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目次
- 1 「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」ってどんな番組?
- 2 「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の再放送・見逃し動画配信は?
- 3 U-NEXTで配信中の作品
- 4 放送予定
- 5 「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の過去の放送一覧
- 5.1 桐衣朝子と桃太郎
- 5.2 和田ラヂヲとシャム朗
- 5.3 谷村志穂とルル
- 5.4 犬童一心とチャッピー
- 5.5 石渡治とまめとこにゃ
- 5.6 ピーター・マクミランとローズとムーンとペンとミニ
- 5.7 あんびるやすことエル
- 5.8 藤井太洋とゴローとジジとペンタ
- 5.9 及川眠子とサビオとワビイ
- 5.10 有川ひろとトム
- 5.11 石黒謙吾とコウハイ
- 5.12 能町みね子と小町
- 5.13 坂本美雨とサバ美
- 5.14 内田春菊とトンとアネとイモ
- 5.15 山口恵以子とボニーとエラとタマ
- 5.16 福澤徹三とくう
- 5.17 岡田貴久子とコタロとマシロ
- 5.18 「池田あきことあんちゃん・りんちゃん」
- 5.19 「こざき亜衣とズンズク」
- 5.20 「長岡弘樹とふくとまり」
- 5.21 「澤田瞳子&そら」
- 5.22 「神林長平とビタニャ」
- 5.23 「西炯子と大ちゃん」
- 5.24 「東山彰良とカグラ」
- 5.25 「笹倉慎介とトト」
- 5.26 「有栖川有栖といくとたま」
- 5.27 「深緑野分(ふかみどり・のわき)としおりとこぐち」
- 5.28 「朝井まかてとマイケル」
- 5.29 「ヤマザキマリとベレン」
- 5.30 「井上荒野と松太郎」
- 5.31 「真梨幸子とマリモとモナミ」
- 5.32 「岸政彦とおはぎ」
- 5.33 「柚月裕子とメルとピノ」
- 5.34 「保坂和志とシロちゃん」
- 5.35 「村山由佳ともみじ」
- 5.36 「吉田修一と金ちゃん銀ちゃん」
- 5.37 「角田光代とトト」
- 5.38 「養老センセイとまる」
- 5.39 「尾崎将也とグーとばななとロビンとダリと鏑とさくら」
- 5.40 「竹内薫とゾンゾンとモモとペッペとシンちゃん」
- 5.41 「村山由佳ともみじ 軽井沢の日々よ 永遠に」
- 5.42 「養老センセイと“まる”鎌倉に暮らす」
- 6 関連
「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」ってどんな番組?
この番組は、もの書く人と愛猫との日々を描く異色ドキュメントです。
空前の猫ブーム、まさに「猫も杓子も」猫という時代に、「もの書く人々」は猫に何を見るのか?「もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。」
<DVD> ※Amazonより
ネコメンタリー 猫も、杓子も。 [DVD]
作家から猫へのかけがえのないラブレター、猫とすごす日々の愛おしさをしみじみと感じさせる癒やしのドキュメンタリー!
もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた。空前の猫ブームの時代に贈る、新感覚ドキュメンタリー。気鋭の作家が猫をテーマに描いた書き下ろし作品を、豪華俳優陣が朗読。猫を愛する作家が綴る(つづる)、猫をめぐる物語。夏目漱石(なつめそうせき)、谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)、幸田文(こうだあや)、三島由紀夫(みしまゆきお)…。愛猫家の作家は、今も昔も数知れず。もの書く人々は、何故に猫を愛するのか?気鋭の作家ならではの言葉で紡がれる文章と、さまざまな方法で撮られた映像によって見えてくる、もの書く人と猫の微妙なカンケイ。
猫が引き出す「ヒト」の可笑しさや、日々の愛おしさも教えてくれる珠玉のドキュメンタリーエッセイ!
[内容解説]
養老孟司「特別編 養老センセイとまる 鎌倉に暮らす」 朗読:松坂桃李
村山由佳「特別編 村山由佳ともみじ 軽井沢の日々よ永遠に」 朗読:上野樹里
角田光代「角田光代とトト」 朗読:戸田恵梨香
吉田修一「吉田修一と金ちゃん銀ちゃん」 朗読:大沢たかお
保坂和志「保坂和志とシロちゃん」 朗読:東出昌大
柚月裕子「柚月裕子とメルとピノ」 朗読:松岡茉優
<参考書籍> ※Amazonより
猫も老人も、役立たずでけっこう: NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
猫も老人も、役立たずでけっこう: NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
本書は、NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」から生まれた、養老センセイによる痛快エッセイ。NHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」は、”もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた。”をコンセプトに、美しい映像で作家と猫の日常を綴る、映像エッセイ/ドキュメントです。
猫と作家の関係ほど、その作家の本質を雄弁に語るものはありません。その関係性から、私たちは、今まで知らなかった作家の意外な顔や、それぞれの作家が紡ぐ作品世界の本質を垣間見ることができるのです。「まるは、私の生きることの”ものさし”である」と、養老センセイは愛猫まるについて語ります。はたして、いつもネコろんでいる”まる”の目を通して、人間社会を眺めてみると、私たちの世界はどう見えるのか!?
悩み多き現代人必読の一冊!
もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた: NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も
もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた: NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も
NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」が一冊になった! 人気作家が語る“愛猫のいる暮らし”がオールカラーで甦る。6人の人気作家と個性あふれる愛猫たちの日常。125点の写真+インタビュー+番組書き下ろし作品収録!!
「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の再放送・見逃し動画配信は?
「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の再放送予定は、不定期に放送されています。詳しくは、同番組公式サイトにてご確認ください。でも、放送時間に制約されずに好きな時に見たいという方には、動画配信サービスがおすすめです。
見逃した「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の動画は、「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で配信される予定です。ただし、全ての放送回の動画が配信されているわけではありませんのでご留意ください。
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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。
(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2024年11月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
U-NEXTで配信中の作品
42作品 ※2024年10月28日現在
ネコメンタリー 猫も、杓子も。
- 養老センセイと“まる”鎌倉に暮らす
- 村山由佳ともみじ 軽井沢の日々よ 永遠に
- 竹内薫とゾンゾンとモモとペッペとシンちゃん
- 尾崎将也とグーとばななとダリとロビンと鏑(かぶら)とさくら
- 養老センセイとまる
- 角田光代とトト
- 吉田修一と金ちゃん銀ちゃん
- 村山由佳ともみじ
- 保坂和志とシロちゃん
- 柚月裕子とメルとピノ
- 岸政彦とおはぎ
- 真梨幸子とマリモとモナミ
- 井上荒野と松太郎
- ヤマザキマリとベレン
- 朝井まかてとマイケル
- 深緑野分(ふかみどり・のわき)としおりとこぐち
- 有栖川有栖といくとたま
- 笹倉慎介とトト
- 東山彰良とカグラ
- 西炯子と大ちゃん
- 神林長平とビタニャ
- 澤田瞳子とそら
- 長岡弘樹とふくとまり
- こざき亜衣とズンズク
- 池田あきことあんちゃん・りんちゃん
- 岡田貴久子とコタロとマシロ
- 福澤徹三とくう
- 山口恵以子とボニーとエラとタマ
- 内田春菊とトンとアネとイモ
- 坂本美雨とサバ美
- 能町みね子と小町
- 石黒謙吾とコウハイ
- 有川ひろとトム
- 及川眠子とサビオとワビイ
- 藤井太洋とゴローとジジとペンタ
- あんびるやすことエル
- ピーター・マクミランとローズとムーンとペンとミニ
- 石渡治とまめとこにゃ
- 犬童一心とチャッピー
- 谷村志穂とルル
- 和田ラヂヲとシャム朗
- 桐衣朝子と桃太郎
放送予定
「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の過去の放送一覧
※放送日の新しい順に掲載しています。
桐衣朝子と桃太郎
放送 2024年10月27日(日)午後6時〜[Eテレ]
46歳で大学入学、61歳で作家デビューという経歴を持つ桐衣朝子さん。福岡の自宅で、漫画家である2人の娘、愛猫の桃太郎と暮らす。大病を患ったことがペンを握るきっかけとなったという桐衣さんの作品には、生と死を見つめるまなざしがいつも注がれている。作品が完成するまでには、同じ創作の世界に生きる娘たちとの間で熱い議論が交わされることもしばしば。そんな侃々諤々を傍で眺める桃太郎の心中やいかに?朗読は黒木華。
和田ラヂヲとシャム朗
放送 2024年10月20日(日)午後6時〜[Eテレ]
ストーリーもオチもない?シュールで不条理なギャグ漫画の世界を開拓し、独自の道を歩み続ける漫画家・和田ラヂヲさん。デビュー以来出身地・松山で暮らし、ゆったりとした時間の中でともに過ごすのは愛猫のシャム朗。時に書斎で作品に取り組み、時に希少本を探しに書店へ、時に出演のラジオ番組でリスナーからの投稿に腹を抱える。生活の中の「あるある」とはかけ離れた独自の笑いの源泉はどこにある?エッセイ朗読は八嶋智人。
谷村志穂とルル
放送 2024年9月5日(木)午後10時30分〜[Eテレ]
バブル期の女性達の心情を綴り話題となった「結婚しないかもしれない症候群」でデビュー。その後小説にも幅を広げ、様々なジャンルを手掛けるが、常に「恋愛小説」という意識があると、自ら語る谷村志穂さん。一緒に暮らすのは長毛の保護猫ルル。遠くを見つめる横顔が好きだという。ワイン片手に窓辺のルルを眺め、執筆を続ける日々。今の時代、社会に思うことは?愛するルルと娘との静かな時間を見つめる。エッセイ朗読は斎藤工。
犬童一心とチャッピー
放送 2024年8月25日(日)午後6時30分〜[Eテレ]
「ジョゼと虎と魚たち」「のぼうの城」などの作品を手掛けてきた映画監督・犬童一心さん。一緒に暮らすのは、映画撮影中に保護したチャッピー。出会ってから19年、東京の自宅だけでなく、静岡の別荘に連れていくことも。愛猫とともに過ごす、日常とは異なるゆったりとした時間の中で、映画論、演出論に思いを巡らす。映像作品の表現にかける人と愛猫の間に生まれる関係性は?御殿場、東京で過ぎゆく日々を見つめる。
石渡治とまめとこにゃ
