4Kドラマ「おもかげ」
放送 2023年3月27日(月)午後9時〜10時59分[BS4K]
昭和の激動の時代を孤独とともに生き抜いた男の、感動の物語
孤独を抱えながら昭和の復興期を生きてきた男が、謎の美女たちに連れられ、自らの過去をさまようことに。 謎の美女たちは何者なのか・・・。そして目的は・・・。 忘れようとしていた記憶、女性たちの言葉、すべての点がつながった時、物語は感動のクライマックスを迎える――。
- 原作 浅田次郎
- 脚本 吉田康弘
- 音楽 富貴晴美
- 演出 小林聖太郎
あらすじ
商社マンとして65歳で定年を迎えた竹脇正一(中村雅俊)は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、病院の集中治療室に運びこまれる。正一の妻の節子(浅田美代子)、同期で社長まで上りつめた堀田(宅麻伸)、同じ児童養護施設で育った永山(モロ師岡)、永山の弟子として働く娘の婿・和志(板橋駿谷)、それぞれが問わず語りに意識の戻らない正一に自らの思いを吐露していく。一方、正一本人は、ベッドに横たわる自分の身体を横目に、謎の美女たち(三田佳子、余貴美子、さとうほなみ)や隣のベッドに眠っていた榊原(不破万作)に連れられるまま病院を抜け出し、思い出の場所を巡るという奇妙な体験を重ねていく。命の終わりに人生を振り返る旅のようなものなのだろうか・・・。孤児という出自から来る孤独を無理やり忘れ、父として夫として懸命に生きて来た人生。その人生の終盤、正一は予想もしていなかった自分自身の過去と向き合うことになる。
生活のために働き、会社を勤め上げた者、そのサラリーマン人生を支えた妻、父の背中を見て育った子供たち。そんな皆の心を、やさしくほぐす物語。
<参考>原作本『おもかげ』 (著)浅田次郎
涙なくして読めない最終章。
人生という奇跡を描く著者の新たな代表作。
孤独の中で育ち、温かな家庭を築き、定年の日の帰りに地下鉄で倒れた男。
切なすぎる愛と奇跡の物語。
エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。家族や友が次々に見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよい出し、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされる。孤独な幼少期、幼くして亡くした息子、そして……。涙なくして読めない至高の最終章。著者会心の傑作。
時代を超えて胸を打つ不朽の名作『地下鉄(メトロ)に乗って』から25年――
浅田次郎の新たな代表作、待望の文庫化。
主な登場人物・キャスト
竹脇正一 中村雅俊
孤独を抱えながら昭和の復興期を生き抜いてきた男。65歳で定年を迎えたその日に地下鉄の車内で倒れる。病院の集中治療室に運びこまれ生死の境をさまよっているが、次々に現れる謎の女性たちと奇妙な体験を重ねていく。
竹脇節子 浅田美代子
正一の妻。ずっと聞きたかったある事を聞けないまま、正一が倒れてしまい・・・
榊原勝男 不破万作
正一が運び込まれた病院で、正一の隣のベッドに横たわる老人。彼もまた、正一を奇妙な世界へといざなう。
永山徹 モロ師岡
正一と同じ児童養護施設で育った幼なじみ。正一の娘婿・和志の、大工の親方でもある。正一が、妻の節子に対して秘密を抱えたまま倒れたことを気に病む。
大野茜 前田亜季
正一のひとり娘。3人目の子供を妊娠中。産まれてくる子供の名前を正一に相談したいと思っているが・・・。
大野和志 板橋駿谷
大野茜の夫。エリートでもある義理の父・正一が、親のいない自分と茜の結婚を許してくれたことに感謝している。
峰子 さとうほなみ
正一と一緒に過去をめぐる3人目の謎の女性。
堀田憲雄 宅麻伸
正一が務める商社の社長。正一と同期で入社し若い頃は親しかったが、自身の昇進を重ねるうちに疎遠になってしまったことを気にしている。
入江静 余貴美子
正一と一緒に過去をめぐる2人目の謎の女性。
マダム・ネージュ 三田佳子
雪の降る中、正一を病院から連れ出す謎の女性。
4Kドラマ「おもかげ」の再放送・見逃し動画配信は?
4Kドラマ「おもかげ」の再放送については、現在のところ未公表のため不明です。分かり次第ご案内します。また、同ドラマの見逃し動画配信については、現在のところ予定はありません。