見逃したテレビを見る方法
にっぽん百名山

NHK「にっぽん百名山」の放送予定・バックナンバー・見逃し動画配信は?

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「にっぽん百名山」ってどんな番組?

放送 毎週木曜日 午後7時30分~[BSP4K]
放送 毎週月曜日 午後5時30分〜[NHK BS]

再放送 毎週月曜日 午後0時30分〜 ・ 毎週木曜日 午前8時〜[BSP4K]

中高年はもちろんのこと、山ガールに代表される若者の間でも登山ブームが高まっています。そうした若い世代が新風を吹き込み、登山のイメージを変えようとしています。ただ頂を目指すだけではなく、山で過ごす時間を大切にするなど、楽しみ方が多様に自由になっているのです。

BSプレミアム「にっぽん百名山」は、こうした時代感覚に合った“ヤマタビ”を体感する紀行番組です。山を知り尽くしたガイドに導かれ、主観映像で山登りを“疑似体験”していきます。高山植物や、鳥やチョウなど山のいきもの、名水などの自然に加えて、スケール感あふれる空撮など名峰の魅力を完全網羅する番組です。

「にっぽん百名山」の公式サイト

関連書籍

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NHK「にっぽん百名山」 もう一度見たい名山10選 (TJMOOK)

NHKの人気山登り番組「にっぽん百名山」オフィシャルガイドブックの登場です。番組のコンセプトである“視て一緒に登頂した気持ちになれる”、“地元ガイドだからこそ伝えられる山の魅力”などはそのままに、放送回では紹介しきれなかった“さらなる絶景スポット”も紹介! 今回はこれまでの放送回のなかで、とくに反響の大きかった10山を徹底解説。「いつかは登ってみたい」と山登りに憧れを持っている方にも楽しんでいただける一冊です。

「日本百名山」(新潮文庫) 深田 久弥 (著)

人格ならぬ「山格」のある山でなければならない――。
山々の特徴と美しさを語る名著。堂々たる写真、詳細な山の地図を付す。

それぞれに旧い歴史をもち、文学に謳われ、独白の風格をそなえてそびえたつ日本の名峰百座。――著者は、長い年月をかけて、北は北海道の利尻岳から南は屋久島の宮ノ浦岳にいたるまで、それらすべての山頂を極めつくして、本書を綴った。日本人の生活に深く結ばれ、私たちの精神的風土の形成に大きな影響を与えてきた山々の個性を、短い文章のうちに、見事に際立たせた名著。

テーマ曲「空になる」/さだまさし

※Amazonより

アルバム「もう来る頃・・・」

「もう来る頃」さだまさし

「空になる」を含む10曲を収録。

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「にっぽん百名山」の再放送・見逃し動画配信は?

にっぽん百名山」の再放送予定は、同番組ホームページでご確認下さい。

再放送 毎週月曜日 午後0時30分〜 ・ 毎週木曜日 午前8時〜[BSP4K]

また、放送時間に制約されずに好きな時に見たい!という方には、動画配信サービスをオススメします。「にっぽん百名山」の見逃し動画は、「NHKオンデマンド」や「ユーネクスト」で配信される予定です。

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NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通じて、日本国内限定でPCやスマートフォン、タブレット、高機能TV等に有料で配信する動画サービスのことです。NHKオンデマンドは、見逃してしまった番組やニュース番組、そしてもう一度見たい過去に放送した番組を、いつでも好きな時間に視聴することができるというメリットがあります。ただし、NHK番組しか見ることができません。

そこで、私が利用しているのがユーネクストです。このユーネクストは、いろんな放送局の番組や映画などの動画を配信しているんです。NHKとも提携しているので、毎月付与されるU-NEXTポイント1,200円(初回の31日間無料体験では600円。ただし、このページのリンクから登録すれば1,000円)を使ってNHKオンデマンドの「まるごと見放題パック」を購入することができるんです。

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なお、NHKの見逃した番組を見る方法は、コチラの記事をご参照ください。

NHKの見逃し番組を見る方法

(注)なお、本ページに記載しているユーネクストの情報は2024年11月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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「にっぽん百名山」放送予定

※アンコール放送(再放送)は除いています。

槍穂を望む縦走路〜蝶ヶ岳から常念岳へ〜

放送 2024年11月18日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

北アルプスにある蝶ヶ岳(2677m)と常念岳(2857m)。2つの峰をつなぐ尾根は、槍・穗高連峰と並行しているため、絶景を眺めながらの縦走が楽しめる。

旅をするのは、山の漫画を描き続けている鈴木ともこさん。今回のルートが、一番のお気に入りだという。1日目、かつて山小屋の主人が切り開いたという蝶ヶ岳新道を通って、蝶ヶ岳へ。目の前に槍穗の峰々が現れる。この日は、蝶ヶ岳新道を切り開いた主人が建てた山小屋に泊まる。2日目、槍穗を眺めながらの尾根歩きを楽しみつつ、常念岳へ。鈴木さんが「この景色を世界中の人に見てほしい」と記した、槍穂の大パノラマが待つ。

いつか行きたい稜線〜立山から薬師岳へ〜

放送 2024年11月25日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

北アルプスの立山と薬師岳とを結ぶ稜(りょう)線は、登山者たちが「いつか行きたい」と思う道。氷河や火山活動が生んだ厳しい道を進みつつ、自然の造形美を体感する。

案内は、氷河の研究をしている、立山カルデラ砂防博物館の飯田肇さん。今回は、2泊3日。1日目。まずは立山三山の一つ・浄土山(2831m)へ。ここから、薬師岳に向けての稜線歩きが始まる。現れるのは「立山カルデラ」。かつては3000m近い火山があったという。2日目は、このルートの真骨頂ともいえる、人けのない厳しい道、きついアップダウンを繰り返す。3日目、カール群を眺めつつ、薬師岳(2926m)に。

「にっぽん百名山」バックナンバーは動画配信で視聴しよう!

「にっぽん百名山」は、2012年7月から現在に至るまで放送が続いています。過去のすべてのバックナンバーを動画で視聴することはできませんが、動画配信サービス「U-NEXT(ユーネクスト)」なら最近放送された100本以上の番組を視聴することができます。

2024年11月12日現在 137作品を配信中

(以下、新しい順に掲載)

蝦夷富士の初夏を味わう〜羊蹄山〜

放送 2024年11月11日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

札幌の西にある羊蹄山(1898m)。富士山に似た端正な姿から“蝦夷富士”とも呼ばれる。初夏、咲き誇る高山植物を楽しみながら、活火山の荒々しさが残る頂を目指す。

案内は、世界を舞台に活躍する、登山とスキーのスペシャリスト・立本明広さん。今回は、1泊2日。最初は、ゆるやかな、つづら折れの道だが、やがて急登に。遠目で見た穏やかな印象とは異なり、厳しい自然を目の当たりにする。そして、標高が上がるにつれ、次々と高山植物が。2日目、「影羊蹄」に出会った後、神秘的な花と遭遇。さらに、シャクナゲ街道へ。たどりついた巨大な火口、その真ん中に伸びた1本道を進み、頂へ向かう。

憧れの槍穂大縦走(後編)

放送 2024年11月4日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

登山者憧れの、槍ヶ岳・穗高連峰への大縦走。“山の編集長”こと萩原浩司さんが挑んだ山旅の様子を2回にわたってお伝えする。後編の今回は、槍ヶ岳から穗高連峰へ。

槍ヶ岳を出発、3000m級の稜(りょう)線を進んでいく。最初の難関は、V字に切れ落ちた「大キレット」。“長谷川ピーク”“飛騨泣き”などの難所に挑む、そして北穂高岳(3106m)へ。その後、涸沢岳をへて。日本第3位の高さを誇る奥穂高岳(3190m)の頂へ、さらにその先には、ジャンダルム(3163m)が待つ。ロッククライミングの技術を駆使して岩壁に挑む。頂からは、縦走してきた槍・穂高連峰の大展望が。

憧れの槍穂大縦走(前編)

放送 2024年10月28日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

登山者憧れの、槍ヶ岳・穗高連峰への大縦走。“山の編集長”こと萩原浩司さんが挑んだ山旅の様子を2回にわたってお伝えする。前編の今回は、難コースで、槍ヶ岳へ。

中房温泉登山口を出発、急登をへて、稜(りょう)線へ。次の日、一般登山道を外れ、難関・北鎌尾根へと向かう。何時間もの登り下りの後、ようやく北鎌尾根の入口へ。ロープを使う岩登り、目印もなく、道に迷いやすい長大なルートで、体力・技術・ルートファインディング能力など「登山の総合力」が求められる。途中、この北鎌尾根で命尽きるまでの記録と遺言を残した若き登山家をしのぶ。そして、槍ヶ岳(3180m)の頂へ。

天空の縦走路をゆく〜南アルプス・白根三山〜

放送 2024年10月21日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

日本第2位の北岳と、第3位の間ノ岳を含む「白根三山」。登山者憧れの「天空の縦走路」を楽しむ。北側から行くのが一般的だが、今回は、よりハードな南側から挑む。

旅をするのは、縦走が大好きという、インフルエンサー・ちゅーたさん。1日目、南側の急勾配をひたすら登り、山小屋へ。曽祖父が始めた小屋を、20代の若者が受け継いでいる。2日目、急登を登り続け、「農鳥岳(3026m)」へ。いよいよ「天空の縦走路」が始まる。3と日目、ご来光を見た後、「間ノ岳(3190m)」へ。さらに、見渡す限りの大展望と咲き誇る高山植物をを味わいつつ、「北岳(3193m)」へと向かう。

水しぶく清流を登る〜奥羽山脈・栗駒山〜

放送 2024年10月14日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

奥羽山脈の中部にそびえる栗駒山(1626m、宮城・岩手・秋田)。田畑を水で潤し五穀豊穣をもたらすとして、あがめられてきた。水が豊かな、祈りの道をたどる。

今回行くのは、宮城県側からの「表掛コース」。変化に富んだ水の風景を楽しむことができる。案内は、子どもたちに自然との向き合い方を教えている塚原俊也さん。ブナの森を抜け「御沢」を遡る。途中「石飛八里」という大岩が続く長い道が。修行の場ともなった道だ。その先に待つ「はしご滝」、脇道を登っていく。高山植物に迎えられつつ進むと、沢の源「御室」へ。その後、絶景スポット「展望岩頭」に立ち寄り、山頂へ。

よみがえる表参道〜奥秩父の盟主・金峰山〜

放送 2024年10月7日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

“奥秩父の盟主”とされる「金峰山(2599m、山梨・長野)」。古くからの信仰の山だが、最も由緒ある表参道は忘れられつつあった。その表参道が、よみがえることに!

案内は、復活プロジェクトにも携わった斉藤克己さん。登山口の手前、歩いて1時間半かかっていた部分が車で行けるようになり、日帰りでの登山も可能となった。登山口からは、ゆるやかな道をへて、神子ノ沢へ。その後、樹林帯を抜けると、岩場の急登が待ち受ける。金峰山の象徴ともいえる、山の上の「五丈岩」を見上げながら登っていく。山頂付近の山小屋で一泊、翌朝、ご来光を拝むため、山頂へ。360度の大パノラマが広がる。

“馬の鞍(くら)”への信仰の道〜乗鞍岳〜

放送 2024年9月30日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

岐阜と長野の県境にある「乗鞍岳(3026m」。一般的なルートとは異なる、長い信仰の道を行く。幻想的な湿原・眼前に広がる山容、乗鞍岳の知られざる一面を楽しむ。

案内は、乗鞍岳の西の麓・岐阜県飛騨地方で、山岳会の会長を務める二村幸孝さん。乗鞍岳への登山は、畳平までバスで行き、そこから最高峰の剣ヶ峰を目指すのが一般的だが、今回行くのは、飛騨地方からの14kmにも及ぶ信仰の道。奥深い森を進んでいくと、幻想的な「千町ヶ原」の湿原へ。ちょうど、お花畑も満開!そして核心部の「千町尾根」へ。石仏に見守られながら進んでいくと、森林限界を超え、雄大な展望が広がる。

フォッサマグナが生んだ秘境〜新潟・海谷山塊〜

放送 2024年9月23日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

新潟県糸魚川市の海岸から内陸へ入ったところにある「海谷山塊」。フォッサマグナによって生まれた、垂直の岩壁に囲まれた峰々である。登山者もあまりいない秘境を旅する。

案内は、海谷山塊の麓で生まれ育った平田伸也さん。途中、宿泊できる場所がないため、難所が続く3つの山を日帰りで踏破する。まずは「駒ヶ岳(1487m)」、巨大な岩壁を進み、身のすくむような「すくみのテラス」も体験。続いては、「鬼ヶ面山(1591m)」へ。あまりに急な下りと登り、さらに、ほぼ垂直の岩場も。そして「鋸岳(1631m)」、長いハシゴとロープ頼みの山頂下の急登が待つ。まさに、秘境を行く山旅。

