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目次
「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」ってどんな番組？
放送 毎週火曜日 午後9時～10時［BSプレミアム］
ダイアナ妃の事故死、ベルリンの壁崩壊、ビートルズ来日･･･人々が固唾を飲んで見守った、あの「出来事」。あの日、あの時、そこに関わった人々は何を考えたのか？
それぞれの人生はその瞬間、大きく転回し、様々なドラマを紡ぎ出していきます。残された映像や決定的瞬間を捉えた写真を、最新ヴァーチャルで立体的に再構成、事件の「アナザーストーリー」に迫る、マルチアングルドキュメンタリー番組です。
- ナビゲーター 松嶋菜々子
- ナレーター 濱田岳
「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」の再放送は？
「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」の再放送は、毎週木曜日 午前8時～［BSプレミアム］放送される予定です。また、過去の放送回で反響の大きかった番組は、火曜日の放送枠の中でもアンコール放送されています。
でも、ずーっと前に放送された番組が見たいという方や、過去の番組をイッキ見したいという方、さらには、いつでも見たい時に見たいという方には、動画配信サービスがオススメです。
見逃した番組「アナザーストーリーズ」を視聴する方法は？
見逃した番組「アナザーストーリーズ」は、NHK番組専用の動画配信サービス「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」ご覧になれます。ただし、全ての放送回の動画が配信されているわけではありませんのでご留意ください。
NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。
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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。
（注）なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2022年2月時点のものです。 最新の配信状況はＵ-ＮＥＸＴサイトにてご確認ください。
アナザーストーリーズ「CD開発 “不良社員”たちが起こしたデジタル革命」
放 送 2018年8月21日（火）午後9時～［BSプレミアム］
再放送 2018年8月27日（月）午後11時45分～
放送前の予告
アナログレコードからコンパクトディスクへ。それは、オーディオのデジタル化という「革命」でした！会社のトップが大反対する中、ソニーの中で「不良」と呼ばれた技術者たちが集い、あの手この手で開発を押し進めていきました。カラヤンやスティービー・ワンダーといった世界的なアーティストを巻き込んでの痛快な逆転劇。
新たな技術を生み出すためのヒントが満載！そして、CDが、松任谷由実の音楽に及ぼした意外な影響とは？
この番組の見どころは？
1982年に登場したCD（コンパクト・ディスク）。音がデジタル信号で記録され、理論上コピーしても音が劣化せず、扱いが簡単になったことで、音楽が劇的に身近なものになりました。
中島からデジタルオーディオの開発チームのプロジェクトリーダーを任された土井利忠さんは、社内で”不良社員”と呼ばれる扱いづらい社員たちを集めて「３Hプロジェクト」を立ち上げました。
大槻正さんはプロ用のデジタルオーディオ編集機を「半年で作れ」と命じられました。期限ギリギリで完成させた編集機は、ある大物ミュージシャンから絶賛されました。
音楽プロデューサー松任谷正隆。オーディオマニアだった松任谷は当初CDに期待を寄せていたが、初めてその音を聴いた時に大きなショックを受けたそうです。
放送後のポイント解説
3Hプロジェクトとは？
オーディオのデジタル化とは、音の波をデジタル信号に変えることで、1秒間の音を4万以上のデータに変換しようというものでした。これが可能となれば、従来のレコードのような音の劣化は起きず、データが失われない限り未来永劫にわたり同じ音楽が楽しめるようになるのです。
そんなオーディオのデジタル化を目指すために14人が集まりました。社内では不良社員と呼ばれる扱い辛い社員ばかりでしたが、それは天才エンジニアの集団でもありました。そして、3Hプロジェクトの3つの柱は、（1）録音・再生ができるデジタルオーディオ機器の開発、（2）プロ仕様の業務用の周辺機器の開発、（3）次世代の記録メディアの開発 でした。
デジタルオーディオ機器の開発
デジタルオーディオ機器の開発で一番苦労したのは、ノイズ対策でした。それには、「誤り検出」というプログラムを組み込むことで、ようやく家庭用デジタルオーディオ機器「PCM-1」の開発に成功します。そして、オーディオフェアで発表され大反響となります。
プロ仕様の業務用の周辺機器の開発
ここでも、ノイズ対策が一番の課題でした。来日したカラヤンのコンサートのリハーサルを録音してカラヤンに聴いてもらったところカラヤンから「これはまったく新しい音だ。将来を拓く音だ」と大絶賛され、評判はあっと言う間に広がりました。
また、編集機の精度を高めるために改良して欲しいというスティービーワンダーから、「DEC-1000」の試作品を開発して持って行ったところ大絶賛され、それが製品化されると大物アーティストたちに採用されるようになっていきました。
次世代の記録メディアの開発
フィリップス社との共同開発により、現在のCD（コンパクトディスク）が完成し、1982年にCDとCDプレイヤーが発売されました。当初は、レコードがCDに代わるまで20年はかかると言われていましたが、たった6年でCDがレコードを上回るまでに成長していきました。ちなみに、世界で一番最初に生産されたCDは、ビリージョエル「ニューヨーク52番街」だそうです。
デジタル化の波との格闘
音楽プロデューサーの松任谷正隆は、CDの音を聴いた時に「何か足りない」という感じがしたそうです。そして、そんなCDに合わせた音作りを迫られることになり、試行錯誤が続いたそうです。レコーディングに要する時間もそれまでの10倍以上になったといいます。一方で、CD自体もその後進化を続けていき、ある雑誌の企画で最高音質のアナログとデジタルを聴き比べた時に「CDがここまで進化したのか･･･」と、CDを認めざるを得なかったそうです。
3Hプロジェクトのメンバーたち
3Hプロジェクトのメンバーたちは、その後、バラバラになりましたが、それぞれの開発分野で活躍を見せていました。徹夜が続いたりする過酷な仕事だったはずですが、彼らにとっては一番楽しかった仕事の思い出となっているそうです。
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