放送 2024年6月16日(日)午後6時30分〜[Eテレ]
都内の一軒家で2匹の猫「まめ」「こにゃ」と暮らす漫画家・石渡治さん。「もともと猫を飼う気なんてなかったんだよなあ」とうそぶきつつ仕事を邪魔されてもお腹の上をどこうともしない姿に目尻を下げる。妻である漫画家の高梨くみさんは夫のそんな姿に感慨が。当初カメラを怖がっていた猫たちだがそのうちに…?紙とペンの感触、デジタルにはない自然な風合いを愛し執筆に勤しむ石渡さんとマイペースの猫たちのユーモラスな日々。
ピーター・マクミランとローズとムーンとペンとミニ
放送 2024年6月9日(日)午後6時30分〜[Eテレ]
京都の古民家で戯れる4匹の黒猫。アイルランド出身の詩人で翻訳家のピーター・マクミランさんの庵だ。百人一首を始めとする日本の古典を読み解き、その魅力を海外に発信し続けるマクミランさんは猫と触れ合うことでインスピレーションを得ると語る。時に竹林の庭で猫と散歩、時に代わる代わる4匹に執筆を邪魔されることに喜びを感じつつ古の文学に思いを馳せ、現代の言葉に置きかえていく毎日だ。番組後半には予期せぬ出来事が。
あんびるやすことエル
放送 2024年1月29日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
あんびるやすこと愛猫・エルとの穏やかな日々
魔法やお菓子が題材の人気シリーズを20年にわたって発表し続ける児童文学作家で絵本作家のあんびる。アニメーションやおもちゃに関わる仕事を経て創作の世界へ。原点は子どもの頃欲しかったもの、読みたかったものだ。次々に生まれる魔女や猫などのキャラクター。その仕事ぶりを堂々たる体躯(く)の愛猫エルは静かに見守る。創造の世界で子どもたちとつながり続けるあんびるとエルとのコミュニケーションは?朗読は上白石萌音。
藤井太洋とゴローとジジとペンタ
放送 2024年1月22日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
SF作家・藤井太洋と3匹の猫との日々
科学技術の行く末をリアルに構想、文明と人の心の変化を描き、揺れ動く社会に一石を投じるSF作家である藤井。ソフトウェア開発などの仕事を経験、その後東日本大震災の余波が広がる中、創造の世界への転身を決意。自らの経験も交え、冷静に人間を見つめる作品を生み出す日々。そこには、いつも「三匹三様」の猫たちが寄り添う。時に癒され、時に爪を立てられながら、キーボードに向かう日々を追う。エッセイ朗読は、藤木直人。
及川眠子とサビオとワビイ
放送 2023年10月30日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
Wink「淋しい熱帯魚」「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」など一度曲を耳にしたら忘れられない言葉を紡ぐ作詞家及川眠子。音と言葉の組み合わせを緻密に計算、アーティストの個性を考え言葉を生む。傍らには8歳の兄妹猫、サビオ(キジ三毛・オス)とワビイ(ハチワレ・メス)が。仕事に疲れた時、人生の帰路に悩んだ時、猫と共にあることで生き抜いてきたと語る及川さん。作詞家と2匹の穏やかな生活。
有川ひろとトム
放送 2023年10月23日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
小説家・有川ひろの “猫ファースト”な暮らし
「図書館戦争」シリーズなどで知られる小説家・有川ひろさん。愛猫トム(9歳・オス)は自身の著作「旅猫リポート」が映画化された際に、主演を務めた猫を引きとったことが現在に至るきっかけだった。今やすっかりトム中心の「猫ファースト」となった暮らしの中で、ときに身近な題材をフィクションの世界に織り込みながら、創作に打ち込む。デスクの横で、リビングの床で、トムに見守られながら言葉を生み出す姿にカメラを向けた。
石黒謙吾とコウハイ
放送 2023年9月25日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
多くの書籍企画を抱え、タイトルやキャッチコピーを考える編集者でもある石黒謙吾さん。傍らには豆柴の先輩犬・センパイ(17歳・メス)とセンパイを姉のように慕いつつ奔放に育ってきたオス猫のコウハイ(12歳)がいる。同時並行で進む仕事で切羽詰まった石黒さんを尻目にゲラを踏み邪魔、デスク脇で爆睡し始めるコウハイ。そんな姿に相棒以上の連帯と愛情を感じると言う。猫に翻弄されつつ仕事に勤しむ日々にカメラを向けた。
能町みね子と小町
放送 2023年9月18日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
何気ない日常生活の観察から生まれる独自の視点のエッセイ、辛口コラムなどで知られてきた能町さん。新宿のマンションでパソコンに向き合いキーボードを叩き続ける日々だがここ数年夏は青森へ避暑もかねて移動。相棒の小町(推定5歳・メス)ももちろん一緒だ。日常の些細な違和感からテーマを見つけシニカルな批評も持ち味だった能町さんだが、猫との出会いで今や作風まで変わりつつあるという。猫がもたらした運命的な変化とは?
坂本美雨とサバ美
放送 2023年5月22日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
坂本美雨が愛猫への思いや日々の心の内をエッセイでつづる
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。ミュージシャン坂本美雨の楽曲は、家族より長く暮らす一匹の猫との共作から生まれる?日常をドキュメント。エッセイ朗読は有村架純。
湧き出る感情、心の底にある思いから言葉や曲が生まれるというミュージシャン坂本美雨さん。作詞作曲し自ら歌う。日々表現にかける坂本さんが20代で出会い共に暮らしてきたのは保護猫のサバ美(推定15歳・メス)。人懐こく常にそばに寄り添うサバ美は創作の、人生のかけがえのない相棒。2022年の暮れ、サバ美は大きな手術を受けた。折りしも近しい存在の訃報も続く中、生と死についての想いもあらたにした坂本さんの日々。
見どころは?
