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海外ドラマ「DOC あすへのカルテ」のあらすじ・ネタバレ・見逃し動画配信は?

海外ドラマ「DOC シーズン2」の記事はコチラからどうぞ!

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なお、残念ながら「DOC(ドック)あすへのカルテ」は現在のところU-NEXTでは配信されていません。でも、放送から1週間以内であれば「NHKプラス」で視聴することができます。

海外ドラマ「DOC(ドック)あすへのカルテ」

放送 2022年10月9日(日)スタート・全16回
   毎週日曜日 午後11時〜[NHK総合]

イタリアで過去13年間に放送されたテレビシリーズでNo.1の視聴数獲得!
イタリア発!12年間の記憶を失ったエリート医師の愛と再生の物語

「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた、実在の医師で作家のピエルダンテ・ピッチョーニの実話をもとにした小説に着想を得て制作されたオリジナルドラマです。頭部に外傷を負ったことによって過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人生を再建しようとする、心に訴えかけるヒューマンドラマです。

イタリア最大の公共放送局<RAI1>で放送され、イタリアの過去13年間に放送されたテレビシリーズの中でNo.1の視聴数を獲得した「DOC(ドック) あすへのカルテ」を、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの配給により、2022年10月9日(日)から、NHK総合テレビにて毎週日曜夜11時より日本初放送いたします。(全16話)

原題:DOC – NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア

シーズン2の記事はコチラからどうぞ!

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見どころ

実話を元にしたヒューマンドラマ

実際に救急救命医師として活躍し、ある日交通事故で大脳皮質を損傷し昏睡状態から回復したものの記憶喪失に陥り、過去12年間の記憶を失うも医師としてカムバックしたイタリア人医師の実話をもとにした小説をベースに制作。“記憶喪失の医師”で知られるピエルダンテ・ピッチョーニ博士は、第2話”踏み出す勇気”で患者役としてゲスト出演しています。

主演は注目の俳優、ルカ・アルジェンテーロ

アンドレア役はイタリア出身の俳優、ルカ・アルジェンテーロ(『食べて、祈って、恋をして』『今ドキ女子の恋愛ショコラティエ』ほか)。声の出演は安元洋貴・沢城みゆき・日髙のり子ほか実力派声優が勢ぞろい。

ポルトガル、スペインでも若者を中心に大ヒット!第3シーズンの制作決定!

ポルトガル、スペインでも、若者層を中心に支持を得ており、放送されたAXNでは、ポルトガルでプライムタイム平均視聴率を89%上回り、スペインでは106%も上回りました。本国でも好調の本作は、すでに第2シーズンは放送し、はやくも第3シーズンの制作が決定しています。

撮影はイタリア・ミラノ

ドラマの舞台となっているミラノの美しい街並みも楽しめます。

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あらすじ

ミラノのアンブロシアーノ総合病院の内科医長アンドレア・ファンティは誰もが認める優秀な医師で、多忙な日々を送っていた。患者にも同僚にも厳しく接し、疎まれてもいた。そんなアンドレアに悲劇が訪れる。医療ミスで息子が亡くなったと信じる男性に銃で頭を撃たれたのだ。一命をとりとめ意識を取り戻したアンドレアだが、過去12年間の記憶を失っていた…。友人で精神神経科医のエンリコは記憶を取り戻させるため、アンドレアを長年勤務していた内科に入院させる。アンドレアの恋人の内科医ジュリアは担当医に名乗りを上げる。医師として、一人の人間として、アンドレアは人生を再生することができるのか…?

主なキャスト

※ネタバレを含んでいます。

アンドレア・ファンティ  ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)

元内科医長で大学教授。誰もが認める優秀な医師で、患者にも同僚にも厳しく接し、疎まれてもいた。入院中に亡くなった青年の父親に銃で頭を撃たれ、12年間の記憶を失ってしまうが、医者としての再起を目指す。8年前にアニェーゼと離婚し、密かに同僚医師のジュリアと交際していた。

ジュリア・ジョルダーノ  マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)

内科医。長年アンドレアの助手を務め、その後、離婚したアンドレアと密かに交際していた。銃撃事件により記憶を失ったアンドレアに寄り添うが、自分に関する記憶を失い、元妻アニェーゼとの関係を取り戻そうとする彼を見て胸を痛める。

アニェーゼ・ティベリ サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)

アンドレアの元妻。病院長。アンドレアとの間にカロリーナ、マッティアという二人の子供をもうけたが、10年前にマッティアが病気で亡くなり、8年前に離婚している。記憶を失ったアンドレアに、離婚したことや息子のマッティアが心不全で亡くなったことを告げる。過去に子宮筋腫を患い、摘出手術を受けている。

マルコ・サルドーニ ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)

内科医。アンドレアと共に内科医長の後任候補とされていたが、アンドレアが医長になる。しかし、アンドレアが銃撃で倒れ、その後任で内科医長に就任する。実は医療ミスの加害者であり、銃撃事件の直前に証拠となるカルテを盗み出そうとしてアンドレアに見つかっていた。アンドレアが持ち去ったカルテの行方を探しつつ、彼の記憶がよみがえることを恐れている。妻は製薬会社の営業担当で、秘密を共有している。

