 宇崎竜童 隠れ闇金を営む怪しい男

桐子のパート先のパチンコ店にいる常連客。雑居ビルで“隠れ闇金”を営む怪しい男。色々な人にフレンドリーに声をかけ、広く金を貸している。そんな姿を見て、桐子は“悪党に違いない”と判断、あることを仕掛けていく…。

小池ゆかり/斉藤薫子 木村多江 桐子の前に立ちふさがる”訳アリの女性”

桐子の前に突如立ちふさがる、謎の女性。本当の名前は小池ゆかり。

宮崎知子 由紀さおり 桐子の唯一無二の親友

主人公・一橋桐子の親友。桐子とは3年前に句会で出会い、その場で意気投合。以来桐子と同棲していた。娘を育てあげ、夫を看取った過去を持つ知子は、桐子からすると家庭的で明るく、あこがれの人物。お金を貯め、いつか二人で故郷の瀬戸内へと旅しようと夢みていたが、急な病により他界してしまう。そして知子の死後桐子は、知子が生前“ある秘密”を抱えていたことを知る。

三笠隆 草刈正雄 桐子の憧れの人で、元プロテニスプレイヤー

桐子と知子が通う句会のメンバーであり、桐子の憧れの人。元プロテニスプレイヤーで、かつては世界でも活躍していた。そのため、時おり会話や俳句の中に英語が混じることも。人に頼られるとつい何とかしようとする、“いい恰好しい”の一面も。

松本奈穂美 戸田菜穂

桐子の親友・宮崎知子の娘。知子が亡くなったことを機に、桐子と交流が生まれる。桐子も知らない“知子の秘密”を唯一知っている存在で…。

坂井春奈 富田望生

桐子のパート先であるパチンコ店の同僚。芸人の卵で、現在はボケとツッコミの両方を修行中。桐子を“パート中の相方”としてとらえている。

相田準一 神田伸一郎・ハマカーン

桐子の住む街の不動産屋。桐子に新しい住まいを紹介するほか、ムショ活のきっかけとなったニュースを一緒に見たりと、桐子にとって節目となる時によく一緒にいる。

鶴野好子 竹原芳子

桐子の新しい住まいである“たそがれ荘”の住人。「(桐子が新しく住む)202号はフ・キ・ツ!」と言って脅かすが、これは彼女なりの“歓迎の挨拶”。

巡査 中村靖日

桐子が住む街の交番に勤務する巡査。色白の優男として、住民から親しまれている。

榎本和也 神尾佑

雪菜の父。刑事。母を亡くした一人娘の雪菜を男手一つで育てており、つい雪菜には厳しく接してしまう。犯人に対して吠えたことはあるが、太陽に向かって吠えたことはない。

姫野里子 遊井亮子

元受刑者。桐子に女子刑務所での様子を教える。刑務所で美容師の資格をとり、現在は美容師。過去の犯罪では、図らずも久遠を巻き込んでしまった形に。そのことを今でも後悔している。

木嶋浩子 内田慈

雪菜の担任。生徒思いで、反抗心の強い雪菜のことも理解しようと努力しているが、生活指導の学年担当でもあるため、つい茶髪への注意が先に来てしまう。

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土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」の再放送・見逃し動画配信は?

土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」の再放送は、翌週水曜日 午前1時15分~(火曜深夜)に放送される予定です。また、土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」の見逃し動画配信については、「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で放送日の翌日から配信される予定です。

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土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」の各話のあらすじ・ネタバレ

※<補足>にはネタバレを含んでいます。

第1話「娑婆(しゃば)に未練なし」

放送 2022年10月8日(土)午後10時〜[NHK総合]

主人公・一橋桐子(松坂慶子)は、哀しみの淵(ふち)に沈んでいた。年金とバイト収入で暮らしも楽ではない中、唯一の希望であった親友・知子が病で亡くなり、毎日が突然空虚な日々となったのだ。そんなとき、テレビで見たある逮捕者の「この世に未練はなかった。刑務所に入りたくてやった」という供述に心を奪われた桐子は、終(つい)のすみかを「刑務所」に設定。できるだけ人に迷惑をかけずに逮捕される方法を模索し始める。

<補足>

桐子は刑務所に入りたくてスーパーで万引きをしたり、偽札を作るため1万円札をコピーしたり…。でも、その度に女子高生に邪魔されてしまう。さらに、職場の上司から「悪人から泥棒するのはどうだ!?」とアドバイスを受けて、闇金を営むという怪しい男に近づいていく。

第2話「悪人は成敗すべし」

放送 2022年10月15日(土)午後10時〜[NHK総合]

余生を刑務所で過ごしたい――ムショ活中の一橋桐子(松坂慶子)が、次に狙うのは“泥棒”。闇金業を陰で営む寺田(宇崎竜童)の事務所に清掃員として潜入し、そこで大金を盗んですぐに捕まれば、刑務所へ行けるのではと考えたのだ。金庫や大金が隠してありそうな場所を隙を見つけては必死に探すが、なかなか見つからず。更には逆に事務所荒らしの泥棒男を捕まえ、寺田に感謝される始末…果たして桐子は大金を盗み出せるのか!?

