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NHK「新 街道をゆく」の見どころ・再放送・見逃し動画配信は?

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「新 街道をゆく」ってどんな番組?

作家・司馬遼太郎さんの歴史紀行作品を映像化し、大きな反響を呼んだ番組「街道をゆく」(97年放送)が、20年余りの時を経て復活した番組です。

<ご参考>歴史紀行ドキュメンタリー「街道をゆく」

司馬遼太郎の作家生活の中で3分の2もの年月を占めた連載「街道をゆく」。「日本人とは何か」「国家・文明・民族とは何か」と問い続けた彼の思索を映像化し、日本人がたどってきた道はどのようなもので、この先はどこへ向かうのかを考えていく。

日本国内だけでなく海外各地もその足で歩き、思索を重ねた作家・司馬遼太郎。美しい自然の姿と共に映像化したその考察と問い掛けは、見る人を強く引き込ませます。

>> NHK「街道をゆく」のDVD・再放送・見逃し動画配信は?

「新 街道をゆく」の再放送・見逃し動画配信は?

「新 街道をゆく」の再放送については現在のところ未定です。でも、安心してください。「新 街道をゆく」の見逃し動画配信は、NHKオンデマンドユーネクストで配信中です。

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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。

NHKの見逃し番組を見る方法

(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2023年12月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

U-NEXTで配信中の作品

4作品 ※2023年12月21日現在

新 街道をゆく

  • 北のまほろば
  • 奈良散歩
  • 近江散歩・湖西のみち
  • 肥薩のみち

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「新 街道をゆく」の放送予定

 

「新 街道をゆく」の過去の放送

※放送日の新しい順に掲載しています。

新 街道をゆく「肥薩のみち」

放 送 2023年12月20日(水)午後8時〜[NHK BS]

熊本から鹿児島へ 吉川晃司が司馬遼太郎の足跡をたどる

作家・司馬遼太郎の紀行文学「街道をゆく」を手に「令和の街道」を旅するシリーズ。今回は、歌手・俳優の吉川晃司とともに、肥後から薩摩にかけての「肥薩のみち」をゆく。

古代大和朝廷の時代より「熊襲(くまそ)」と「隼人(はやと)」という独立性の高いふたつの民が暮らしていたと記録に残る「肥後」と「薩摩」。このふたつの地は、江戸から幕末、そして明治にかけて対照的な歴史をたどる。江戸時代、島津氏のもと独自の気風を養い、明治維新、西南戦争へと突き進んでいった「薩摩」と、それを抑え込む働きを与えられた「肥後」。この因縁の地を、かつて大河ドラマで西郷を演じた吉川晃司がめぐる。

  • 巨きな石蓋「熊本城」
  • 豊かな隠れ里
  • 肥薩の境を越える
  • 薩摩と郷中教育
  • 閉ざされた国
  • 蒲生のサムライ会社
  • 陶工の里
  • 薩摩武士の終焉

【朗読】田中泯,【出演】吉川晃司

新 街道をゆく「湖西のみち・近江散歩」

放 送 2023年10月11日(水)午後8時〜[BSプレミアム]

門脇 麦が、司馬遼太郎の愛した近江をめぐる

司馬遼太郎「街道をゆく」の記念すべき第一作は、琵琶湖の西「湖西のみち」。その14年後には湖東を旅して「近江散歩」を記した。司馬が愛した近江を、門脇麦がめぐる。

「近江を制する者は、天下を制する」。信長に秀吉に家康…。あまたの戦国の英雄たちが、この近江を駆け抜け、天下に名をはせていった。琵琶湖の東と西には、対照的な世界が広がる。伸びやかな平野が広がる「湖東」と、隠れ里のような空気すら漂う「湖西」。そこに日本人の原風景を見いだした司馬の言葉を手に、門脇麦がその世界を体感していく。

【朗読】田中泯,【出演】門脇麦

新 街道をゆく「奈良散歩」

放 送 2023年6月14日(水)午後8時〜[BSプレミアム]

作家・司馬遼太郎の人気紀行作品「街道をゆく」が令和の時代によみがえる。東大寺や興福寺など奈良市街を中心に、幾多の戦乱と疫病を越え育まれてきた古都の神髄に触れる。

これまで放送した「三浦半島記」「北のまほろば」に続く第3弾。今回は、女優の高島礼子さんとともに、奈良市街を巡る。1270年以上続く修二会(お水取り)の舞台・東大寺では、NHKが長年撮影してきた映像もふんだんに使用し、二月堂の深遠な世界を堪能する。国宝・阿修羅像をはじめ「どの一点を抜いても日本美術史は光度を失う」と司馬が評した仏像たちが並ぶ興福寺では、この寺が乗り越えてきた数奇な運命をたどる。

【出演】高島礼子,【朗読】田中泯

新 街道をゆく「北のまほろば」

放 送 2023年5月17日(水)午後8時〜[BSプレミアム]

作家・司馬遼太郎の人気紀行文学「街道をゆく」が令和の時代によみがえる。俳優の佐々木蔵之介さんが、青森を舞台に描いた「北のまほろば」を手に厳冬の津軽半島をめぐる。

昨年8月に放送した「三浦半島記」に続く第二弾。今回は、司馬さんが終生深い思い入れを抱き、亡くなる2年前の1994年に旅して記した、青森の「北のまほろば」を取り上げる。なぜ司馬さんは、本州最北の地である青森を、物成りがよく豊かな土地を意味する「まほろば」と呼んだのか。縄文の巨大遺跡から幻の中世都市、津軽が生んだ芸術家である太宰や棟方…。厳冬の津軽半島を舞台に、司馬さんの足跡をたどる。