エンリコ・サンドリ ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)

精神神経科医。アンドレアの友人でもある。アンドレアにとって残酷な記憶である10年前の出来事を本人に知られないよう隠しつつ、記憶が戻ることを願って彼が長年勤務していた内科に入院させた。

ロレンツォ・ラッザリーニ ジャンマルコ・サウリーノ (声:佐藤拓也)

画像診断に定評がある内科医。女性とのつきあいに慣れていてモテモテだが、密かにジュリアに思いを寄せている。しかし失恋し、その痛みから逃れるため昔の交際相手キアラとの関係を深めていく。キアラからもらった薬物を一度だけ使うが、そのことがマルコに見つかり弱みを握られる。

リッカルド・ボンヴェーニャ ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)

内科研修医。15才の時、アンドレアに命を救われた過去を持つが、周囲には知らせておらず、アンドレアは記憶を失ったため彼のことを覚えていない。命の代償として片足を失い義足となったが、そのことも周囲には秘密にしている。研修医のアルバに思いを寄せている。

アルバ・パトリツィ シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)

内科研修医。元々は外科希望だったが、母親で外科医長のマルテッリに拒まれて内科に移った。高圧的な母親に逆らうことができず、同じ病院に勤めているにもかかわらず接触を避けている。リッカルドに思いを寄せている。

エリーザ・ルッソ シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)

内科研修医。気が強く物事をずばずば言う。密かにロレンツォと付き合い始めるが、彼がジュリアを思っていることに気付いて諦める。その後、ガブリエルに惹かれ恋愛関係となるが…。

ガブリエル・キダーネ アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)

内科研修医。エチオピア出身で、いずれは故郷に戻って医者として働くことを約束している。エチオピアに婚約者がいるが一度も会ったことがない。打算的な部分があり、気の強いエリーザと付き合い始め、エチオピアへ戻るべきか、この病院で医師を続けるべきか、気持ちがゆらぎ始める。

テレーザ エリザ・ディエウザニオ(声:斉藤あんり

看護師長。明るい性格で周囲を和ませる。厳格なアンドレアに臆することなく、はっきりと意見を言える貴重な存在。

カロリーナ ベアトリス・グランノ声:廣田悠美

アンドレアとアニェーゼの娘。医学部の大学生。現在は家を出てアパートで一人暮らしをしている。弟マッティアの死の真相を隠し続けていた罪悪感から、過食症を患っている。

ダヴィデ シモーネ・ガンドルフォ(声:宮島岳史)

アニェーゼの新しいパートナー。アンドレアと別れた後のアニェーゼを献身的に支え、子宮を摘出し不妊となった彼女との間に里子を迎えることにする。

イレーネ マリア・ロザリア・ルッソ

マルコの妻。製薬会社の営業担当として病院に出入りしている。マルコと秘密を共有しており、マルコの味方となってアンドレアを病院から追い出すべく画策する。

マリア ビアンカ・パンコーニ(声:遠藤生野)

リッカルドが15歳のときに付き合っていた年上の恋人。リッカルドが事故で片足を失ったのを機に彼の前から去っていた。新聞記者となって再びリッカルドの前に姿を現すが…。

キアラ ベネデッタ・チマッティ(声:坂本悠里)

ロレンツォの大学時代の恋人。同じ医学部に通っていたが途中で挫折し、薬物依存症になる。

エジーディオ・パヴェージ

入院中に亡くなった青年ジョヴァンニの父親。アンドレアの医療ミスを疑い、病院に乗り込んでアンドレアを撃った。

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海外ドラマ「DOC(ドック)あすへのカルテ」の再放送・見逃し動画配信は?

海外ドラマ「DOC(ドック)あすへのカルテ」の再放送の予定は、現在のところ未公表です。一方、このドラマの動画配信はNHKプラスで配信される予定です。

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NHKの見逃し番組を見る方法

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「DOC(ドック)あすへのカルテ」各話のあらすじ・ネタバレ

※<補足>にはネタバレが含まれています。

第1話「記憶喪失」

放送 2022年10月9日(日)午後11時〜[NHK総合]

イタリア発!12年間の記憶を失ったエリート医師アンドレア・ファンティの愛と再生の物語。医師として、人間として、大切なものを取り戻すことはできるのか?