復活!活火山への縦走路〜頚城三山〜

放送 2024年9月16日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

新潟県にある「頸城(くびき)三山」。妙高山~火打山~焼山を完全縦走するルートが、2022年に復活したばかり。個性あふれる3つの山の素顔に触れる山旅。

案内は、妙高山の麓で暮らす、登山ガイドの中野豊和さん。まずは、頸城山塊の主峰「妙高山(2454m)」へ。「胸突き八丁」の登りや長い鎖場を越え、山頂がある溶岩ドームに登頂。その後、周囲を取り巻く外輪山をへて、頸城山塊の最高峰「火打山(2462m)」へ。周囲には美しい湿原が広がる。そして、復活した縦走路を通って、活火山の「焼山(2400m)」へ。最大の難所・胴抜ヶ切戸(どうぬけきれっと)に挑む。

東シナ海を望む頂へ〜長崎・五島列島〜

放送 2024年8月26日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

長崎県五島列島、最大の島が福江島である。7つの峰が連なる「七ッ岳(431m)」、五島列島の最高峰「父ヶ岳(460m)」を巡り、東シナ海を望む。

案内は、五島列島のジオパークでガイドをしている山口澄子さん。まずは、イスノキ・スダジイなどの巨木がある森を抜けていく。そして、ノコギリの歯のように、7つの峰が連なる「七ッ岳」へ。標高が低いとはいえ、激しいアップダウンが続くハードな道のり。続いて「父ヶ岳」へ。深い樹林帯を登り詰めた頂から、東シナ海の紺碧の海を望む。下山後、東シナ海に沈むサンセットを楽しむ。

岩と花の尾根をゆく〜谷川岳〜

放送 2024年8月19日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

初心者にも人気の百名山・谷川岳(1977m、新潟・群馬)。ロープウエーを使い、南側から登る人が多いが、今回は北側から、岩と花の尾根を縦走していく。

旅をするのは、日本三百名山を踏破した田中陽希さん。旅の原点が、谷川岳の麓でのトレーニングだった。まずは、急登を登り「大源太山(1598m)」へ。急な鎖場を下った後は、尾根歩き。途中、山小屋で1泊した後、ニッコウキスゲなどの高山植物を楽しみながら、いくつものピークを越えていく。“日本三大岩場”の一つ・一ノ倉沢を望みながら進み、双耳峰の谷川岳(オキノ耳1977m、トマノ耳1963m)へ。

命を育む秋田の名峰〜森吉山〜

放送 2024年7月22日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

秋田の名峰・森吉山(1454m)。雄大な姿は、北前船の目印にもなったという。その麓に広がる「奥森吉」の森、そして、山頂近くで咲き誇る、お花畑を堪能する。

案内は、看護師の経験も豊富な登山ガイド・熊谷久美子さん、がん患者の山旅支援なども行っている。1日目は、麓の「奥森吉」で、命を育む森を味わう。ブナの原生林を抜け「桃洞滝」へ。さらに天然の杉の巨木に出会う。2日目、いよいよ森吉山の頂へ。途中、姿を現すオオシラビソは、冬には「日本三大樹氷」の主役となる。そして、高山植物が咲き誇る「山人平」へ。チングルマやイワカガミが咲き誇る中、“幻の花”との出会いも。

“水の山”を楽しむ〜甲武信ヶ岳〜

放送 2024年7月15日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

奥秩父にある「甲武信ヶ岳(2475m、山梨・埼玉・長野)。日本有数の“水の山”で、日本海・東京湾・太平洋に流れる川の源流がある。初夏には、シャクナゲが満開に。

案内は、山梨在住の山岳ガイドで、沢登りのエキスパート・大部良輔さん。1日目は、沢登りを楽しむ。「東沢」を遡り、V字谷「ホラの貝」を越え、「両門の滝」へ。2日目、「徳ちゃん新道」を進み、甲武信ヶ岳の頂を目指す。まずは急斜面、その先には、初夏の名物、“高嶺(たかね)の花”と呼ばれるシャクナゲが咲き誇る。シラビソの森を越えて進み、山頂からは、富士山や八ヶ岳、日本アルプスなどの大パノラマが広がる。

東京の活火山に登る〜伊豆大島・三原山〜

放送 2024年7月8日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

伊豆大島の中央にそびえる「三原山(758m、東京都大島町)」。1986年の噴火の際には、全島避難が行われた。現在は火山活動も静穏な三原山に、2つのルートで登る。

旅をするのは、登山好きで知られるタレント・つるの剛士さん。東京・竹芝から、ジェット船で1時間45分。島で、ガイドの西谷香奈さんと合流する。1日目は、南西側から出発。火山島ならではの光景を楽しみながら、中央部にあるカルデラへ。火口のお鉢巡りを楽しむ。2日目は、東側から。途中、まるで月面のような「裏砂漠」が現れたかと思うと、その先には「再生の一本道」と呼ばれる樹林帯が。その後、再び山頂部へと向かう。

東北最大の雪渓に挑む〜飯豊連峰・大日岳〜

放送 2024年7月1日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

福島・山形・新潟にまたがり、東北アルプスとも呼ばれる飯豊連峰。その最高峰・大日岳(2128m)へ。最大の山場は、全長3kmに及ぶ、東北最大の雪渓への挑戦!

熊狩りも行うという金野伸さんの案内で、山形県側の登山口を出発。沢沿いの道を進む。“幻の大滝”と呼ばれる「梅花皮(かいらぎ)滝」は、落差270mの滝が七段にわたって流れ落ちる圧巻の光景。そして、東北最大の「石転ビ沢雪渓」へ。全長3km、夏でも沢を雪が埋め尽くす。割れ目や落石など、雪の状態の変化に対応しながら、安全に登るのは至難の業。2日目、高山植物を楽しみながら、稜線(りょうせん)を進み、頂へ。

洋上アルプスの森をゆく〜屋久島・宮之浦岳〜

放送 2024年6月24日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

世界自然遺産の屋久島、1000m以上の山々が連なり、“洋上アルプス”と呼ばれる。この島のほぼ中央に位置するのが、九州の最高峰「宮之浦岳(1936m)」である。

案内は、屋久島の自然にひかれ移住してきた松田浩和さん。今回は1泊2日。1日目、北東側の登山口を出発、コケむす森やトロッコ道を進んでいく。途中、ヤクシマザルやヤクシカと出会う。その後、樹齢千年を超える屋久杉の巨木が次々と現れる。そして、ひときわ存在感を放つ縄文杉へ。2日目、ご来光を拝んだ後、稜(りょう)線歩き。ヤクシマシャクナゲやヤクシマザサを楽しみつつ、宮之浦岳へ。山頂からは、大展望が!

多彩な表情の活火山〜岩手山〜

放送 2024年6月17日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

東北を代表する名峰の一つ・岩手山(2038m)。盛岡市の背後にそびえる活火山で、荒々しい景観と咲き誇る高山植物という、対照的な光景を楽しむことができる。

旅をするのは、スウェーデンの大自然で育ったヤンニ・オルソンさん。岩手山の麓で生まれ育った登山ガイド・畠山聖徳さんに案内してもらう。7つある主な登山道のうち、今回は、七滝コースを行く。歩き始めてしばらくすると、その「七滝」が。その後、森を抜けると、荒涼とした光景が広がる。次に待つのは、高山植物のお花畑。そして山頂部は、まるで別の星に漂着したかのよう。他のコースの見どころも合わせて紹介する。

九州最後の秘境へ〜宮崎・大崩山〜

放送 2024年6月10日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

“九州最後の秘境”と呼ばれる「大崩山(おおくえやま、宮崎・1644m)」。急峻な岩の峰々と絶壁が、なかなか人を寄せつけない。日帰り10時間の難コースに挑む。

案内は、大崩山に魅了され、福岡から移住してきた中原史貴さん。まず、祝子川(ほうりがわ)沿いに進んだ後、巨大な岩を飛び移りながら渡渉。その後、急登を進み、「袖ダキ」へ。続いて、満開の花々に癒やされながら、難所の「ワク塚尾根」へ。急峻な岩場が600m以上も続く。「下ワク塚」「中ワク塚」「上ワク塚」と進んでいく。そして、絶景ポイントから九州の名峰を一望した後、山頂へ。下山も険しい道が待ち受ける。

歴史と文化を味わう〜京都・東山トレイル〜

放送 2024年6月3日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

三方を山に囲まれた京都、その山々をぐるっと巡るトレイル・コースがある。今回は、東側「東山」を旅する。大文字山を経由し、比叡山にいたる、歴史と文化を味わう山旅。

案内は、本業は寺の住職という村田浩道さん。全国レベルで、ロングトレイルの普及に取り組んでいる。賀茂川のほとりを出発、「日向大神宮」や「南禅寺」に立ち寄りながら、送り火で知られる「大文字山(465m)」へ。その後、いったん街に下りた後、延暦寺がある「比叡山(848m)へと向かう。実は、大文字山・比叡山と、その間の低地では、地質が異なる。このことが、「京野菜」や「石灯籠」を生み出す要因になったという。

深田久弥が断念した頂へ〜日光・女峰山〜

放送 2024年5月27日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

家族に例えられ信仰されてきた「日光連山」(男体山=父、女峰山=母、太郎山=長男)。「日本百名山」の著者・深田久弥は、女峰山に2度挑んだが、登頂は果たせなかった。

今回は、深田久弥自身が後にまとめた手記を元に、足取りをたどる。案内は、地元で活動する、登山ガイド・森田孝道さん。出発は、家族の山をつなぐ位置にある志津乗越。まずは、大真名子山(2376m)、続いて、小真名子山(2323m)へ。深田はこの2つも「子」とみなした。深田が登頂を断念したのは、その先。悪天候の中、無理はしないと決断した。そんな深田に思いをはせながら、母なる女峰山(2483m)に向かう。

絵図に描かれた祈りの道〜飯豊山〜

放送 2024年5月20日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

福島・山形・新潟にまたがり、東北アルプスとも呼ばれる飯豊連峰。その主峰・飯豊山(2105m)へ、江戸時代に飯豊参りのために描かれた絵図に沿って登っていく。

案内は、地元・福島県在住の登山ガイド・長谷川和之さん。御沢の登山口から森に入り、しばらくすると、「長坂十五里」という、標高差800mの長い坂が。3時間かけて登り切ると、最大の難所「剣ヶ峰」が待ち受ける。この険しい道を乗り越え、飯豊参りを成し遂げることは、かつて大人への通過儀礼とされたという。2日目、いよいよ飯豊山の核心部へ。悲しい伝説が残る「姥(うば)権現」、「お秘所(ひそ)」の岩場を越え、頂へ。

火山の造形を楽しむ〜伊豆半島・天城山〜

放送 2024年5月13日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

静岡県・伊豆半島の中央部に位置し、10km以上にわたって山々が連なる「天城山(最高峰・万三郎岳1406m)」。火山が生み出した造形を楽しむ、春の山旅。

案内は、登山ガイドでクライマーとしても活躍する石川貴大さん。まずは、天城山の全体像を眺めるため、東にある大室山(580m、国の天然記念物)へ。そして天城山を縦走。天城峠に近い天城山ずい道を出発。春の花を楽しみながら、“天城の瞳”と呼ばれる八丁池へ。その後、最高峰の万三郎岳、展望の良い万次郎岳へと進んでいく。また、荒々しい断崖が連なり、ロッククライミングが盛んな、半島の東側・城ヶ崎海岸にも足を運ぶ。

魅惑の尾根をゆく〜東京都最高峰・雲取山〜

放送 2024年5月6日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

東京都の最高峰・雲取山(東京・埼玉・山梨、2017m)。東京都にある唯一の百名山でもある。そこに至る尾根道は、とても気持ちのよい絶景ポイント。尾根歩きを楽しむ。

旅をするのは、山旅文筆家の大内征さん、自然の営みや人の営みに触れる、歩き旅の魅力を研究している。今回は、奥多摩湖畔の「鴨沢登山口」を出発、東京都の水源林ともなっている森に分け入る。初日は、平将門の伝説をたどりつつ、七ツ石山へ。2日目、いったんルートを外れ、鷹ノ巣山への尾根道を行く。その後、また尾根道をたどって、雲取山へ。夜、東京の夜景を楽しんだ後、翌朝、再び雲取山に登り、日の出を見る。

日本三大急登に挑む!〜甲斐駒ヶ岳〜

放送 2024年4月29日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

“南アルプスの貴公子”と呼ばれる「甲斐駒ヶ岳(2967m、山梨・長野)」。江戸時代に切り開かれた黒戸尾根は、2200mもの標高差。日本三大急登の一つとされる。

案内は、登山家の花谷泰広さん。登山界の最高の栄誉ピオレドール賞を受賞している。今回は、1泊2日で、黒戸尾根に挑む。のっけからの急登。その先には、不自然にくぼんだ道。三合目の先には、難所の「刃渡り」が。五合目からは、最大の難所「屏風岩」、険しい道が標高差200mにわたって続く。2日目は、雪が残る斜面を進む。登り切ると、二本の剣が突き立てられた巨大な岩が。そして、甲斐駒ヶ岳の頂へ。

