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池波正太郎生誕100年BS特集時代劇「まんぞくまんぞく」の再放送・見逃し動画配信は?

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池波正太郎生誕100年BS特集時代劇「まんぞくまんぞく」

放送 2022年12月30日(金)午後8時〜9時28分[BSプレミアム]

再放送 2023年2月5日(日)午後0時〜[BSプレミアム]

時代小説史上に燦然と輝く池波正太郎の生誕100年を迎える。
さわやかな女性剣士を主人公とした長編時代小説を映画、テレビ通して、初めて映像化!

ひたすら剣の道に励み「私を剣で打ち負かすような男が現れない限り、結婚しない」と公言していたヒロインが、1人の若者と出会い、結婚を決意するまでの家族愛に包まれた暖かい物語を、悪の旗本退治と家来の仇討ちを織り込みながら描くガールミーツボーイ時代劇ドラマ。

ストーリー

堀真琴(石橋静河)は幼き日に自分を守り死んだ金吾(池田鉄洋)の仇をとるため剣の修業に励み、今では道場随一の剣術遣いとなった。養父の堀内蔵助(國村隼)と妻・弥栄(真矢ミキ)は、家名存続のため、何度も真琴に見合いをさせるが、「自分に勝てるような男でなければ結婚しない」と宣言し、試合を挑む見合い相手を次々に打ち負かす。内蔵助は、旗本の三男坊・織田平太郎(永山絢斗)の人となりに惚れ込み、真琴に合わせるが、二人は意地の張り合いをしてしまう。一方、逆恨みから、真琴の命を付け狙う浪人が現れ・・・

  • 原作 池波正太郎『まんぞく まんぞく』
  • 脚本 吉澤智子
  • 音楽 兼松衆
  • 出演 石橋静河、永山絢斗、畑芽育、渡辺大、津田寛治、池田鉄洋、堀部圭亮、石橋蓮司、真矢ミキ、原田泰造、國村隼 ほか
  • 演出 井上昌典
  • 制作統括 佐野元彦(NHKエンタープライズ)、松田裕佑(松竹)、小林大児(NHK)

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主な登場人物・キャスト

堀真琴 石橋静河

男装の剣士で、道場一の名手。わけあって修行に励む。幼き日に父母を亡くし、母の兄で、名門旗本・堀内蔵助の養女となっている。

織田平太郎 永山絢斗

貧乏旗本の三男で剣の腕は立つ。まっすぐな性格で、甘酒屋で見かけた真琴に好意を持つ。

堀内蔵助 國村隼

7000石の名門旗本・堀家の当主、真琴の養父として常に真琴を気にかけている。

万右衛門 原田泰造

真琴が居候する百姓家の主人で気のいい男。元堀家の中間でもあり、真琴を大切に思っている。

堀弥栄 真矢ミキ

旗本・堀内蔵助の妻。剣の修行に励む真琴に文句を言いたい夫と真琴の間に立ちとりなす。

桑田勝蔵 石橋蓮司

真琴の通う道場の主。真琴のことを常に見守っている。

千代 畑芽育

真琴が世話になっている万右衛門の姪。家事の一切を行っている。

戸田金十郎 津田寛治

金貸し業を裏でしている悪徳旗本。真琴を狙い、殺し屋を雇う。

滝十兵衛 渡辺大

戸田に雇われた殺し屋で真琴を狙う。実は真琴が追っていた仇でもある。

ヒロイン・石橋静河さんのインタビュー・コメント

今作に出演が決まったときのご感想は?

今回、時代劇にしっかり向き合えるチャンスをいただけたことが、純粋にうれしかったですね。とはいえ、殺陣は初めてで…。長い棒を手にして誰かに向かっていくという動き自体やったことがなかったので、できるだろうかとかなり不安でした。私にとってチャレンジの作品になるだろうと感じました。

脚本を読んで、どう感じましたか?

見どころが、盛りだくさんだと思いましたね。真琴は、道場随一の剣士で、とにかく強い。相手をバッサバッサ打ち負かしていく場面はまさに痛快です。かと思えば、真琴が居候する家では、じいやのような存在の万右衛門さん(原田泰造)やその姪っ子・千代(畑 芽育)たちと穏やかに楽しく暮らしていてとてもリラックスした雰囲気。しかも、お父さん(國村 隼)との衝突が絶えないという家族の物語もあるし、見合い相手の平太郎(永山絢斗)に初めて恋をしてドギマギしちゃうという恋の物語もあって。真琴は女剣士という役どころですが、彼女の強さ以外にも、さまざまな表情が描かれた脚本だなと感じました。

池波正太郎作品が原作ということでの発見はありましたか?