[1]14年目に突入した愛猫との暮らし
父親は音楽家の坂本龍一さん、母親はミュージシャンの矢野顕子さんという音楽一家に生まれた坂本美雨さん。自身も作詞、作曲をこなし、みずから歌うという、音楽の道を進んできました。そんな坂本さんが、サバ柄の猫“サバ美”と出会ったのは、2010年5月5日。
もともと人なつっこくて甘えん坊、そして人間が好きと坂本さんの言うとおり、サバ美は坂本さんの後ろをどこへ行くのにも付いて歩きます。お料理をしている最中も、家族との団らん中も、ソファにごろんと横になっても、その傍らで、ときにはおなかの上で坂本さんの姿を見つめます。互いに支え、支えられて14年目に突入した一人と一匹の穏やかな日常を映し出します。
[2]音楽を創作する、坂本さんの日常
作曲や作詞などの創作活動も坂本さんの日常の一幕です。愛する娘と夫、そして猫との日常が自然と創作へとつながっていくといいます。
「自分の暮らしが歌に影響する――」ピアノを弾きながら音を確かめ、内なる“何か”を表現しようとする坂本さん。その貴重な創作の様子もお届けします。
[3]番組だけに書き下ろしたエッセイとは?
今回、坂本さんが番組だけに書き下ろしたエッセイは、自身と愛猫への思いだけにとどまらず、周りの人たちへの愛情や、現在の心の内もたっぷりつづられています。坂本さんならではの独特な感性や言葉の選び方は必見です。
番組ディレクターの感想
坂本さんは、周囲の出来事に反応して、揺さぶられた心を解放するため、自分の気持ちを救うために「声」や「音」を出しているのだなと感じました。昨年末に大きな手術をしたサバ美ちゃんや、お友達が愛猫を看取る様子に強く心を揺さぶられていたり、そしてこの取材のさなかにお父さんでもある坂本龍一さんが亡くなったりもしました。坂本さんの人生において、今この瞬間、どんなものが大切でどんなメッセージを伝えたいと思っているのか、そこがエッセイの中に表れていますし、そういった点で貴重な取材をさせていただいたのではと思っています。
番組では、坂本さんが真摯に音楽と向き合う姿を捉えた一方で、日常はサバ美ちゃんやご家族とくつろいでいる姿も捉えています。創作活動をしている姿と、サバ美ちゃんといる姿の対比がすごく表れていると思うので、そこは着目していただけるといいなと思います。
また、何か人生に悩むこと、苦しいこと悲しいことがあったという方たちに、サバ美ちゃんと坂本さんの暮らしを見ていただくことで、いろいろなものに支えられて自分があるということ、ご自身が抱えている思いというのを外に出してもいいんだというふうに感じられる番組だとも思います。自分も一歩乗り越えてみたり、明日も頑張ろうと思えたりするような番組になったらいいなと思います。
内田春菊とトンとアネとイモ
放送 2023年5月15日(月)午後10時50分〜[Eテレ]
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の異色ドキュメント。多忙な暮らしの中3匹の猫とつかず離れずの漫画家・内田春菊。書下ろしエッセイの朗読は、宮沢りえ。
漫画家、作家、俳優…、ギターも弾くし歌もうたうマルチクリエイターの内田春菊さん。猫を飼うのは18年ぶりという内田さんの自宅ではトンキニーズのトン(4歳・オス)、マンチカンの保護猫姉妹アネとイモ(ともに3歳)の3匹が縦横無尽に歩きまわる。ダイニングの床やイスの上で寝ていたかと思うとデスク脇のプリンタに登り内田さんの執筆を代わる代わる見守る。漫画作品にも登場する3匹との緩やかでありながら刺激的な日々。
山口恵以子とボニーとエラとタマ
放送 2023年1月25日(水)午後10時〜[Eテレ]
山口恵以子 三匹の愛猫との日々
もの書く人の傍らにはいつも猫が。3匹の保護猫を愛しながらも手を焼く日々。東京下町に暮らす小説家・山口恵以子の何気ない日常のドキュメント。エッセイ朗読は広末涼子。
自らの経験から生まれた食堂を舞台とする人情物語、女性の生き様を描く歴史小説などで人気の小説家山口恵以子。いずれも保護猫のボニーとエラ、そしてタマの三匹が今日も山口を取り囲む。猫は役に立たないと語りつつ、その実猫たちがしでかしたエピソードを作品に盛り込むこともあるのだとか。執筆に一緒に暮らす兄の介護に三匹の世話に…、気ぜわしく過ぎ行く一日でリラックスできるのは晩酌のひと時。今夜も愛猫相手に盃を交わす
福澤徹三とくう
放送 2023年1月18日(水)午後10時〜[Eテレ]
アウトロー作家が猫に翻弄される日々
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。アメリカンショートヘアのやんちゃな猫に翻弄される強面作家。地元北九州での創作の日常にカメラを向ける。エッセイ朗読は市原隼人。