ミラノの総合病院の内科医長アンドレアは誰もが認める優秀な医師で、多忙な日々を送っていた。患者にも同僚にも厳しく接し、疎まれてもいた。そんな中、ある青年が入院中に亡くなった件について、病院に調査が入ろうとしていた。青年の治療に過失はなかったとアンドレアは考えていたが、別の入院患者の退院許可書を見て、あることに気がつく。それを確かめようとした直後、アンドレアに悲劇が訪れる。

<補足>

入院中の青年が亡くなったのは、マルコ医師が同姓同名の別の患者と間違えて薬を投与したからだった。それに気付いたアンドレアはカルテを確認しようと書庫へ。そこでは、マルコがカルテを抜き取り証拠隠滅を図ろうとしていた。アンドレアはマルコからカルテを取り返し、カバンの中にしまった。

その後、アンドレアは入院中に亡くなった青年ジョヴァンニの父親に頭を撃たれた。アンドレアは一命こそとりとめたが、過去12年間の記憶を失ってしまう。8年前に妻と離婚したこと、10年前に男の子マッティアを亡くしたことも覚えていなかった。年功序列によりマルコが医長となった。そして、アンドレアは記憶を呼び戻すために自分の元の職場である内科に入院することになった。ジュリアは彼の担当医に名乗りを上げる。

一方、マルコはアンドレアが持ち去ったカルテを探すが見つからず、彼の記憶が戻ることを恐れていた。

第2話「踏み出す勇気」

放送 2022年10月16日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアの病室に入院してきた青年ヤコポの病名は?ジュリアはアンドレアに意見を求めてしまう。

病院にいても記憶が戻らないと感じ、隠れて出て行こうとしたアンドレアだが、アニェーゼたちに見つかり自分が医長を務めていた内科の病棟に移ることに。一方、夜中に繁華街で脳虚血を起こして倒れた青年ヤコポがアンドレアの病室に入院してくる。アンドレアが話題の医師と知ってさっそく自撮りをするなど今どきの若者だ。ヤコボの症状は治まるが原因が特定できずにいた。

<補足>

アンドレアは同室にやってきたヤコポと次第に仲良しになっていく。ヤコポは危険を犯して自撮りした写真をSNSに投稿して広告収入を稼いでいた。恋人のモニカが妊娠し、もうすぐ子供が生まれるから…。しかし、自分は父親になれないと悩んでいた。アンドレアはそんなヤコポを出産に立ち合わせ、父親としての自覚を目覚めさせた。しかし、ヤコポの病状は再び悪化する。退院して自宅に戻ったアンドレアにヤコポの病気の原因がひらめいた。アンドレアは病院に駆けつけジュリアに告げた。ヤコポの病名は血栓性血小板減少性紫斑病だった。そして、すぐに血漿交換の処置を施しヤコポは回復した。

アニェーゼとマルコは記憶を失ったアンドレアを引き続き医師として患者の治療にあたらせることができないと判断し、自主退職させようとする。しかし、ヤコポの命を救ったことで医師としての自信を取り戻しはじめたアンドレアは病院に残る決意をする。そして、「もう一度、医師になる。そして、妻を取り戻す」と誓う。その言葉にジュリアの心中は複雑だった。

第3話「夫婦」

放送 2022年10月23日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアはアニェーゼとやり直したいが彼女は受け入れてくれない。アニェーゼの住む家に向かうと…

アニェーゼはアンドレアを内科の助手として復帰させ、ジュリアに監督をまかせる。患者との会話は禁止という条件付きだ。アンドレアは研修医のエリーザとリッカルドといっしょに、患者サンドロの問診に行く。本人はただの消化不良だと言い張るが、何か隠していることがあるようだ。一方、ガブリエルとアルバは退院目前の老人の診察をしたところ、足のまひが見られたため、ギラン・バレー症候群ではないかと疑う。

<補足>

内科の助手となったアンドレアは、研修医からDOCTORではなくDOCと呼ばれるようになる。

アンドレアは患者サンドロと打ち解け、彼の秘密を聞き出した。その内容からレプトスピラ症であることを突き止め、抗生剤で彼の命を救う。一方、退院目前だった老人は検査の結果、脳に致命的な腫瘍があることが判明。翌朝、亡くなった。ガブリエルの計らいにより、その老人は愛妻とひと晩を共に過ごすことができた。医師は、時として医療の技量ではなく人間としての愛情の深さが試される場面があることを知る。

アンドレアはアニェーゼと復縁したいと願っていたが、アニェーゼは恋人と一緒に暮らしていることを知りショックを受ける。また、離婚した理由にはマッティアの死が関係していることも知らされる。

第4話「いいけど悪いもの」

放送 2022年10月30日(日)午後11時〜[NHK総合]

ジュリアの弟ファビオが入院してくる。彼の病とは?アンドレアは息子の死の真相を知ることに…

山でクライミングをしていたファビオは、突然体の力が抜けて落下し、病院へと運ばれる。ファビオはジュリアの弟だった。脱力の原因を探ろうとするが、ファビオは検査に協力的ではなかった。この姉弟が不仲だと聞いたアンドレアは2人を仲直りさせようとする。そんな中、アンドレアは自分の過去を知るためにメールを読み返そうと思うが、肝心のパスワードを思い出せずにいた。

<補足>

ファビオはアンドレアには心を開くようになり、検査も受け入れた。ファビオの退院前日、ジュリアはファビオの様子を見て深刻な事態だと感じ、さらなる検査が必要だと判断。検査の結果、完治する方法のない多発性硬化症であることが判明した。アンドレアはファビオと彼の恋人に検査結果を説明し、二人は受け入れた。

一方、アンドレアは自分の過去を知るためにメールを読み返そうとするが、肝心のパスワードが思い出せないでいた。ジュリアの一言がきっかけでパスワードが「共感」であることを突き止め、息子マッティアの死の真相を知ることになる。それは10年前のこと。アンドレアは子供2人と一緒にパリの遊園地へ向かう途中のことだった。マッティアが突然、心停止となり亡くなったのだ。マッティアが空港で吐いた時にすぐ病院へ連れて行けば助かっていたかもしれないのに…。アンドレアは自分を責め、医師であることに自信をなくし、アニェーゼに「もう二度と会わない」と約束し病院を辞める決心を伝えた。

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第5話「間違い」

放送 2022年11月6日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアが辞表を提出し、ジュリアは心穏やかではない。元妻で病院長のアニェーゼは受理するのか?