池波正太郎さんの作品の登場人物には、必ずモデルにした実在の人物がいるそうです。真琴のモデルは、佐々木 累さんという方。江戸時代の女性で、お父さまから武術を教え込まれたため、ものすごく剣が強かったと。しかも容姿端麗で、男性からも女性からも大人気の人物だったと聞きました。真琴のように強い女性が実際にいたのだと知って、ぐっと近くに真琴を感じることができました。

真琴は、どんな人物だと思われますか?

真琴は、自分より力の強い男の人たちの中で、9年間も剣の訓練を積み重ねてきた人なので、相当サバサバした性格です。とはいえ、剣術に励んでいるのは、殺された家来のあだを討ちたいという信念があるから。内側には、彼女本来の心の柔らかさを持っているんです。時代劇に登場するいわゆる“武家の娘”とは異なるキャラクターで、私自身も共感しながら演じることができました。

今作で初めて殺陣にチャレンジされたそうですが、やってみていかがでしたか?

「久しぶりに、大きなことにチャレンジしているぞ!」という感じでした(笑)。幼いころからバレエをやっていたので、殺陣と何か似ている要素があるかもと淡い期待がありましたが、全然違いましたね。それこそ、重心をどこで取るか、から違うんです。バレエだとつま先立ちで踊ったりもするので、重心はできるだけ上に上げるよう意識します。ところが、日本の武道はすべて、重心を下げる。いわば、自分の癖を直すところから始めなければいけなくて、本当に苦労しました。トータルで4か月ほど稽古しましたが、ようやく何かをつかめたような感覚になったのは収録直前。本番でうまくいったときは、すごくうれしかった!そのときの喜びを胸に、なんとか最後まで乗り切ったという感じです。

殺陣の魅力は、どんなところでしょうか?

あらかじめ決まっている殺陣の振り付けを、いかにも本気で斬り合っているように見せるのが本当に難しく、だからこそとてもおもしろい部分でもありました。剣を交える相手と息を合わせつつも、それを見せないように動くためには熟練の技が必要だし、なにより相手を本気で信頼することが必要。特殊な技術がなければできないんだと改めて思いましたし、とても貴重な体験をさせていただいたと思います。

共演者の方々とのエピソードを教えてください。

永山絢斗さんとは、一緒に殺陣のシーンがあったので、現場に入ってからは稽古も一緒にやらせていただいたんです。ずっと1人きりで稽古していたので、永山さんの存在がとっても心強かったですね。木刀を永山さんのつま先に当てちゃったり、頭に当てそうになったりで、「ごめんなさい!」と謝りながらの稽古でしたけど(笑)。國村 隼さんは、ずっとご一緒したいと思っていた方。真琴と國村さん演じるお父さんとはけんかばかりしているのですが、それを國村さんと演じることができてとても楽しかったです。とても懐が広く柔らかな印象を持つ方で、役者としても人間としてもすてきな方でした。ほかにも信頼できる皆さんばかりで、とても恵まれた環境でした。

今回、新たに知った時代劇の魅力は?

刀の差し方、袴のひもの結び方、刀を机に置く際の仕草にまで型があって、すべてを一から教えていただきました。それがだんだん体になじんでくると、“型”として今残っているのは「こうやったほうがきれいなんじゃないか」と、昔の人が体得したものなんだと思ったんです。その瞬間は、なんだか昔にタイムスリップしたような気分というか、昔の人と会話をしているような感覚で。役を演じる私たちにしか感じることができないことかもしれませんが、とてもおもしろい経験をさせていただいたと思います。

視聴者の皆さんに、メッセージをお願いします!

おじいちゃんおばあちゃんから、小さいお子さんまで、みんなで楽しめるドラマです。真琴の芯には、「あだ討ちを成し遂げたい」という思いがありますが、彼女の周りには温かなものがたくさんあるから、心温まるドラマとして見ていただけると思います。「今年もいろいろあったね」なんて語り合いながら、皆さんでご覧いただけたらうれしいです。

BS特集時代劇「まんぞくまんぞく」の再放送・見逃し動画配信は?

池波正太郎生誕100年BS特集時代劇「まんぞくまんぞく」の再放送については、現在のところ未公表のため不明です。でも、安心してください。このドラマの見逃し動画は、「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で放送日の翌日より配信される予定です。

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