宮沢賢治の世界へ〜早池峰山〜

放送 2024年4月22日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

宮沢賢治が愛した、ふるさと岩手の山々。その一つが、“高山植物の楽園”と呼ばれる「早池峰山(1917m)」である。「日本百名山」の一座でもある山の魅力に迫る。

旅をするのは、スウェーデンの大自然で育ったヤンニ・オルソンさん。登山口から30分ほど歩くと、標高1400mほどで、早くも森林限界を迎える。周囲の山々には森が生い茂るこの高さで、なぜこの山にだけ森が育たなかったのか…?八合目を越えた所の分かれ道で、別方向にある「早池峰剣ヶ峰」にも歩を進める。その後、分岐まで戻り、お花畑を楽しみながら、早池峰山の頂へと向かう。そこには、賢治の詩の世界が広がる。

連なる雪の岩峰に挑む〜西穂高岳〜

放送 2024年4月15日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

穂高連峰のピークの一つ「西穂高岳(2909m、長野・岐阜)」。のこぎりの歯のように、ギザギザの岩峰が連なる。雪深い北アルプスにありながら、冬でも登山者が訪れる。

案内は、登山界最高の栄誉「ピオレドール賞」も受賞している、山岳ガイドの馬目弘仁さん。中腹までは、通年営業のロープウエーで。その後、同じく通年営業の西穂山荘を拠点に、山頂に挑む。山頂では、絶品のラーメンも堪能する。ギザギザの岩峰は10以上、第11峰・独標(どっぴょう)、第8峰・ピラミッドピークなどを越えていく。この山には、悲しい歴史がある。1967年、落雷により、高校生11名が死亡したのである。

冬のキレットに挑む〜南八ヶ岳〜

放送 2024年4月8日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

長野と山梨にまたがり、南北20km以上に及ぶ八ヶ岳、八ヶ岳連峰とも呼ばれる。その難関コースの一つが、冬場の「南八ヶ岳・縦走」。最高峰・赤岳を目指す過酷な山旅。

案内は、八ヶ岳山麓の出身で、全国で活躍している、山岳ガイドの成田賢二さん。1日目、大展望が広がる編笠山(2524m)へ。山頂の近くでテント泊。2日目、まずは、権現岳(2715m)に登り、続いて、最大の難所・キレットへ。ただでさえ難所のキレット、冬場は一層、難易度が増す。この日は、そのキレットの途中でビバーク。そして3日目、再びキレットを進み、八ヶ岳連峰の最高峰・赤岳(2899m)へ。

たおやかな雪山へ〜北八ヶ岳〜

放送 2024年4月1日(月)午後5時30分〜[NHK BS]

長野と山梨にまたがり、南北20km以上に及ぶ八ヶ岳、八ヶ岳連峰とも呼ばれる。その北部には、なだらかな山々が連なる。イラストレーターの朝日陽子さんが旅する。

朝日さんを案内してくれるのは、動物の生態にも詳しい、ガイドの杉山隆さん。1日目は、縞枯山(2403m)へ。世界的にも珍しい「縞(しま)枯れ現象」が見られる。2日目は、冬、凍りつく白駒池(2115m)へ。八ヶ岳ブルーの青と、凍った湖面の白、見事な対比を堪能する。そして3日目、北八ヶ岳の最高峰・天狗岳(東天狗岳2640m、西天狗岳2646m)へ。また、八ヶ岳と富士山の背比べという昔話もお届け。

雪山は“天然の美術館” 〜美ヶ原・赤城山・竜ヶ岳〜

放送 2024年3月14日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

冬季限定の芸術、雪山の美をご堪能あれ

冬にしか見られない、絶景の数々を堪能する。桁外れの大雪原が広がる、百名山の美ヶ原。霧氷の美しさを誇る赤城山。そして、圧巻のダイヤモンド富士を望む竜ヶ岳。

まずは、登山ガイド・岩井美香さんの案内で、百名山の美ヶ原(長野)へ。標高2000m前後にある広大な高原台地は、大雪原へと姿を変え、雪や氷が芸術的な光景を生み出す。自然ガイド・佐野哲也さんは、2つの場所を案内してくれる。赤城山(群馬)では、霧氷アートと凍った大沼の鳴き声を楽しむ。続いて、竜ヶ岳(山梨・静岡)に登り、ダイヤモンド富士を望む。光り輝く太陽と富士山が織り成す、荘厳な風景を味わう。

木曽駒ヶ岳の“顔”を撮る 〜中央アルプスの秋と冬〜

放送 2024年3月7日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

珠玉の一枚を求めて…写真家・西田省三、木曽駒ヶ岳へ

中央アルプスの最高峰・木曽駒ヶ岳(2956m)。ところが山容が地味で、周囲の山に埋没しがち。そんな木曽駒ヶ岳の“顔”となる一枚を狙い、秋と冬の山旅に挑む。

旅をするのは、山岳写真家・西田省三さん。木曽駒ヶ岳は、百名山に選ばれた名峰だが、格好よく見える所が少なく、撮影が難しい山だという。まずは秋、中央アルプス・第2位の宝剣岳をへて、三ノ沢岳へ。その後、名所・千畳敷カールに立ち寄り、木曽駒ヶ岳へ。続いて冬は、再び三ノ沢岳を目指した後、木曽駒ヶ岳へ。さらに、いったん下山し、西田さん自身、初挑戦となる麦草岳へ。はたして、“山の顔”となる一枚は撮れるのか?

北の海 個性豊かな頂へ 〜礼文岳 利尻山〜

放送 2024年2月22日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

礼文岳と利尻山 対照的な姿を見せる2つの頂へ!

北の海に浮かぶ「礼文島(最高峰・礼文岳490m)」と「利尻島(最高峰・利尻山1721m)」。間近にありながら、全く異なった姿を見せる2つの頂を目指す。

案内は、利尻島で生まれ育った渡辺敏哉さん。利尻島と礼文島のガイドを専門としている。まずは、礼文島へ。標高は低いものの、北にあるため、200種類もの高山植物が咲き誇り“花の浮島”と呼ばれる。北の端から、中央の礼文岳へ。さらに奇岩が立ち並ぶ、南の海岸へ。続いては、利尻島。海から独立峰がせり上がる姿は“夢の浮島”とも称される。利尻富士とも呼ばれる利尻山は、標高が上がるたびに、植生がどんどん変わっていく。

花満つる 天空の縦走路〜“四国の屋根”石鎚山系〜

放送 2024年2月15日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

“四国の屋根”「石鎚山系」の春を味わう

“四国の屋根”四国山地。その西側を占めるのが、石鎚山系だ。最高峰の石鎚山(1982m)は、西日本の最高峰でもある。天空の縦走路を進みつつ、四国の春を楽しむ。

案内は、登山ガイドの越智清加さん、20代の時、石鎚山に登り、そのとりこになった。今回は4泊5日で、春の石鎚山系を味わう。1日目は、縦走路の全体像を眺めるため、少し離れた西赤石山へ。周辺には、別子銅山の名残が。2日目からは、石鎚山系の「天空の縦走路」を進む。まずは、笹原が広がる「笹ヶ峰」へ。3日目は、14kmの長丁場。そして最終5日目、60mを超える2つの鎖場を乗り越えて、石鎚山の頂へと向かう。

尾瀬をめぐる山旅〜“水の楽園”を撮る〜

放送 2024年2月8日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

日本最大の山地湿原・尾瀬。この“水の楽園”の両側にそびえるのが、深田久弥が百名山に選んだ「至仏山」と「燧ヶ岳」。尾瀬の楽園に広がる神秘を写真で切り取る山旅。

旅をするのは、“ゆるかわ”な写真で女性に人気の、写真家・川野恭子さん。山小屋で働くほど尾瀬にほれ込み、今回の旅では、精霊を感じるような神秘的な瞬間を写したいと言う。旅は6日間。あまり登山者が多くない福島県側の御池を出発、「三条ノ滝」を眺めた後、広大な湿原「尾瀬ヶ原」を散策、「至仏山(2228m)」に登る。さらに「尾瀬沼」へと移動、荒々しい「ナデッ窪」ルートから「燧ヶ岳(2356m)」へ。

大峯奥駈道100kmに挑む〜近畿の屋根・大峰山脈〜

放送 2024年1月11日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

“近畿の屋根”と呼ばれる「大峰山脈」。その山中に伸びる「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」は、修験の道の中でも、ひときわ険しい。100kmの大縦走に挑む!

旅をするのは、植村直己冒険賞を受賞した野村良太さん。北海道で活躍するが、出身は大阪、ただ地元の山はほとんど知らない。大峯奥駈道は、熊野から吉野にいたる修験の道で、75か所の行場がある。熊野本宮大社を出発、途中、何人かの人に案内してもらいながら、険しい自然と修行の跡をたどっていく。近畿最高峰の「八経ヶ岳(1915m)」や、修験道の根本道場「山上ヶ岳(1719m)」を経て、吉野へと向かう。

紅葉と岩稜の世界へ〜妙高・火打と秘境の峰々〜

放送 2023年12月21日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

新潟と長野の境にある「頸城(くびき)山塊」を、2つのルートで縦走する。まず、妙高山・火打山・焼山の「頸城三山」。そして“頸城の秘境”と呼ばれる「海谷山塊」。

まずは「頸城三山」へ。案内は、登山ガイドの中野豊和さん。溶岩ドームの周りに、外輪山がある「妙高山」、登り下りを繰り返す。頸城山塊の最高峰「火打山(2462m)」の麓には、美しい湿原が。そして活火山の「焼山」、2022年、火打山からの縦走路が復活した。続いて“秘境”「海谷山塊」へ。案内は平田伸也さん。途中、宿泊できる場所がないため、3つの山を日帰りで踏破。難所に次ぐ難所、緊張感あふれる道に挑む。

剱岳を望む峰々へ〜知られざる北アルプス〜

放送 2023年12月14日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

岩の殿堂・剱岳 北側の絶景を堪能!

多くの登山者が憧れる「剱岳」。その絶景を堪能するため、周辺の山々を巡る。道が険しく、あまり訪れる人もない、知られざる北アルプスの峰々、はたして、どんな絶景が!

案内は、山岳ガイドの上田幸雄さん。まずは「クズバ山(1876m)」へ。傾斜が険しく、登る人はほとんどいない。途中、立山連峰を代表する「立山杉」の巨木が。山頂からは、荒々しい剱岳の西側を望む。その後、立山信仰ゆかりの寺や、コケの美しい渓谷などを散策。そして「猫又山(2378m)」へ。登山道が整備されたのは、平成の時代。今回は12時間の道のりで、あまり知られていない、剱岳の北側の絶景を堪能する。

北アルプス 黒部源流 〜“日本最後の秘境”へ〜

放送 2023年12月7日(木)午後7時30分〜[NHK BS]

黒部川源流を、2つのルートから味わう

北アルプスの最深部、“日本最後の秘境”とも呼ばれる、黒部川の源流部。雲上の楽園・雲ノ平、黒部源流の最高峰・水晶岳。さらに40年ぶりに復活の伊藤新道にも挑む。

今回は、2つのコースから、黒部源流を堪能する。まずは、俳優の小林綾子さんと“山の編集長”こと萩原浩司さんが、折立の登山口から、紅葉の季節を迎えた「雲上の楽園・雲ノ平」へ。その後、黒部源流の最高峰「水晶岳(2986m)」を目指す。もうひとつは、40年ぶりに復活した、沢沿いの道「伊藤新道」から。こちらは、伊藤新道を作った伊藤正一の長男・圭さんの案内で、萩原編集長が復活したばかりの道をたどる。

【出演】萩原浩司,小林綾子
【語り】鈴木麻里子

東北アルプス・飯豊連峰 〜祈りの道と雪渓の道〜

放送 2023年10月5日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

2000m級の峰々が連なる「飯豊連峰」へ!

福島・山形・新潟にまたがる飯豊連峰。2000m級の峰々が連なる雄大さと険しさから、東北アルプスとも呼ばれる。主峰・飯豊山と最高峰・大日岳を目指す2つの山旅。

まずは、信仰の山である「主峰・飯豊山(2105m)へ。福島県側から、地元の登山ガイド・長谷川和之さんの案内で、江戸時代の「飯豊山山道絵図」に描かれた“飯豊参り”の道をたどる。かつては、この飯豊山に登ることが、成人への通過儀礼だったという。続いて「最高峰・大日岳(2128m)」へ、山形県側から、熊狩りも行うという今野伸さんの案内で。道中には、東北最大の雪渓「石転ビ沢」が。夏でも大量の残雪が残る。

【出演】登山ガイド…長谷川和之,案内役…金野伸
【語り】鈴木麻里子

家族の山・日光連山 〜深田久弥が断念した頂へ〜

放送 2023年9月7日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

作家・深田久弥の手記を元に「日光連山」を巡る!