自殺を図ろうとしたソフィアは繰り返し腹痛を訴えていたが、精神的な問題だと思われている。アンドレアは良かれと思って鎮痛剤を注射するが、ソフィアは発作を起こす。ベテラン女優のティルデが医長のアンドレアの診察しか受けないと言い張る。息子の死の真相を知ったアンドレアは自信を失い病院に辞表を提出していたが、ジュリアに呼び戻され、しかたなく白衣を着て対応する。だがその姿をアニェーゼに見つかってしまう。

<補足>

アンドレアはソフィアが激しい痛みを訴えている場面に遭遇し鎮痛剤を打つが、それが原因で痙攣発作を起こしてしまう。その後、検査結果でソフィアは子宮内膜症と診断され子宮と卵巣を摘出することになる。しかし、アンドレアは納得せずソフィアの症状からポルフィリン症であることを突き止める。こうして、ソフィアは子宮と卵巣を摘出せずにすんだ。

アニェーゼは今回のアンドレアのソフィアへの対応を見て「人は失敗からでしか学べない」ことを悟り、アンドレアを医師として働かせることを決断する。

第6話「岐路」

放送 2022年11月13日(日)午後11時〜[NHK総合]

10年前、内科医長の候補はアンドレアとマルコだった。同じころアニェーゼに子宮筋腫が見つかる。

内科に運ばれてきた少年リックはギリシャの海岸で骨折し、飛行機で帰国して治療中に呼吸困難になる。さらに翌日、検査の途中に心停止を起こす。遺伝的な要因も考えられたが、リックの母親は心疾患の者はいないという。だが潜水士をしていたリックの父親は水中で亡くなっていた。一方、アニェーゼに子宮筋腫が見つかり、診察の結果、摘出手術を受けるよう告げられる。

<補足>

アンドレアとマルコは、リックの心停止の原因を調べるが手がかりをつかめずにいた。そんな時、アンドレアはリックの骨折している右足に異変を感じギブスを外すと右足は壊死していた。リックはギリシャの海岸で無許可業者のもとでスキューバーダイビングをしていたとう。潜水の直後に飛行機に乗ったことで、減圧症を発祥していたのだ。もっと早く気付いていれば…とアンドレアは悔やんだが、リックは右足を切断して命は助かった。リックは右足を失ったショックですっかり意気消沈していたが、アンドレアがリックを海へ連れて行き心の治療を施す。アンドレアとマルコの患者に対する対応について全て見抜いていた内科医長は、アンドレアを次の医長に推薦することを決めた。

一方、子宮筋腫が見つかったアニェーゼはアンドレアの薦めでレーザー治療を受けるも出血が多く治療は中止。アニェーゼは子宮摘出の手術を受けることを決断する。手術中はアンドレアが子供2人を連れてパリの遊園地へ向かう。そして、息子 マッティアが突然、心停止で亡くなってしまう。

研修医のリッカルドは、リックだった。10年前にアンドレアによって命を救われたリックはアンドレアのもとで医師を目指していたのだ。

第7話「秘密」

放送 2022年11月27日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアとアニェーゼの娘カロリーナが失神して病院に運び込まれる。原因はいったい何なのか?

入院したカロリーナがなぜ失神したのか、アンドレアやアニェーゼは原因を探ろうとする。その後、カロリーナが吐血したため薬物依存や腫瘍の疑いも出てくる。カロリーナは両親も知らない生活を送っていたのか?ショックを受けたアンドレアは病院内のチャペルへ行くが、そこに現れたのは…。スタイル抜群のインフルエンサー、ヴィットリアが足の痛みを訴えて入院するが、原因は意外なものだった。

<補足>

アンドレアとアニェーゼはカロリーナが暮らしている部屋の中を探し、抗不安薬を見つけた。そして、その劇薬を処方したのは記憶を失う前のアンドレアだった。そのことを知ったアンドレアはショックを受ける。その後、カロリーナの症状は過食症による誤嚥性肺炎が原因であることが判明した。

アンドレアが病院内のチャペルで落ち込んでいた時、そこにリッカルドが現れた。リッカルドは自分の義足を見せて「10年前にあなたに命を救われた」「片足を失くした自分に『まだ終わってない』って教えてくれたのはあなただった」と伝え、アンドレアを励ました。

