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令和３年度（第７６回）文化庁芸術祭に参加決定！
宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」が令和３年度（第７６回）文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門に参加決定！それに併せて、以下の日時で再放送予定です。
〔全国・BSプレミアム／BS4K〕2021年11月10日（水）午後9時50分〜
目次
宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」
放送 2021年3月6日（土）午後10時30分〜［BSプレミアム］
再放送 2021年4月17日（土）午後5時〜［NHK総合］
再放送 2021年11月10日（水）午後9時50分〜［BSプレミアム］
主演 草彅剛がイタリアン・レストランのオーナーシェフに！
東日本大震災から１０年が経過。時間と共に一体何が変わったのか！？今回はドラマという形で、揺れ動いてきた被災者の心のリアリティを見つめたいと考えました。被災者の１０年間の心の葛藤、また復興への歩みを描き、コロナ禍のなか小さな希望が感じれるドラマを目指します。
イタリアンレストランを津波で失い、失意のなかアルコールに溺れたオーナーシェフの小野寺潔。その後、潔は新しく店を建て直し、震災から10年の3月11日に友人を招きある宴席を企画する。潔は突然の招待に戸惑う友⼈たちに、その意図を語り始めるー。そして、宴会が進むなか、発災から10年間のそれぞれの秘めた物語が浮かび上がってくる・・・。苦難があっても前向きに人生を送れるかもしれない。そんな思いになれる極上の群像劇。
主演の草彅剛が演じるのは、小野寺潔（おのでら きよし）。宮城県牡鹿半島の海を望むイタリアン・レストランparadiso（パラディーゾ）のオーナーシェフ。東日本大震災でレストランを津波に流され自暴自棄の生活に陥るが、その後、何とかレストランの再建を果たす。震災から１０年となる２０２１年3月11日、仲間たちを店に招き、特別な思いを込めた、ある宴を開く。
- 出演 草彅剛、國村隼、吉田羊、矢田亜希子、富田望生、一色洋平、齊藤夢愛、蒼波純 他
- 脚本 一色伸幸
- 演出 丸山拓也
- 制作統括 青木一徳
あらすじ
あの日から10年。
人生はシンプルで難しい。
2021年3月11日、宮城県牡鹿半島。海を望むイタリアンレストランで、小野寺潔は友人たちを招き宴を開く。被災地が厳粛な空気に包まれるこの日に、あえて酒を酌み交わそうという。どういうことなの？と、いぶかしがる友人たち。すると潔はこの会に秘められた深い理由を話し始めた―。
潔がまず語ったのは、東⽇本⼤震災でレストランを流された被災体験、その後アルコール依存となり⾃暴⾃棄となった過去だった。では、そんな絶望の淵から、どうやって潔はレストランを再建し、最⾼の味を追求するシェフになれたのか―？
苦難があっても、前向きに人生を送れるかもしれない。そんな思いになれる、極上の群像劇です。
ドラマの見どころ
東⽇本⼤震災が発⽣して以降、NHK仙台拠点放送局は被災された⽅々の声を絶えず届けてきました。そして、まもなく震災から10年が経過します。時間と共に⼀体何が変わったのか、今回はドラマという⼿法で、揺れ動いてきた被災者の⼼のリアリティを⾒つめたいと番組を企画しました。被災者の10年間の⼼の葛藤、また復興への歩みを描き、ドラマを通してコロナ禍のなか、⼩さな希望を感じてもらいたいと思っています。
タイトルの“ペペロンチーノ”とは
にんにく、オリーブオイル、鷹の爪… などの具材で調理するイタリア料理“ペペロンチーノ”。ドラマの中では、主人公“潔”の人生の転機となるあるきっかけを与えた料理として出てきます。一見シンプルそうに見えるが極めるのが難しいこの奥深いパスタ料理を、脚本家の一色さんは、まるで人生のようであり、このドラマのタイトルとしてぴったりだと付けられました。
スタッフのコメント
【作】一色伸幸
初めて東⽇本⼤震災の被災地に⾏ったのは、2011年夏。ダイバーとして、あの津波があった海の中を覗くためでした。その旅以降、東北に知り合いが増え、ひとりは僕の家族にもなり、まもなく10年になるご縁を紡いできました。彼らに「贈る⾔葉」を、精⼀杯、書きます。
【音楽】世武裕子
このお話を頂いた時、いつもと少し違う緊張感と、揺さぶられる思いがありました。人の命の尊さを、美しさを、どうか宝物のように愛する事ができますように。そんな気持ちを込めて、エンディングまで音楽を書かせてもらいました。完成を、楽しみにしています。
【演出】丸⼭拓也 ディレクター