家族に例えられ信仰されてきた「日光連山」(男体山=父、女峰山=母、太郎山=長男)。深田久弥は、女峰山に2度挑んだが、悪天候に見舞われ、登頂は果たせなかった。

地元で活動する、登山ガイド・森田孝道さんの案内による、3泊4日の山旅。まずは、父=男体山(2486m)へ。「日本百名山」の著者・深田久弥は、この男体山と中禅寺湖との取り合わせを「天の造形の傑作」とたたえた。続いて、長男=太郎山(2368m)。そして、母=女峰山(2483m)へ、深田は、悪天候のため、途中で挫折。残された手記を元に、当時の状況を明らかにしつつ、深田が達しなかった頂へと向かう。

大雪山系・トムラウシ山へ 〜北海道の屋根を大縦走!〜

放送 2023年8月24日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

“山の編集長”が百名山・最後の一座を極める旅へ!

“北海道の屋根″と呼ばれる大雪山国立公園。その一角にある「旭岳(北海道最高峰、2291m)」から「トムラウシ山(2141m)」まで、50km以上を大縦走する!

旅をするのは、“山の編集長″こと、萩原浩司さん。実は、深田久弥の「日本百名山」のうち、唯一登っていないのが「トムラウシ山」。最後の一座を極める旅に、5泊6日の大縦走で挑む。まずは北海道の最高峰・旭岳へ。開削から百年という道を進む。旭岳でご来光を拝んだ後、トムラウシ山への長旅。圧巻のお花畑「神遊びの庭」、「日本庭園」と呼ばれる景観、最大の難所「ロックガーデン」を越え、ついに「トムラウシ山」へ。

苗場山 谷川連峰 〜楽しく安全に 人気の山へ!〜

放送 2023年8月10日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

夏の登山に人気の苗場山と谷川連峰へ

多くの登山者が訪れる人気の山、「苗場山(新潟・長野、2145m)」と「谷川連峰(新潟・群馬、最高峰・仙ノ倉山2026m)」。楽しく安全に登るポイントも紹介。

まずは、苗場山への1泊2日の山旅。ガイドは、静岡から新潟に移住した、大島わかなさん。1日目、山頂まで登り、翌日、テーブルマウンテンのような広大な高層湿原を散策する。続いては、谷川連峰の最高峰・仙ノ倉山を目指す1泊2日。ガイドは、地元・群馬にUターンした、片野なおこさん。1日目、長い階段を登り、三国山へ。ここからは尾根歩き。途中で1泊した後、平標山を経由し、お花畑を楽しみながら、仙ノ倉山へ向かう。

南の島の“海から山へ”〜石垣島 西表島〜

放送 2023年7月20日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

石垣島と西表島 海からさかのぼり、山頂を目指す

サンゴ礁の海に浮かぶ八重山諸島。その中心・石垣島と、世界遺産の島・西表島へ。石垣島在住の冒険家・八幡暁さんの案内で、水の流れをたどりながら、頂を目指す。

今回は、2泊3日。まずは、石垣島。シーカヤックで海を進み、佐久田川の河口へ。ところが、流れが見当たらない!いったい何が?その謎を解きつつ、上流へと向かい、「ウマヌファ岳(450m)」へ。2日目、再びシーカヤックで海へ。途中、小浜島へ立ち寄った後、西表島へ。マングローブの林を目にする。3日目、相良川に沿って遡る。豊かな自然を味わいながら、標高を上げていき、西表島の最高峰「古見岳(469m)」へ。

“南アルプスの貴公子”へ 〜甲斐駒ヶ岳と前衛峰〜

放送 2023年6月22日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

南アルプスの名峰 甲斐駒ヶ岳を行く!

南アルプスの一番北にそびえる「甲斐駒ヶ岳(2967m、山梨・長野)」。その北に連なる「前衛峰」。甲斐駒ヶ岳を源とする「尾白川渓谷」も含め、一帯の春を味わう。

前半は、地元在住の登山ガイド・中島和也さんの案内。初日は、南アルプス前衛峰の「日向山」と「鞍掛山」へ。日向山の頂には「天空のビーチ」と呼ばれる不思議な光景が広がる。翌日は、名水百選の清流が生み出した「尾白川渓谷」へ。後半は、登山家の花谷泰広さんと、1泊2日で「甲斐駒ヶ岳」へ。日本三大急登の一つ「黒戸尾根」を行く、厳しいコース。2200mもの標高差を登らなければならない上、次々と難所が待ち受ける。

初夏 六甲山系を縦走する

放送 2023年6月15日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

初夏の「六甲山系」 全山56kmを歩く

兵庫県の南部にある「六甲山系(六甲山最高峰931m)」。半世紀前から、全56kmを歩く「六甲全山縦走」が続けられている。その道を、俳優・古屋呂敏さんがたどる。

単独行で知られる登山家がトレーニングを積んだ六甲山系。1日目、神戸市須磨区を出発。切り立った尾根が続く「須磨アルプス」を越えていく。2日目は、「摩耶山」を目指す。その頂から望む神戸の夜景は、“日本三大夜景”の一つとされている。そして3日目、「六甲山最高峰」に登り、ゴールとなる宝塚市へ向かう。周辺には、ロッククライミングや沢登りのスポットもあり、ロシア出身の山ガール・アリョーナさんが初挑戦する。

くじゅう連山 撮影旅行 〜九州の屋根を巡る〜

放送 2023年5月18日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

20以上の峰々が連なり“九州の屋根″と呼ばれる「くじゅう連山(大分、最高峰・中岳1791m)」。山岳写真家・西田省三さんが、花が咲き出す春山で季節の色を探す。

今回は3泊4日で、くじゅうの東西南北を旅する。初日は、西側にある前衛峰的な山を巡り、足慣らし。2日目は、東側。コケの森と花、岩登りを楽しむ。3日目と4日目は、南から北へ本格的な縦走。初夏に咲くミヤマキリシマで有名な「平治岳」、最高峰の「中岳」などを登る。西田さんから、撮影技術だけでなく、写真家の目線で歩くことで季節の色・山の特色を生かす方法などを教わり、くじゅう連山の新しい魅力を見つけていく。

九州の霊峰・英彦山へ 〜修験の道“峰入り古道”〜

放送 2023年5月4日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

「日本三大修験道場」の一つ、霊峰・英彦山(1199m、福岡・大分)。その修験の道「峰入り古道」を、百名山を含む三百名山全てを踏破した田中陽希さんが旅する。

全行程は、4泊5日。1日目、峰入り古道の出発点となる、福岡県中部の「宝満山(829m)」へ。英彦山などと並ぶ霊峰で、往時をしのばせる場所も数多い。2日目・3日目は「古処山(859m)」へ向かい、全国的にも珍しい植生を楽しむ。そして、4日目と5日目、いよいよ「英彦山」へ。道は険しさを増し、岩場や鎖場の連続、まさに修験の道である。案内人は、修験者など3人、70kmをリレーのようにつないでいく。

富士山の美を味わう 〜絶景を望む二つの旅〜

放送 2023年4月20日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

まずは、山梨側。信仰の山「七面山(1982m)」への1泊2日。旅するのは、SNSで山の魅力を発信している「ちゅーた」さん。五十丁目まである参道を登り、山門越しに、額縁に入ったかのような富士山を望む。続いては、静岡側。早春の自然を楽しみながら、伊豆半島を進む1泊2日。旅人は、さばいどる(サバイバルが得意なアイドル)「かほなん」。ワイルドな旅の先に、海上にそびえるかのような富士山の絶景が!

八ヶ岳を縦走する 〜北の優しさ 南の険しさ〜

放送 2023年4月6日(木)午後7時30分〜[BSプレミアム]

今回は、北八ヶ岳と南八ヶ岳、それぞれを3泊4日で縦走する。「北」を旅するのは、イラストレーターの朝日陽子さん。地元ガイドの杉山隆さんが案内する。世界的にも珍しい「しま枯れ現象」。冬、凍りつく巨大な池。大展望が広がる天狗岳。一方、「南」を行くのは、山岳ガイドの成田賢二さん。八ヶ岳で最難関のコースに挑む。中でも厳しいのが、最高峰・赤岳にいたる、長大な「キレット」。ビバークもしながら、頂を目指す。

浅間山 〜雪化粧した活火山〜

放送 2023年3月13日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、南極での越冬経験もある、ガイドの赤田幸久さん。今回は1泊2日。1日目は、往復4時間の初心者向けコース、第一外輪山の「黒斑山(2404m)を目指す。その道中、冬にしか見られない“ガトーショコラ”の景観を目にすることができる。2日目は、往復8時間の中級者向けコースで、第二外輪山の「前掛山(2524m)」へ。頂からは、火口があり、立ち入り禁止の「釜山(2568m)」を間近に望むことができる。

金勝アルプス〜琵琶湖を望む 奇岩の世界〜

放送 2023年2月27日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、琵琶湖のそばで生まれ育った、ガイドの村田浩道さん。本業は何と、寺の住職!今回は、1泊2日。初日は、「オランダ堰堤」「逆さ観音」などの遺跡に出会った後、奇岩のテーマパークとも呼ばれる光景を堪能。最高峰の竜王山を目指す。2日目は、沢沿いに進んでいく。待ち受けるのは「落ヶ滝」、その清流は琵琶湖へと注ぐ。そして、シダのジャングルを進んだ先には、絶景スポットの天狗岩が。眼下には、琵琶湖が広がる。

筑波山〜「柔」と「剛」 二つの顔を楽しむ〜

放送 2023年2月13日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、山岳雑誌などで作家として活躍する大内征さん。日帰りする人が多い筑波山を、2日かけて、じっくり味わう。初日は、柔らかな森を進んでいく。麓では終わった紅葉が、なぜか中腹で見られる。途中、とっておきのポイントに寄り道し、頂の1つ「男体山(871m)」へ。2日目は、力強い岩場へ。「弁慶の七戻り」「母の胎内くぐり」といった巨岩が、次々と現れる。そして、もう1つの頂「女体山(877m)」へ。

伊豆三山 〜海底火山が生んだ景観〜

放送 2023年2月6日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、隣の神奈川県から移り住んだ鈴木達志さん、ガイドとして活動している。今回は日帰りで、3つの山に。まずは、海に近い「発端丈山(410m)」へ。途中、駿河湾と富士山の絶景を堪能できる。続いて、内陸にある「城山(342m)」へ。海底火山が生んだ大岩壁では、ロッククライミングが盛んに行われている。そして、最高峰の「葛城山(452m)」へ。その道中には、海底火山時代を想起させる巨岩が待ち受ける。

霧島山〜多彩な表情の活火山〜

放送 2023年1月30日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、地元・鹿児島出身の野元尚巳さん、若い頃から霧島山に親しんできた。今回は、1泊2日。初日は、神話の舞台で、山岳信仰の対象ともされてきた高千穂峰へ。10数年前の新燃岳の噴火の爪痕を感じながら登り、中腹にある噴火口・御鉢へ。その後、溶岩ドームの頂へ。2日目は、最高峰・韓国岳(からくにだけ)へ。最後の噴火から時間がたつため、高千穂峰に比べ、自然が豊か。近くには、巨大な火口湖「大浪池」もある。

丹沢山地〜富士山を望む大縦走〜

放送 2023年1月23日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内役は、丹沢山地の麓で育った鈴木友博さん。10年ほど前から、山小屋の手伝いをするように。今回は1泊2日の山旅。1日目、沢沿いの道を進んだ後、急な登りを辿り、最初のピークへ。夕方、太陽が富士山の頂に沈む「ダイヤモンド富士」を堪能!秋と冬、それぞれ数日しか見られない奇跡の光景だ。2日目、まるで“紅葉のパッチワーク”のような絶景を眺めながら進んでいく。そして、神奈川県の最高峰でもある蛭ヶ岳へ。

越後山脈 巻機山〜秋だけの沢ルートをゆく〜

放送 2023年1月16日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、登山ガイドの松原美成子さん。結婚を機に、群馬に移り住み、自然に魅了された。今回は、往復9時間半の日帰り、沢登りの技術と体力が求められる。まずは、森を抜け「ワレメキ沢」へ。険しい道を進んでいくと、落差40mの「アイガメの滝」が。その後「ヌクビ沢」へ。さらに険しい道を進むと、一番の見所「布干岩」へ。まさに布を干しているかのような巨大な一枚岩だ。稜線では、紅葉が真っ盛り。頂からは、絶景が!