ホラー、アウトロー、警察小説と幅広く手掛ける福澤徹三。地元北九州の地で酒をこよなく愛し旧友との語らいを喜びに、執筆に勤しむ日々だ。アメリカンショートヘアのくう(2歳)が福澤の良き相棒。ドアノブに飛びついて勝手に書斎に入り込んでは仕事の邪魔をするくうに、強面の作家もつい目を細める。勉強はさして好きではなかったが、本だけは好きで手放さなかったことが人生の支えになったという還暦の作家の本と酒と猫の日々。
岡田貴久子とコタロとマシロ
放送 2022年10月26日(水)午後10時〜[Eテレ]
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の異色ドキュメント。児童文学作家・岡田貴久子と8匹の猫の慈愛あふれる穏やかな日々。書下ろしエッセイの朗読は、のん。
8匹の猫に囲まれ横浜に暮らす、児童文学作家・岡田貴久子さん。16歳の兄弟猫・コタロとマシロをはじめ、いずれも引き受け育てているのは保護猫だ。時々訪ねてくる詩人の娘とともに世話と執筆に明け暮れる日々。1行書いては猫たちにご飯をあげ、また1行…といった穏やかな時が流れる。愛する猫たちと生きとし生けるものすべてに向けられる岡田さんのまなざしを追い、「今を生きる」ことを探究する児童文学作家の心情を描く。
「池田あきことあんちゃん・りんちゃん」
放送 2022年10月19日(水)午後10時〜[Eテレ]
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の異色ドキュメント。絵本作家・池田あきこの、2匹の猫と、創作に明け暮れる日々。書き下ろしエッセイの朗読は竹野内豊。
猫好きから愛されるキャラクター「ダヤン」の生みの親で、多くの絵本や紀行エッセイで知られる絵本作家・池田あきこさん。ダヤンは実際に池田さんが初めて飼った猫がモデルだが現在も、保護猫だったあんちゃん(6歳)とりんちゃん(3歳)と都内の自宅兼アトリエで創作に打ち込む日々だ。彼女らからインスピレーションをもらう作家のエネルギッシュかつゆったりとした日常を描く。猫一筋のクリエーターが今猫に見出だす世界とは?
「こざき亜衣とズンズク」
放送 2022年8月24日(水)午後10時〜[Eテレ]
漫画家・こざき亜衣と愛猫ズンズクの日々。朗読は小芝風花
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。表現者と愛猫の異色ドキュメント。漫画家こざき亜衣の仕事と子育てと、そして、猫との暮らし。書下ろしエッセイの朗読は、小芝風花。
高校薙刀部を舞台とする熱血青春武道マンガ「あさひなぐ」で人気を博し、今は本格的な歴史ロマン「セシルの女王」に取り組み創作の幅を広げる漫画家・こざき亜衣。自宅兼仕事部屋では愛猫ズンズクが静かに見守る中、ディスプレイに向かう。夕方からは一転、にぎやかな子育ての時間に。はしゃぐ子どもに騒がしいのが苦手なズンズクはタジタジ。どちらも愛おしい存在が織り成す風景、日々変化する関係性の中にこざきが見出したのは?
「長岡弘樹とふくとまり」
放送 2022年8月17日(水)午後10時〜[Eテレ]
ミステリー作家・長岡弘樹が猫の親子と過ごす日々
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の異色ドキュメント。精緻なトリックで魅了するミステリー作家・長岡弘樹が愛猫と過ごす山形の日々。朗読は佐々木蔵之介。
警察学校や医療現場などを舞台にした数々の短編で知られ鮮やかなどんでん返しでファンを魅了するミステリー作家・長岡弘樹。山形城址の石垣で見つけて保護した2匹の猫ふくとまりの親子とともに暮らし始めたのは7年前のこと。筆が止まるたび膝に乗る人懐っこい、ふくと、いまだにほとんど触らせてくれない、まり。2匹の猫の間で気持ちも揺れながら新たな作品に挑戦する日々。今日もトリックを構想するミステリー作家の頭の中は?
「澤田瞳子&そら」
放送 2022年5月25日(水)午後10時〜[Eテレ]
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の異色ドキュメント。直木賞受賞の時代小説家・澤田瞳子と愛猫そらとの、京都での日々。書下ろしエッセイの朗読は、波瑠。
古都の風情を感じて育ち、作家である母・澤田ふじ子の影響もあって自然と時代小説の世界へと入ったという澤田瞳子。今も神社仏閣を巡り、歴史上の出来事を調べてはその隙間を想像力で埋め執筆に明け暮れる日々だ。愛猫はこの5月で9歳になる、そら。里親募集を夫が見つけ保護した。おしゃべりで狭いところが嫌いで甘えん坊…、そらとの出会いで猫に対する固定概念が覆されたという澤田。時空を超える創作の世界と愛猫との関係は?
