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ＮＨＫ総合バラエティ番組「ブラタモリ」
毎週土曜日夜7時30分からＮＨＫ総合で放送される「ブラタモリ」は、町歩きの達人・タモリさんが、ブラブラ歩きながら知られざる町の歴史や人々の暮らしに迫るバラエティ番組です。ある土地のナゾに導かれ、それを解明しようと、今話題の出来事や町に残された様々な痕跡にタモリさんが出会いながら、町の新たな魅力や歴史・文化などを再発見していきます。これを見た人は、きっと自分もその土地の歴史に触れながらブラブラ旅に出たくなると思います。
案内役は、タモリさんとＮＨＫアナウンサーの近江友里恵さんのお二人、ナレーションは草彅剛さんです。
「ブラタモリ」の再放送は？
「ブラタモリ」を見逃した方へ！
見逃してしまった「ブラタモリ」を見るには、翌週火曜日深夜の再放送を見るのが手っ取り早いです。火曜日の深夜と言っても、日付は水曜日に変わっている時刻なので翌朝早起きする方は厳しいかもしれませんね。
でも、放送時間に制約されずに好きな時に見たい・・・という方には、動画配信サービスがオススメです。
「ブラタモリ」の見逃し動画は、NHKオンデマンドやユーネクストで配信される予定です。なお、配信期間は放送日の翌日から約2週間となります。
>> ブラタモリ再放送を見るには？見逃した動画をお得に見る方法は？
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ブラタモリ#96「田園調布」～田園調布は どう超高級住宅街になった？～
2018年1月20日（土）午後7時30分～放送
放送前の予告
今回のブラタモリの舞台は、東京の田園調布です！
政財界の大物や各界の大御所・スターが住み、「田園調布に家が建つ！」のフレーズで全国にその名を知られた高級住宅街です。
しかし、このあたりは、明治時代まであまり人が住んでいなかった場所なんです。
実は今からちょうど１００年前、その名も「田園都市株式会社」が一から開発をはじめた、いわば「元祖・新興住宅地」なのです。
それがどうして日本を代表する超高級住宅街になったのか？
「田園調布は散歩のコース」というタモリさんが、いつものようにブラブラ歩きながら解き明かします。
田園調布のシンボルといえば、駅の西側に広がる半円形の町割りです。
放射状に広がるタテの道と、同心円を描くヨコの道がつくる、あまり類のない町並みですが、よーく考えると、住宅地という観点ではあんまりメリットはなさそう。でも実はこのカーブにこそ、１００年前にこの町をつくった人たちの夢が込められていた・・・っていったいどういうこと？
まわりに田んぼが無いのに「田園」調布と名づけられた秘密とは？
はるか昔、開発がはじまった当時の面影を残すお宅にタモリさんが潜入！昔のままの間取りから明らかになる、田園調布の意外な真実とは？
もともとこの町に住みはじめたのは、意外な職業の人たち。その名残がなぜか、あるお店の看板から判明！？
そして、タモリさんが向ったのは、町の価値を高めるための、究極のアイデアが分かるという場所。
水族館や元祖・絶叫マシーンを楽しめる遊園地をつくった逆転の発想とは！？
放送後のポイント解説
同心円を描く道を作った理由
この田園都市の住宅街は、今から約100年前の当時、東京に人口が集中していたことから郊外に理想の街を作ろうということで出来たそうなんです。田園都市駅舎は、パリの凱旋門をイメージしているんです。駅の西口が住宅街なのですが、道路は放射状に広がるタテの道と同心円を描くヨコの道からできています。分譲地としては不便な形なのにどうしてこんな道を作ったのでしょうか？それは、この道を散歩してみるとよく解るんです。真っ直ぐの道とは違い、常に視界の真ん中に緑があるんです。また、行く手が見えないのでワクワクして楽しい散歩道なんです。昔から、この町の住宅には緑豊かな生垣を作るという建築規則があるそうなんです。
ちなみに、この辺りは昔は調布村という地名だったのですが、海外の「garden city」を田園都市と訳したことから、田園調布という地名になったのです。つまり、この町の開発にあたっては、当初から町全体がひとつの庭園のようなイメージで作られていたんです。
セレブが移り住む高級住宅街に
田園調布は、当初は、高級住宅街ということではなく、サラリーマン向けの分譲住宅だったそうなんです。その辺りは台地で地盤は固くしまった土地でした。そんな硬い地盤を好んだ軍人がこの地に移り住んできたそうです。街中の「兵隊屋」という蕎麦屋さんも、もとは軍人さんだったんです。軍人さんが移り住んできたことで価値が上昇し、いつしかセレブが移り住む町になったんです。
田園調布から西へ15分ほど歩くと多摩川に辿り着きます。そこは多摩川が一望できる絶景の場所でした。大昔は、この辺りに古墳がたくさん作られた場所でもあるんです。
田園調布の東側は商業地区だった
田園調布駅の西側は高級住宅街でしたが、東側は商業地区なんです。住宅地と商業地がはっきりと分かれているのも珍しいですね。東側は崖や低湿地が広がっていたために、住宅地には向かなかったようです。そして、東側には病院、学校、商店などの施設がつくられました。昭和11年には、田園コロシアムという多目的野外競技場がつくられたり、多摩川園という遊園地もあったそうなんです。その遊園地の目玉施設の「大山すべり台」は自然の崖を活かして作られたそうです。また、湧き出る水を利用して水族館も作られていました。昭和54年には遊園地も閉鎖されましたので、今はもうありませんが・・・。
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