カロリーナは「マッティアが死んだのは私のせいだ」と告白する。実は、遊園地へ出かける前に隣家に預けられていたとき、カロリーナは電子タバコを盗んでふざけて吸っていたことがあった。すると、ちょっと目を離したすきにマッティアが電子タバコのカートリッジの液体を飲み干してしまったのだ。でも、アンドレアとアニェーゼは大変そうな様子だったので、事実を打ち明けることができなかったのだ。

第8話「ヒポクラテスの誓い」

放送 2022年12月11日(日)午後11時〜[NHK総合]

療養中のカロリーナをサポートするために家族療法を進めるアンドレアは、アニェーゼとも距離を縮める。

精肉店のオーナーが仕事中に倒れて病院に運び込まれる。赤血球の減少が確認されるが、その原因については意見が分かれていた。そんな中、患者が高熱を出すが、ガブリエルが用意した解熱剤はその患者がアレルギーがあると伝えていた薬だった。一方、救急外来から病棟へ来たマティルデは宇宙飛行士を目指していた。症状は単なる体のだるさと微熱だと思われていたが、リッカルドとエリーザの前で発作を起こしてしまう。

<補足>

精肉店のオーナーの担当医となったガブリエルの様子がおかしいことに気付いたアンドレア。ガブリエルを問いただすと、精肉店のオーナーの正体は密入国の斡旋業者でガブリエルたちを騙して収容所に閉じ込め、拷問を与えた男だった。「あいつは生きている資格がない」とまで言い捨てた。しかし、アンドレアは「彼が死ねば、彼の死まで背負わなくてはならなくなるぞ」と言ってガブリエルを思いとどまらせた。

一方、リッカルドはマティルデに優しく接し、病室の天井を星空のように装飾してマティルデの心を落ち着かせた。マティルデはパニック障害があることを理由に宇宙飛行士になる夢は諦めて指導者の道を目指すことにした。

アンドレアがカロリーナとの距離を縮めていくにつれ、アニェーゼのアンドレアへの気持ちにも変化が現れる。アンドレアへの気持ちが完全に途切れたわけではなかったのだ。愛し合っていた頃の感情が呼び覚まされ、二人は再び愛し合うようになっていく。アニェーゼと家族を取り戻そうともがくアンドレアを目の当たりにして、ジュリアの心は少しずつアンドレアから離れていく。

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第9話「病める時も健やかなる時も」

放送 2022年12月25日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアと復縁するか、新しいパートナーと歩きだすのか。揺れ動くアニェーゼ。彼女が出した答えは?

双子の父親であるロベルトが遊園地で意識を失い入院する。病名が判明しない中、容体が急変。15年暮らしたパートナーと病院で結婚したいと言いだす。同じころ入院してきた修道院のシスター見習いと、同室の保険会社のために統計をとる仕事をしている女性。信じるものは神か?数字か?一見、相いれない2人だったが…。一方、ダヴィデと養子を迎えることになっていたアニェーゼは、アンドレアへの思いも捨てきれず、心が揺れ動く。

<補足>

ロベルトは嚢胞性線維症であることが判明する。この病気は不妊をもたらすため、ロベルトは子供の父親ではないことになる。ロベルトはその事実を知らされ、パートナーに裏切られたと失望するが、アンドレアは嚢胞性線維症という難病になりながらまだ生きていること、パパと呼んでくれる子供たちがいることは幸せなことだと諭す。そして、ロベルトは病院内で結婚式を挙げる。

アニェーゼの心は揺れていた。アンドレアと体を重ねたことは過ちではなく、愛しているから…。その一方で、ダヴィデとの関係も大切である…と。そして、アニェーゼはダヴィデとの間に養子を迎える決断をする。

第10話「ふたり」

放送 2023年1月8日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアに処方された薬の影響が現れ始めた。12年前以前の記憶まで失いそうになり…。

ダウン症のスザンナが倒れて入院するが、検査を重ねても原因は見つからない。彼女が携帯電話を2台持っていることを知ったアンドレアは、何か隠し事があると推察し、真実を話すようスザンナを説得する。だが興奮したスザンナが発作を起こし…。一方、ガブリエルとエリーザが担当する患者は「ネーヴェ」とつぶやくばかりだった。その言葉の意味とは?

<補足>

スザンナはロレンツォの双子の妹だった。ロレンツォは「スザンナのことなら何でも知っている」と言い、スザンナが髄膜炎であることを告げる。一方、アンドレアはスザンナの話を聞くべきだと主張する。しかし、アンドレアが真実を話すよう迫ったために、発作を起こしてしまい、病院を退職させられそうになる。それでも、アンドレアは最後までスザンナを大人の女性として向き合い、彼女の病気が梅毒である可能性を突き止める。彼女は付き合っている男性がいて結婚を考えていることをロレンツォに打ち明ける。スザンナは一命をとりとめ、アンドレアの進退について理事会で諮られることとなるが、ロレンツォの発言でアンドレアは退職を免れる。

ガブリエルとエリーザが担当する患者がつぶやく言葉「ネーヴェ」は、家に残した愛犬の名前だったことをエリーザが突き止め、密かに病院で患者と会わせる。また、患者の病気の原因が、防虫剤であることを突き止め、急性ベンゼン中毒と判明する。