妙義山〜神々が宿る岩峰を行く〜

放送 2023年1月9日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、山岳ガイドの佐藤勇介さん。腕を磨くため、足しげく妙義山に通った。今回は、1泊2日。1日目、中腹にある不思議な形の岩々をめぐる。待ち受ける「日暮らしの景」、一日眺めていても飽きないと言う。2日目、色の変化が鮮やかなご来光を拝んだ後、幾つもの岩場をこえ、表妙義の最高峰・相馬岳(1104m)へ。さらに、最大の難所で、鷹さえ引き返すという「鷹戻し」を登り、中之岳(1073m)へと向かう。

雲取山〜錦織りなす紅葉の峰〜

放送 2022年12月19日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、都のビジターセンターの解説員で、奥多摩の魅力を伝えている伝井真弓さん。今回は、2泊3日の山旅。1日目、川沿いの道を進みながら、水源の森の自然を観察。2日目は、紅葉真っ盛りの尾根を登っていく。ミズナラやイヌブナ・アワブキ、さらに20種類ものカエデの仲間が。実に色とりどりだ。雲取山の山頂に登った後、いったん近くの山小屋へ。3日目、ご来光を拝むため、再び山頂へ。朝の光を浴びた絶景が広がる。

会津朝日岳~輝く 紅葉の玉手箱~

放送 2022年12月5日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、地元・福島県出身の星貴博さん。今回は、日帰りの山旅。まずは、沢沿いに進み、「雪食地形」と呼ばれる豪雪地帯ならではの景観に出会う。山道に入ると、道が急に。標高が上がるにつれ、紅葉がどんどん鮮やかに。木の種類も次々に変わっていく。ピークの一つに出ると、それまでの広葉樹ではなく、この山では珍しい針葉樹も姿を見せる。頂上付近は、穏やかだった雰囲気が一変、荒々しい険しい岩場が待ち受ける。

赤坂山 大谷山 〜中央分水嶺の山を行く〜

放送 2022年11月28日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

「中央分水嶺」とは、山に降った水が、日本海側に流れるか、太平洋側に流れるかの境目。まさに“日本の背骨”だ。案内してくれるのは、地元在住の森林インストラクター・谷口良一さん。今回は、日帰りで、家族連れでも楽しめる山旅。まずは、紅葉や滝・ドングリなど、豊かな秋の森を堪能。そして、最初のピーク・赤坂山へ。ここからが中央分水嶺の山の真骨頂。何と太平洋側・日本海側、それぞれの水源へ!その後、大谷山で絶景を。

「秋田駒ケ岳 〜錦に染まる 火の山を行く〜」

放送 2022年11月21日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、登山ガイドの熊谷久美子さん。山岳看護師の資格を持ち、ガン患者の山行支援も。今回は、1泊2日の山旅。初日は、湧き出る温泉を楽しんだ後、真っ盛りの紅葉を味わいながら進む。2日目、外輪山で、カルデラを一望し、その谷底へ。そこには、活火山のイメージとは全く異なる、ワインレッドの世界が!一方で、半世紀前の溶岩流も姿をとどめる。外輪山に戻り、信仰の山「男岳」へ。さらに進み、最高峰の「男女岳」の頂へ。

スペシャル「秋の穂高 3000mの峰々へ」

放送 2022年11月12日(土)午後7時30分〜[BSプレミアム]

北アルプス・穂高連峰を大特集!

工藤夕貴さんと萩原編集長は「涸沢岳(3110m)」へ。途中、紅葉真っ盛りの涸沢の絶景を堪能する。イラストレーターの朝日陽子さんは、「北穂高岳(3106m)」へ。日本三大キレットの一つが待ち受ける。2度目の穂高に挑む金子貴俊さんは、前回登った「前穂高岳(3090m)」「奥穂高岳(3190m)」に加え、今回は、日本一険しいとされる縦走路を進み、荒々しい岩の峰「ジャンダルム(3163m)」へ。

「鳥海山〜人々が畏れた 荒ぶる神〜」

放送 2022年11月7日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、地元出身の佐藤浩二さん。鳥海山にほれ込み、登山ガイドの道へ。今回は、秋田県側の伝統的なコースで、山岳信仰の跡が残る道を、日帰りで往復する。登山口の周辺には湿原が広がる。続いては、タッチラ(ダケカンバ)の森。そして、急な登りの「懺悔(ざんげ)坂」。「七ツ釜」と呼ばれる滝つぼには、ちょっと意外なものも。傾斜のきついガレ場を越えると、外輪山。さらに進み、中央火口丘にある最高峰・新山の頂へ。

「戸隠連峰 高妻山〜修験の道 はるかなる峰へ〜」

放送 2022年10月24日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、地元で生まれ育った、登山ガイドの渋沢暉さん。高妻山には泊まれる山小屋がないため、往復10時間の日帰りロングコースとなる。まずは、沢沿いの道。朝露に濡れる草花を堪能した後、滝の脇の鎖場を登る。その後、現れる絶壁では、かつてここが海の底だった証が…。稜(りょう)線に出た後は、山岳信仰の名残である10個の石の祠(ほこら)が目印。9つ目を過ぎた先が、最大の難所。急登と岩場が待ち受ける。

「北海道 樽前山〜“苔(こけ)の回廊”と“活火山”〜」

放送 2022年10月17日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、1歳の頃から樽前山に親しんできた、登山ガイドの佐藤瑞季さん。今回は1泊2日、趣の異なる2つのコースを楽しむ。1日目は、支笏湖の湖畔を進み、“苔(こけ)の回廊”へ。火山が生み出した意外な光景を満喫。2日目、まずは「風不死岳(ふっぷしだけ)」へ。急登と岩場が続く。その頂を越え、いよいよ樽前山へ。最高地点がある溶岩ドームには立ち入れないため、外輪山で最も高い「東山」から、絶景を眺める。

「南アルプス 甲斐駒ヶ岳〜“貴公子”へ 復活の道〜」

放送 2022年10月3日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

近くの登山口からの日帰りルートが主流だが、今回は2泊3日で「早川尾根ルート」を行き、甲斐駒ヶ岳の魅力を存分に味わう。実は、このルート、一度すたれ、2年前に再整備されたものだ。案内は、富山繁樹さん、林業に携わった後、登山ガイドに。初日、いきなりの急登に耐え、「早川尾根」へ。2日目、空中散歩を楽しみながら、甲斐駒ヶ岳を望む絶景ポイントへ。そして3日目、どんどん近づいてくる姿を見つつ、ついに頂へ!

「北アルプス 霞沢岳 〜穂高の絶景を望む〜」

放送 2022年9月26日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内の塩谷晃司さんは、ヒマラヤにも登頂した若手登山家で、日頃は北アルプスのガイドをしている。今回は1泊2日。初日、川沿いに、自然豊かな森を進み、徳本峠の山小屋へ。この峠、日本の近代登山の一翼を担った場で、小屋には大正時代の面影も。2日目、高山植物を堪能しながら、尾根伝いに、いくつものピークを越える。アップダウンの激しい道が続く。そして、たどり着いた霞沢岳の頂からは、穂高連峰の絶景が、目の前に!

「野口五郎岳 〜裏銀座ルートの最高峰〜」

放送 2022年9月19日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、SNSで山の魅力を発信している、ちゅーたさん。縦走が大好きで、200km以上歩くことも。そんな彼女のイチオシが、野口五郎岳のある裏銀座ルートだ。今回は2泊3日。初日、登山口を出発すると、いきなり日本三大急登の一つ「ブナ立尾根」が。4時間かけて登り切り、ついに裏銀座ルートの縦走へ。そして、眺望を楽しみながら、野口五郎岳へ。2日目、さらにその奥にある水晶岳(黒岳)へ。そして、3日目に下山。

「白馬岳 雪倉岳 〜北アルプス 秘密の花園へ〜」

放送 2022年9月5日(土)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、エベレストへの登頂経験もある、山岳ガイドの羽山菜穂子さん。地元・白馬村で暮らしている。今回は、2泊3日の山旅。初日、不思議な形をした木々が立ち並ぶ「天狗(てんぐ)の庭」へ。その先には、雪どけ水をたたえた白馬大池が。2日目、アルプスの眺望を楽しみながら、白馬岳に登頂。3日目、再び白馬岳に登り、ご来光を拝む。その後、訪れる人の少ない雪倉岳へ。その道中、周囲には、“秘密の花園”が広がる。

「十勝岳 〜花咲き誇る 北の“火の山”〜」

放送 2022年8月22日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、地元・北海道出身の佐々木翔平さん。十勝岳は、登山ガイドを目指すきっかけとなった山の一つと言う。今回は、1泊2日。1日目、深い森を抜け、雪渓へ。その後、高山植物の花々を楽しみながら進み、テント泊。“氷河期の生き残り”と言われるナキウサギと遭遇する。2日目、まずは最初のピーク「美瑛岳(びえいだけ、2052m)」へ。そして、荒々しい姿を見せ、今も噴煙が上がる、活火山「十勝岳」の頂へと縦走する。

「四国山地 三嶺 〜秘境の奥の“別世界”〜」

放送 2022年8月15日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、ネイチャーガイドの原田寿賀子さん。自然保護に取り組み、樹木医の資格も持つ。今回は、日帰りの山旅。まずは、広葉樹の森へ。“頭のいい″ヤドリギや“平家の落人”ゆかりのカズラと出会う。高度が上がると、森は針葉樹へ。ここで、三嶺を代表するのが、ウラジロモミ。そして森を抜けると、今度は、笹原と巨大な岩が待ち受ける“別世界”。さらに、ガイドの原田さんイチオシのビューポイントを味わった後、頂へ!

「榛名山 〜湖をめぐる 花と緑の路(みち)〜」

放送 2022年8月1日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、登山ガイドの小板橋結子さん。女性だけの登山ツアーを担当するなど、山ガールに人気。今回は1泊2日。初日、ヤセオネ峠を出発、最初のピーク・相馬山へ。途中、ツツジの群落に立ち寄った後、激しいアップダウンを繰り返しながら、天目山、氷室山、そして榛名湖畔へ。2日目、夜明け前に出発、榛名富士の頂から、ご来光を拝む。その後、絶景が見渡せる硯(すずり)岩を経由して、最高峰の掃部ヶ岳を目指す。

「礼文島 ツバメ山 〜氷河期が生んだ“花の浮島(うきしま)”〜」

放送 2022年7月25日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、三浦雄一郎さん(スキーヤー・登山家)のツアーに参加していた佐々木陽子さん。礼文島の自然に魅せられ、ガイドになった。今回は1泊2日。初日は“花三昧”。本州では2500m級でないと見られない高山植物が、標高200m足らずの場所で咲き誇る。その後、絶景が広がる「ツバメ山(233m)へ。2日目は、険しい断崖へ。その先は、海鳥や海獣の住みかに。そして、かつて大陸とつながっていた最北端の岬へと向かう。

「屋久島 宮之浦岳〜黒潮洗う 世界遺産の森〜」

放送 2022年7月11日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、屋久島に魅せられ移り住んだ神﨑真貴雄さん。宮之浦岳は、九州~北海道の気候が、垂直に凝縮されたかのように、登るにつれ表情が変わる。今回は1泊2日。初日、ジャングルのような雰囲気の中を進むと、気根が垂れ下がるガジュマルや、輝く青緑色の滝が。2日目、周囲は針葉樹の森へと変わり、樹齢千年以上の屋久杉や、空中に浮かぶように生えるコケも。そして、森林限界へ。シャクナゲやササの固有種が出迎える。

スペシャル「バディ登山」

放送 2022年7月9日(土)午後7時30分〜[BSプレミアム]

本格的な登山シーズンを迎えた初夏の山々を、バディ(相棒)と共に楽しむ。気心の知れた友達と百名山に。異業種の女性2人で対馬の山へ。一流クライマー同士で挑む岩壁。

釈由美子さんと萩原編集長は、一緒に登山番組のMCをやったのを機に、今では登山友達。新潟にある、花咲き誇る「火打山」と、荒々しい「妙高山」を訪れる。サバイバルアイドル・かほなんさんと山ガール・吉野香織さんは、長崎の対馬へ。アウトドアを楽しみながら、霊峰「白獄(しらたけ)」に向かう。一流クライマーの青木達哉さんと三戸呂拓也さん、ヒマラヤへの再挑戦を目指す2人は、今回、穂高連峰の大岩壁「滝谷」に挑む。

「甲武信ヶ岳〜シャクナゲとコケの森〜」

放送 2022年7月4日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、甲武信ヶ岳の山小屋で長年、小屋番をしていた北爪清史さん。奥秩父への思いを曲にするなど、山の魅力を発信している。今回は1泊2日の山旅。1日目、鳥の声に耳を傾けながら、十文字峠へ。初夏ならではのアズマシャクナゲが待ち受ける。真っ赤なツボミが、開花すると薄紅色に。その先の森には、何百種類ものコケが。2日目、ご来光を拝んだ後、甲武信ケ岳へ。頂からは、日本第1位から3位までの名峰がずらり!