見どころ
昨年、『星落ちて、なお』での第165回直木賞受賞が記憶に新しい澤田さんは、いま最も勢いのある時代小説作家のひとりです。8歳になるメス・そらちゃんとの出会いは、SNSでの里親募集を夫が見つけたことがきっかけ。京都の我が家に迎えいれることにしたそうです。
澤田さんが寝っ転がると、すかさず背中やおなかの上に乗っかって、足をふみふみするそらちゃん。キッチンカウンターに置かれた鍋敷きの上にちょこんと座って、料理をする澤田さんに時折ちょっかいを出したりも…。甘えん坊でおてんば娘のそらちゃんに振り回されながらも、猫愛たっぷりの澤田さんの姿を描いていきます。
澤田さんが、そらちゃんとの日々をつづった書き下ろしエッセーを朗読するのは、波瑠さん。そらちゃんと暮らすようになって、そんなに大きな変化があったわけではない。けれど、薄い色ガラスが一枚挟まれたように、見えるもの、感じることが変わってきた…。そう語る澤田さんによる、そらちゃんとの物語です。
「神林長平とビタニャ」
放送 2022年5月18日(水)午後10時〜[Eテレ]
SFを中心に活躍する作家神林長平の想像力の世界で愛猫の存在は?書下ろしエッセイ朗読は三上博史。
長野県安曇野に精神科医の妻と暮らす作家・神林長平。デビュー以来40年近く、日々執筆に勤しむ日本SF界の大御所だ。ストーリーテラーというよりシチュエーションテラー、今日も17歳の愛猫ビタニャを膝に抱えてコタツでパソコンに向かい、特異な「状況」を夢想、想像力の旅に出る。ビタニャもつかず離れず神林を見守る。猫がいなければ作家になっていなかったという神林の創作の世界にあって、猫の存在とは?朗読は三上博史。
見どころ
主要キャラクターの1人が猫型異星人という『敵は海賊』シリーズや『言壺』で知られる神林さんは、硬質で緻密な描写と独特の文体が特徴の日本SF界の大御所です。そんな神林さんが愛してやまないのが、ビタニャです。2005年、野良猫として玄関ポーチに現れたビタニャ。それから約17年、長野県で、家族の一員としてともに暮らしています。
番組では、神林さんとビタニャの日常を、淡々と映し出します。およそ17歳になるビタニャは、高齢のため、えさを食べているとき以外は、たいていコタツの中。でも、神林さんが執筆を始めると、そばに来てちょっかいを出してきます。そんなビタニャをひざに抱き、「猫はいいな〜」と、楽しげにため息をつく神林さん。
作家が書き下ろした猫のエッセーを、俳優が朗読するパートも、「ネコメンタリー」の大きな見どころです。ビタニャとの出会いや、先代猫・ゲンマイの話…。神林さんならではの独特な文体で書かれたエッセーを、三上博史さんが思いを込めて朗読します。
「西炯子と大ちゃん」
放送 2021年12月16日(木)午後10時30分〜[Eテレ]
「もの書く人」の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の日常を描く異色ドキュメント。今回は「恋愛漫画の名手」、漫画家の西炯子編。書下ろしエッセイの朗読は伊藤沙莉。
「娚の一生」「たーたん」など繊細なタッチで人間模様を描き恋愛漫画の名手と呼ばれる、西炯子。自らを「愛しベタで愛されベタ」と語る彼女だが、猫への愛はストレートだ。沢山の保護猫を引き取り現在も4匹と暮らすが、いつも傍にいるのは、大ちゃん(3歳)だ。自宅兼仕事場でペンを走らせている時も容赦なくまとわりつき、西もかまわずにはいられない。大ちゃんとの出会いは、彼女に大きな心境の変化をもたらしたというのだが。
「東山彰良とカグラ」
放送 2021年12月9日(木)午後10時30分〜[Eテレ]
作家・東山彰良 猫がもたらす新たな創作の世界
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。東山彰良編。直木賞受賞後も挑戦を続け自ら作風が定まらない作家と語る東山の創作の世界。愛猫は東山に何をもたらす?朗読は松重豊。
推理小説からハードボイルド、さらに青春小説まで、次々に新たなテイストの作品を生み出し、いつも次回作でファンに新鮮な驚きを与える作家東山彰良さん。小説は、シーンが浮かんだら見切り発車で書き出してしまい、後は物語に連れて行ってもらうというのだが、さて猫との生活は?猫が連れて行ってくれた新たな創作の世界とは?衰弱していたところを保護したカグラ(5歳オス)と妻と…、静ひつな時間が流れる日々を切りとる映像詩
【出演】東山彰良,【朗読】松重豊,【語り】森下絵理香
「笹倉慎介とトト」
放 送 2021年9月9日(木)午後10時30分〜[Eテレ]
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。愛猫との日常を描く異色ドキュメント。シンガーソングライター笹倉慎介編。愛猫が教えてくれた人生で大切なことは?朗読は瀧本美織。
Eテレ0655と2355でお馴染みの笹倉慎介さん。都内スタジオで、言葉と音楽と愛猫に囲まれ過ごす日々。4歳になる茶トラのメス猫トトを保護して以来、妻との生活も完全にトト中心に。今日も浅煎りコーヒーの香りの中、トトと対話しながら、ギターを片手に創作が始まる。トトから教えてもらった大切なこととは?愛猫との暮らしからインスピレーションを得るシンガーソングライターの姿を追う、優しさに満ちたネコメンタリー。
「有栖川有栖といくとたま」
放 送 2021年9月2日(木)午後10時30分〜[Eテレ]
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の日常を描く異色ドキュメント。ミステリー作家、有栖川有栖編。猫をめぐる謎は解けるか?書下ろし短編も。朗読は吉田羊。
自身を投影させた同姓同名のキャラクターと、探偵の名コンビが活躍する「アリスシリーズ」で知られるミステリー作家、有栖川有栖さん。保護猫だったいく(10歳メス)とたま(9歳オス)を譲り受け、大阪市内で妻と暮らし、朝方まで執筆にいそしむ日々だ。推理、トリック、どんでん返し、読者を欺くことを得意とする小説家も猫には驚かされてばかり。「歩く矛盾」と語る猫の存在。トリックを追い愛猫を追う小説家の謎は解けるか?