<補足>

桐子は女子高生の雪菜と仲良しになっていく。雪菜は桐子のムショ活の相談に乗ってくれる。桐子はパチンコ店の上司・久遠と女子高生・雪菜のアドバイスを受け、いよいよ強盗を決行することに…。しかし、寺田には金目当てで近づいて来たことがバレていて失敗に終わる。そんな寺田が桐子に紹介したのは三笠を騙していた薫子。表の顔はセミナー講師・小池ゆかり。しかし、裏の顔は男を弄ぶ詐欺師だった。そして、桐子のムショ活は結婚詐欺へと向かっていくことになる。

第3話「結婚か刑務所か」

放送 2022年10月22日(土)午後10時〜[NHK総合]

一橋桐子(松坂慶子)は、更なる犯罪として「結婚詐欺」を選択。女性のためのセミナー=結婚詐欺講座の受講を機に、シニア婚活パーティーへと向かう。そのセミナー講師は、憧れの三笠(草刈正雄)からお金を搾り取った、小池ゆかり(木村多江)だった。恋愛から遠ざかっていた桐子は苦戦するものの、思いがけず素敵な男性・福森(長谷川初範)とのデートに成功。順調に進むも新たな悩みが…それは「刑務所か、結婚か」だった!

<補足>

福森からプロポーズされたら何と答えればいいのか…悩みながら待ち合わせ場所に向かうと、小池ゆかりがやってきた。実は、ゆかりは福森のかつてのフィアンセだったのだ。二人はもう一度やり直すことになり、桐子の結婚詐欺の作戦は失敗に終わった。桐子は、これまで嘘をついて犯罪のアドバイスをもらっていたことを久遠に詫びる。久遠は「刑務所は自ら好んで行くような所じゃない」と言うが…。

一方、女子高生・雪菜は、大学進学かサーフィンかで父親と口論になり、家を飛び出した。

第4話「夢見るプランK」

放送 2022年10月29日(土)午後10時〜[NHK総合]

アパートの立ち退きを強いられる一橋桐子(松坂慶子)。もう後がない中、次に狙う犯罪は「誘拐」。気づけば桐子の周りにはムショ活応援の仲間たちが集まっており、上司の久遠(岩田剛典)や雪菜(長澤樹)、闇金業の寺田(宇崎竜童)と協力し、雪菜を監禁して身代金を奪う誘拐計画を企てる。雪菜の監禁から脅迫電話、身代金受け取り…と紆余曲折あるも、今度こそプラン通り捕まるかと思えたが、事態は思わぬ方向に動きだし…!?

<補足>

桐子は雪菜の夢を叶えるために、雪菜を誘拐し雪菜の父親から身代金を奪う計画を実行する。しかし、桐子たちの誘拐計画は、雪菜の父親によって「誘拐ごっこ」と見破られてしまう。桐子はパチンコ店の仕事を一時休職に追い込まれ、雪菜は父親にスマホを取り上げられ、桐子は雪菜と連絡が取れなくなってしまう。

第5話(最終話)「許されぬ罪の重さぞ」

放送 2022年11月5日(土)午後10時〜[NHK総合]

最終話!桐子の人生の行き先は?

一橋桐子(松坂慶子)の犯罪計画は、毎回あらぬ方向に進み、ことごとく失敗。見かねた闇金業の寺田(宇崎竜童)が、最後の犯罪として、なんと「殺人」計画を提案する。実は寺田は癌に侵されており、どうせ死ぬなら悪人らしく死にたい、だから俺を殺してくれというのだ。殺人は嫌!と拒否した桐子だが、寺田の気持ちや、応援してくれる仲間たちとの日々を振り返り、気持ちが揺らぐ…。桐子が犯罪計画の果てに見た景色とは…!?

<補足>

雪菜はサーフィンの大会に出場し、夢に向かっていた。久遠は、もう一度、司法試験に挑戦する決心をする。桐子は、雪菜と久遠には内緒で、寺田の殺人計画を実行しようとするが、苦しんでいる寺田を橋の上から突き落とすことがでず、またしてもムショ活は失敗に終わった。

親友の知子は夫から言葉の暴力を受け、その仕返しに糖尿病で高血圧の夫に高カロリーの食事を作り続けていたことを娘の奈穂美から知らされる。桐子は生前の知子が「強い人や悪い人には負けたくない」と言っていた意味をようやく理解した。そして、桐子はムショ活を辞めることにした。今は一人ぼっちじゃない…と思えるから、もうちょっと塀の外で頑張ってみようと思い直したのだ。そして、桐子は知子が生まれ育った瀬戸内の島で暮らし始める。

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