ジュリアはアンドレアがアニェーゼとの復縁を諦めようとしていることを知り、ロレンツォとの関係を断ち切る決意をする。

研修医たちの恋の行方も目が離せなくなってきた。リッカルドとアルバは気まずい関係が続いており、アンドレアが仲裁しようとしても埒が明かない。アルバはリッカルドに恋人がいるというのは嘘だったことを知りリッカルドを問いただすが、リッカルドは自分が義足であることを告げる。恋人になる資格がないと思っていたのだ。一方、ガブリエルとエリーザは愛犬家の患者への対応がきっかけで急接近し一夜を共にする。

クリーニングに出したアンドレアのカバンの中にカルテが入っていたと知らされる。

第11話「すれ違い」

放送 2023年1月15日(日)午後11時〜[NHK総合]

ついにジュリアはアンドレアに自分たちの関係を打ち明ける。アンドレアの反応は…?

司法試験の最中に記憶障害を起こしたモニカが入院する。今回の試験が最後のチャンスだが、診断書をもらえば再試験を受けられる。しかし医師たちは病名を特定できずにいた。アルバとリッカルドは両腕が突然動かなくなったというドラマーを担当する。ジュリアはアンドレアに自分たちがつき合っていたことを告白する。ロレンツォは学生時代の恋人に会いに行く。

<補足>

アンドレアは、モニカの記憶障害の原因が元夫から感染したエイズであることを突き止める。モニカは診断書を受け取り再試験の道が開けた。

アンドレアは自分のカバンの中からジョヴァンニのカルテを発見した。そのカルテは、ジョヴァンニの死が医療ミスであることを示していた。そのことをマルコ医長に報告した。カルテにはマルコのサインがあったが、アンドレアは当時医長だった自分に責任があると言い、過去の自分が隠滅を図るためにカルテを持ち出したのではないかと疑う。マルコは証拠隠滅を図るためアンドレアのカバンから密かにカルテを盗み出し焼却してしまう。一方、アンドレアはアニェーゼに相談する時間が作れないまま、ジョヴァンニの死の原因が医療ミスであることをジョヴァンニの両親に伝え、謝罪する。そのことが病院側の知るところとなり、アンドレアは理事会に呼ばれ撮影していたカルテを見せる。理事会はアンドレアとマルコに損害賠償を請求すると言い出すが…。アニェーゼは「二人をサポートすべき。もし二人をクビにするなら私もクビにして。そして、この場での会話を公表する。」と言って理事会に抗う。

ジュリアはアンドレアに自分たちがつき合っていたことを告白する。アンドレアも薄々気付いていたが、なぜ付き合うことになったのか疑問だった。ジュリアは10年越しの恋だったこと、優秀な医者で何より命を愛していたアンドレアが好きになったことを伝える。

第12話「二度目のチャンス」

放送 2023年1月22日(日)午後11時〜[NHK総合]

電車の脱線事故があり、病院全体で対応することに。アンドレアは患者に接することを許される。

事故の患者が大量に運び込まれ、内科でも負傷者を受け入れることに。アンドレアも特別に許可を与えられ、医師として対応する。頭痛を訴えるジョヴァンニはしきりに帰りたがるが、彼の行動や所持品を見てアンドレアは不審に思う。顔に大やけどを負ったモデル、腹部から出血している女性とその息子と思われる子ども、心肺停止の車掌…次々と患者が運ばれてくるが、リッカルドが担当するのは意外な人物だった。

<補足>

ジョヴァンニは動脈瘤と判明、手術で一命をとりとめた。彼の会社は倒産し妻とも離婚し、自殺を決意して電車に乗り込んでいたのだ。しかし、脱線事故にあったおかげで動脈瘤が見つかり命拾いをしたのだ。モデルのラリーザは顔に火傷をして、見舞いに来た恋人は彼女のもとを去ってゆく。10才ぐらいの子供 フランチェスコは肋骨を骨折して肺に穴が空いたが、手術をして助かった。一緒に運ばれてきたベビーシッターは亡くなる。リッカルドの昔の恋人 マリアも事故にあったが軽症だった。マリアは新聞記者の卵で、密かに病院内の動画を撮影していた。しかし、そのことがリッカルドに見つかり撮影した動画をリッカルドに渡して病院を去る。

内科の医師たちは患者の対応で疲弊していた。マルコ医長は訴訟問題を抱えている病院にとって成果をあげて名誉挽回するチャンスだと言うが誰も納得しない。そんな時、アンドレアは「死というクソ野郎と患者の間に入って『今日じゃない!』と言ってやるのが医者だ。」と語り医師たちを奮い立たせる。

車掌が心肺停止で運ばれてきた。発見現場の情報から感電による心肺停止の可能性もあると考えたリッカルドは、心臓マッサージで心肺蘇生を行い車掌の命を救う。

脱線事故の患者対応で医師たちが奮闘していたとき、一人だけ様子がおかしい医師がいた。ロレンツォだ。彼は意識が朦朧として患者対応どころではなかった。そして、密かにポケットから薬物ケースをゴミ箱に捨てた。