これまで被災地各地で取材を重ねドキュメンタリー番組を制作してきました。被災者の⽅々から教わった⽣きる上で⼤切なことやふだんの番組では伝えきれない取材の実感をドラマに込めて伝えたいと思いました。コロナ禍の今だからこそ、幸せの在り⽅を考えられるような、ぬくもりのあるドラマにできたらと考えています。
主演・草彅剛さんのインタビュー内容
初めはプレッシャーでした
あの大震災から10年という節目に、被災地が舞台のドラマへの出演のお話をいただいて、すぐに「僕にできることがあるならやってみよう」と思いました。しかも、台本がとてもすばらしくて、演じるうえで惜しみなく気持ちを注ぎ込める作品だと感じました。
ただ、実際に被災され、心に深い傷を負っている方が今もたくさんいらっしゃる中で、被災者である潔という人物を演じるのは簡単ではないなと、不安もありましたね。潔の境遇に近い人もいらっしゃるでしょうし、そこはプレッシャーでした。でもそんな心配は、撮影に入るとすぐ解消されたんです。ロケ現場は、もちろん宮城。その地に実際に身を置くことで、気持ちの整理がついたというか、ほぼオールロケで撮影できたおかげで、都内のスタジオではつかむことが難しかったであろう被災地の空気を、しっかり感じることができたと思います。
それに、地元の皆さんはとても温かい人たちでした。我々を歓迎してくださって、おみそ汁を作ってくれたり、牡蠣かきやアワビを焼いてくれたり。そういった触れ合いができたことも、すごく大きかったですね。ドラマの撮影を皆さんが温かく受け入れてくださったので、僕らも気兼ねなく過ごせたんです。こんなに応援してくれているのだから、絶対にいい作品を作るぞ！ という気持ちで、スタッフもキャストも挑みました。
羊さんとは“いい夫婦”に
撮影は去年の12月だったので、かなり寒かったです（笑）。でもそのおかげで、みんなで一緒に乗り越えていこうという一体感が生まれて、現場の雰囲気は良かったですね。妻・灯里あかり役の吉田 羊さんとは、とくに話し合わなくても、お芝居や作品に対する思いが僕と同じ方向だと伝わってきました。また一緒にお芝居したいなと思いましたし、ドラマ上ではありますが、自然体でいい夫婦になれたんじゃないでしょうか。また、登場人物それぞれのエピソードが、潔との出会いを通して描かれているので、さまざまな人生に思いを寄せながら見ることができるのではないかと思います。
印象的なセリフにも注目
「人生はシンプルで難しい」。これは、このドラマのすてきなキャッチフレーズですが、劇中にも印象的なセリフがたくさん出てきます。具体的には言えませんが、「ひと言で潔の思いを言い表しているな」と思えたり、「今の自分があるのは人との関わりがあるからだな、人生ってそういうことだよな」と改めて身にしみたり。そんなセリフにもぜひご注目ください。
このドラマが、皆さんの人生にわずかでも寄与することができれば、そして見終わったとき、ほんのり温かなものを感じていただければ、とてもうれしく思います。
視聴後の感想
大切な人は、亡くなった後もずーっと心のなかで生き続けている。そんな思いを強くしました。震災で多くの命が奪われましたが、きっと同じような思いの人たちが今も亡くなった人とともに強く生きているんだと思いました。
主な登場人物・キャストとコメント
小野寺潔 草彅剛
宮城県牡鹿半島の海を望むイタリアン・レストランparadiso（パラディーゾ）のオーナーシェフ。東日本大震災で被災し、経営するイタリアンレストランが津波で流され自暴自棄になり酒に溺れる。その後なんとかレストランを再建。そして、震災10年となる3月11日にうたげを企画し、友人たちを招待する。
＜草彅剛さんのコメント＞
宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」に出演のお話をいただきとても光栄に思います。それと同時に、被災された方の役を初めて演じることになり少し緊張しています。台本に込められた思いを、小野寺潔の10年間を演じることを通して皆さまにお届けできるよう頑張ります。
佐々木春文 國村隼
東京から支援で被災地にきた整形外科医。実はアルコール依存症で、東京に居づらくなり東北にやってきた。自暴自棄になった潔の姿を過去の自分と重ね、震災10年目まで酒を飲まずにいられたら打ち上げをしようと潔に伝える。
＜國村隼さんのコメント＞
十年一昔…もう、その節目を迎えようとしているんですね。そんな今、世界中が新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われています。人間の力が及ばぬ大きな災いに出くわした時に、人はどうなって、何が出来るのか？そしてその時に受けた傷をどう癒していくものなのか？３・１１震災を経験した人々の〈十年後の再会〉。人間の弱さと強さ、そしてやさしさが伝われば良いなぁと思ってこのドラマに参加します。