「山伏〜広がる南アルプスの大展望〜」

放送 2022年6月27日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、地元出身の登山ガイド・唐橋佳代子さん、山伏は「友達みたいな山」だと言う。今回は、日帰りで、往復8時間の道のり。静岡県県民の森を出発。新緑の森、咲き始めた花々、カエデの新芽を楽しみながら、眺めの良い笹山へ。続いて、急登を登りきると、不思議な姿をした巨木が立ち並ぶ「牛首ノ頭」が。さらに、美しいコケをめでつつ、広大な百畳平へ。たどり着いた山伏の頂からは、南アルプスの山々、そして富士山が。

「長野 戸隠山〜知られざる神々の座へ〜」

放送 2022年6月20日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、竹内洋岳さん。日本人初、ヒマラヤ8000m峰14座を登頂という、プロの登山家だ。今回は1泊2日で、山岳信仰の道を行く。1日目は、初夏の花々を楽しみながら「戸隠古道」を進み、「鏡池」へ。水面に映る戸隠山の絶景を堪能する。2日目、まずは、樹齢400年の杉が立ち並ぶ参道を進む。その後、戸隠山への急登へ。そして、待ち受けるのが、最大の難所「蟻(あり)の塔渡り」。両側は絶壁、幅わずか50cmほどだ!

「三原山 八丈富士〜絶海の孤島 二つの火山〜」

放送 2022年5月23日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、世界中の海や川をカヤックでめぐる、海洋冒険家の八幡暁さん。実は、出発点となったのが、ここ八丈島だった。今回は1泊2日。初日は「三原山」。港を出発、カヤックで、唐滝川の河口へ。そこからほとんど水がない川を遡る。そして、豊かな自然を味わいながら、三原山の頂へ。2日目は「八丈富士」。まずは、1280段もの階段を登る。火口の中にある神社に立ち寄った後、雄大な火口のふちを進み、八丈富士の頂へ。

「乗鞍岳〜春陽きらめく白銀の峰〜」

放送 2022年5月9日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、乗鞍岳で山小屋を営んでいる六辻徹夫さん。今回は1泊2日の山旅。初日、スキー場のリフトを使って入山。三本滝に立ち寄った後、雪の季節専用の道を通って、六辻さんの山小屋へ。2日目、白銀の大斜面「位ヶ原」を進み、「日本百名山」の著者が「日本で最もすぐれた山岳風景の一つ」と記した光景に出会う。雪がある時にしか登れない朝日岳から、巨大な噴火口跡を望んだ後、主峰・剣ヶ峰へ。白銀の絶景が待ち受ける。

「長野 飯縄山〜人々に愛される山〜」

放送 2022年4月11日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、登山やスキーのガイドをしている中林寿之さん。長野の大自然に魅せられ、20年前、横浜から移り住んだ。今回は、1泊2日の山旅。初日、いきなり2m以上の積雪を進む。そして、冬場しか近づけない巨木へ。その先には、一面凍りついた広大な池が。2日目、ウサギに見える冬芽などを楽しみつつ、13体の石仏がある信仰の道へ。雪の急斜面が待ち受けている。そして、たどり着いた飯縄山の頂から、北アルプスの峰々を一望。

「剣山〜南国の大雪原〜」

放送 2022年3月21日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、登山ガイドの松本智広さん。四国の登山マップの調査執筆も手がける。今回は、1泊2日の山旅。初日、アイゼンが必要なほどの雪道を進んでいく。周囲は、冬景色の巨樹の森。そして、巨大な「大剣岩」へ。さらに洞窟のある「行場」を経由し、剣山の頂へ。2日目、再び、剣山の頂を訪れ、雲海と雪原が広がる中で、ご来光を拝む。その後、1kmの縦走路を進み、“兄思い”と呼ばれる、弟分の山・次郎笈(ぎゅう)へ。

「六甲山〜名峰の知られざる魅力〜」

放送 2022年3月14日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

登山ガイドは、麓で暮らしていた島田麻衣子さん、六甲山を知り尽くしている。今回は、1泊2日の山旅。1日目、途中に住宅街がある、変わった登山ルートを進み、「馬の背」と呼ばれる切り立った岩場へ。この日は、豊臣秀吉も愛したという有馬温泉で宿泊。2日目、まず目指すのは「七曲の滝」。冬、凍りつく氷瀑だ。そして「六甲山最高峰」へ。眼下には、かつて100万ドル、今は1000万ドルと言われる神戸の夜景が広がる。

「伊豆山稜線歩道〜迫りくる富士山〜」

放送 2022年3月7日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、地元・伊豆出身の登山ガイド・金井麻美さん。幼い頃から、このルートに親しんできた。今回は1泊2日。初日、天城峠を越えた後、スギ・ブナ・アセビと移り変わる、森の情景を堪能。この日、泊まるのは、川端康成の「伊豆の踊子」誕生の地ともなった「湯ヶ島温泉」。2日目は、富士山に向かって進む。魂の山(933m)、だるま山(982m)を経由し、金冠山(816m)へ。そこには、富士山の夕景が待ち受ける。

「長野 高社山〜信仰の山 美しき冬〜」

放送 2022年2月28日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、心に響いたものを写したいという“写心家”の原田岳さん。まずは、初冬。古くからの信仰の道を行く。麓にある高杜神社の里宮から、山頂近くの奥社へ。途中、不動明王の石碑や、天狗(てんぐ)伝説の痕跡も。続いて、真冬。ふわふわの新雪を踏みしめ、山頂を目指す。道中には、「樹氷」「雪庇(ぴ)」「エビの尻尾」など、雪が生み出す芸術作品のような自然現象が。そして、山頂からは、長野盆地を一望する。

「英彦山〜古(いにしえ)の祈りの峰を行く〜」

放送 2022年2月21日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、世界各地の山に登ってきた、写真家の船尾修さん。山への祈りをテーマに、撮影をしている。今回は、英彦山を目指す1泊2日の山旅。福岡県側の登山口を出発し、まずは釈迦ケ岳へ。そこから尾根沿いに、激しいアップダウンを繰り返し、岳滅鬼山(がくめきさん)へ。そして2日目、「法華窟」「玉屋窟」など、かつての修業の場をたどりながら、いよいよ英彦山へ。最高峰の南岳(1199m)・中岳・北岳と進んでいく。

「大山〜白波望む秋の峰〜」

放送 2022年1月31日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、写真家の柄木孝志さん、大山のさまざまな表情をとらえてきた。今回は、2泊3日の山旅。初日は、大山山系の一つ・烏ヶ山へ。ブナの森や竹やぶを抜け、たどりついた頂から、岩壁と紅葉の対比が鮮やかな大山を望む。2日目、いよいよ大山へ。途中で立ち寄った「金門」と呼ばれる岩壁では、夏至に「神の陽」が見られるという。特別天然記念物ダイセンキャラボクが広がる道を行き、頂上へ。眼下には、夕日を浴びた日本海が。

「くじゅう連山〜山の魅力が満載〜」

放送 2022年1月17日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内は、登山ガイドの西嶋功さん。山口県出身だが、くじゅう連山にみせられ、脱サラして移住した。初日、まずは朝日を浴びて輝く湿原を進む。その後は、次々と火山ならではの光景…。目指す三俣山には、紅葉が広がる。泊まるのは、山の懐にある温泉の一軒宿、何と寺でもある!翌日、噴火口にできた御池を経由して、九州本土の最高峰・中岳(1791m)へ。さらに、主峰の久住山(1786m)に進み、絶景を堪能する。

「北海道 斜里岳〜きらめく水の山〜」

放送 2022年1月10日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

北海道・知床半島の付け根にある「斜里岳」(1547m)。今回は、沢や滝など、水の流れに沿って登る。鮮やかな紅葉に包まれながら、きらめく水の風景を満喫する。

裾野を広げた端正な姿から「オホーツク富士」とも呼ばれる斜里岳。案内は、登山ガイドの伊藤典子さん。神奈川県の出身だが、学生時代に訪れた知床に魅せられ移住した。今回は、日帰り。まずは、紅葉に彩られた森を抜け、沢沿いに登っていく。その後、次々と現れる滝のすぐ脇を越えていく。そして、水の流れが生まれる場所へと。尾根に出た後は、切れ落ちた断崖のそばを通り抜け、頂上への最後の岩場へ。

「剱岳〜“針山地獄”に挑む!〜」

放送 2021年12月20日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

秋の剱岳に挑む2泊3日の山旅。案内は、国際的に高い評価をえているクライマーの馬目弘仁さん。1日目、真っ盛りの紅葉を楽しみながら、剣沢へ。2日目、登り降りを何度も繰り返しながら、剱岳の頂を目指す。最初のピーク・一服劔(2618m)、続いてのピーク・前劔(2813m)。岩場の登り降り、細い鉄の橋、鎖場などが待ち受ける。そして、最大の難所「カニのタテバイ」、ほぼ垂直の岩壁をよじ登っていく。

「蔵王連峰 熊野岳〜よみがえった信仰の道〜」

放送 2021年12月13日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

昔から人々が登り続けてきた“信仰の道”。しかし、自動車道の整備などで、いつしか“忘れられた道”に。その「蔵王古道宝沢口」が、地元の人たちの、2年がかりの努力でよみがえった。案内してくれるのは、道の復活にも尽力した、山岳ガイドの石沢孝浩さん。「一合目・行別れ地蔵」「四合目・不動滝」「八合目・地蔵尊」など、進むごとに“信仰の痕跡”と“奥深い自然”に触れることができる。信仰の真髄を噛みしめつつの山旅。

「岩手山〜紅葉と岩の尾根をゆく〜」

放送 2021年11月29日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

秋の絶景を満喫する1泊2日の山旅。ガイドは、地元で生まれ育った畠山聖徳さん。今回行くのは、東側のメインルートではなく、西側の裏岩手縦走路。戦後、登山やスキーを楽しむ若者たちが切り開いたものだ。途中には、紅葉の名所「三ツ石山」が。そこからの眺めは、まさに絶景!2日目は、活火山としての荒々しい一面に出会う。硫黄を噴出する「大地獄谷」、溶岩でできた岩場「鬼ケ城」。そして、山頂には、一面の雲海が広がる。

「立山〜氷河が磨いた頂へ〜」

放送 2021年11月22日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

1泊2日の山旅。案内は、国内外の岩山を登ってきた、山岳ガイドの多賀谷治さん。初日は、高度順応のため、登山口から1時間余りのキャンプ地でテント泊、紅葉を楽しむ。2日目、りょう線を進み、「内蔵助氷河」へ。ここから、通常のルートを離れ、「御前沢氷河」へと向かう難コースへ。どこをどう進むか探りながら、難所の数々に挑む。鎖場もない岩壁を、自力で張ったロープを頼りに降りる場面も。たどり着いた頂には、絶景が待つ

「女峰山〜秋色の奥日光へ〜」

放送 2021年11月8日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内人は、地元のホテルで働きながら、ガイドをしている安倍輝行さん。登山口を出発すると、いきなり、1445段の“天空回廊”が!その後、岩場を登っていくと、一寸法師と関係があるともいう神社へ。ここからは稜線、だがアップダウンは激しい。というのも、元々、巨大な山だったものが崩落し、その名残りが、現在の稜線となっているからだ。変化に富むコースを、10時間かけ日帰りで往復、深まりゆく奥日光の秋を堪能する。

「白馬岳〜“不帰ノ嶮(かえらずのけん)”を越えて〜」

放送 2021年10月25日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

富山県と長野県にまたがる白馬岳に、3泊4日で登る。。ガイドは、幼い頃から白馬岳に親しんできた佐藤玲奈さん。女性ガイドとしては珍しく、険しい岩場をも案内する。初日は、種類が豊富で、国の特別天然記念物にも指定されている白馬連山高山植物帯を堪能。2日目、急峻な岩場が続く最大の難所「不帰ノ嶮」に挑む。3日目、鑓ケ岳・杓子岳・白馬岳と続く白馬三山を縦走しながら、日本三大雪渓の一つ「白馬大雪渓」を垣間見る。

「南アルプス 悪沢岳〜花咲く岩の峰〜」

放送 2021年10月18日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

悪沢岳を目指す3泊4日の山旅。まずは樹林帯を進む、樹液が良い香りを放つ。歩くこと6時間、初日の最後に「ぼっか返し」と呼ばれる厳しい急登が待つ。2日目、悪沢岳を一望できる、秘密の絶景ポイントへ。その後は、富士山を望みながらりょう線を進んでいく。3日目、南アルプス最大級のお花畑へ。しかし、鹿の害が深刻で、花畑を守るため防鹿柵も。そして、悪沢岳という名を実感するような険しい岩場が。頂上には、大パノラマ!

