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NHKドラマ

NHK時代劇「ゆうれい貸します」のあらすじ・再放送・見逃し配信は?

NHK時代劇「ゆうれい貸します」

初回放送 2003年6月6日(金)〜7月4日 全5回[NHK総合]

再放送 2023年10月20日(金)スタート・全5回
    毎週金曜日 午後7時30分〜[BSプレミアム]

あの世の女とこの世の男、ふたりが始めた不思議な商売

百年前に恋が実らず死んでいった男と女が、百年後の幕末、男は生まれ変わり、女は成仏できず幽霊のまま出会ってしまう。

  • 脚本 宮村優子、福田卓郎
  • 原作 山本周五郎「ゆうれい貸屋」
  • 音楽 佐橋俊彦
  • 出演 鶴田真由、風間杜夫、朝丘雪路、乙葉、金子貴俊、左とん平 ほか
  • 語り ジョン・カビラ
  • 演出 遠藤理史

あらすじ

江戸のやんぱち長屋に住む、女房に先立たれた桶職人・弥六(風間杜夫)の前に、辰巳芸者・お染(鶴田真由)が突然現れる。美人芸者の出現に喜んだのも束の間、お染はなんと「幽霊」だった。実は100年前、弥六とお染は固い契りを交わしながらも、非業の死を遂げていたのである。

成仏できずこの世を彷徨い続けたお染は、ついに生まれ変わった恋人である弥六を探し当てたのだが…弥六はお染のことを全く覚えていなかった。

しかし、ひょんなことから頼まれた人助けを、お染と、大福好きなお染の母幽霊・絹(朝丘雪路)、そして世間知らずなお嬢様幽霊・みつ(乙葉)の力で解決したことで、弥六はあることを考えつくのだった。

それは、幽霊を貸し出して恨みや悩みを晴らす「ゆうれい貸します」なる商売。「生きてるっていいなあ」というメッセージを込めてお送りする、ハートフル・ホラー。

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主な登場人物・キャスト

お染 鶴田真由

弥六との愛を成就できず非業の死を遂げ、成仏できないでいる美しい辰巳芸者の幽霊。百年後の江戸時代末期に、生まれ変わった恋人・弥六を探し当て、再び愛してもらうことで成仏しようと願っている、せつなき幽霊。

弥六 風間杜夫

やんぱち長屋に住む江戸っ子の桶屋職人。お染とは百年前の前世で固い契りを交わしたのだが、そのことを弥六は思い出せないでいる。いつの間にか、お染にひかれながら”ゆうれい貸します”なる商売を始め、持ち前の優しさと正義感で難(珍)事件を解決していく。

絹 朝丘雪路

お染の母幽霊・絹。生前、娘のお染を辰巳に奉公に出したのだが、死に目にも会うことが出来なかった無念さから幽霊になった。お染の思いが成就することを、文句を言いながらも、優しく見守り、時には叱る、偉大な母幽霊である。大福が好物。

みつ 乙葉

お染を”染姐さん”と慕う幽霊。幽霊にしておくのがもったいない?ぐらいの色気を持っているが、少しほれっぽく飽きやすいのが欠点。実は、武家のお嬢様で、訳あって成仏できずに現世をさまよっている。

伊助 金子貴俊

やんぱち長屋の住人。一緒に住んでいる母・お勘と、隣に住む弥六の独り言(実はお染たちと話している)を隙間からのぞき見て、不審に思っている。気風のいい弥六を兄貴と慕っている。

平作 左とん平

弥六が住むやんぱち長屋の大家。長屋の住人たちから恐れられているが、実は人情に厚い気のいい男である。毎回弥六の元にたな賃がたまっているのを取りに来るのだが、いつもはぐらかされている。

このドラマの見逃し動画配信について

残念ながら、現在のところ見逃し動画配信の予定はありません。

「ゆうれい貸します」の各話のあらすじ

※放送日は2023年10月から放送された再放送の日付です。

第1話「忘れられた絆」 2023年10月20日(金)放送

幕末の江戸。芸者の幽霊・お染(鶴田真由)が桶屋職人・弥六(風間杜夫)の前に現れる。お染は、百年前にともに非業の死を遂げた弥六が忘れられない幽霊。弥六はその生まれ変わりだった。ひょんなことから十手持ちの親分・嘉平(林隆三)が2人に、「浮気の妻・おりゅう(藤吉久美子)を懲らしめて欲しい」と依頼する。お染の母幽霊・絹(朝丘雪路)と共に夫婦の不仲を解決した弥六は、「ゆうれい貸します」なる商売を思いつく。

第2話「偽ゆうれい」 2023年10月27日(金)放送

「おとっつあんの目を覚ましてやりたい」依頼人はお葉(石田未来)という少女。少女の父・応斎(井上順)は、娘を奉公に出した大だなでお葉をニセゆうれいに仕立てては、「ゆうれいを祓う」と言いニセの祈とうをし、金をだまし取ってばくち三昧の日々。お葉の願いを聞き届けようと一肌を脱ぐ幽霊のお染(鶴田真由)と弥六(風間杜夫)。応斎のばくち相手がお葉をさらっていくと、弥六の息子・市(阿部修也)とお染が協力して…。

第3回「腰抜け侍」 2023年11月3日(金)放送

弥六(風間杜夫)のところにやって来たのは、「夫を脅かしてほしい」と言う武家の妻・お千代(坂井真紀)。お染(鶴田真由)は、千代に鼻の下を伸ばす弥六が面白くない。夫・真之助(葛山信吾)は果たし合いを断ったので、周囲から“腰抜け”と呼ばれている。しかし、真之助は面目を気にするあまり、ついに果し合いに出かける。やがて「腰抜けと呼ばれても生きていてほしい」と願う妻の本心を聞いた夫は、自分の本心も妻に話す。

第4回「めぐり逢い」 2023年11月10日(金)放送

市(阿部修也)が熱を出したのは、弥六(風間杜夫)が「ゆうれい貸します」なんて商売をやって幽霊にとりつかれてるからじゃないか、と長屋の連中が騒ぐ。いたたまれないお染(鶴田真由)。そんな時に、「息子・伊織(津田寛治)を戒めてほしい」と老侍・惣右衛門(佐野浅夫)が来る。その惣右衛門は幽霊・みつ(乙葉)が添い遂げようとして、果たせなかった五十年前の恋人だった。惣右衛門はみつのことを覚えていないようだが…。

第5回(最終回)「別れの花火」 2023年11月17日(金)放送

幽霊・お染(鶴田真由)たちの成仏できる期限もあと8日と迫っていた。そんな中、「花屋」の女花火師・田津(一路真輝)が付け火の犯人として長屋に逃げ込む。真犯人は、田津が亡き父より受け継いだ火薬の調合を狙う「菱屋」の主・仙蔵(鶴田忍)。お染の力で難を逃れた長屋の大家・平作(左とん平)と住人たちは、田津の容疑を晴らし長屋を守ることを決め、お染と弥六(風間杜夫)に仕事を頼む。お染は最後の仕事と引き受けて…。

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