<名シーン>放送開始から約34分ほど経過した場面

マルコ医長は医師たちに怒鳴りつけるが、医師たちは患者の対応に追われて疲弊しきっており、誰も言うことを聞かない。その様子を見ていたアンドレアが口を開いた。「君はどうして医者になったんだ…。ヒポクラテスの時代と同じだ。医者がいて、死というとんでもないクソ野郎がいて…。今日みたいな日は特に何もできない気がするだろう。でも違う。我々がいる。さんざん学び、実践し考えた。その全ては死に向かってこう言ってやるためだ。『今日じゃない!』 大事なのはなぜ僕たちがいるかだ。クソ野郎と患者の間に入る…それがいしゃだ。」

その時、救急車が到着し脱線した車両の車掌が運ばれてくる。脈はなく呼吸もしていなかったが、リッカルドは諦めなかった。心臓マッサージを始めたのだ。『今日じゃない!』と自分に言い聞かせながら。間もなく、車掌は息を吹き返した。病院内に拍手が巻き起こる。

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第13話「エゴイズム」

放送 2023年1月29日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアは自分が過去に問題の薬サトナルの治験を認めて、論文も出していたと聞き、薬を調べ始める。

有名女優のセレーナが入院する。彼女は妊娠中だが溶血があり検査をすることに。アンドレアはサトナルのことを調べようとするが、資料を持ち出すにはアニェーゼの許可が必要だった。アニェーゼはアンドレアとジュリアの関係が気になってしかたない。リッカルドに思いを寄せるアルバは、アンドレアから彼に気持ちを伝えるよう励まされる。だがアルバが告白しようとしたとき、リッカルドの前に現れたのは…

<補足>

エリーザの姉で人気女優のセレーナが倒れて入院した。溶血性貧血の原因を調べるため検査することに。エリーザは異様なほど姉を嫌っている。検査の結果、Rh抗体が認められた。もし、妊娠歴があればRh抗体は胎児にとって危険なものとなる。溶血の原因がわからないと手のうちようがない。アンドレアはエリーザに「セレーナのことで知っていることは何でも良いから教えてくれ。セレーナとお腹の子どもの命がかかっているんだ。」と訴える。溶血の原因はマイコプラズマ肺炎だと結論づけられ、セレーナは退院することとなるが…。その時、エリーザはセレーナには妊娠歴があることを告げる。エリーザはセレーナの妹として育てられてきたが、実はセレーナが15才の時に産んだ子供だったのだ。エリーザは、実の母を母と呼べない悲しみや憎しみを抱き続けてきたのだ。そんなエリーザの心の傷を癒やしたのはガブリエルだった。

ロレンツォは元恋人のキアラと再開した際に、薬物を使用してしまった。しかし、その後はきっぱりとやめたが、マルコ医長から薬物依存を疑われる。ロレンツォは「15年間であの時に一度だけだ」と言い、2日に一回検査を受けることになる。

リッカルドの前に再びマリアが現れる。リッカルドは、あの時に自分の前からマリアが去ったことで傷ついたことを忘れていなかった。一方、アルバはリッカルドを傷つけてしまったことを悩んでおり、関係修復のきっかけを掴めずにいた。

アンドレアは、過去に自分が行ったサトナルの治験の内容について調べ始める。ジュリアとの関係も徐々に縮まっていく。アニェーゼは、そんな二人が気になって仕方がなかった。

第14話「許すこと許されること」

放送 2023年2月5日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアはサトナルの治験データの誤りに気がつく。窮地に追い込まれたマルコが打つ次の手は?

薬物の過剰摂取で緊急入院したロレンツォの元恋人キアラ。実は運び屋をして体内に入れたカプセルが破損したのだった。処置をしたロレンツォはそのことを病院に隠してキアラを退院させる。細菌性髄膜炎の症状で入院した若い男性。しかし検査をしても細菌の感染はなかった。アンドレアはサトナルの治験データに誤りがあるとマルコに指摘する。マルコは自分でもチェックしてみるというが…

<補足>

ロレンツォはキアラの症状が薬物の離脱症状だと思い込んでいたが、アンドレアは肝臓の異変に気付く。検査の結果、肝硬変で手遅れだとわかりロレンツォはショックを受ける。

髄膜炎で入院したギター教師の男性はジュリアが担当するが、検査の結果、細菌でもウイルスでもなくジュリアは頭を抱える。腕の紫斑からアメーバに感染している可能性を疑い、最後の処置になるかもしれないと覚悟を決め低体温状態にする治療方法を試みる。すると、翌日、効果が現れ始める。

ガブリエルはエチオピアに帰らず病院に残る決断をするが、支援者たちは約束を破られたことに納得しない。家を出て新生活を始めるというリッカルドに心を痛めていたアルバがリッカルドに告白する。リッカルドが共同生活するパートナーはマリアではなく、高校の同級生のルカだったことを知り、アルバは心をなでおろす。