「八幡平〜黄金色の大湿原へ〜」

放送 2021年10月11日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

八幡平は、家族連れでも楽しめる気軽な山。今回は、2日間かけ、秋の八幡平の魅力を満喫する。ガイドは、地元・秋田県出身の齋籐直昭さん。まずは、麓のブナ林、白い木が立ち並ぶ。登るにつれ、紅く色づいた木々が目立ち始める。そして山頂部、幾つもの巨大な沼と湿原、針葉樹の森が、見事な景観を生み出している。特に秋は、湿原が黄金色に染まる。翌朝、ご来光に照らされた神秘的な光景を目にした後、1613mの山頂へ。

「北岳・間ノ岳〜天上の散歩道〜」

放送 2021年10月4日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

案内人は、テント泊の経験1500回以上という山岳ライター・高橋庄太郎さん。“天上の散歩道”を、テント泊をしながら、2泊3日で堪能する。まず目指すのは、日本第2位の「北岳」。草地から岩場へ、登山道はダイナミックに変化する。北岳を後にし、“天上の散歩道”へ。途中のピーク・中白根山からは、日本の1位から5位の山が全て見渡せる。そして、絶景を眺めながら、日本第3位の「間ノ岳(3190m)」へ。

「燕岳・大天井岳〜天空の“パノラマ銀座”〜」

放送 2021年9月27日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

雄大な眺望が広がる「パノラマ銀座」。今回は、そのうちの燕岳(つばくろだけ)と大天井岳(おてんしょうだけ)を目指す。美しく優雅な姿から「北アルプスの女王」と呼ばれる燕岳。そこに向かう途中には、天空のお花畑が広がり、鮮やかな花々が咲き誇る。「高山植物の女王」コマクサも満開だ。燕岳からは、まさに「パノラマ銀座」の絶景。3000m級の山々を望みながら縦走する。その先に、コース中の最高地点、大天井岳が。

「ニセコ連峰 目国内岳~“秘境”の大自然~」

放送 2021年9月20日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

1000m級の山々が連なる、北海道・ニセコ連峰。目国内岳は、その一角にある。コースは日帰り。森には豪雪に耐えて生き抜く“ダケカンバ”や“根曲がりダケ”が。その後、一面の笹原を進んでいく。そして目国内岳の頂へ。巨大な岩が積み重なる、変わった山頂だ。さらに進むと“秘境中の秘境”と呼ばれるパンケメクンナイ湿原。多種多様な花が咲き誇り、生き物たちも。そしてたどり着く岩内岳には、大パノラマが広がる。

「八海山〜神の領域をゆく〜」

放送 2021年9月13日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

米どころ・新潟にそびえる「八海山」。独立峰ではなく、いくつもの峰が連なる。今回は、難関の「八ツ峰」に挑む。案内は、Uターンし米作りに取り組む木村和也さん。極寒の冬を終えた八海山。まずは、躍動する生き物たち、咲き誇る花々が出迎える。だが様相が一変。待ち受けるのは、急峻な岩場。ここから先は、上級者でなければ難しい難所の連続だ。冬、豪雪に閉ざされる八海山、この時期にしか見られない魅力を堪能する。

「大雪山~神々の遊ぶ庭~」

放送 2021年9月6日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

“神々が天上から遊びに降りてくる山”として、アイヌの人々があがめてきた大雪山。案内は、幼い頃から大雪山に足を運んできた、国際山岳ガイドの宮下岳夫さん。「黒岳」「北海岳」と進み、山が吹き飛んで生まれた巨大なカルデラ「御鉢平」に向き合う。そして「白雲岳」から、この時期にしか見られない「ゼブラ雪渓」を堪能。さらに、“日本一のお花畑”を味わいながら、北海道の最高峰である「旭岳」(2291m)へと向かう。

「金北山〜佐渡島 巨樹と花々の山〜」

放送 2021年8月30日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

出発地は、ふもとにある寺。案内は、この寺の副住職で、ガイドもしている近藤慶太さん。緩やかな山道を進むと、清水が湧いている。周辺には、水辺の生き物たち、佐渡島の固有種サドオオサンショウウオも。その後、ブナ林へ。近藤さんお気に入りというブナの木に込める思いとは…。山頂が近づくと、「ヒヨコグサ」「幽霊たけ」といったかわいらしい花々が。そして夕方、金北山は「トキ色」と呼ばれる夕焼けに染まる。

「苗場山〜初夏!輝く天空の大湿原〜」

放送 2021年8月23日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

広大な山頂部への道のり。まずは、沢沿いに進み、涼しげな滝にも出会う。その後、静かな森へ。根が浮かび上がった巨木や、かれんな花々を堪能する。案内は、父親が山頂で山小屋を営んでいた髙波太一さん。3歳から登り続ける苗場山は、体の一部と言う。たどり着いた広大な山頂部には、この時期、雪解け水がたまった池が無数に表れる。その池をよく見ると、「苗場山」の名の由来が明らかに!1泊し、翌朝は、ご来光を拝する。

「赤城山〜天空の遊び場〜」

放送 2021年8月9日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

国定忠治の「赤城の山も今宵(こよい)限りか」で知られる「赤城山」。「赤城山」というのは、連なるいくつもの火山の総称で、最高峰は、黒檜山。案内は、登山ユーチューバー“かほ”さん。自撮りをしながら、赤城山の峰々と、2つのカルデラ湖を巡る。峰ごとに趣が異なる山道。湖畔で、新緑の中に咲き誇る、色とりどりのツツジ。山は、かほさんが「幕の内弁当」に例える多彩な魅力に溢れている。自撮りのポイントも教えてもらう。

「八ヶ岳〜花が彩る岩の峰〜」

放送 2021年7月19日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

裾野に避暑地として知られる高原が広がる八ヶ岳連峰。太古から噴火を繰り返してきた火山が連なっている。中でも、南八ヶ岳は、険しい岩場が続く、人気のコース。案内は、フレンチの料理人から登山ガイドに転じたという村上周平さん。岩場の上り下りを繰り返しながら、岩場に咲く、貴重な花々を満喫。また、元料理人の腕を生かした、簡単で豪華なキャンプ飯も教えてもらう。そして、最高峰・赤岳の山頂から、類まれな絶景を望む。

「カスタマイズ登山で初夏を満喫!」

放送 2021年7月10日(土)午後7時30分〜[BSプレミアム]

自分の好みにカスタマイズした登山を提案!お気に入りを加えることで、いつもの登山がグッと魅力的に!新緑の霧ヶ峰では、漫画家の鈴木ともこにアドバイスをもらって、萩原編集長と山好きアナ杉浦みずきが爽快な山行をマンガで描きます。鳥海山では、写真家の西田省三がこだわりの動画撮影!雪解けの自然を迫力の映像で捉えます。水の豊かな丹沢山では、釣り好きアナ上野愛奈が山岳ガイドの水野隆信の案内で“沢”をトコトン堪能!

「祖母山〜命育む 曙(あけぼの)の峰〜」

放送 2021年6月7日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

九州の東に連なる祖母傾山系、その最高峰の祖母山は天然の森と清流の渓谷、鋭い岩峰などアルペン的な風貌を見せる!1日目、大分側の尾平登山口から新緑がまぶしい奥岳川に沿って進み、ツガやモミの針葉樹の森を登り稜線へ!アケボノツツジのピンクのトンネルを潜り抜け、険しい岩尾根をたどり、九合目の山小屋に宿泊。2日目、夜明け前に出発、山頂で朝日に照らされた九州の名峰を望む!案内は自然観察指導員の工藤克史さん。

「王岳・鬼ヶ岳〜緑輝く富士絶景の峰〜」

放送 2021年5月31日(月)午後7時30分〜[BSプレミアム]

4月下旬、富士五湖の一つ精進湖畔を出発!新緑の森を歩き、繁殖期を迎えたオオルリに癒され険しい尾根を登る。王岳山頂で、長い裾野を広げる端整な富士を堪能。一旦、下山し西湖のキャンプ場に宿泊。翌朝、再び王岳へ、ここから鬼ヶ岳へ縦走!険しいが開けた岩尾根を進み、変化する富士の眺めを楽しみながら峰々を越えていく。鬼ヶ岳の山頂からは南アルプス、八ヶ岳、圧巻の富士山の大パノラマ!案内は、山の作家・大内征さん。

「湯湾岳~ワクワク!奄美大島の大自然~」

奄美大島の大自然を楽しむ山旅!まずシーカヤックでアマミブルーに輝くサンゴの海を体感!登山口から、固有種の美しいカエルや瑠璃色のカケスがすむ照葉樹林を進む。七合目から特別保護区へ、ほとんど手つかずの森で様々な固有の植物を見つけながら登る。奄美大島を創った神様を祭る九合目から上は、湯湾岳にしかない植物も自生する貴重な森だ。下山時には、青い大海原と緑の森の大展望も!案内はネイチャーガイドの松枝孝一さん。

「磐梯山~白銀をまとう宝の山~」

会津磐梯山を巡る1泊2日の山旅!1日目はスノーシューを履いて裏磐梯高原を巡る!明治21年の噴火で荒廃した自然を、再生させ美しい森を蘇らせた人物のエピソードも!2日目、氷結した銅沼の雪原を歩き、黄色の氷瀑に立ち寄り、噴火でできた火口の壁や淵を登り山頂をめざす!急登をトラバースしながら登る際のアイゼンやストックの使い方も伝授。案内するのは、林業を営む傍ら、その経験を活かしガイドする長谷川和之さん。

「高尾山~誰もが知る山を誰よりも楽しむ~」

春!高尾山訪れてみたい方は必見!1日目:高尾山口を出発!明るい森を登り、南高尾山稜の草戸山へ、この頂から7つのピークを踏んで高尾山をめざす!登山道の整備に当たるボランティアの方々との出会いも!丹沢、富士山の大展望も魅力!2日目:中腹の金比羅台から御来光を拝み、表参道を巡り薬王院に参拝!奥高尾縦走路を歩き陣馬山へ!氷の花を咲かせる珍しい植物も!高尾山に自生する福寿草も見られる野草の植物園も紹介!

「大岳山・御岳山~芽吹き始める命~」

関東有数の霊峰「御岳山」(929m)を巡る早春の山旅!案内するのは「みたけ山トレイルラン」のレースで活躍するタレントの福島和可菜さん。奥多摩駅を出発!絶好の登山日和にノコギリ尾根を登り「大岳山」(1266m)へ、丹沢や富士山の大展望を楽しむ!人気の岩の渓谷ロックガーデンの清流に棲む山女魚や蛙を観察し御岳山の山頂へ!宿坊に泊まり翌朝、日の出山から東京を照らすご来光を望む!トレランの聖地の魅力も紹介!

「乾徳山~冬へ 美しき静寂の山~」

奥秩父の南西部にそびえる乾徳山、甲府盆地を見下ろすようにそびえる!1日目、徳和渓谷近くの登山口を出発、武田信玄が再興した寺院に参拝!道満尾根を登り落葉した広葉樹の森を行く。大平高原に立ち寄り、山腹の避難小屋へ、夜はナイトハイクを楽しむ!翌朝、極彩色の彩雲を眺め、草紅葉の扇平を巡り、奇岩が連続する岩場を越え山頂をめざす。案内は登山ガイドの中島和也さん。山梨の特産の果物を活かした陶器づくりも紹介!

「雨飾山~天高く空を楽しむ~」

雨乞いのため祭壇を飾り祈願したのが山名の由来とされる雨飾山を巡る日帰りの山旅!長野県の雨飾高原キャンプ場から出発、黄金色に染まるブナの森を抜け、荒菅沢へ。巨大な岩壁・布団菱と紅葉のコントラストが美しい!尾根沿いの急登で眼下に紅葉を楽しみ、双耳峰の頂を極める!案内は山岳気象予報士の猪熊隆之さん。ヒマラヤをめざす登山隊に天候を予測する仕事をしている猪熊さんに、空に浮かぶ雲を分析する観天望気を学ぶ。

「那須岳~噴煙たなびく深秋の山~」

栃木と福島の県境にそびえる那須連峰、噴火を繰り返してきた火山群だ。その主峰が那須岳、溶岩でできた山頂部が茶をひく臼に似ることから茶臼岳とも呼ばれる。沼ッ原を出発!木道を歩き草紅葉の湿原へ、錦に色づく樹林帯で動物が残すフィールドサインを探しながら歩く。紅葉の名所・姥ヶ平を楽しみ、噴煙を上げる無間地獄を巡り溶岩ドームの山頂をめざす!案内は各地で自然公園の運営に携わってきたネイチャーガイドの菅原遊さん。

「湯布院 由布岳~氷の花咲く 白銀の峰~」

年間400万人以上の観光客が訪れる大分県の湯布院、その東にそびえる由布岳は2つのピークをもつ双耳峰!1日目、湯布院の街から歩きだし登山口へ、杉林を抜け大草原を巡る。樹氷が美しい急登から最高点の西峰を極める。お鉢の縁の険しい岩場の登山道を進み、大展望が広がる東峰をめざす。2日目は、夜明け前から隣にそびえる鶴見岳に登り、ご来光に染まる由布岳を望む。案内は地元で登山イベントなどの活動を行う嘉手川良さん。

「奥秩父 笠取山~冬へ 多摩川源流の山~」

山梨と埼玉の県境にそびえる笠取山、山の役人が笠を取り挨拶を交わしたことが山名の由来ともいわれる! 山梨側の作場平登山口からカラマツやヒノキの森を沢沿いに進み、多摩川源流の水干を経て、笠取山の頂をめざす。乱伐などによって森が消え荒れ果てた山々が東京都水道局によって再生された苦難の歴史も紹介! 淡い空気感が作風の写真家・野川かさねさん、山小屋に流れる素敵な雰囲気を撮影するポイントも伝授してもらう。

「大峰山~大自然に抱かれた修験の道~」

飛鳥時代に修験道の開祖・役小角が開いた大峰山を巡る1泊2日の山旅!奈良県吉野町から車で山深い和佐又山登山口へ、修行の場である巨大な洞窟を経て、険しい岩場を登り大普賢岳へ!ここから紅葉が美しい世界遺産の大峯奥駆道をたどる。役小角も引き返らせた行者還岳の麓の山小屋で宿泊し、翌朝、爽やかな秋晴れの中、弥山を経て、八経ヶ岳をめざす。ガイドは大峰山で修行に励む上野勝美さん、奥駆道の見所を巧みな話術で解説!