【出演】有栖川有栖,【朗読】吉田羊,【語り】森下絵理香
「深緑野分(ふかみどり・のわき)としおりとこぐち」
放 送 2021年3月14日(日)午後6時30分〜[Eテレ]
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の日常を描く異色ドキュメント。今回はユニークな作品世界を構築、人気のミステリー作家・深緑野分編。朗読は多部未華子。
直木賞や本屋大賞などにノミネート、気鋭のミステリー作家・深緑野分。ボランティアを通じて引きとったという2匹姉妹猫は今年で7歳、キジトラの「しおり」と白黒ハチワレの「こぐち」だ。名前の由来は「栞」と書物の背と反対側の「小口」と呼ばれる部分からと、いずれも小説家らしく本にちなむ。書庫と化した自宅で、読書と執筆で想像力の世界に遊ぶ日々の深緑さんは、猫と遊ぶ…のではなく、猫と群れているのだとか。その心は?
【出演】深緑野分,【朗読】多部未華子,【語り】森下絵理香
「朝井まかてとマイケル」
放 送 2021年3月7日(日)午後6時30分〜[Eテレ]
大阪生まれ大阪育ち、なのにキップのいい江戸っ子を描く時代小説で人気の朝井さんの愛猫の名はマイケル、24歳になるアメリカンショートヘアとペルシャの雑種だ。いつもお気に入りのソファーにいるが朝井さんが執筆を始めるとパソコンの前に座り込んで邪魔をする、よきパートナーだ。広告業を営む夫はそんな好奇心いっぱいのマイケルを今日も写真に収める。仕事場を兼ねた自宅で穏やかに流れる二人と一匹の日常。そんな日々に…。
「ヤマザキマリとベレン」
放 送 2021年1月3日(日)午後6時〜[Eテレ]
「テルマエ・ロマエ」で知られるヤマザキさん。世界を転々としてきた彼女にとって、日本に“足止め”となった今は特別な時間。ジャズを聴きながらタブレットで漫画を描き、イタリアから連れてきた愛猫ベレン、今回撮影もしてくれた長男デルスさんと過ごす日々。もともと生き物好き、好奇心の塊のヤマザキさんは日々大忙し。静かに見つめるベレンは何想う?初回出演の養老センセイの愛猫まるも登場。新春に贈る、愛する猫との物語。
- イタリアから連れられてきたベレン(11歳。通称「マミ」)は、とっても臆病なベンガルネコ。来客があると身を隠す。寂しがり屋のマミに、ヤマザキさんは幼少の頃の自分を重ねて見る。
- 地球がおもしろい。価値観が違うものを求めている。それがヤマザキさんの創作の原点。
- 幼少の頃から昆虫が大好きだったヤマザキさん。今も子供の頃に母に買ってもらった昆虫図鑑を大事に持っている。
「井上荒野と松太郎」
放 送 2020年7月15日(水)午後10時50分〜[Eテレ]
もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。今回は、緑豊かな長野の地で、夫とともに暮らす、直木賞作家・井上荒野と愛猫・松太郎との穏やかな日々。不倫、死、果てしない男女の愛憎劇…、人間の心の襞に迫るべく言葉を紡ぎ続ける。父は小説家・井上光晴。幼い頃から言葉にはとても厳しかったという。今日も言葉を探してキーボードを叩く小説家は、スヤスヤと眠る松太郎の姿に、何を見ているのか?書き下ろし短編の朗読は、井川遥。
「真梨幸子とマリモとモナミ」
放 送 2020年7月8日(水)午後10時50分〜[Eテレ]
真梨幸子さんは、後味の悪い結末のミステリーで人気を博し、通称“イヤミスの女王”とも呼ばれる小説家。マリモ(3歳)とモナミ(1歳)の2匹のメス猫に出会い、その日常は一変したという。気ままな一人暮らしだったはずが今やすべて猫中心に。執筆の邪魔をされるからと仕事場を借り、青森への出張も日帰りにするという。だが真梨さんの思いを知ってか知らずか、2匹はケンカばかり。すったもんだの女性ばかりの生活の結末は?
「岸政彦とおはぎ」
放 送 2020年7月1日(水)午後10時50分〜[Eテレ]
まだ大学院生だったころに出会ったおはぎは、今は18歳となるメス猫。社会学者としての人生のほぼすべてを一緒に過ごしてきた。近ごろめっきり耳が遠くなってきたが、それでも豊かなコミュニケーションができているという。原稿を書く時、本を読む時、いつも傍らにいる。「猫は世界そのもの」と語る岸さんは、小さな瞳の中に何を見ているのか?ともに研究者である妻と、大阪で猫を中心に暮らす日々の中にあるリアルを見つめる。
「柚月裕子とメルとピノ」
放 送 2020年5月20日(水)午後10時50分〜[Eテレ]
直木賞候補「孤狼の血」も映画化、今最も注目されるミステリー作家の一人柚月裕子さんは山形で2匹の猫と暮らす。ぴんと立った耳がチャーミングなヒマラヤンのメルと丸くて大きな目をしたチンチラゴールデンのピノ。いつも静かに作家の仕事ぶりを見守るかのようだ。デビュー10年目、作家になれるとは思っていなかったという柚月さん。日々パソコンに向かい言葉を紡ぎ出すべく格闘する。メルとピノしか知らない?作家の胸の内は?
