真田丸第41回「入城」のあらすじ・見どころ
前回の放送で、真田幸村の討って出るという秘策を茶々によってつぶされたことから、真田幸村はやむなく籠城策で勝つための次なる秘策を考えます。そして、大坂城は南側が弱いと見て、その南側に出城を築く策を考えます。そして、ようやく五人衆の布陣が決まります。
しかし、大蔵卿局や織田有楽斎は「浪人衆はお金が目的で集まってきた者どもで信用できない。出城も真田が裏切ったらどうするのか！」と横やりを入れ、せっかく決まった布陣は見直され、出城も却下されてしまいます。
そんな状況を見かねて、大野治長は「腹を決めた。出城は私が許可する。」と言い放ち、幸村は出城を築き始めます。しかし、織田有楽斎がそれを見つけ、またも築城を阻止します。
後藤又兵衛、毛利勝永らは激怒し、「もう城を出ていく。お前も一緒に来ないか。」と幸村を誘いますが、幸村は「豊臣を見捨てるわけにはいかない。」と答えます。その場面を見ていた豊臣秀頼は、幸村らを信じて戦うことを決意し、出城を築くことを許します。
秀頼は、茶々に「この城の主は私です。浪人らを信じなければこの戦には勝つことができない。」と言い放ちます。秀頼がようやく母・茶々に逆らって自分の意志を通すこの場面が、今回の最大の見どころです。秀頼の言葉を聞いた茶々が、微かにほほ笑むところがとても印象的です。頼もしい武将に成長したという喜びの表現でしょうか。
一方、徳川家康のもとに大坂方の布陣の情報が伝わります。城の南側を指さして「これは何だ？」と聞く家康に、「これは出城です。」と家臣が答えると、「こんな所に余計な出城を築くとは・・・。で、誰が守るのか？」と聞くと、「真田左衛門佐です。」と家臣は答えます。「また真田か！」と家康は苦虫を噛み潰したような表情を見せます。
最後のシーンは、幸村らが完成した出城の上に立っている場面です。幸村が「ようやく城持ちになった。」と言うと、高梨は「で、城の名は何としますか？」と聞きます。幸村は、「決まっているだろう。真田丸よ！」と言い放ちます。
そこで、ようやくタイトルバック！そして、いつものオープニングの映像とテーマ曲が流れます。
タイトルバックをエンディングに持ってきて、幸村の「真田丸よ！」のセリフに合わせてくるところが、とてもにくい演出です。
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