見逃したテレビを見る方法
NHKスペシャル

NHKスペシャル「追跡 東大研究不正 」の再放送・見どころは?ゆらぐ科学立国ニッポン!

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見逃した「NHKスペシャル」の再放送・動画配信は?

NHKスペシャルの再放送は、NHK総合テレビで放映されます。本放送日の翌週または翌々週など2週間以内の平日の深夜に再放送されることが多いので、番組表を調べるかNHKスペシャルの番組公式サイトでご確認下さい。反響が高い番組は、何度も再放送されています。でも、深夜の放送ということもあり、休日にゆっくりと見たいという方には、最近流行の「動画配信サービス」がオススメです。

「NHKスペシャル」の見逃し動画は、NHKオンデマンドやユーネクストで配信されています。ただし、「NHKスペシャル」の全ての番組が配信されるわけではありません。

NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。

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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。

>> NHKの見逃した番組を見る方法は?NHKオンデマンド以外にもオススメの方法があった!?

>> 「まるごと見放題パック」はU-NEXTの無料トライアル特典でお得に!

(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2017年12月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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追跡 東大研究不正 ~ゆらぐ科学立国ニッポン~

2017年12月10日(日)午後9時~放送

放送前の予告

日本の科学研究をリードする東京大学が、データをねつ造するなどの研究不正で揺れています。今年8月、分子細胞生物学研究所(分生研)の渡邊嘉典教授の研究室が発表した5本の論文で不正が認定されたのです。2006年と2014年にも、当時の工学部教授の研究室で不正の疑いによる処分、分生研教授の研究室で論文の不正認定と不適切な研究が相次ぎ、巨額な公的研究費が無に帰しました。

一体、何が起きているのか?100人をこえる関係者を取材したところ、浮かび上がってきたのは、激化する国際競争の中で変容してきた科学研究費の配分を巡って、翻弄される科学者の姿でした。そして、科学技術立国を掲げ、研究成果を国の発展につなげようという施策が、皮肉にも、科学を停滞させかねないという事態が現実味をおびてきたのです。

今、ノーベル賞受賞者も危機感を募らせ、自ら、模索を始めています。日本の科学が直面している課題は何なのか。研究不正の報告書をひもとき、独自に入手した資料と、当事者たちのインタビューから迫ります。

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放送後のポイント報告

渡邊嘉典教授の研究室でなぜ不正が起きたのか?

この研究室の元メンバーの証言によると、教授からデータの加工を指示されたことがあると言います。不正が指摘されたデータは実験結果の映像が多いようですが、画像加工については一定のルールがあります。なかったものが存在するように見えたり、存在しているものが消えるような加工は不正とされています。

でも、教授が自らメンバーにデータの加工を指示するとは、どういうことなのでしょうか。それは、おそらく論文の発表を急いでいたことやデータ加工が常習化していたことから感覚が麻痺していたのかもしれません。

科学政策の変化も背景のひとつ

2000年以降になり、研究不正の件数は急激に増加しています。その背景には、科学政策の変化があったと考えられています。つまり、研究成果による実績により研究費の配分が決められるようになったため、研究室は常に研究費の獲得に対するプレッシャーがのしかかっているのです。科学の世界に、こうした競争の原理が取り入れられたことが、不正の要因になっているのでしょう。渡邉教授のように多くのメンバーを抱えている研究室は、研究費獲得のため成果を出し続けないといけないというプレッシャーが大きく働いたと考えざるを得ません。

また、有名科学雑誌への論文発表についてもプレッシャーになっていたのかもしれません。と言うのも、研究費を誰にどれだけ配分するかを決める際に、有名科学雑誌に論文が掲載されていることが評価さけるという世界だからなのです。特に、ネイチャーやサイエンスと言ったインパクトファクターの高い雑誌への論文掲載を評価する傾向にあったからです。

一方で、30人のメンバーを率いていた研究室の多比良教授は、若手の研究者を採用するにあたり有名科学雑誌への論文発表の実績で採用したため、その若者のデータ改ざんの不正によって研究室が解散となる憂き目にあったそうです。プレッシャーは教授だけではなく、教授からの圧力を受けている研究室のメンバーにも及んでいたのです。メンバーの人たちは、成果を出し続けないと、いつクビになるかわからないというプレッシャーを感じていたのです。

研究不正はどうすればなくせるのか

アメリカでは、科学雑誌のインパクトファクターを重視することなく、純粋にその研究の中身や重要性で判断するようになっているそうです。

昨年、ノーベル賞を受賞した大隅良典教授は、その後、研究を支援する財団を設立したそうですが、その財団では、「独創性の優れた研究を支援していきたい。そもそも、研究とは楽しいものであるはずです。研究不正をするような人は、研究を楽しめていないのではないか。」と言っています。

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