小野寺灯里 吉田羊
主人公・潔の妻。震災が起きる前に潔との結婚を機に東京から宮城県に移り住んだ。知り合いのいない地で、潔と二人でレストランを切り盛りする中で被災し帰らぬ人となった。でも、実はずっと潔のそばで潔を見守り続けていた！？
＜吉田羊さんのコメント＞
俳優の無力さを痛感した東日本大震災。１０年の時を経て、あの日について、あれから１０年について、被災者の皆様の思いを取り次ぐ役目を頂きました。皆様にとっての大切な誰かを、精一杯、演じさせていただききます。
阿部より子 矢田亜希子
主人公・潔の高校の同級生で美容師。震災で夫を亡くし、避難所でヘアカットのボランティアなどをしていた。ある日、娘の蒼と親子げんかをしていた所、偶然隣に住んでいた潔が仲裁に入り、久しぶりの再会をはたした。
＜矢田亜希子さんのコメント＞
今回、このドラマのお話をいただいたときにまず思ったのが「あの日から１０年という年月」でした。被災された方々のこの１０年間の思いをドラマを通じて演じるというのはとても苦しくて難しいことだと思います。私は「阿部より子」という地元で生まれ育った女性に寄り添ってしっかりと演じられるよう努めたいと思います。
高橋なたね 富田望生
高橋友作（漁師）の幼なじみ。地元を離れて仙台のネイルサロンでバイトをしながら暮らしていたが、2年ぶりに友作から呼び出され熱意のこもったプロポーズを受ける。
＜富田望生さんのコメント＞
長くも短くもない、10年。その時間を振り返る時、私は何を思うだろう…。漠然としたまま、脚本を読ませていただきました。それぞれの歩み方を、そっと肯定できますように。誠心誠意、「ペペロンチーノ」参加させていただきます。
高橋友作 一色洋平
銀鮭の養殖をする漁師。震災を機に安定ということに疑問をいだき、銀鮭を養殖する漁師の道を選んだ。なたねにプロポーズをしているところに潔が偶然立ち会ってしまったことから知り合う。潔のレストランの仕入れを手伝っている。
＜一色洋平さんのコメント＞
「ペペロンチーノ」に参加させていただけること、本当にうれしく光栄に思います。友作を演じることでこの１０年を思い、これからを願うことにつなげられればと思っております。
庄司結衣香 齊藤夢愛
仙台発のウェブマガジン編集者。潔のレストランを訪れ、料理の美味しさに感動し記事を書く。潔のひたむきに頑張る姿を見て感化される。
＜齊藤夢愛さんのコメント＞
震災を経て、強く歩み続ける皆様そして全国の皆様に、私の大好きな、地元宮城県の美しさ、人の絆の尊さ美しさを改めて感じていただけたらうれしいです。
阿部蒼 蒼波純
潔の同級生である阿部より子の娘。震災で父を亡くし、母・より子と二人ですさんだ生活をしていたところに、潔にペペロンチーノをふるまってもらう。潔に忘れかけていたシェフの喜びを思い出させた人でもある。
＜蒼波純さんのコメント＞
「ペペロンチーノ」に出演させていただくことになり、生まれ育った地元宮城での撮影に、緊張しつつもワクワクしています。物語の中で成長していく阿部蒼を皆さんに見てもらえたらうれしいです。がんばります。
［スペシャルコンテンツ］レシピ公開
このドラマの中で登場した「ペペロンチーノ」と「ホヤのカルトッチョ」のレシピが公式サイト内で公開されています。
ドラマ料理監修：阿部加奈子さんのプロフィール
早稲田大学卒業後、食品会社に就職。退社後、フードコーディネーター資格取得。イタリア各地に滞在し、料理を学ぶ。帰国後は自宅サロンにてイタリア料理教室を主宰。また、オリーブオイルソムリエとしてセミナー・講演活動などを行うほか、短期大学にて非常勤講師を務める。
宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」の再放送・見逃し動画配信
NHK総合テレビで再放送決定！
宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」は、2021年4月17日（土）午後5時〜NHK総合テレビで全国放送されることが決定しました！
また、同番組の見逃し動画は「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で放送日の翌日より配信される予定です。
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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。
（注）なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2021年11月時点のものです。 最新の配信状況はＵ-ＮＥＸＴサイトにてご確認ください。