アンドレアはサトナルの治験データに誤りがあることをマルコに伝える。窮地に立たされたマルコと妻のイレーネは、アンドレアを陥れようと企み、かつてアンドレアが追い出した研修医ダリオに接触する。

第15話「陰謀」

放送 2023年2月12日(日)午後11時〜[NHK総合]

アンドレアがサトナルの治験データの件で告発される。それをやったのは意外な人物だった。

ガーナで貧しい人たちのために病院を開き、人権活動も行っていた男性医師が倒れて入院する。本人によると自分は敵が多いため毒を盛られたのだと言う。倒れる前に会った妹のことまでも疑っている。2人は父親の遺産相続でもめていた。ロレンツォは肝臓移植が必要なキアラを移植待機リストに載せようとするが、彼女の薬物依存が問題視される。アンドレアが告発されたと聞いた内科のメンバーは動揺していた。

<補足>

元研修医のダリオがアンドレアを告発した。アンドレアにサトナルの治験データ改ざんを命じられたというのだ。当時のことを何も覚えていないアンドレアは激しく取り乱し、ダリオに会いに行くと言い出すが、アニェーゼがそれを止める。

アニェーゼはアンドレアを救いたいという一心で密かにダリオと会う。ダリオは、クローン病の治療でカネがかかること、今回の告発により医師免許を剥奪されたことをアニェーゼに伝え、そこまでして嘘をつく理由がないと言い張る。

ガーナの男性医師ニコラが入院。彼は誰かに毒をもられたと言うが、アンドレアは電子機器廃棄場の放射線が原因であることを突き止める。ニコラは妹の骨髄移植により生還し、再びガーナに戻る決意をする。ガブリエルは、ニコラの決意を複雑な思いで受け止める。

ロレンツォはアンドレアがデータ改ざんをダリオに命じるはずがないことを知っていた。なぜなら、アンドレアはデータベースのパスワードを知っていたからだ。ロレンツォはその事実を警察に話してアンドレアの潔白を証明しようとするが、薬物を所持していたことを秘密にする見返りにマルコから口止めされる。ロレンツォはマルコが告発に関与していることに気付く。

キアラは薬物依存を理由に、肝臓移植待機リストに載せることを会議で否決されてしまう。しかし、アンドレアを告発していたダリオの死体が病院に運ばれてくる。ロレンツォは、マルコを脅して会議を開かせ、ダリオの肝臓をキアラに移植させることが許可される。そして、移植手術は成功する。

リッカルドは全員参加のチャリティー水泳大会に出ないと言い出す。その真意に気付いたアルバは義足であることを仲間に明かすべきだとリッカルドに伝えるが、リッカルドは反発し二人の関係はぎくしゃくする。

アンドレアを告発したダリオは亡くなり、告発者がいなくなった状況で戦わなくてはならなくなったアンドレアは落胆するが、そんなアンドレアをアニェーゼが支えようと気丈に振る舞う。その矢先、アニェーゼが体調を壊して倒れる。

第16話(最終話)「居場所」

放送 2023年2月19日(日)午後11時〜[NHK総合]

シーズン1最終話。いよいよ大詰め!アンドレアの告発はどうなるのか?そしてそれぞれの恋の行方は?

告発されたアンドレアを必死で守ろうとするアニェーゼ。2人が支え合う様子を見たジュリアは思い悩む。ロレンツォは治験データについてある提案をマルコにするが、彼の返事は…?ガブリエルはエリーザへの思いと、彼が戻ってくることを期待している故郷の人たちとの間で葛藤する。リッカルドは病院のチャリティー水泳大会に参加するかどうか決めかねていた。

<補足>

アニェーゼが倒れて病院に運ばれるが、病気の原因がわからない。アンドレアは何としてもアニェーゼの命を救おうと必死になり、アニェーゼがダリオと接触したのではないかと問い詰める。アニェーゼは告発されたアンドレアを守るために密かにダリオと接触していたことを認める。そして、アニェーゼがダリオからカンジダウィルスに感染したことを突き止め、アニェーゼを救う。ジュリアはアンドレアとアニェーゼの様子を複雑な思いで見つめていた。

ロレンツォは、突然、内科チームのメンバーに「アンドレアは無実だ」と訴えた。ダリオは製薬会社に買収されてアンドレアを告発したこと、そのことを知りながら黙っていたのは薬物依存だったことでマルコ医長に脅迫されていたからだと説明した。ロレンツォの証言により、マルコと妻のイレーネは警察に連行されていく。

リッカルドはチャリティー水泳大会に参加する。義足の姿をみんなの前でさらけ出して泳いだのだ。内科チームのメンバーたちは驚いたが、泳ぎ終えたリッカルドの勇気を讃えた。その後、リッカルドとアルバはキスを交わす。一方、ガブリエルは自分を必要としてくれているエチオピアへ戻る決心をして、エリーザに伝える。

ジュリアは「アニェーゼには勝てない」ということを思い知り、アンドレアの前から去ろうとして病院を変わる準備を進めていた。そのことに気付いたアンドレアは「僕には君が必要なんだ」とジュリアを引き止める。

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