【朗読】田中泯,【出演】佐々木蔵之介

新 街道をゆく「三浦半島記」

放 送 2022年8月6日(土)午後9時〜[BSプレミアム]
再放送 2022年9月25日(日)午後4時30分〜[BSプレミアム]

作家・司馬遼太郎さんが日本人の「源泉」を訪ねて各地の街道を巡った紀行作品「街道をゆく」。そのひとつ「三浦半島記」を手に、俳優の岡田准一さんが「令和の街道」をゆく。

今回岡田さんが巡ったのは鎌倉と横須賀。司馬さんは「鎌倉幕府がもしつくられなければ、その後の日本史は二流の歴史だった」とまで言った。鎌倉各地を巡り、現代に伝わる「武士の心」を読み解いていく。横須賀では、司馬さんが「近代日本の礎」と記した造船所をはじめ、日本海軍の足跡をたどる。司馬さんがこだわった「スマートであれ」という海軍の教えとは何なのか。そこに秘められた、今に通じる美意識とは。

・幕末に建設が始まった横須賀の造船所。司馬さんが「近代日本の礎」と考えた。
・今回初めて撮影が許された「三浦半島記」の取材ノートと生原稿

【出演】岡田准一
【朗読】田中泯

見どころ

司馬遼太郎さんの歴史紀行作品を映像化し、大きな反響を呼んだ「街道をゆく」(97年放送)が、20年余りの時を経て復活!舞台は、三浦半島。鎌倉のある三浦半島を巡り、司馬さんは何を見いだし、何を思索したのか──。今回、司馬さん原作の映画に多く出演されている岡田准一さんが、司馬さんの言葉とともに、日本人の原点を探る旅に出ます。

発掘中の鎌倉武士の居館跡
鎌倉武士の暮らしが分かる遺跡の発掘現場。「ロマンだな」と感慨深げに遺跡を触る岡田さんに注目です!

戦艦・三笠
横須賀の岸壁に保存されている、連合艦隊の旗艦。岡田さんは、司馬さんとゆかりのある元海軍士官の息子さんに、気になっていたことを尋ねました。

ほかにも、由比ケ浜から鶴岡八幡宮に向けて一直線に伸びる参道・若宮大路の段葛(だんかずら)を歩いたり、武士の所作を習ったり…。歴史好きとしても知られる岡田准一さんは、今回の旅でどんな出会いがあったのでしょうか。

岡田准一さんインタビュー内容

司馬遼太郎さんは僕の大好きな作家さんです。司馬さんの作品で映画の主演を務めさせていただいたこともあり(2017年「関ヶ原」で石田三成 役。2021年「燃えよ剣」で土方歳三 役)、昔から司馬さんに思いをはせることがよくありました。ただ、僕がどんなに年齢を重ねても、司馬さんの知識や取材力、情報量、全てがすごすぎて、決して追いつけない方です。

そんな司馬さんの名作を映像化して好評を博していた番組の、リニューアル版に出演させていただくということで、うれしい反面、「僕でいいのだろうか」と少し不安でもありました。でも、旅を終えた今は、司馬さんにお見せしても許してもらえる番組になっているのではないかと思っています。

今回伺った中に、武士の精神を守り伝えている小笠原流の教場があるのですが、小笠原流は、礼法だけでなく武術界でもコアな存在なんです。歴史も深いし、神事も行っていて。それを受け継ぐ32世にあたる方が僕と同い年だったので、シンパシーも感じて、じっくりお話を聞いてみたいと思いました。その方に礼法を教えていただいたり、実のある話を聞けたりできたのは、とても刺激になりましたね。

ほかにも、遺跡の発掘現場では、自分の背丈と同じくらいの深さの土の中に歴史が埋もれているということが分かるなど、司馬さんの足跡をたどりながら、いろいろなことを体験・体感することができました。

鎌倉はおもしろい時代なんです。乱暴な部分もあれば、運慶・快慶が出てきたように美術の部分でも力があって。「そこに日本人の源流があるはずだ」と司馬さんはおっしゃっていて、どこにあるのかを探しながら旅をしていたのですが、その相反する文化が爆発している鎌倉というのは、改めておもしろいなと思いましたし、僕は大好きです。

司馬さんを通して鎌倉を追うというのは、新鮮でした。鎌倉武士を追いかけていたはずなのに、人間とは何なのかとか、いつの時代も移りゆく美意識とか、品格や生きる知恵とか、「実は人間の永遠のテーマのようなものを追いかけていたのかもしれない」と、本を読んだときには気付けなかったようなことを感じることができたんです。

想像を絶する膨大な知識と調査で、自分が納得できたことを言葉にしていく司馬さんを、僕はよく“取材の鬼”と表現させていただくのですが、今回、改めて鬼のすごさを痛感しました。圧倒的な情報量から導き出す言葉には説得力があるので、いろいろな発見があって楽しかったです。

本を読んだことがある方は、映像を見ることで新たな発見を得られるかもしれません。放送を見たあとに、本を読み返してみるのもオススメです。もちろん、読んだことがない方でも、十分見応えがあると思うので、皆さんにも“旅”を楽しんでいただけたらうれしいです。

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