「雲取山~錦に輝く潤いの森~」

奥秩父の東端にそびえる雲取山を巡る1泊2日の山旅!埼玉の三峯神社を出発、ヒノキの美林を登り、カエデの紅葉が鮮やかな森へ!両神山や甲武信ヶ岳など眺めながら、尾根沿いに登り、山頂直下の山小屋に宿泊。大都会のきらめく夜景を楽しむ。翌朝、夜明け前に出発、東京で一番高い山からご来迎を拝む。秩父の森が育んだオオカミ信仰の起源や、ボトルのさまざまな活用法も紹介!案内は山岳雑誌やガイドブックで活躍する大内征さん。

「中央アルプス 空木岳~紅葉の尾根をたどり白き岩峰へ~」

空木岳を巡る2泊3日の山旅!登山拠点の菅の台からバスで檜尾橋へ、紅葉が織りなすモザイクが美しい檜尾尾根を登り、避難小屋に宿泊、抜群の眺望と夜景を堪能!2日目、檜尾岳から、色鮮やかな紅葉に覆われた中央アルプスの主稜線を縦走し、日本アルプスの大展望が広がる空木岳をめざす。大正時代に開催された“トレランの先駆け”とも呼ばれる大会を復活させた試みも紹介。案内は、生態学を学び、狩猟も行うガイド・若林翔さん。

「焼石岳~みちのく 波打つ紅葉の山へ~」

秋の焼石岳を巡る1泊2日の山旅!色づく広葉樹の森では、種に羽根をつけて子孫を増やす「翼果」を観察!冷たい川を渡り、濡れた岩場をよじ登って、キノコの森へ!燃えるようなカエデなどの紅葉を楽しみ、避難小屋に宿泊!芋煮を一人鍋で楽しむ。翌朝、錦の草紅葉が広がる台地状の尾根をたどり、焼石岳の山頂を極める!ガイドは大手企業のエンジニアから転職した五十嵐潤さん、スマホの地図アプリの便利な使い方や注意点も伝授!

「常念岳~麗しきフォトジェニックな山~」

秋の常念岳をめざす2泊3日の山旅!長野県の三股登山口を出発、140もの急な階段を登り紅葉の森を抜け蝶ヶ岳へ、眼前に広がる穂高連峰のパノラマを満喫!2日目、紅葉とハイマツの緑のコントラストに彩られた稜線を縦走!白い虹と出会い、常念岳を極める。3日目、ご来光と北アルプスの大展望に感動!案内は山岳カメラマンの渡辺幸雄さん、映える空と山の写真の撮り方も伝授。山岳写真を芸術に高めた田淵行男のエピソードも!

「荒船山~秋 色づく空中庭園へ~」

荒船山を巡る2日間の山旅!1日目、北側の内山峠登山口を出発、船尾にあたる艫(とも)岩の大岩壁を眺めながら、艫岩の東の端へ、妙義山や榛名山など群馬の名峰を望む。2日目、南側の荒船不動登山口から錦のカエデの森を登り山頂を極め、さらに、頂上台地に広がる紅葉の森を巡り、再び艫岩へ、日本アルプスの大展望を楽しむ。案内はクライミングが得意な山岳ガイドの佐藤勇介さん。こうした独特の山容が形成される過程も紹介!

「出羽三山~錦に染まる 生まれ変わりの山~」

6世紀に開山されて以来、人々の信仰を集め巡礼の霊峰として崇められてきた出羽三山を巡る山旅! まず国宝の五重塔を眺め、杉の巨木が立ち並ぶ参道を歩き、山頂の出羽三山神社に参拝し、死の世界へ! 次に、月山八合目から弥陀ヶ原の湿原を巡り、神社が建つ月山の山頂に参り、母の中へ! 翌日、麓の湯殿山神社で生まれ変わり、はしごがかかる急登を越え、紅葉に染まる月山を望む絶景ポイントへ! 松尾芭蕉のエピソードも紹介!

「奥羽山脈 和賀岳~巨木の森 天空の花咲く秘境へ~」

奥羽山脈の最深部にそびえる和賀岳をめざす山旅!樹齢数百年・幹回り3m以上の巨木が立ち並ぶ森を歩き、湧き水が流れる清流を渡り、薬師岳へ!ヤブを漕いで、色とりどりの花咲くお花畑へ、爽快な縦走を楽しみ山頂を極める!ニッコウキスゲが満開の頂から田沢湖などの大展望を満喫!和賀山塊が巨木の森として知られるきっかけとなった活動や、多くの用途があるレスキューシートを紹介!ガイドは地元で生まれ育った藤村岳毅さん。

「北アルプス 五竜岳~天上の縦走路を行く~」

後立山連峰の五竜岳、深田久弥が「岩のコブだらけの筋骨隆々」と著した巨大な岩塊が集まったような山容!ゴンドラとリフトを乗り継いで八方尾根の登山口へ、エーデルワイスの仲間の花などを楽しみ登っていく。お花畑を眺めながら、稜線の山小屋で宿泊。翌朝、ご来光を拝み、縦走開始!難所の牛首の岩場を越えて、五竜岳の山頂をめざす。日本最高所にある高山植物園も紹介!岩場の下り方のテクニックも伝授!ガイドは荒川智さん。

「火打山~きらめく夏 花の楽園へ~」

新潟と長野に連なる妙高連峰、その最高峰の火打山で夏の花々を満喫!登山口の笹ヶ峰から“森の女王”と呼ばれるブナの森を歩き、沢を渡り、十二曲りの急登へ、険しい岩場を越えていく。感染症対策に取り組んでいる山小屋に宿泊。翌朝、花々が満開のロックガーデンや、白いワタスゲが揺れる湿原・天狗の庭を巡り、ハイマツ帯の雷鳥平を越えて、山頂を極める。案内は、高山植物に詳しい吉田美栄さん、花の名前の由来を教えてもらう。

「丹沢山~夏を満喫!都心に近い大自然~」

神奈川県北西部に連なる巨大な山塊・丹沢山地、渓谷が深く沢が多いため“沢登りの聖地”と呼ばれる。1日目は、表尾根の三ノ塔を源とする葛葉川本谷で沢登りに挑戦!小さな滝が連続する清流を遡っていくのは、まさに爽快!2日目から尾根歩き、ヤビツ峠から二ノ塔へ、大展望を楽しみながら表尾根を縦走し、塔ノ岳の小屋で宿泊、都会の夜景を満喫!3日目、笹原が美しい竜ヶ馬場の尾根を歩き丹沢山を極める。案内は浜島一郎さん。

「トムラウシ山~花と岩の殿堂~」

大雪山系の南にそびえるトムラウシ山、“大雪山の奥座敷”と呼ばれる奥深い山!短縮コース登山口からトドマツなどの森を進み、雪の残る沢を登り、ナキウサギの生息地へ、お花畑の広がるトムラウシ公園からは百花繚乱の高山植物を愛でながら歩く。白い雪渓と紺碧の水面のコントラストが美しい北沼を巡り山頂を極める。案内は山岳ガイドの大橋政樹さん、大量遭難を教訓に、天候判断の大切さや、低体温症にならないウェア技術を学ぶ。

「立山~夏空に命かがやく~」

夏の立山を楽しむ2日間の山旅!1日目、ニッコウキスゲが満開の弥陀ヶ原の湿原から、一の谷で沢登りに挑戦!高さ90mの滝を見下ろす絶景も!案内は、1300年前に立山を開山した佐伯有頼の子孫の佐伯岩雄さん、阿弥陀如来が化身した熊に導かれた開山の伝説も紹介!2日目、室堂山から火山が形作った立山カルデラの大パノラマを一望!ライチョウの親子や、開山に縁の深いツキノワグマと出会い霊峰立山の主峰・雄山を極める。

「北海道 利尻山~海にそびえる野鳥と花の楽園~」

花の名峰として知られる利尻山、渡り鳥の中継地ともなっているため、確認された野鳥は300種にも及ぶ。1日目はカヤックでこぎ出し海鳥の楽園を訪ね、海上から優美に裾野を広げる利尻富士を望む。2日目、日本最大のキツツキ・クマゲラなどがすむ森を巡り、急登を越え、色とりどりの高山植物などを眺めながら、大展望の山頂をめざす。ガイドは渡辺敏哉さん、バックカントリースキーが得意で冬の利尻山をドローンで撮影している。

「谷川岳~夏 花の岩尾根を行く~」

群馬と新潟にまたがる谷川岳、ネコの耳のような2つのピークをもつ双耳峰だ。群馬側の土合からロープウエーで天神平へ、満開のニッコウキスゲを楽しみながら眺望のよい天神峠をめざす。ブナの森を進み、天神尾根にたどり着く。急傾斜の蛇紋岩の岩尾根を登り、トマの耳(1963m)へ。エーデルワイスの仲間が咲く天空のお花畑を楽しみながら最高峰・オキの耳をめざす。標高差1000mの一の倉沢、氷河が削った大岩壁も大迫力!

「谷川連峰 平標山~雪が育むお花畑~」

花の百名山として人気の高い平標山を巡る日帰りの山旅! 越後湯沢駅に近い登山口から、ダケカンバなど広葉樹が茂る標高差600mの森を一気に登って松手山(1614m)へ、偽高山帯と呼ばれる展望の良い稜線を進み、平標山の山頂へ! 山頂直下から一面ハクサンイチゲの白い花のじゅうたんが広がる。案内するのは、大学で造園を学びガーデナーとしても活躍する飯田千香子さん、山の雰囲気を醸し出す庭造りへの取り組みも紹介!

「屋久島 太忠岳~千年杉の森と人の営み~」

屋久島の魅力が凝縮された太忠岳(1497m)、山頂に天柱石と呼ばれる巨大な花崗岩を頂く不思議な山!透明度の高い清流を渡り、野生動物の気配を感じながらトレッキング!屋久島の林業の歴史も教わりながら、巨木が立ち並ぶ神秘的な森をめぐる。翌日、材木を運んだトロッコ道から、林業のために作られた村の跡に立ち寄り、再生した美しい杉林をめぐり、大展望の太鼓岩へ!江戸時代に切られた切り株を利用した高級家具も紹介!

「西表島 古見岳~亜熱帯 生命の頂~」

西表島の古見岳を海洋冒険家として知られる八幡暁さんの案内で巡る山旅!カヤックで八重山ブルーの海へ漕ぎ出し、マングローブが茂るユツン川の河口へ!神秘的な鍾乳洞に立ち寄った後、さまざまな生き物がすむ亜熱帯のジャングルの中を川を遡っていく。落差30m!ユツンの三段の滝を巻いて登ると、テーブルサンゴの海の向こうに八重山の島々が望める!マングローブを使った草木染めも紹介!豊かな水が育む西表の自然を満喫する。

「西穂高岳独標~雪と氷の頂へ~」

西穂高岳(2909m)に続く険しい稜線にそびえる西穂独標、独立標高点の略で地図を見るための目安となる山だ。岐阜の新穂高温泉からロープウェイで2156mの展望台へ!雪の森を抜け、夕日の美しい山小屋に宿泊。翌朝、北アルプスの展望が広がる稜線をたどり、白銀の岩の峰・西穂独標をめざす。案内は西穂で山小屋を営む粟澤徹さん、気象予報士の資格も取り、登山者に山の天気の厳しさを伝える。人けのない雪の上高地も紹介。 ※配信は2021年4月27日まで

「北八ヶ岳 天狗岳~雪山を楽しみつくそう!」

南北30kmに連なる八ヶ岳連峰、その真ん中にそびえる天狗岳は、東西2つのピークをもつ双耳峰!ベテラン女性ガイド高木律子さんの案内で長野側のみどり池入り口から出発!カラマツ林に広がるコケの森を歩き、まだ凍るみどり池へ、急登の中山峠を越え泊まる山小屋へ。夜は月光に照らされナイトハイクを楽しむ。翌朝は快晴、樹氷のトンネルを抜け、天狗岳へ、山頂からは本州を南北に貫く日本アルプスの全貌など大絶景が広がる!

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