「保坂和志とシロちゃん」
放 送 2020年5月13日(水)午後10時50分〜[Eテレ]
保坂和志さんの時間は猫を中心に回る。これまで沢山の猫と暮らし見送ってきたが、今はシロちゃん(15歳・メス)の世話に追われる日々。一日の始まりも朝ごはんをあげることから。シロちゃんのために遠くに出かけることも少なくなった。保坂さんにとって猫は生活そのもので、猫がいるから四季があり、喜びがあり、悲しみがある。一人の小説家と猫とのふれあいを見つめながら生きることの意味を考える。
「村山由佳ともみじ」
放 送 2020年4月29日(水)午後10時50分〜[Eテレ]
高原の軽井沢で、直木賞作家の村山由佳さんと暮らすのは17歳の「もみじ」(雑種・メス)。物心つく頃には家に猫がいて、これまでたくさんの猫と生活を共にしてきた村山さんだが、中でも、もみじは特別な存在。二度の離婚を経験し波乱万丈ともいえる私生活と共に作風も大きく変化した村山さん。もみじはその苦楽の全てをそばで見てきたいわば戦友だ。高齢のもみじの最期を意識する日々、かけがえの無い時間の積み重ねをドキュメント。
「吉田修一と金ちゃん銀ちゃん」
空前の猫ブームの中、作家は愛猫に何を見る?「悪人」など数々の話題作がある作家の吉田修一さんと同居するのはベンガルの「金太郎」とスコティッシュフォールドの銀太郎、通称・金ちゃん、銀ちゃん。見た目も性格も正反対の凸凹コンビは、吉田さんにとって昼寝仲間。仕事場兼自宅では、二匹は片時も吉田さんのそばを離れない。猫を飼うのは初めてという吉田さん、彼らとの生活でそれまで知らなかった思いが生まれたというが…。
「角田光代とトト」
直木賞作家の角田光代さんと暮らすのは、アメリカンショートヘアのトト。7歳のメス猫だ。猫と暮らす前と後では、すっかり世界が変わってしまったという角田さん。トトと出会ってからの角田さんの日々の生活は?都会のマンションで、トトはどんな暮らしを?猫と人間が織りなす不思議な縁…。猫をテーマとする書き下ろし小説のタイトルは、「任務十八年」。角田ワールドが展開する。人間にとって猫とは?猫にとって人間とは?
「養老センセイとまる」
文明評論に忙しい養老孟司さんと飼い猫のスコティッシュホールド、13歳になるオスの「まる」の暮らしの舞台は鎌倉。7キロの巨体、特技は通称“どすこい座り”。雑木林を、養老先生と仲良くお散歩?晴れの日もあれば雨の日も…。あれ?今日は雪だ。さて、まるはどうする?養老先生とまるの何気ない日常を見つめる。空前の現代の猫ブーム、養老先生はどう斬るか?鎌倉の自然の中お送りする、微笑ましくも愛おしい猫と作家の物語。
「尾崎将也とグーとばななとロビンとダリと鏑とさくら」
もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。今回は「梅ちゃん先生」「結婚できない男」など数々の人気ドラマの脚本を手がける尾崎将也。動物を飼うことに興味がなかったにも関わらず、いつの間にか6匹の猫と同居。表情も執筆のペースも崩さない泰然自若の脚本家と自由奔放な猫たち。関心がないように見えながら「すべて家族」と断言する、そのまなざしに6つの個性はどう映っているのだろうか?ドラマさながらの?ユーモラスな日々
「竹内薫とゾンゾンとモモとペッペとシンちゃん」
もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。今回はサイエンス作家の竹内薫。高エネルギー物理学を専攻、科学の世界を言葉で伝える仕事へ。コメンテーターとしても活躍する。現在4匹の猫と暮らすが、猫のフォルムを流体力学に重なる美しさと表現、猫との触れ合いが人間の脳を活性化させるとも話す一方で、運動能力が高く、駆けまわる猫たちに翻弄される日々。物理では把握しきれない猫の魅力を考察するサイエンティストの日々とは?
「村山由佳ともみじ 軽井沢の日々よ 永遠に」
作家・村山由佳さんと暮らす17歳の愛猫もみじ。執筆中もずっと離れない「戦友」だ。幼い頃から猫に囲まれてきた村山さんだが、もみじは特別な存在と言う。軽井沢の自然の中、老いが迫るもみじとのかけがえない日々。書き下ろしエッセイを朗読するのは、自身も猫好きで知られる女優・上野樹里。猫もしゃくしも猫ブームの時代、猫好きはもちろん、そうでない方にもささげる心が自由になる60分。美しい映像で送る魂の記録。
「養老センセイと“まる”鎌倉に暮らす」
解剖学者で作家の養老孟司さんと暮らすのは、14歳のまる。特技は通称「どすこい座り」。不思議な存在感を持つ猫だ。養老さんが今日もキーボードをたたく中、邪魔しかしない。でもそれがまるの仕事?豊かな鎌倉の自然を舞台に贈る、養老センセイとまるのかけがえない日々。書き下ろしエッセイを朗読するのは俳優・松坂桃李。猫も杓子(しゃくし)も、猫ブームのこの時代に猫好きにはもちろん、そうでない方にもささげる。
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