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美の壺

美の壺「心をつかむ 本の装丁」の再放送・見どころは?

BSプレミアム「美の壺」

美の壺」は、暮らしの中に隠れたさまざまな[美しいもの]を紹介する新感覚の美術番組です。普段使いの器から家具、着物、料理、建築に至るまで、衣食住、人の暮らしを彩ってきた美のアイテムを取り上げていきます。

古今東西の美しいものの魅力を、洒落たジャズとともに、贅沢かつ知的に伝えます。日本人ならではの暮らしの知恵やこだわりは、見る者を豊かな気持ちにしてくれるはずです。

番組ではそれぞれのアイテムの選び方・鑑賞法を、いくつかの「ツボ」に絞ってわかりやすく解説してくれます。目指すは実際に使える「美術の鑑賞マニュアル」なんだとか・・・。この番組で紹介したツボを覚えていただけば、骨董店や美術館でも、ひとかどの「通」として振る舞うことができるかも・・・。 って言うのは、ちょっと言い過ぎかもしれませんが・・・。でも、美しいものを見ているだけでも、心が洗われるような感じがするのは私だけでしょうか!?

出演者     草刈正雄
ナレーション  木村多江
題字      紫舟

「美の壺」の再放送は?

「美の壺」は、BSプレミアム毎週金曜日午後7時30分~放送します。また、再放送は毎週金曜日午前6時~です。さらに、過去に反響の大きかった番組のアンコール放送「美の壺・選」は、Eテレ毎週日曜日午後11時~放送しています。

音楽

NHK 美の壺 ブルーノート・コレクション


NHK 美の壺 ブルーノート・コレクション [ (オムニバス) ]

伝統工芸の美を伝えるNHKの番組『美の壺』。本作ではオープニング・ナンバーの「モーニン」から、番組内で使われたスタンダード曲を収録。

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美の壺<File458>「心をつかむ 本の装丁」

放送 2018年10月19日(金)午後7時30分~8時[BSプレミアム]

放送前の予告

思わず手にしたくなる気鋭のデザイナーの装丁から、手作りの凝った装丁まで。一生そばに置きたい本の装丁に出会えます。

見どころは?

  • ベストセラーを支える装丁家がこだわる“白場(しろば)”とは?
  • 「吾輩は猫である」が人気装丁家の競演で大変身!
  • 紙にこだわる装丁家がミステリー本に仕掛けた手触り
  • 必見!大正時代希少本の美装丁
  • 母の形見の俳句、手づくりの句集に
  • 装丁愛好家が夜な夜な集う「開かれた書斎」
  • ベテラン製本職人が1冊ずつ手作りする谷川俊太郎詩集の限定本

【出演】草刈正雄
【語り】木村多江

放送後のポイント解説

個性競う本の顔

装丁は、本の「顔」に相当する大切な要素です。装丁の良し悪しによって、本の売れ行きも変わってくると言います。

装丁家の坂川栄治さんは、これまでに6,000冊もの本を装丁してきました。坂川栄治さんの自信作のひとつ、絵本「だるまさんが」はミリオンセラーになりました。本屋さんにはたくさんのカラフルな本が並んでいるので、敢えて白地にして真っ赤なだまるさんのデザインを置いています。こういう白の使い方を「白場」というそうです。

哲学書「ソフィーの世界」も坂川さんが装丁した作品です。沢山の本が並んでいる中から、見る人に何かひっかかるものを持たせることで売れ行きがガラッと変わるというのですが、その手法に方程式はないと言います。

物語へ誘う仕掛け

電子書籍が主流になりつつある中で、紙の本が生き残っていくためには、紙そのものが重要なファクターになると装丁家・川名潤さんは言います。だから、装丁をするうえで紙選びはとても重要なんです。その川名さんが、犬の本を装丁しました。500種類の中から再生紙のタイプを選びました。

人生に寄りそう本づくり

製本職人・上島松男さんが手作りした本です。凹凸のある表紙に布をあしらっています。

また、谷川俊太郎の詩集は、羊の皮を使用しています。さらに、和文と英文を表裏に印刷するという工夫も凝らされています。

製本ワークショップで1年間学んだ鈴木さんは、亡くなった母が沢山書き溜めていた和歌を一冊の本にしました。カバーの写真は母の若い頃のものです。母のもう一つの趣味が千代紙の人形作りだったことから、装丁には千代紙を使用したそうです。

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